ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
2010年度の論文資料集10号。詳細はこちらより
 
メニュー
 
Google検索
 
最新 << 1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   >>  最初

製作被害 : モデルにAV出演断られ、動画買い取り要求した疑い (2017.0

日時: 2017-05-22  表示:14回

朝日新聞デジタル 2017/5/22(月) 20:24配信

 わいせつな動画を買い取るように脅したなどとして、神奈川県警高津署は22日、川崎市宮前区有馬8丁目、自称芸能プロダクション経営の****容疑者(30)を恐喝未遂と強制わいせつ未遂の疑いで逮捕し、発表した。**容疑者は「脅し取ろうとはしていない」と容疑を一部否認しているという。

 署によると、**容疑者は2月19日午後7時50分ごろ、東京都渋谷区のレンタルルームで、飲食店従業員の20代女性に対し、女性のわいせつな動画を数百万円で買い取るよう脅し、断られると、無理やりわいせつな行為をしようと抱きついた疑いがある。自社にモデルとして所属していた女性にアダルトビデオ(AV)に出演するように求めたが断られ、会社を辞めると言われたため、わいせつ動画の買い取りを要求したとされる。

 動画は1月、太田容疑者宅で酒を飲まされ、撮影されたものだという。(佐藤栞)

製作被害 : AV出演強要被害 政府 対策案まとめる (2017.05.19)

日時: 2017-05-19  表示:21回

NHKニュース 2017年5月19日 4時22分

政府は、アダルトビデオへの出演の強要などで女性が性的被害を受けるケースが相次いでいることから、各都道府県の警察に専門官を配置するほか、各自治体による被害防止に向けた条例の制定を支援することなどを盛り込んだ対策案を取りまとめました。

政府は、アダルトビデオに出演させられたり、女子高校生との添い寝などを売り物にする「JKビジネス」で女性が性的被害を受けたりするケースが相次いでいることを受けて対策案を取りまとめました。

それによりますと、各都道府県の警察に、アダルトビデオへの出演強要問題を担当する専門官を配置し取締りの強化を図るほか、各自治体に対して被害防止に向け「JKビジネス」を禁止する条例の制定を支援するなどとしています。

また、「JKビジネス」などによる若年層の被害を把握するため、警察に加えて、NPOなど民間の支援団体とも協力して、営業実態の把握を進めるとしています。さらに、被害を受けた女性に対する相談体制を充実させるため、関係機関で共有できるマニュアルを作成するほか、ほかの自治体でも導入できるモデル事業を実施することなどを盛り込んでいます。

政府は19日の関係府省の局長級による対策会議で、こうした対策を確認することにしています。

製作被害 : AV出演強要の被害防ごう 政府主催で渋谷パレード (2017.0

日時: 2017-04-28  表示:118回

朝日 2017年4月26日19時47分

渋谷の交差点前で話す、くるみんアロマさん=26日午後5時42分、東京都渋谷区、柴田悠貴撮影

写真・図版
写真・図版
写真・図版

Click Here! [PR]

 モデル募集の誘い文句に注意を――。アダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられる被害を防ごうと、内閣府や警察庁などが26日、東京の渋谷センター街で啓発の街頭パレードを繰り広げ、道行く若者らに注意を呼びかけた。

 被害に遭ったくるみんアロマさん(26)や、NPO法人「人身取引被害者サポートセンター ライトハウス」の藤原志帆子代表らが参加。加藤勝信・女性活躍担当相とともに、「街での声かけや高収入のアルバイトへの応募をきっかけに、性的被害に遭うことがあることを知って」と訴えた。

 AVへの出演強要の被害は後を絶たない。モデルのスカウトなどを装った勧誘を受け、内容を確認せずに契約書にサインし、性行為の撮影などを迫られる事例がめだつ。撮影を拒んで高額な違約金を請求されたり、親や学校にばらすと脅されたりするケースもある。誰にも相談できずに苦しむことが少なくない。

 特に春は進学や就職で上京したばかりで相談相手のいない若者が多いことから、政府は4月を被害防止月間と位置づけて啓発や取り締まりを強化している。

 渋谷のパレードに先立ち、昭和女子大(東京都世田谷区)では、在学生向けのシンポジウムも開き、「この問題への理解を深めて被害に遭わないようにし、万一契約しても一人で悩まず相談してほしい」と呼びかけた。(平林大輔、荒ちひろ)

製作被害 : AV出演強要、JKビジネス…渋谷で性被害根絶イベント

日時: 2017-04-28  表示:87回

産経 2017.4.26 19:55

 警視庁などは26日、若者でにぎわう東京・渋谷で、アダルトビデオ(AV)の出演強要や女子高生の接客を売りにする「JKビジネス」などによる若い女性の性犯罪被害根絶を呼び掛けるイベントを開いた。

 政府は4月を被害防止月間と位置付けており、警視庁や警察庁、内閣府が主催。渋谷駅のハチ公前広場で加藤勝信女性活躍担当相が「性的被害という暴力の根絶は社会全体で取り組んでいくべき課題だ」と訴えた。

 警視庁の田代芳広生活安全部長は「街頭で『モデルになりませんか』と勧誘された後、AV出演を強要されるなどの実態がある。若者の夢を台無しにする卑劣な犯罪行為で、摘発を強化していく」と述べた。

