ポルノ・買春問題研究会
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製作被害 : AV強要 現役女優・香西咲が語る「洗脳」から出演までの8

日時: 2016-09-24  表示:1106回

withnews 2016年09月24日

 若い女性がアダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられる被害が社会問題化する中、現役AV女優の香西咲さん(30)が取材に応じた。10月1日でデビュー5年になる香西さんは7月、週刊文春に前所属事務所社長から8カ月にわたる「洗脳」を受け、AVに出演させられたなどと社長の実名を挙げて告発した。刑事、民事の訴訟を準備している彼女に、出演までの経緯と告発した思い、今もAV女優を続ける理由などを聞いた。(朝日新聞経済部記者・高野真吾)
事務所に落選「もったいない」

 香西さんは大学卒業後、大手企業に勤めたが、2008年からレースクイーンやモデルなどのタレント活動をするようになる。その後、事務所が解散したことから、フリーになった。10年夏、東京・五反田の駅前でスカウトを名乗る男性に「ウチの事務所のタレントにならないか」と声を掛けられた。

 事務所名を聞くと、有名芸能人が複数在籍している超大手だった。フリーでの活動に限界を感じていたため、男性の誘いに乗って芸能事務所にエントリーしてみた。期待していたが、年齢がネックとなって落ちてしまう。「このままでは、もったいない」と男性が引き合わせたのが、前所属事務所の社長だった。

ヒルズのレンタルオフィスで面会

 この年の10月、東京・六本木ヒルズにあるレンタルオフィスで社長と面会した。第一印象は「怖い、人相悪い」。笑顔はなく、威圧的な態度だった。夢を詳しく聞かれたので、大学時代から温めていた「雑貨屋を開きたい」ことを正直に語った。社長の反応は、「面白い。雑貨屋への出資を含めて応援する」。

 そして「女優と女社長の二足のわらじを売りにしていこう」と続けてきた。「まず女優の方だけど、キミを売り出すのに、俺ならストーリー仕立てのイメージDVD3本セットを発売するよ」。「露出は背中が見える程度で構わないからさ」

3時間ほどの面会で、社長は大物芸能人の名前を挙げて、芸能界につてがあることも強調してきた。最初は信用していなかったが、脳科学、心理学、ビジネス本などの共通の趣味があり、勉強になる話が聞けるかもしれないと途中から思い始めた。週1回、90分から2時間程度かけて、香西さんの将来を話し合う面談を継続することを了承した。

「ビジョンブック」に記入した夢

 面談では、将来の夢を具体的にイメージするように仕向けられた。何歳で何をやり、仕事とプライベートはどうなりたいか。年収はいくらで、どこで、どんな生活をしたいか。成功した自分を細かく設定し、それらを「ビジョンブック」と呼んだノートに記入した。

《35歳、「東洋の宝石女優」としてアジアに知名度を広げることができる。映画にも主演、パーティーには全身CHANELで行く。自宅は都心の高級マンションで、ハイヤー付き》

 いま思うとトンデモ話だが、社長からは、こう言われた。「そのくらい大きなことが言えないのは、しょせん、お前がその程度だからだ。のらりくらりやって、ババアになって誰にも相手にされなくなれ」

 もともと、自らが広告塔になりつつトレンドをつくっていける女性にあこがれていた。タレントの神田うのさん、下着通販会社「ピーチ・ジョン」を創業した野口美佳さん、女性向けマーケティング事業の「トレンダーズ」などを起業した経沢香保子さんらだ。同じようになるため、まず有名になる必要があると強くすり込まれた。

「俺だったら、一番の武器を使う」

 社長は「AVに出ろ」というような直接的な言い方はしてこなかった。ただし、「俺だったら、若い女だという一番の武器を使う」などと語ってきた。映画「氷の微笑」で有名な米女優のシャロン・ストーンさんや「イタリアの宝石」と呼ばれるモニカ・ベルッチさんを、よく引き合いに出してきた。

 「知的かつセクシーな女性」を目指すべく仕向けられ、いざという時に脱げる女優こそ素晴らしいと思い込まされた。今考えると、「濡れ場のある作品」と「AV」の境界線をなくして、AVへのハードルを下げる手段だったと思えるが、当時は気がつかなかった。当時は、AVに偏見を抱いた上に興味もなかったからだ。

 元来「まじめな性格」だという香西さんは、次第に社長の考え方に同調するようになっていく。環境の変化も大きかった。大学入学からずっと付き合い、同棲(どうせい)し、結婚も考えていた彼氏がいた。その彼氏と別れて、資金まで出されて引っ越しをした。それからは社長か、スカウトか、社長が紹介した人間ばかりと会うようになっていた。
「夢がかなう。彼についていこう」

 それでも、すぐには事務所には所属しなかった。レースクイーンなどの活動をしたことから、事務所選びは「一生もの」だと考えていた。そのため一度、知り合いの弁護士に相談してみた。事務所を調べた弁護士からは「実体がない」と指摘された。

 それを社長に告げると、登記簿と印鑑証明を目の前にたたきつけられた。「お前の弁護士は何を考えているんだ! ちゃんと実態あるだろうが、ほらよ」。さらにはフリーで続けてきた仕事を継続できるように、「契約書も自分の変えたいように変えていいよ」と言われた。「寛大」だと思った社長の次の言葉も効いた。「俺たちはお前の家族だから、全力で応援する」

 「この社長を信じたら、自分の夢がかなう可能性が広がる。彼について行ってみたい」。8カ月間に及ぶ「洗脳」期間を経て、11年6月に所属契約をした。

「言葉にできない」心境

 社長の言うことを妄信する「思考停止」状態の中、この月に行われたAV撮影を拒否することはできなった。勇気を出して現場に行ったはずだったが、脱ぐように言われると涙が止まらなかった。その場に、相談できる人はいなかった。

 撮影進行中に少しでも弱音を吐くと、罵声の幻聴が聞こえてきた。その場にいないはずの社長が、まるで隣で発したかのように怖かった。行為の最中、自分が今、どこで何をしているのか分からない状態になった。されている私と、それを客観的に見ている私。自分が2人いるような感覚になった。パニック症を発していたのだと思う。なされるがままに終わった。

