ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
2010年度の論文資料集10号。詳細はこちらより
 
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トップ  >  ポルノ・買春問題研究会設立5周年記念シンポジウムを開催
11月28日に文京区区民センターにて、ポルノ・買春問題研究会(APP)設立5周年記念シンポジウム「ポルノと売買春の現在(いま)」を開催しました。30人を大きく越える方が参加してくれ、小さな会場がいっぱいになり、こちらが用意した資料も足りなくぐらいでした。
 まず中里見博さんが、バクシーシ山下の暴力AV分析から始まる、これまでのAPP5年間の活動を報告。92年のAV人権ネットワークなどの「前史」も含めた年表も、まだ不十分という説明があったものの作成され、貴重な資料でした。
 藤野豊さんからは、三重県渡鹿野島の売買春の実態とそれを告発することに対して、志摩市の行政当局が渡鹿野島に住む住民の人権を理由に本の廃版を求めるというあからさまな売買春擁護をしていることが報告されました。近世から続く渡鹿野島の売買春史、雑誌新聞にみる渡鹿野島の売買春、行政と著者・出版社との緊迫したやりとりを話されました。
 清末愛砂さんからは、戦時性暴力とポルノグラフィと題して、アブグレイブ刑務所でのアメリカ軍女性兵士によるイラク人男性への性虐待を撮した写真が何を物語るのか、すでに女性への虐待はニュースにならないほど決まり切ったパターンになっているのではないか、という問題提起から始まり、米軍によるイラク女性収容者への暴力、ビルマ国軍による「少数民族」女性への性暴力の問題、そしてポルノは「加害者の文化」であるが、日本軍性奴隷制の「被害者」を題材としたポルノが韓国で作られたり、イスラエルでホロコースト・ポルノが作られていることなどの報告がされました。
 山本有紀乃さんは、映像媒体がビデオからDVDに移行しつつあり、インターネットが爆発的に普及している2000年代初めの今日における暴力ビデオの様相を報告しました。制作者=プロ、消費者(視聴者)=素人、という構図が崩れつつあり、制作者と消費者の垣根が限りなく低くなって、バッキービジュアルプラニングなどの暴力・虐待ポルノの制作者はホームページ上の掲示板(BBS)で視聴者からの企画を求め、暴行実行者を募り、暴行内容を検討して、集団強姦ビデオ/DVDを作成、販売していること、そしてそのBBSを読むことで、制作者や視聴者男性が女性をどう見ているのかが明らかになることを話しました。
 会場でおくばりしたアンケートには10人の方が意見や感想などを書いてくれました。渡鹿野島のことまったく知らなかった、是非出版にこぎつけてほしい、暴力ビデオの深化に暗澹たる思い、会場が狭すぎる、などの意見・感想・質問もたくさんいただきました。
 また当日、『論文・資料集』の最新号(5号)を売りに出しましたが、こちらの方の売上げも非常に好調でした。
被害事実をご存じの方は、情報をお寄せください
ポルノグラフィによる人権侵害は想像よりはるかにたくさん生じていると考えられます。例えば、市販されているポルノ・ビデオからは、制作過程ですでにひどい人権侵害が行なわれていることを見てとることができます。

私たちは、ポルノグラフィによる被害を防止し被害者を支援する制度づくりをめざして、ポルノグラフィによる人権侵害の実態を明らかにする活動に取り組んでいます。被害事実をご存じの方は、どのような情報でもかまいませんので、研究会までお寄せください。
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