 イベントには女子大生ら約170人が参加。「なくそう!若年女性の性被害」と書かれた横断幕を掲げ、渋谷センター街をパレードした。

製作被害 : AV出演強要問題、国がシンポ…被害者「心に留めておいて」

日時: 2017-04-28  表示:95回

弁護士ドットコム 2017年04月26日 20時11分

アダルトビデオ(AV)出演強要問題について考えるシンポジウムが4月26日、東京・世田谷の昭和女子大で開かれた。主催は、同大学と内閣府。過去にAV出演強要の被害にあったことを告白したYouTuber?のくるみんアロマさん、被害者支援の活動をしているNPO法人ライトハウス代表の藤原志帆子さんらが登壇した。

AV出演強要の問題をめぐっては、政府が3月末、緊急対策を発表した。進学や就職などで生活環境が大きく変わる4月について、JKビジネスも含めた「被害防止月間」と位置づけ、被害防止を呼びかける街頭キャンペーンや、女子大生を対象としたシンポジウムを開催することを決めた。今回のシンポもその一環で、昭和女子大の授業として実施された。

シンポジウムの前半では、元官僚の坂東眞理子・昭和女子大理事長と加藤勝信・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が、「女性活躍のために大学ができること」をテーマに対談。後半では「若年女性の性暴力被害の根絶を目指して」と題して、くるみんアロマさん、藤原さんらがリレートークをおこなった。

現在、YouTuber?として活動しているくるみんアロマさんは、街中でスカウトから声をかけられたあと、夢を利用されてAV出演にまで至ったという経験の中から、当時心に残った言葉を語りながら、「心のどこかに留めておいてほしい」と女子大生たち約1800人に訴えた。

製作被害 : 「当日次第の展開」の台本で…「断れなかった」元AV女

日時: 2017-04-15  表示:151回

産経  2017.4.15 14:00更新

「台本に書かれていない“本番行為”を要求された。驚いたが、撮影現場の雰囲気などから断れず、応じざるを得なかった」。アダルトビデオ(AV)撮影時のトラブルなどでAV女優を引退した瀧本梨絵さんが産経新聞の取材に応じ、トラブルの内幕を語った。瀧本さんは販売元のAV会社大手「ソフトオンデマンド」(SOD)側に不信感を抱き、動画サイト「Youtube」でSOD側を告発する動画を公開。SOD側が「事実と違う」と反論し、瀧本さん側も「SODの主張は真実でない」と再度の反論文を公開するなどしていた。(社会部 小野田雄一)

監督はAV界で著名な人物

 瀧本さんや所属事務所「ベールアンジュ」の代表の男性によると、元々代表の男性は医師免許を持ち都内で内科クリニックを開業しており、瀧本さんはその従業員だった。しかしクリニックの経営不振や瀧本さんが以前からAV女優に興味を持っていたことなどから、男性はAV業界への参入を計画。平成28年6月、瀧本さんとともにSODのAV女優の募集に応募した。

 SODは女優個人とは契約せず所属事務所と契約する方針だったため、男性は瀧本さんを所属女優とする事務所を立ち上げ、SOD専属女優として「3作品に出演する」という契約を交わした。

 同年8月にデビュー作を撮影。監督は著名なAV監督、溜池ゴロー氏だった。「ED(勃起不全)治療の医療コンシェルジュ」役の瀧本さんが、EDの男性患者を治療するというドキュメンタリー風の内容で、本番行為はせず、ヌードになるだけだった。撮影場所には休業中の男性のクリニックが使用された。

 問題となったのは9月に行われた2作目の撮影。男性によると、今作でも監督を務めた溜池氏から事前に「僕が“絡み”(本番行為)の相手を務める。ただし、ドキュメンタリーとしての迫真性を演出するため、瀧本さんには(本番行為は)黙っておいてほしい」という趣旨の依頼をされていたため、瀧本さんには伝えなかったという。

 瀧本さんは「『今作では(本番行為は)あるかな』とは覚悟はしていた。ただ、事前にはっきり説明されておらず、当日渡された台本にも『ここから先は…当日次第の展開です。』としか書かれていなかった。撮影も時間が押して夜になっていたので、『やっぱりないんだな』と思っていた。そこに突然、溜池監督から『ラストは僕と2人きりで絡みを撮影する』と伝えられた。びっくりしたが、疲労や『ここで断ると、これまでの撮影が無駄になる。スタッフにも迷惑をかけてしまう』と思い、断れなかった」と当時の心境を語った。

Youtubeで告発

 瀧本さんの所属事務所代表の男性は「溜池氏は撮影中、瀧本に辛い過去を語らせ、瀧本は何度も泣いていた。長時間の撮影による疲労や、そうした一種の“洗脳”“マインドコントロール”により、瀧本は精神的に不安定になり、判断力が鈍らされていた」と話す。

 瀧本さんと男性は事務所を立ち上げた当初より宣伝用に投稿していた「医療コンシェルジュの日常」というYoutubeチャンネルにこうした問題の経緯を打ち明ける動画を公開。SOD側から「契約上禁止されているプロモーション(販売促進)に支障をきたす行為だ」として動画の削除を要求されたため、動画を削除した。

 「しかしその後、SODからプロモーション活動に呼ばれなくなるなどの嫌がらせや排除を受けた。また瀧本はSODの担当者に『君には何の取りえもない』などと人格を否定されるような複数の発言をされた」(男性)。現在もこうした経緯からPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、重度の抑鬱状態が続いているという。

 最終的に、瀧本さん側は同年12月に別の監督による3作目の撮影を終え、SODと契約を解除。今年1月、SODと溜池氏を本格的に批判する動画をYoutubeにアップした。