 5年以上の月日が流れているが、今でもその時の心境は「言葉にできない」。作品では冒頭インタビューと男優との絡みが終わった後で涙を流している。その理由も「精神状態がおかしくなっていたので、分析できない」。DVDが10月に発売されると、瞬く間に売れっ子になった。

無視された「NG項目」

 その後は、月1回のペースで撮影が続いた。「信じるしかない。後戻りできない」。気持ちをすり減らしながら出演を続けたが、ファンを飽きさせないために、撮影内容は次第に過激になっていく。

 AV女優は自分がしたくない行為をあらかじめ、制作サイドに「NG項目」として示せる。制作側はNG項目を尊重した上で女優を起用することが原則とされる。香西さんは、複数の男性が出演して行うある行為をNG項目に指定していたが、意向を無視された。当日まで台本は送られず、撮影現場で監督らに泣いて「嫌だ。できない」と伝えても、強行された。

体に異変、円形脱毛症に

 翌12年になると、ストレスからはっきりと体に異変が生じてきた。医者にかかると、「慢性膵炎(すいえん)疑診断」「胃腸炎・逆流性食道炎」と診断された。円形脱毛症になり、全身がだるく、胃腸が痛んだ。

 自宅でめまいと発作で倒れ、2回も自分で救急車を呼んだ。精神安定剤を服用するようになっていたが、規定量では足りなくなり、病院をこっそりかけもちした。

 12年暮れ、さらに追い打ちをかける事態が襲う。所属事務所の取引先の男性に「性接待」をするように社長に言われた。断ることができずに複数回応じたが、いよいよ追い詰められた。「もう死にたい」「トラックが私に突っ込んできてくれないかな。そうして死ぬのが一番楽だ」。毎日、そう考えるようになり、周辺に話をするようになった。

弁護士に入ってもらい独立へ

 「性接待」まで強要する社長は、自分の夢を応援してくれているわけではない。「こんなのおかしい」。だまされ、単に利用されていたことにやっと気づいた。13年に入ってから、複数回、社長に「辞めたい」と切り出した。

 その度に、時には1年更新の契約書を盾に、時には「お前にかけた金はどうしてくれるんだよ。今動いている仕事は?」と威圧してきた。「お前が必要なんだ」と泣きつかれ、抵抗されたこともあった。「一人じゃ事務所から離れられない」。14年に入ってから、弁護士に間に入ってもらい独立へ向けて話し合った。

 業界から離れることも考えたが、不本意で始めたことでも、AV女優引退のタイミングは自分で決めたいと思った。仕事、公私にわたる人間関係ともにAV関係しかなくなっていたこともあり、「辞めると完全に孤立してしまう」とも考えた。
悪質スカウト、事務所対策3カ条

 業界では、女優がフリーで仕事を続けていくことは極めて難しいとされる。制作サイドとのギャラを含めた交渉や契約に加えて、出演するための営業活動も必要になる。最近では、DVDの売り上げ増のため、ツイッターなどのSNSを通してファンと交流をしなければいけない。多岐にわたる活動を平行して行うには高い能力が必要になる。

 逆境にあったが「なにくそ魂」で奮起を続け、この年の6月に独立を果たす。仕事も戻ってきて、11月からはそれまで通り、月一回の撮影に臨んでいる。独立してから現在まで、22本の撮影をこなした。

 現役女優であるために、この間は、トップ女優になるまでの複雑な経緯と前事務所社長への怒りは、ずっと伏せてきた。しかし、今年、声を上げようと決意する大きなできごとが起きた。

 AVに関係する情報を募集しています。出演強要被害に遭った男性、業界の内情を語ってくれるAVメーカー、プロダクション幹部からの連絡をお待ちしています。

売買春 : 9か月間で1300人! 無理やり元同僚に“ウリ”を強要してい

日時: 2016-09-20  表示:1094回

週刊女性PRIME 9月16日(金)20時30分配信

 さまざまな問題が浮き彫りになるSNSだが、今回は売春を強要するツールとして使われていた。先月、知人女性に売春をさせていたとして、無職の女が逮捕された。女性はどのようにして身体を売るに至ったのか──

借りてもいない借金返済のために…典型的な“困惑売春” 

 売春防止法違反の容疑で8月31日、警視庁築地署は、静岡市の無職****容疑者(34)を逮捕した。

 2013年ごろ、静岡市内の『おっぱいパブ』と呼ばれる風俗店で一緒に働いていた後輩女性A(29)に、昨年10月から今年6月までの9か月間で約1300人の客を取らせ、1000万円以上も巻き上げていたという。

 逮捕容疑は、5月21日、「LINE」で、後輩のAに「払えないなら身体を売るしかない」などの心理的に威圧し困惑させるメッセージを送信し、同日、静岡市内のホテルで50代の男性相手に3万円で売春させ、代金を受け取った疑い。リンク法律事務所の紀藤正樹弁護士は、

「困るようなことをいって売春をさせる、典型的な“困惑売春”に見えますね」

 と全体像を受け止める。

*** **容疑者は「私を不愉快にした。借金30万円」「今日じゅうに払わなければさらに20万円」といいがかりをつけて迫り、借りてもいない借金返済のために、静岡市や新宿歌舞伎町などで、客を引かせた。「寝る時間よりも仕事が優先」などとこき使っていた。
「えぐかったよな。“おい、行くぞ”って」

 静岡市内の繁華街、両替町通り─。昼間は閑散としている通りだが、夜8時ごろになるとネオンが輝きだし、キャッチが客を呼び込むにぎやかな通りに様変わりする。

 客引きのひとりは、「『おっパブ』の子は、けっこう店を転々とするんだよ。30歳前後というと、この世界では若くないから、何店舗か店を移っていたと思うけど」と“夜市場”の流動性を説明する。

 3年ほど前の**容疑者を知っているという男性が語る。

「えぐかったよな。“おい、行くぞ”って後輩に対して上から目線っていうかさ。かわいくはなかったね」

 男性はそれだけ話すと、余計なことだからこれ以上はと口を閉じた。当時から他者を支配する言動をしていたのか。********* 容疑者が住むマンションは、JR静岡駅から徒歩約10分にある。共益費込みで家賃は約7万円。そこでAから巻き上げた金で暮らしていたのか。

自分の意志でやっていると思わされる

 Aは取り調べに対し、「家族にばらすと脅され、逆らえなかった」と供述しているが、**容疑者とAの間にマインドコントロールはなかったのだろうか。

 そのあたりの心理事情に詳しい前出の紀藤弁護士は、

「今回の事案に関しては、マインドコントロールというよりも脅しの要素が強い。ただ、利益の分配もマインドコントロールと密接に関係しています。自分で稼いでいると本人が認識することで、当初は嫌々やっていたものが、自分の意志でやっていると思わされるようになるわけです」

 さらに疑問に感じるのは、歌舞伎町の路上に立ち、客を引いていた事実だという。

「ひとりじゃできないですよ。通常は必ず監視がつきますし、暴力団の縄張りを荒らすことになる。だからこそ、**容疑者の背後に誰かいるように感じますけどね」(紀藤弁護士)

 今年6月、警視庁保安課と築地署がAを売春防止法違反容疑で現行犯逮捕したのは、まさに歌舞伎町で客引きをしていたときだった。

 Aは起訴猶予になったが、取り調****容疑者の関与が浮上した。売春を強要した前述のような文言がLINEの履歴に残されていた。

児童ポルノ : 布で隠せばOKなのか? 少女を多数出演させ、やりたい

日時: 2016-09-18  表示:1167回

産経 2016.9.18 08:00

 水着姿などの女性をひたすら映すイメージビデオ(IV)。特に18歳未満の「ジュニアアイドル」と呼ばれる少女らが、面積の小さい水着で出演する「着エロ」作品は“過激化”が止まらず問題化している。NGO団体が「児童ポルノの疑いが強い」と勧告すると、大手動画配信サイトが撤退を決定した。アダルトビデオ(AV)と違って審査機関もなく、作品は事実上野放しとなっているIV。業界をめぐる最近の動きを追った。

「ああ〜無理〜」水着の少女に迫るカメラ

 二つ結びの黒髪少女がゆっくりと脚を広げる。胸の先端だけ隠したチューブトップ、小さな三角形の布をあてがっただけのような水着。マット上で指示通り手足を動かす「ツイスターゲーム」をしていた。

 少女が女の声の指示に合わせ、四つん這いになると、カメラが後ろから股間を大映しにする。次の指示で少女は脚を伸ばしながら、「ああ〜無理〜」と声を出した。

 東京都内のビデオ店で購入したDVDには、こうした少女らの動画が延々と収められていた。記載されているプロフィルは「18歳未満」。フラフープを股に押しつけたり、Y字バランスを始めるなど、さして意味のない動作をし、カメラが輪郭を強調された局部に近寄る。

 これらの動画は「着エロ」と呼ばれる。直接性器が映っているわけではないので、一般的にはわいせつDVDとしての取り締まりは免れる。

堂々と「現役JC(女子中学生)」

 平成26年に児童買春・ポルノ禁止法が改正されて以降、これら映像作品が取り締まりの対象となる「児童ポルノ」に該当するのではないかという声が高まっている。

 国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」(HRN)は9月、児童ポルノの流通状況に関する調査報告書を公表した。「現役JC(女子中学生)」とうたったり年齢を明記したりすることで、18歳未満であることを強調した着エロ動画を複数例示し、「『3号ポルノ』に該当することが強く疑われる」などと訴えた。

 「3号ポルノ」とは、児童買春・ポルノ禁止法上の、児童ポルノの定義の一つだ。改正法では「衣服の全部または一部を付けない姿態であって、殊更に性的な部位(性器やその周辺部、臀部または胸部)が露出または強調されていて、性欲を興奮させるもの」と規定される。

 HRNの報告書は「3号ポルノに該当する作品が店舗で公然と陳列されている実情から、あたかも『着エロ』やイメージビデオといったジャンルであればOKなコンテンツとの認識が広がっている」と断じた。

「審査機関あり」と「無法地帯」とのアンバランス

 HRNの報告書を受けて早々と対応したのが、大手動画配信サイト「DMM・com(ディーエムエム・ドット・コム」(東京)だ。

 「9月7日に18歳未満が出演する作品の取扱を全て停止いたしました」と同日付で公表したのだ。このリリース中には、「18歳未満が出演する商品は、たとえ性的な描写がない場合でも取扱の停止を独自に進めている最中でした」ともある。

 HRNの報告書に関してはAVメーカーが加盟するNPO「知的財産振興協会」(IPPA)も文章を公表した。18歳未満の着エロ作品について、「この3号ポルノの存在は容認できるものではございません」「『出演児童を性的搾取』するもの」と、HRNと同様にジュニアアイドルの着エロを厳しく批判した。

 視聴者の立場からすると混同しがちだが、AVメーカーとジュニア対象のIVメーカーは「別業界」という扱いだ。

 そもそもAVは主に男性と女性の性交場面をテーマとしており、女性だけを映すIVと異なる。そしてAVは作品を審査団体に通さなければならない。ここでモザイク処理が適切どうかや、過度な性表現がないかが審査される。

 一方のIVには審査団体がない。メーカーの倫理基準に任されているのが現状だ。あるAV業界関係者は「AV業界からしたら、この審査のアンバランス感を不満に思う節があることは否定できない」と明かす。

警視庁がメーカーだけでなく販売店も指導

 IVの無審査状態は捜査当局も問題視している。

 警視庁は6月、児童ポルノではないものの、成人の着エロ作品で、薄い下着やラップ越しに性器を映すなどのわいせつな映像があったとして、DVD制作販売会社を摘発。この事件に絡み、7月にはAVの審査団体やIPPAに対し、「『着エロDVD』の適正な審査について」と題した書面依頼を行った。

 書面では、「現在、『着エロDVD』は、性交場面などがない女性のヌードを主体としていることから審査団体の審査を受けることなく販売されているのが実態」と指摘。「加盟団体に対し、性表現が含まれるDVDについては審査を受けるよう呼びかける」ように要請した。