 男性は「私たちのケースは、最近問題となっている(脅迫などで意に沿わず女性がAVに出演させられる)『AV強要問題』とは性質が異なることは分かっている。また、取材に応じると、一部の人から心ない言葉などを掛けられることも覚悟している」と話す。

 ただ、AV撮影現場とされたクリニックはSOD側が外観の映像を無断で使用したため特定され、実際に訪れる人がいるなど被害が出たほか、SOD側は男性が医師であることを公表するなどした。その結果、男性の名前やクリニック名などが特定され、インターネット掲示板に書き込まれるなど個人情報漏洩(ろうえい)が起きたという。

 男性は「これ以上被害が拡大することを恐れ、クリニックは閉院とし、東京の自宅も留守にしている。SOD側は『事実と違う』とする反論文を公表したが、自社に都合のよいストーリーしか書いていない。瀧本のケースも広義のAV強要だと考えており、取材に応じて言い分を話したいと思った」と説明した。

 瀧本さんも「もし本番行為を撮影するなら、台本に書いたり事前に説明したりするなど、女性側にも心の準備が必要なことを分かってほしい。私と同じように台本に書かれていないことを突然するよう命じられ、撮影現場の雰囲気から断れず、意に沿わない行為をさせられた女性も多いはず。こうしたことは二度と起きてほしくない」と話した。

 瀧本さんは既に販売されている出演作品については「自分の仕事を否定したくない」と考え、販売中止などを求める考えはないとしている。

SOD側「嫌がってなかった」

 瀧本さん側の告発動画を受け、SODと溜池氏は1月31日、SODのホームページに反論文を公表した。

 SODは反論文で、撮影は円満に行われ、撮影当日や翌日に瀧本さん側からの不満や問題提起はなかった▽撮影前に瀧本さん本人と男性に「2作目では絡みがある」「相手は溜池氏となる可能性がある」ことを伝え、確認していた▽昨年12月の時点で、瀧本さんは「これからもAV女優として頑張りたい」と社員に話していた−などと説明。

 溜池氏も文書で「撮影時も嫌がっておらず、むしろ楽しそうだった」「過去の話を聞いたのは、彼女を応援したいと思えるファンを増やすためだった。瀧本さんは僕と過去の話をすることで泣く演技ができた。それを洗脳といわれると困る」「今回のように強要でも洗脳でもないケースを強要だ、洗脳だと宣伝することは、かえって勇気をもって問題を告発している被害者の現役や元女優さんの頑張りに水をかけることになりかねない」としている。

 産経新聞は関係者を通じて溜池氏に取材を申し込み、いったんは了承された。しかし後日、関係者から「溜池氏は取材に応じることを弁護士から止められたため、応じられなくなった」と連絡があり、取材は実現しなかった。

 また、この問題を受け、溜池氏の妻で元AV女優の川奈まり子氏が代表を務め、AV出演者の人権保護やセカンドキャリア形成などを支援する団体「アバン」も1月31日、再発防止に向けた川奈氏名義の提言を公表した。

 瀧本さん側とSOD側の主張が食い違っていることを踏まえ、川奈氏は「今回の提言は、告発内容が虚偽であったか否かに関わらない、類似の事態を予防するためにAV制作責任者が取るべき対策だ」と前置き。その上で、提言は(1)契約や作品内容について出演者に説明を尽くし、出演承諾書に自筆で署名をしてもらうなど了承を取る(2)その場面を証拠となるよう録画して可視化する(3)遅くとも撮影前日までに、台本があれば出演者に直接手渡す−などとしている。

「芸能人になれる」などとスカウトされた女性が、アダルトビデオ(AV)への出演を要求され、断ると「違約金を支払え」などと脅迫的な言動を受け、意に沿わないAV出演をしている事例は近年相次いで発覚し、社会問題化している。

 判明した事例としては、AV出演を断った女性がプロダクション側から違約金などとして約2500万円の損害賠償を求められた事例=東京地裁でプロダクション側敗訴=や、本人の意に反して過激な性行為を強いられた事例などがある。

 行政は対応を開始しており、昨年6月、警視庁が公衆道徳に反する違法業務に派遣したとする労働者派遣法違反容疑で、AVプロダクション大手を異例の摘発。また政府も今年3月、AV出演強要問題などに対応を目指し、関係省庁幹部による対策会議の初会合を開催。5月中旬をめどに今後の政府の活動方針を取りまとめるとしている。

 さらに業界側でも4月1日、AVメーカーやプロダクションなどでつくる業界団体などが中心となり、業界健全化の方策を検討する第三者機関「AV業界改革推進有識者委員会」を発足させている。

製作被害 : AV出演強要に政府が緊急対策へ 菅官房長官「重大な人権侵

日時: 2017-03-22  表示:225回

The Huffington Post | 執筆者: 安藤健二 2017年03月21日 19時54分

アダルトビデオ(AV)への出演強要や、女子高生による接客を売りにする「JKビジネス」で性的被害が相次いでいることを受けて、政府は3月21日、首相官邸で関係府省の対策会議を初めて開いた。朝日新聞デジタルなどが報じた。

NHKニュースによると、菅義偉官房長官は会合で、「本人の意に反してアダルトビデオへの出演を強要するのは重大な人権侵害だ」とした上で、「新たな被害者を生まないための必要な広報や啓発、取締りの強化、万一被害にあった方を支援するための相談体制の充実を直ちに行う必要がある」と述べたという。

会議では、若者の生活環境が変わる新年度に適切に対応できるよう、3月内に緊急対策をまとめる方針。5月中旬までに政府としての取り組み方針を取りまとめることを確認した。

■議員会館でAV強要被害者が訴えていた

AVへの出演強要の被害が続出していることを受けて2日には、被害根絶を目指すシンポジウムが参院議員会館で開かれた。超党派の国会議員らの前で、AV出演被害者の「くるみんアロマ」さんは自身の体験を「他にも被害者がいるのは絶対に許せないことなので、国全体でこの問題に向き合って欲しいと思いました」と訴えていた。

製作被害 : 「私は洗脳されていた」AV強要の実態、被害者のくるみんア

日時: 2017-03-03  表示:274回

The Huffington Post | 執筆者: 安藤健二
投稿日: 2017年03月03日 06時51分 JST

アダルトビデオ(AV)への出演強要の被害が続出していることを受けて、被害根絶を目指すシンポジウムが3月2日、東京の参院議員会館で開かれた。

与野党の国会議員らの参加者を前に、被害者を救済するための法整備の必要性を訴える内容。AV出演被害者の「くるみんアロマ」さん(26)は自身の体験を語った上で、「他にも被害者がいるのは絶対に許せないことなので、国全体でこの問題に向き合って欲しいと思いました」と訴えた。

シェア 1
ツイート
コメント 0

印刷

アダルトビデオ(AV)への出演強要の被害が続出していることを受けて、被害根絶を目指すシンポジウムが3月2日、東京の参院議員会館で開かれた。

与野党の国会議員らの参加者を前に、被害者を救済するための法整備の必要性を訴える内容。AV出演被害者の「くるみんアロマ」さん(26)は自身の体験を語った上で、「他にも被害者がいるのは絶対に許せないことなので、国全体でこの問題に向き合って欲しいと思いました」と訴えた。

kurumin
AV出演強要の被害について語る、くるみんアロマさん

■「AV女優は芸能界で一番すごいんだよ」半年間の説得の末に

くるみんさんは2014年から2016年にかけて芸能事務所に所属して、2本のAVへの出演を強要されたという。トークセッションで、NGO団体「ヒューマンライツナウ」事務局長の伊藤和子さんに質問に答える形で、くるみんさんは以下のように話した。

――くるみんさんは、なぜご自身の体験を社会に訴えようと思ったのでしょうか?

AVの事務所を辞めた後は自分もふさぎ込んでいて、忘れたい過去でした。いろいろなメディアから取材依頼を受けたんですが、自分の中で整理もついていないので「そういう取材は受けないんで」と断っていました。ただ、時間が経って、気持ちの整理もついたころに、あるユーチューバ―のイベントで記者の方から「今こういう(AV強要の)被害が増えているんです」と教えてもらい、「自分じゃないと伝えられないんじゃないか」という気がして、私は取材を受けていこうと決めました。

――まずスカウトされて事務所と契約したときに、最初は歌手になりたいという話だったのがヌード写真を撮影されるようになった経緯を教えてもらっていいですか?

(東京の)新宿を歩いていたときにスカウトされて、「グラビアをできる人を探している」と言われました。高校のとき3年間音楽をやっていたのもあって、「もし音楽デビューできるなら」と言ったら、親身になって「その話を聞かせて」と言われました。その人からスカウトされるのは2回目で、一度は断っていたんですが、名刺もしっかりしてて、経歴もちゃんとした人のように見えました。喫茶店で話をして、1週間後に事務所に案内されました。そのまた1週間後に(大手出版社のグラビア撮影の)面接を受けることになりました。

そのときは「ヌードをやる」とは全く言われてなかったけど、面接をしている間に「この子はヌードもできます」と面接官に説明されてしまいました。私はそんなつもりがなかったので、内心「えっ」と思ったんですが、そのときの空気とか……。面接をやる前に「絶対、ノーと言わないで」と釘を刺されていたので、「はい」と答えてしまいました。それでヌード撮影の話になってしまったけど、その間は「どうしたらいいんだろう」という気持ちで毎日泣いてました。もどかしい気持ちというか。グラビアですら抵抗があったのにヌードまで行ってしまったので。戸惑いが毎日ありました。

――ヌードが嫌だったのに、最終的に撮影になった。断れなかったのはどうしてですか?

ヌード撮影は、サイパンでやりました。ヌードグラビアで写真週刊誌でデビューするのと同時にイメージビデオも撮ったんですけど、もう逃げられないというか「こんなことまでするんですか?」というようなことまで言われました。説得の仕方もすごくて。「一回ヌードになったら、どんどん脱いでいかなきゃカッコ悪いよ」みたいな感じ。「脱ぎ損という言葉知ってる?」とか、どんどん過激なことを要求されたのは事実です。「断れない」という方向に仕向けられていきました。

――夢を利用されたというような思いはありますか?

そうですね。やっぱり、ステップになると思ったんですよね。自分が音楽をやりたいと思っていたので、「これをやってくれたら音楽デビューしようね」とか「こういう番組に出ようね」「君の好きなアーティストに会わせるよ」とか。そういう話が流暢に出てくるので、(事務所の)その人に相談すれば夢をかなえることができる。ヌードを乗り越えれば、それができると。夢を利用されたっていうのは、「ステップになるよ」と、良いことばかり言われてやらされてしまったのが「ずるいな」と思いました。

――ヌードになった後にAV出演を説得されてしまった経緯は?