 同時に警視庁は、販売に際しても注意を払うよう、ビデオやDVD販売会社などが加盟するNPO「セルメディアネットワーク協会」などに依頼した。同協会は「全面的に受け入れる」とする意向をホームページで公開している。

 「監視の目」が強まりつつある無審査IVやジュニアアイドル。ちなみにAVでも成人女性が少女を演じる作品は多数あるが、昨年から、「ランドセル」「小学生」「JC(女子中学生)」「○年○組」−といった18歳未満であることをうかがわせる表記はNGとしているという。世界的な批判の高まりが背景にある。

 HRN事務局長の伊藤和子弁護士は、「法律が絵に描いた餅になっているのが現状。作品は法律に抵触しなければいいというものではなく、児童ポルノはあってはならないという態度で臨まなければならない」としている。

ポルノ被害 : AV強要、女優らが議論「このままだと性の文化が廃れる」「

日時: 2016-09-18  表示:965回

弁護士ドットコム 9月18日(日)20時35分配信

アダルトビデオ出演強要の問題が大きくクローズアップされる中、AV業界の問題点について女優ら当事者が考えるイベント「女が語る”AV業界” 〜現場から見るアダルトビデオの過去・現在・未来〜」が9月18日、東京・渋谷で開かれた。現役のAV女優ら業界関係者が登壇して、問題点や改善方法などについて語った。

AVに出演しながら、自身でメーカーを設立した神田つばきさんは、強要問題の背景について「差&#21035;がある」と指摘した。「性の文化は、ずっと男性が消費者で、女性が供給側に固定されていた。男性が消費物のように女性を見るようになる。このままだと、強要問題のようなことが今後も起きて、性の文化が廃れていく」と危機感をつのらせた。

AV出演者や制作者のための団体「一般社団法人表現者ネットワーク」(AVAN)を立ち上げた元女優の川奈まり子さんは、業界に対する風当たりが強いなかでも「AV出演を肯定しようと決めている」と強調した。「社会や業界のなかに対して、自分たちの声を届けることで、被害が起こらないようにしていきたい」と話した。

イベント主催の一般社団法人「ホワイトハンズ」の坂爪真吾代表理事は「法規制だけで問題が解決するわけではない。性風俗の歴史を振り返っても、監督官庁や法律があるが、働く人の権利が守られているかというと微妙なところだ。現場の声を汲み取ったうえで、仕組みを作っていく必要がある」と話していた。

国際 : 拡大する「セクストーション」被害、ヌード画像で脅迫 米

日時: 2016-09-17  表示:1107回

AFP 2016年05月16日 17:25 発信地:ワシントンD.C./米国

【5月16日 AFP】個人のヌード写真を脅迫材料にして、よりみだらな画像や金品などを被害者に要求する「セクストーション」(性的脅迫)と呼ばれるサイバー犯罪の被害が驚くほど拡大しているとの研究報告を、米シンクタンク「ブルッキングス研究所(Brookings Institution)」が11日、公表した。セクストーションに関する初の本格的な研究だという。

 ブルッキングス研究所によると、被害者の大半は未成年で、大人の場合は女性がほとんど。加害者はほぼ男性で、複数の被害者を食い物にしているという。被害者は羞恥(しゅうち)から名乗り出ないことが多い。

 米当局もこの問題については認識しているものの、統計を取っている省庁や支援団体は1つもないと報告書は指摘している。

 セクストーションという犯罪名も正式な用語ではなく、捜査当局が既存の犯罪の類型に適合しない違法行為に対して使っている俗語にすぎないという。ブルッキングス研究所によれば、セクストーションは米国内の地域によって児童ポルノやストーカー行為、ゆすり、ハッキングなどの罪状で起訴の対象となり得るが、そのものを指す犯罪類型は存在しない。

 セクストーションには、個人所有のパソコンをハッキングして性的な画像や動画を盗み出したり、ウェブカメラを乗っ取ったりした上で、より多くのものを被害者に要求する行為が含まれる。もっと一般的なのは、ソーシャルメディアを利用して被害者から写真を入手し、恐喝の材料にする手口だ。

 ブルッキングス研究所では、ここ数年間に起きたセクストーションの定義に合致する事例78件と、セクストーションの要素を含む数多くの事例について分析した。78件の該当事例は米国内の29州・地域と、外国3か所で起訴されたもので、被害者は少なくとも1379人に上る。しかし、検察側が全ての被害者を把握していないなどの理由から、実際の被害者数は6500人を超える可能性があるという。

「インターネットで世界がつながったことで、歴史上初めて、性的な脅迫の加害者が被害者と同じ国にいるとは限らなくなった」と報告書は述べている。

 報告書では、具体的な実例も紹介している。たとえば、ある女性が未知の送信者からのメールを開くと、女性本人の性的な画像と職業や夫、子ども3人に関するデータが添付されていた。送信者は、女性自身を被写体とした性的な動画を一両日中に送ってこなければ問題の画像を公開し、女性が隠している側面を家族に暴露すると脅迫したという。(c)AFP/Daniel WOOLLS

国際 : 性行為動画がネット流出、削除命令勝ち取った女性の自殺

日時: 2016-09-17  表示:1174回

AFP=時事 9月16日(金)17時22分配信

【AFP=時事】イタリアで、自分の性行為を撮影した動画をインターネット上から削除するよう求めて勝訴した女性が自殺したことから、オンライン・プライバシー保護をめぐる論争が再燃している。

 ティツィアーナさん(31)は今月13日、南部ナポリ(Naples)近郊のムニャーノ(Mugnano)にある親戚の家で首をつって死亡しているのが見つかった。ネット上に拡散された自身のセックス動画の削除を求めて訴訟を続けた末の死だった。

 問題の動画は1年間、ティツィアーナさんが以前に交際していた男性に焼きもちを焼かせようと、その男性本人を含む複数の友人に送ったもので、恋人と性行為中の自分が映っていた。ところが、この動画は間もなくインターネットにアップロードされ、ティツィアーナさんの名前と共に拡散された。

 動画の視聴者数は約100万人に達し、ティツィアーナさんはネット上で嘲笑の的となってしまった。恥辱から逃れようとティツィアーナさん仕事を辞め、トスカーナ(Tuscany)州に移住し、名前も変えようとした。それでも悪夢は終わらなかった。