サイパンでの撮影の最終日に、「脱ぎ損って言葉を知ってる?」とか言われてました。その後、ネット放送の番組などにも出たんですけどセクシータレント扱いで、普通の会話はさせてもらえなかった。「違う仕事はないんですか?」と言ったら、毎回AVの話を出されました。毎回断っていたんですけど、説得の仕方がすごくて「AV女優はこのレベルで、グラビアアイドルはこのレベルだよ。AV女優は芸能界で一番すごいんだよ」とか「あなたなぜやりたくないの? 職業差別してるでしょ。それじゃ、ゴミ収集の人は汚いの?それと一緒だよね」「時代は変わったから、AV女優になって、その後に歌ったり踊ったりするのが主流だよ」と言われました。

冷静に考えると、AV女優として活動後に普通の女優になる人もいるかもしれないけど、普通はそんなうまくいかない。ただ、「時代は変わったんだ」と毎回言われて洗脳されて、その時間だけは「本当にそうなのかな?」と思っちゃうことは何回もありました。それでも私は断っていたんですけど、半年以上にわたって言われました。毎回、それを言われて泣いていたんだけど、多いときは十何人くらいで説得に入って、みんなから「そんな泣かないでよ。大丈夫だよ、大丈夫だよ」と言われて、やるしかない状況になってしまいました。怖いと思ったのもあるんですけど。

半年以上にわたる説得が終わったら、私がAV女優をやると決まったら、急に事務所が動いて「次の日、面接に行こう」となって、面接で出来ない行為をNG項目として提出していたんですけど、撮影になると無視されて「あなた不平不満ばっかりだね」とか、「メーカーさんに迷惑かけないで。他の女の子、使ってもらえなくなるでしょ」と事務所の人に言われたり、怒られてばかりいました。「できないことは、すぐ言って」と言われていたのに、実際「できない」と言うと怒られてしまうので、最後の方は責任感で出るようになってしまって、とにかくつらい気持ちで泣きながら帰った覚えがあります。

――先ほど、洗脳という言葉がありましたが、どんな状況だったんですか?

そうですね。言葉がすごくうまくて。スカウトの人から「15分間、打ち合わせしよう」と呼び出されて、「何がやりたいの?」とか、とにかく夢を語らせて、そのときは「この人に言えば全部夢がかなうんじゃないか」と思うような雰囲気と、話の流暢さがありました。「この人に言えば大丈夫だ」という安心感もあって、周りの人も「この人はすごい人で、あの人もあの人もデビューさせた」と、冷静な判断ができなくなってしまっていました。

普通だったら「おかしいだろ?」と思うはずだし、その前にも自分が「納得いかないことだけどその後は保証してくれるんですよね」とか「騙してないですよね?」とか、もう一人の自分は疑ってるので、毎回それを確認してたんですけど「全然、大丈夫だよ。騙してないし」と言われて、そのときは信用できると思ってしまったというのはあります。

――AV出演強要にもいろいろパターンがあって「違約金がいる」と脅したり、家から物理的に連れ出すタイプもあるんですが、くるみんさんの場合は長い時間をかけて洗脳していく方法ですね。ある程度の割合の方が、こういう洗脳型で、「芸能界の大物に会わせる」などの夢を持たせて、最終的にはそれが嘘と分かる。くるみんさんが最終的に洗脳がとけて、AV業界を辞めた経緯は?

事務所では2年契約だと言われてて、それまでは頑張ろうと思っていました。2年をまたぐ少し前の日に、私が呼ばれたら「社長がお金を持ち逃げして、会社は倒産した」と言われて、移籍先と言われたところが、全員AV女優さんのいるプロダクションで。「もうこの先、この道しか行けないんだ」と思って、そこで辞めました。お給料ももらってなかったんですけど、もらわずに辞めることになりました。

――契約して2年間にAV出演させられて、ギャラをもらえなかった。加害者は今どうなりましたか?

社長は逮捕されたと聞いてますけど、他の人たちはどうなったのかは分からないです。

――自分をそういう目に合わせた人にどう思いますか?

「本当に許せないな」と思いました。メリットばかり言われて、出演料に関しても「多い人はこれくらいだよ」と言われたんですが、「ああ、そうなんですね」と何もくわしく聞かなかったんですね。うまく利用されちゃったってのは、あると思うんです。お給料について聞いてもたらい回しでした。夢につけ込まれたというのもあるし、騙したことへの憤りもあるし、騙された自分への憤りも失望感もすごくあります。

製作被害 : AV出演強要問題、議員会館でシンポ「政治側でも議論進める

日時: 2017-03-03  表示:231回

弁護士ドットコム 2017年03月02日 19時51分

アダルトビデオ(AV)出演強要問題をめぐり、NPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)は3月2日、東京・永田町の参議院議員会館で、被害の根絶について考えるシンポジウムを開いた。公明党の佐々木さやか参院議員や、民進党の中川正春衆院議員ら「超党派」の国会議員も駆けつけた。
●HRNは「刑事罰」も含めた規制を提言

HRNは、1年前の2016年3月3日、AV出演強要の被害についてまとめた報告書を発表。報告書によると、若い女性たちが「タレントにならない?」などとスカウトされ、AVに出演するという意識がないままプロダクションと契約したあと、「親にばらす」「仕事を断れば違約金」と脅かされて、出演を余儀なくされる被害が相次いでいるという。

HRNの事務局長をつとめる伊藤和子弁護士は「AVプロダクションやメーカーには、監督官庁もなく、風営法の適用もないため、違法行為を是正・救済する仕組みがない」「強要被害にふさわしい刑事罰もないと考えている」と指摘した。

昨年には、大手プロダクションの社長らが労働者派遣法で摘発される事件もあったが、「モグラたたきの状況になっている」(伊藤弁護士)という。HRNは、監督官庁を設置することのほか、真実を告げずに勧誘したり、意に反して出演させることを禁止すること、それに違反した場合は「刑事罰」を科すことなどを提言している。
●「超党派であと押ししたい」

この問題をめぐっては、内閣府が昨年から調査を重ねているほか、公明党が昨年12月に「AV出演強要問題対策プロジェクトチーム」(座長:佐々木議員)を発足させるなど、政治、行政の間でも動きが出てきている。この日のシンポジウムには「超党派」の議員たちも出席して発言した。

佐々木議員は、「ライトハウスから被害相談・支援について聞いて、大変な問題だと認識した。本人の意思に反して、出演強要されてしまうことは、女性に対する人権侵害だ。きちんとした支援体制が必要で、政治側でどのようなことができるか、議論をすすめていきたい」と述べた。

民進党の中川正春衆院議員は「立法府として、(解決のために)法律のなかで、どのような工夫ができるか考えていきたい」と語った。共産党の斉藤和子衆院議員は「この問題は、私たちの日常のすぐ隣にあることかもしれない。現場の要望にこたえた制度として、規制をはかっていくことを超党派でできるよう、あと押ししたい」と話した。

製作被害 : イヤと言えない、逃げられない空気がある。AV現場に出演強

日時: 2017-02-16  表示:272回

messy 2017.02.15

「強要してる」という認識ではない

元社員りほ もう一つ、私がAVイヤだなって思ったのは、「強要ない」ってみんな言うけど、あるんですよ普通に。

元女優サキ ありますよね。暴力で従わされてるわけじゃないにしても。

メイクあいか ある。

元社員りほ 事務所の人が撮影当日、現場に女の子を連れてくるんですけど、「今日、何も内容を知らせないで来ました」とか。処女で「手のタレントのモデルって聞いてきたんですけど」と言ってやってきた子のAV撮影をするとか。普通にいたんです。

元女優サキ 処女で?

元社員りほ そう。さすがにドッキリで処女喪失はやらなかったけど、フェラだけ撮って帰った子がいた。

――フェラすることさえその子は知らされていなかったわけですよね?

元社員りほ 知らなかった。でも断れない感じですよ。だって、その子がフェラしなかったら撮影が終わらない。空気がもう、そうなっちゃってる。

元女優サキ 現場の人もプロダクションも、女の子が「イヤーやめてー!」って泣き叫んでバタバタしてめっちゃ抵抗してない限りは強要じゃないって思ってるんで。

元社員りほ そう、強要してるつもりなんてないんです、現場の人たち。でも女の子、断りたい撮影内容だったとしても「こんなこと出来ません」って言えないですよ。怖いもん。すでに有名になってる単体女優さんなら意見を言えるでしょうけど、新人の子が知らない男ばっかりの場所で、拒否の意思を示せるかというと。

元女優サキ 無理。抵抗したら殴られたり、お金を要求されたりするかもしれないって思っちゃうでしょ。私は自分でAV女優の仕事を始めたしもう辞められたけど、そういう「強要だとみんな思ってないけど、それ強要だよ」って瞬間に現場で遭遇することは、本当に辛かった。はじめはやるつもりじゃなかったとか、友達に騙されたとか、友達にハメられたとかいう子もいるんですよ。

元社員りほ 本当にいるんですよ。そもそも現場入りの時点で、マネージャーの男に明らかに騙されてるケースもありました。はじめからAVに出すつもりでそのこと色恋関係になって、「彼氏に言われたから」とか言って嫌々ながら出ちゃう。

元女優サキ いますよね。断ればいいのに、って思うかもしれないし、そんな男と付き合う方が悪いって思うかもしれないけど、騙す方が悪いでしょう。

元社員りほ 時々、本物の変態の子もいるんですけど。好きで来る子もいる……そういう子がいるから気持ちが救われましたけど。

メイクあいか 私、男優の精液がついたティッシュを持って帰る生粋の変態女優さんのメイク担当したことありますよ。性液が好きすぎるから天職だ、って言ってました。

元社員りほ そういう子は天職でよかったなって思うんですけど、そうじゃない子も同じくらい……それ以上かなぁ。

メイクあいか 活躍してる女優さんも、入り口はわからないですよね。何年もやってるからやりたくてやってんだろってみなされるじゃないですか。イヤだったら走って逃げるとか、すぐ警察に行くとかしろよっていう空気なわけでしょ、世間は。

元社員りほ 私もすごくわかるのが、うちの会社の作品をPRする動画の撮影現場に、新入社員の頃に呼ばれて行って、予想外に脱がされたことがあるんですね。

メイクあいか 女優じゃなくて社員なのに。

元女優サキ 制作費ケチってますねえ。

元社員りほ エキストラで風俗嬢役をやってくれって頼まれて。最初はバスタオルを巻いて、風俗嬢のお面を被ってドアを開けるだけでいいって聞いたんですよ。それならわかりましたって承諾したんですけど、いざ撮るとなったら水着に着替えろって。でも先輩に言われたので逆らえず、水着に着替えて別室で待ってて、じゃ撮るかって。そしたら、もうひとりのエキストラの男の先輩が寝て、私がその上に跨って、擬似騎乗位をやる、みたいな。ドアを開けるだけじゃないの? って。一応向こうもパンツを履いてるし、私も水着を着てるけど……喘ぎ声まで欲しいって言われたの。それで私すごいやりたくなくて、詰まってたんですけど、時間がないからってみんなに急かされる。私も下っ端なんで言うこと聞くしか……やらないと終わらない。