 ティツィアーナさんが動画の中で恋人に告げた「撮っているの? ブラボー!」という言葉は、嘲笑的なジョークとしてネット上に氾濫。この言葉をプリントしたTシャツやスマートフォン(多機能携帯電話)用ケースなど、さまざまなグッズまで登場した。

 ティツィアーナさんは長期にわたる法廷での闘いの末、最近になってようやくネット上での「忘れられる権利」を勝ち取った。裁判所は、SNS最大手フェイスブック(Facebook)を含む各種ウェブサイトや検索エンジンから問題の動画を削除するよう命じた。

 だが、ティツィアーナさん自身も訴訟費用として2万ユーロ(約230万円)の支払いを命じられた。これが決定的な「侮辱」となってティツィアーナさんを自殺に追いやったのではないかと、イタリアの複数メディアが伝えている。

 ナポリの検察当局は、ティツィアーナさんの自発の誘因をめぐって捜査を開始した。【翻訳編集】 AFPBB News

児童ポルノ : なぜ児童ポルノが公然と売られているのか!私たちの知ら

日時: 2016-09-17  表示:1245回

週刊女性PRIME 2016年9月16日 20時0分

 少女はカメラ目線でニコニコ笑っている。露出度の高い水着に着替えると、不自然に股間を開く。カメラはその股間をズームアップする。改正児童買春・児童ポルノ禁止法が施行されてから1年2か月。目をそむけたくなる現実があった──。
国際人権NGOが約1年にわたる実態調査を報告

「街を歩くと、児童ポルノに見えるものが公然と売られていて、本当に児童がこんなことをやらされているのかと心が痛む。しかし、年齢確認はできない。法律が絵に描いた餅になっている。私たちは子どもを守れているのか」

 と伊藤和子弁護士は深刻な表情で話した。

 児童ポルノと疑わしいDVDや動画が販売店やインターネット上で売られているとして、国際人権NGO『ヒューマンライツ・ナウ』(本部・東京、以下HRNと記す)は5日、都内で記者会見し、約1年にわたる実態調査の結果を報告した。取り締まりを強化し、出演者の年齢を確認する仕組みづくりが必要と訴えた。

 冒頭の伊藤弁護士は同団体の事務局長。会見には、副理事長を務める千葉大学大学院の後藤弘子教授と理事を務める雪田樹理弁護士が同席し、

「“着エロ”やイメージビデオというジャンルならば児童ポルノに該当しないという誤った認識が広がっている」(雪田弁護士)などと指摘した。

 着エロとは、水着やレオタードなど「着衣のままのエロチシズム」を示す俗語だ。HRNが調査のために入手したDVDでは、18歳未満とみられる少女がきわどい水着姿で出演し、大股開きなど過激なポーズをとらされていたという。
性欲を刺激すれば、“絡み”がなくても処罰対象

 児童買春・児童ポルノ禁止法は18歳未満の児童を保護するため、児童の性交や性交類似行為を記録したポルノの製造、販売、所持などを禁じている。\'14年の法改正によって「自己の性的好奇心を満たす目的」で単純所持しているだけでアウトとなり、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられる。児童ポルノには次の内容も含まれる。

《衣服の全部または一部を着けない児童の姿態であって、ことさらに児童の性的な部位(性器等もしくはその周辺部、臀部、胸部)が露出され、または強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ、または刺激するもの》(同法第2条3項)

 つまり、水着姿で股間やバストを「ことさらに強調」し、「性欲を刺激」するものであれば、セックスシーンなどの“絡み”がなくても処罰対象になる。
出演者の年齢が確認できないと取り締まれない

 HRNによると、調査に着手したのは昨年5月のこと。「東京・秋葉原のDVD販売店3店舗を定点観測するとともに、ネット上の販売サイトもチェックした。児童ポルノではないかと疑われる作品は計16本あった」(伊藤弁護士)

 タイトルには「小〇生」「6年生」「現役JC」などの文字が躍り、パッケージ裏面に「未成熟のロリを食い荒らす本気のレイプ」と記した作品も。

 しかし、本当にタイトルどおりの年齢なのか確認することはできなかったという。

 HRNは、性虐待された被害児童への往診経験が豊富な小児科医にこれらのDVDのパッケージ写真や動画を8点提供して所見を求めた。

 医師は6点について「小学校高学年・中学生〜18歳未満と思われる」と回答。顔つきやお尻の筋肉のつき方、骨格、乳房や陰毛の発育などから総合的に判断したという。

「18歳未満かどうかわからないという現状が、いちばんの問題なんです」(後藤教授)

 HRNは報告書で、出演者の年齢が確認できないために取り締まりが行われず、審査・流通・販売段階でのチェック体制も不備だとしている。
卑わいなポージングをさせられる思春期の少女が心配

 具体的には、児童ポルノの疑いがある作品はどんな内容だったのか。後日、あらためて後藤教授に聞いた。

「局部に水着が食い込むような格好をさせられたり、開脚するポージングをとらされていました。あるいは水着を濡らされ、アイスキャンデーを舐めさせられる。どう見ても不自然で性的なことを連想させる。少女が生活する中で大股開きになるシチュエーションなんてそんなにないでしょう? あったとしてもお母さんに怒られます。児童ポルノの目的でつくっているとしか思えません」

 と後藤教授は説明する。

 法に触れるかどうかだけを問題視しているわけではない。思春期の少女が心配という。

「卑わいなポージングをさせられた少女は傷つきます。DVDに出演することが初めての性的な経験かもしれない。こういうポーズをとれば男性は喜ぶと思い込んでしまうかもしれない」(後藤教授)
「親が悪い」というひと言では片づけられない

 たしかに、心身とも未発達な少女が撮影現場で大人たちに乗せられ、過激なポーズで視線を集めるのは問題があるだろう。一方で、少女の保護者にも責任はないか。

「未成年者ですから、親が撮影現場に同席している場合も少なくないと思います。しかし、母親がDV夫に脅かされて撮影に同意しているだけかもしれないし、生活苦で追い詰められているのかもしれない。

 ひどい母親がいるよね〜というひと言では片づけられないと思います。製作・流通過程で複数の大人が絡んでいるわけですから、社会の一員として“もしかしたら自分たちも加担しているかもしれない”という意識を持ってほしい。問題のある作品が平気で売られているわけですから」(後藤教授)
19歳が15歳を演じても、それは“メッセージ”になる

 一方、年齢が断定できない作品で18歳以上の女優が少女を演じているケースもあるだろう。現行法では児童ポルノには当たらない。

 しかし、後藤教授は「仮に19歳の子が15歳を演じていたとしても、視聴する男性は作品の中に15歳の少女を見る」として次のように話す。

「15歳の子が性的な対象として存在しうるんだというメッセージになる。EU諸国では、出演女優が何歳であっても児童に見える作品は販売できません。ランドセルを背負うなんてもってのほかです。私は、子どもに見えるポルノは規制すべきだと思います」
“しずかちゃん”のお風呂シーンはなぜ問題か

 表現規制は難しい。かつて児童ポルノ規制をめぐっては、漫画『ドラえもん』のヒロイン・しずかちゃんのお風呂シーンが児童ポルノに該当するか議論が分かれるなど波紋を広げた。結局、実在しない少女だとして規制対象外となった。芸能界で活躍する18歳未満の少女もたくさんいる。

「例えば、アイドルグループのプロモーションビデオで、制服を着ていたアイドルが急に水着になって胸が強調される。『ドラえもん』でお風呂に入るのはしずかちゃんばかりで、のび太くんやジャイアンの入浴シーンはそんなにありません。社会全体で子どもを性の対象としない努力をすべきと考えています」

 と後藤教授は話す。
着エロDVDに鼻の穴をふくらませる年配客

 HRNが調査したとみられる店舗に行った。

 フロアごとに熟女モノ、SMモノなどと分かれ、着エロとロリコン物をそろえたフロアがあった。通路はすれ違うのも難しい狭さでDVDを並べた棚がびっしり。60代とみられるスーツ姿の男性客は、パッケージに「つるぺた」「ロリ娘」と書かれたDVDを手に取って鼻の穴をふくらませていた。30代とみられる男性客は、両手に5、6本のDVDを持って吟味していた。

 本誌は、HRNが問題視した作品のうち2つを報道目的で購入した。会計カウンターの男性店員に「これ、児童ポルノで捕まるんじゃない?」と尋ねると、店員は少したじろいで「いや……、大丈夫だと思います」と答えた。
大股開きする少女の笑顔が痛々しい

 作品Aのパッケージでは少女が片脚を高く上げている。裏面には出演少女のプロフィールが記載されており、生年月日は「2000年」とある。事実ならば現在16歳。\'14年に製作しているので14歳当時の作品ということになる。笑顔のかわいい女の子だ。

 胸元がざっくり開いたワンピースで登場。「おにいちゃん早く、早く」とカメラ目線で呼びかけ、洗車中に「濡れちゃうから脱ぐね」とスクール水着になる。カメラは後ろからふくらはぎ、太もも、股間となめるように追う。

 ビキニに着替えると、足を広げて前屈し、浅い胸の谷間をのぞかせる。なぜかフラフープにまたがって腰を左右に揺らす。風呂場でアイスキャンデーをほおばる。視聴者を「おにいちゃん」と設定しておきながら、ストーリーに一貫性のない内容が1時間以上続いた。

 作品Bは2時間弱。タイトルに「1年×組」とあり、HRNが依頼した医師が「小学生または中学生と考えられる」と判断した女の子だ。

 1人でツイスターゲームをして、わざと遠いところに足をついて大開脚。庭の家庭用プールで水着を濡らし、カメラは水中から股間のアップを狙う。ビキニでお風呂に入って立ち上がると、股間から水がポタポタ。初めての撮影だったらしく、締めくくりのインタビューで「緊張して難しかった」と答えていた。
児童ポルノではなく『児童性虐待記録物』

 児童ポルノの問題に詳しいジャーナリスト・渋井哲也氏は「何をもって“ことさら強調した”といえるかは判断が難しい」と指摘する。

「インターポール(国際刑事警察機構)は、児童ポルノではなく『児童性虐待記録物』と呼ぼうと提言している。撮影過程で性虐待があれば違法になる。

 作品という表現の結果をどう受け止めるかは人によって異なるので、表現過程を重視したほうがわかりやすいのではないか」と話した。

製作被害 : 「騙されてAV出演」ユーチューバー・くるみんアロマさん動

日時: 2016-09-16  表示:1137回

弁護士ドットコム 2016年09月03日 10時25分

アダルトビデオ出演強要問題が大きくクローズアップされる中、「事務所に騙されてAV女優になった」と公表したユーチューバーがいる。アロマの効用について紹介する動画や、外国人にインタビューした動画などをYouTube?に投稿している、くるみんアロマさん(26)だ。

7月に朝日新聞「withnews」のインタビュー記事に登場し、8月29日からは、過去のAV出演に関して語った動画を全6回にわけてアップしている。彼女はどういう思いから過去を告白し、今回の動画を投稿しているのか。出演の経緯を含めて聞いた。

<動画>【AV出演強要】くるみんアロマさんが過去を語る理由

https://www.youtube.com/watch?v=jxyt6EZfF-Q

●「AV出演したら音楽させてあげる」といわれた

−−どうしてAVに出演することになったのか?

大学生だった2011年夏、新宿でスカウトから「グラビアできる人を探してる」と声をかけられたのがきっかけです。当時、グラビアをやりたいと思っていなかったんですが、高校時代にバンドサークルをやっていたこともあり、漠然と「音楽をやりたい」という気持ちがありました。

スカウトからも「グラビアにでたら、音楽のデビューもさせてあげる」としつこくいわれて、だったらと思って話を聞くことにしました。そのあと、芸能事務所の社長を紹介されて話がすすみ、就職も決まっていたけれどやめて、事務所に入ることになりました。

その年の秋、社長と一緒に雑誌の面接に行くことがありました。水着のグラビアの仕事だったんですが、わたしも22歳でギリギリだったので「ここでやるしかない」と思っていました。そのとき、社長は「この子はヌードもできます」といったんです。

びっくりしましたが、大手出版社ということもあり、なかなか受かるところじゃないと考えて、「できます!」といってしまったんです。そして、面接に受かったあと、撮影があり、週刊誌にヌードが載りました。

−−音楽の仕事はやらせてもらえた?