元女優サキ その状況、AV女優そのままだ。

元社員りほ 最近、今だから言えると思って、親にそのことを言ったら「その時点で辞めるべきだった。なんでイヤだって言って逃げなかったの」って。だけど……その場では嫌だって言えないです。

――クビになっちゃうと思ったら、言えない。クビになったら生活費もないし。

元社員りほ だし、その現場に私の代わりにそれをやる女性がいないし。私みたく、女優じゃないただの女ADでも……こういう思いしてる人、他にもしてる人いるんじゃないかと思うんですよね。

メイクあいか 私も実は、現場でたまに一緒になる常連エキストラの女の子から、そういう要求されたこと2〜3回あるという話を聞いて。仲良くしてた制作スタッフからの無茶振りだったそうなんだけど、一度は私も入っていた現場で突然「ちょっとだけ脱いで、声も出して」と頼まれているところに遭遇しました。

元社員りほ 断れる雰囲気じゃないですよね。

メイクあいか 断れない、もうやんなきゃいけない、やるしかない、って感じにされるんですよね。その時は、ADの男の子とイチャイチャっていうか、服は着てるんだけど求め合うような感じで喘ぎ声も出せみたいな感じで。声も出さざるを得なかった。

元社員りほ そう、簡単に喘ぎ声出せとか言うけど、信じられない。お前ふざけんなよ、じゃ、お前やれよって思いますよね。

元女優サキ 無理です〜とか言っても……進まないしね。喘ぎ声はそう簡単に出せるものじゃないっていことと、でも風俗の女の子の喘ぎ声は全部演技だっていうことは、両方周知させたいですよね! 強要問題については、女優さんとか知ってるはずの人たちが知らないフリをしてるのが気持ち悪いなって思ってて。

メイクあいか 二村ヒトシさんは強要されてる子もいるっていう記事を書いて出したんですよ。でも二村さんくらいじゃないですかね。

元社員りほ 誰にもわからないじゃないですか、<何が強要か>が。今は売れっ子の女優さんだって本当は、現場に着いてから「こんな内容聞いてない」とか、絡み1回だけって聞いてたのにフェラまでやらされるんだとかって、予定と違うことをやらされてイヤだな、不本意だなって思ったことあると思うんですよ。大抵、女優さんにこっちの話も内容も通じてないですもん。現場にきて、はじめて内容を知る子なんてザラにいて。そこでもしやりたくない行為があっても、契約しちゃって断れなかったって、心の中で思ってるなんて誰も知らないのに、なんでみんな強要なんてないですって言えるんだろうなっていう気持ち悪さですね。男優さんも「あれ? 聞いてたのと違うぞ」ってこと、もちろん経験していると思う。問題視せずに「まいっか」とスルーしてこなしているだけで。

女ぎらいなAVユーザー

元社員りほ 私のいた会社の売り上げ、年々下がっているんですね。AV観てる人はどんどん減ってて、購入するのなんて50代とか60代とか高齢者ばっかりで斜陽産業かなって思います。

メイクあいか 若い人ほど「エロ動画」として見てるから。ただAVが作られなくなったら、エロ動画もアーカイブしか無くなる……

元女優サキ えーでも、素人投稿とかあるじゃないですか。FC2めっちゃクオリティ高いですよね。いいハメ撮りもいっぱいあるんで。AVよりいいですね。

――どこがいいと思うんですか?

元女優サキ 演出があんまりなさそうなところ。実際あるのかもしれないけど、素人のカップル同士で撮ってるやつとかは、そこに色々考えなくていいんですよね。あー、でも、女の子が強要されて撮られてるハメ撮りとかも実際はありますかね……

元社員りほ 私、大学時代はネットの「エロ動画」がAVからの切り抜きだってことすら知らなかったんです。それくらい業界に疎かったのに、志望して、入社しちゃった。

元女優サキ 私もよく知らなかったですよ(笑)。AVって未だに最初から最後まで観たことないです。長いじゃないですか。オナニーするなら10分くらいの短い動画で十分だと思っちゃう。

メイクあいか 私はまだこの業界で働いているので、完全にAVが消滅したら困る側面もあるんですけど……まあ、そうなったらなったで、AV以外の現場でヘアメイクの仕事をできるように、そっちの比率を増やしてかなきゃなって。

元女優サキ 消滅するかなあ?

元社員りほ 消滅はしないと思いますよ。アングラ化してしまう可能性はありますけど。ただ、そうすると、ますます女優さんの立場が悪くなってしまうかもしれないので、それを懸念しています。

――りほさん、万が一ですけど、別の制作会社でまた働きたいとか思うことはない?

元社員りほ もちろん良い監督さんもいるし良いスタッフ、良い男優さんもいますけど、AV業界には無意識の女性蔑視がべったりくっついていることもわかってしまったから、私はもう戻りたくないですね。

元女優サキ 女性蔑視。

元社員りほ もともと私自身の中に男性不信的な感情もあったと思うんですけど、色々な経験を通してそれが強くなってしまいました。

メイクあいか 私もそれはある。全くAVユーザーの気持ちなんて考えたくもないし、AVユーザー嫌い! みたいに思うことある。

――憎しみ?

元社員りほ もともと男が好きじゃないっていうのもあります。イケメンとイケメンのカラダは好きなんですけど、男自体は嫌いっていうか……よくいるじゃないですか、女体は好きだけど女は嫌いみたいな。その逆バージョンですね。なんか男の性欲気持ち悪いって……多分、今も思ってる。これ、いつからなんでしょうね。ずっと前から思ってる気がしますね。

メイクあいか 私も男嫌いだから、克服しなきゃなって思って、格闘技ジムの受付で働いてたことがある。男ばっかだし。今の仕事も、女優さん以外は男ばっかりだけど。

元女優サキ 極端だね。私は好きな男もいるし嫌いな男もいるなあ。

元社員りほ それはもちろんそうで、私も今の彼氏のことは信用しているし好きですよ。

メイクあいか 結婚とか考えたりします? 私は全然、興味を持てない。

元社員りほ 考えるけど、いまは自分が無職なので、まずは再就職して自立してから、って思ってます。

イヤな男には、濡れない

元女優サキ AVって基本、男のファンタジーじゃないですか。見てて面白くないんですよね。こんなこといったら申し訳ないですけど、でも実際それが売れてるわけでしょ。

メイクあいか 引退しちゃいましたけど、山本わかめさんって女性監督さんの作品は、男のファンタジーを壊すことに挑戦してましたよね。今まで「男のため」に女にしてきたことの逆をやってたというか。素人ものとかも、昔は素人女性をナンパして、AV撮ってたりしたじゃないですか。同じことを男の子にやっているっていう。

元女優サキ そういう作品に、男の人は興奮するんでしょうか。

メイクあいか いや、不快感を覚えるんじゃないかなって思った。でも今まで女が抱いてた不快感がそれだよって。

元社員りほ 女嫌いの女体好きの監督が作る作品の方が、ユーザーにはウケるし売れますよね。

元女優サキ 女の子って濡れてなくてもローション仕込んだりして、何とか感じてる風の演技とかできるじゃないですか。でも男優さんは、モザイクかけるとは言っても、勃起しなきゃいけないんですよね。素人男性を呼ぶ企画作品に出演した時、あー素人の人ってダメだなあって思いました。ちんこが萎えがちで。

メイクあいか ユーザーも上から目線であれこれ批評するけど、じゃあお前出てみろよって。

元社員りほ 大抵の男性は無理だと思います。

メイクあいか また二村ヒトシさんの話になっちゃうんですけど、「女性を軽視しないと男性は勃たない」って。男女平等で女性のことを尊敬してる人はあんまり勃たなくて女性が望むような性の悦びを与えてはくれない、と。うまくいかないんです。

元社員りほ 男の人は女の人とセックスしてる時に、女の人をモノとしてみる作用が働くって言いますよね。

元女優サキ そうなんだ……私、自分がセックスする時に相手の男性を完全にモノとして扱うとそんなに濡れないですよ。だから撮影でもいつもそんなに濡れなかった。ローション使うから別に良かったですけど。

元社員りほ わかります。この間、彼氏が寝てる間にやってみようと思って舐めたら普通に勃ったんですね。で、挿れてみたんですよ。寝てるんですよずっと。そのまま騎乗位やってみたんですけど全然気持ちよくもなんともないんですよ。ただの作業。

メイクあいか 男は気持ちいいのかな、女がモノであっても。

元社員りほ でも、マグロ女はあんまり評価がよくないですよ、AVでも。都合のいいもの、自分のちんこで気持ちよくなってくれるものが1番いいんだと思う。まあ女性としても、自分のまんこで気持ちよくなってもらったら嬉しいじゃないですか。そもそも自分が濡れる相手に限るんですけど。

元女優サキ どこで誰かに習ったわけでもないのに、みんな女性って演技できるじゃないですか。いつどこで覚えたんだろうって思うんですよね。女優じゃなくても、プライベートのセックスでみんな演技してるでしょう。

メイクあいか 昔から言われてるからじゃないですか?男を立てなさい的なことを。っていうか、直接その言葉でいわれなくても、そうしたほうがうまくいくんだなって空気で感じる。ただ、恋愛とか結婚とかを見据えた関係じゃなくて、気軽にセックスするだけの間柄でいいのに相手の男性があまりにもイマイチな感じだとやっぱり濡れない。テクがとかじゃなくて、性格的に相手を尊重することを習ってこなかったやつだなって思うと、セフレにもならない。

元社員りほ そうですよね、関わりたくもないですよね。

元女優サキ ちんこだったら何でもいいってことはないよねぇって思います。女性向けAVとして作られる作品だって、すべての女性が好むわけじゃないし。好きなエロメンもいれば、見てて濡れないエロメンもいるし。好きなエロメンならどんな演技でも濡れるかっていうとそれもまた違いますし。

――男性は、どうなんでしょうね。すべての男性が、女性がモノ化するAVで勃起するわけじゃない、とは思いませんか?

元社員りほ それは……わからないです。

元女優サキ あの、ファンタジーを愛好しない、現実を見据えた男性がいたらいいなとは思いますけどね。あまりお目にかかることはないです、今のところ。

メイクあいか 男性監督が、「女性向けAV」を作ってみたらどうでしょうかね。そこには多分、色々な誤解、勘違い、そうじゃねーよ感が詰まってると思うけど、女性ユーザーがツッコミを入れて議論になったらいいかもしれない。

(構成・水品佳乃)

最新 << 1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   >>  最初
言語の選択
;
 
論文資料集9
2009年度のAPPの調査研究の成果を、論文資料集第9号にまとめました。ぜひご購入ください。詳細はこちらより
 
論文資料集8
2008年度のAPPの調査研究の成果を、論文資料集第8号にまとめました。ぜひご購入ください。詳細はこちらより