そういう仕事はまったくありませんでした。それで「仕事はないのか」と聞いたら、社長は「まずはAVに出よう。それから、音楽でも何でもやっていいよ」「AVに出演しても、歌を歌っているグループもある。時代は変わったから」といわれました。

当時、わたしはAVに対して、少なからず偏見をもっていました。だから「出たらアウトですよね?」といったんですが、事務所の人たちから「脱いだほうがかっこいい。中途半端にグラビアよりいいよ」と説得されました。

また、わたしが好きなアーティストの名前を出して、「おれの子どもが、その人の知り合いだから今度会わせてやるよ」といわれたこともありました。本当にバカだけど、それまで『人はウソをつかない』と思っている人間だったので、信じてしまいました。いまから考えると、すべてがウソだったんですが…
●初めての撮影…終わるまで帰してもらえず

−−撮影はどうだった?

わたしは元々、そういう行為自体が好きじゃなくて、痛かったし、出血もありました。だけど、終わるまで帰してもらえません。何度も泣いて、何度も撮り直しがつづきました。

撮影スタッフからは「あなたみたいに時間のかかる人は初めてだ」「みんな家族がいるんだ。あなたが頑張らなかったら、みんなの家族全員の生活がなくなるんだよ。あなた背負えるの?」って怒鳴られました。

事務所のプロデューサーも「ここのメーカーは大きいから、あなたがちゃんとやらなかったら、ほかの女の子も出演できなくなるでしょ」って。だから、死ぬ気でやりましたよ。朝から深夜まで撮影がつづいて、最後はタクシーで帰りました。

わたしは、そのあと音楽ができるといわれたからやっただけで、AVに出演したいとは1%も思っていませんでした。

−−どうしてやめることになったのか?

2本目の撮影が終わったあと、事務所から連絡がなく、給料も入らなくなりました。そのあと、突然スカウトから呼び出されて、「社長がお金を持ち逃げしたから、事務所がなくなった」と告げられました。

スカウトからは、別の事務所に移籍という話がでました。「そっちでは音楽もやらせてあげる」といわれたんですが、その事務所を調べると、女の子はみんなAV女優だったんです。事務所に入っても先が見えず、音楽もできないと思ったので、「ギャラはいらない」といってやめさせてもらいました。
●「自分の生きざまを伝えたい」

−−出演したことに後悔はないか?

もちろんありますよ。「過去にそういうことがあったことがバレたら…」という考えが心のどこかにありました。そのせいで、自分に自信がなかったり、踏み出せないこともありました。ほんとに悔しいです。

だけど、後悔しても仕方がないから、今は前向きに考えるようにしています。YouTube?にも出会って、苦しみや悲しみも表現した人間になろうとしています。それが、わたしの表現の一つだと考えています。

−−どうして告白したのか?

ずっと隠したい過去でした。恥ずかしいことだし、騙されてかっこ悪いし、普通ならいいたくないことです。売名といわれたり、うしろ指はさされるかもしれないなど、メリットはないと思ったけれど、こうした被害が今も起きていて、なかには自分の命を絶った方もいると聞きました。

そんな女の子がほかにもいて、これからも出てくるかもしれないということが許せません。わたしが告白することで、望まないかたちでAVに出演して悩んでいる人を減らせるんじゃないかと思いました。

−−今後どういうことを伝えていきたいか?

わたしはユーチューバーで稼げているわけでもなければ、有名になりたいわけでもありません。嫌われる存在でもいいけど、自分の生きざまをたくさんの人に伝えたいと思っています。

女の子もそうだし、騙そうとしている悪い人にも、心のどこかに留めとおいてほしい。なにかの抑止力になるんじゃないかと思っています。

そして、望まないかたちでAVに出演しても、何とかやっていこうとしている人がいることを知って、元気になってくれる人がいたらうれしいです。

<動画>AV出演強要、ユーチューバーの過去「音楽デビュー信じた自分」

https://www.youtube.com/watch?v=a4ZCgdALkN8

性犯罪 : 【高畑さん不起訴】強姦致傷罪での起訴は裁判員裁判以降

日時: 2016-09-14  表示:1100回

BuzzFeed? Japan 9月14日(水)7時25分配信

強姦致傷容疑で8月23日に逮捕された高畑裕太さんが9月9日、不起訴となり釈放された。弁護人もコメントを発表するなど、大きな波紋を広げている。実は今回のケースだけでなく、強姦致傷事件は不起訴になるケースが増えている。その背景は。
「示談が成立した」と弁護人

不起訴になった理由を、検察は明らかにしていない。一方、高畑さんの弁護人は、メディアに対してコメントを発表した。その中には、次のような一文がある。

「被害者とされた女性との示談成立が考慮されたことは事実と思います。しかし、ご存じのとおり、強姦致傷罪は被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であり、悪質性が低いとか、犯罪の成立が疑わしいなどの事情がない限り、起訴は免れません。お金を払えば勘弁してもらえるなどという簡単なものではありません」

示談とは、相手に慰謝料を支払ったり、謝罪したりして、裁判外で和解することだ。今回、高畑さん側と女性の間でどんな示談が交わされたのか、その内容は公表されていない。
非親告罪だが・・・

コメントにもある通り、強姦致傷罪はルール上、被害者の告訴がなくても起訴することができる。

ただ実際には、被害者の協力がなければ、犯罪を立証することは難しい。そのため、被害者が刑事裁判を望まない場合は、起訴されないことも多いとされている。

法務省の「性犯罪の罰則に関する検討会」が出した報告書では、メンバーの専門家たちから、次のような意見が出ている。

「強姦致死傷罪等の場合であっても、被害者の意思の確認は行われている」

仮に強姦罪を非親告罪にしたらどうなるか、という議論の中でも、次のような発言があった。

「被害者の協力がなければ立証も難しく、被害者が望まなければ起訴をしない方向になると思われる」

では、なぜ今回は起訴されなかったのか。
逮捕直後から連日報道

逮捕時には、容疑者がテレビ出演している有名人とあって、多くの報道があった。朝日新聞は8月24日、次のように報じた。

「高畑容疑者は23日午前2時〜2時半ごろ、前橋市内のビジネスホテルの客室で、40代の従業員女性の手足を押さえつけるなどして強姦し、右手親指などにけがを負わせた疑い。高畑容疑者は歯ブラシを部屋に届けるよう要望。客室へ届けに来た女性の手首をつかんで、無理やり部屋に連れ込んだという」

「実刑」という予想

逮捕後に出た一連の報道の中には、元検事の弁護士が、判決を占うつぎのようなコメントをしている記事もあった。

「過去の事案からすると、恐らく高畑容疑者は4、5年の実刑判決。強姦致傷罪の場合、裁判員裁判で行われるので、もう少し重い実刑判決を受けるのでは」
起訴件数は激減

こうした報道からすれば今回は突然、不起訴になったという印象も受ける。だが、わいせつ犯罪に詳しい奥村徹弁護士は「不起訴になる可能性も少なからずあった」と話す。

「強姦致死傷罪等」で起訴されるケースは近年、激減している。

検察統計によると、起訴された件数は、2006年には253件、2007年は239件だったが、2014年は85件、2015年は104件と減少している。

どれぐらいの割合で起訴されるかを示す起訴率も下落傾向にある。2006年には69.7%あったのが2014年には34%になった。
なぜ減った?

背景にあるのが2009年、一定の重い犯罪の裁判に一般人が参加する「裁判員裁判」の開始だと、奥村弁護士は指摘する。

「一般に、裁判員制度の導入に伴い、殺人罪などの起訴率が格段に低下しています。検察官が殺意の認定など、事実認定が微妙な場合を、軽い罪名に落として裁判官事件として起訴しているためと思われます」

「加えて、性犯罪の刑事事件は、進行によっては被害者が法廷で証言する必要があり、それが被害者の精神的負担だと言われています」

「強姦致傷罪は重罪なので、単純な事案でも裁判員裁判で裁かれます」
一般人の目に触れてしまう

「裁判員は守秘義務を負っているとはいえ、現場から遠くない地域の一般人の目に裁判記録が触れることになります。そこで被害者の負担を考慮して、裁判員裁判を回避しているものと思われます」

「被害者側も、そのような裁判員事件の審理を回避するために、やむなく捜査段階での示談に応じるという事例もあるようです。強姦致傷罪の場合は、示談すると単純強姦罪としての起訴もされないので、結局容疑者は懲役に服することはありません」
裁判員制度の問題

「一般には裁判所の統計などを根拠にして『裁判員制度によって性犯罪の量刑は重くなった』と理解されていますが、起訴件数が減り、懲役刑にならない容疑者が増えたことを考慮すると、逆に『裁判員制度によって性犯罪の量刑は軽くなった』とも言えます」

奥村弁護士はこのように述べ、裁判員制度のルールに疑問を呈していた。

いま政府は「性犯罪の厳罰化」に向けた議論を進めている。法制審議会は9月12日、強姦罪の罰則を重くし、非親告罪にすることなどを盛り込んだ刑法改正の要綱を答申した。改正案は今後、国会で審議されることになる。

製作被害 : <AV問題>有識者「もっと現場の知見を」 (2016.09.14)

日時: 2016-09-14  表示:1127回

毎日新聞 9月14日(水)7時0分配信

 12日に内閣府男女共同参画会議の「女性に対する暴力に関する専門調査会」(会長・辻村みよ子明治大法科大学院教授)が行ったアダルトビデオ(AV)出演強要問題に関するヒアリングでは、2人の有識者がそれぞれの見地から被害防止策や法制度上の課題などについて語った。調査方法論や性産業研究で知られる神戸大大学院国際文化学研究科の青山薫教授は「現場の内情を知るAV業界人をもっと調査に巻き込んでいくべきだ」と強調。刑事法や北欧法に詳しい琉球大大学院法務研究科の矢野恵美教授は、スウェーデン刑法との比較から「日本では性犯罪の範囲が狭く、AV強要の処罰には壁がある」と指摘した。それぞれの発言の概要を紹介する。【AV問題取材班】

□青山教授の発言概要

<海外のポルノ規制>

 EU(欧州連合)や米国では成人(18歳以上)が合意して出演するポルノは合法。ただし、EUにはレイプなどを扱う「暴力ポルノ」を違法とする国もある。米国は(1)わいせつである(2)「性的攻撃性」を規定した州法に抵触する(3)「芸術的」などの価値が認められない−−の3要件がそろった場合、州法で制限できる。一方、アジア・アフリカ地域はポルノを違法・規制対象とする国が多い。

<注目すべき海外の知見>

 アメリカ国立衛生研究所が1980年代、アルコール依存症や薬物乱用の対策として打ち出した「危害軽減(ハームリダクション)アプローチ」は参考になる。「完全な禁欲」が現実的でない場合、どうすれば効果的に危険を減らせるかという具体策で、コンドームの無料配布などが10代の妊娠や性感染症の予防に効果を上げている。また、国連開発計画(UNDP)などが掲げる「エンパワメントアプローチ」も重要だ。取り締まりや規則でなく「当事者の力を引き出すこと」で事態を改善しようとする姿勢で、例えばセックスワーカーが主導するコミュニティーを支援すれば、人権じゅうりんを避けつつ継続的なHIV予防などを実現しやすい。

<調査に当事者の参加を>

 「エンパワメント」の考え方は、社会事象の当事者(マイノリティ)が中心となって解決策を探るという「当事者参加行動調査」の手法から生まれてきた。調査のプロセスを評価し、結果に織り込んでいくことが当事者の利益にもつながる。調査の実効性を高めるためにも現場を知る人を巻き込んでいくべきだ。AV強要に関する調査でも、内部の事情を知る人たちを「有識者」として扱い、こういった(国の調査会の)テーブルに招く必要がある。

<規制強化と「スティグマ」>

 フランスやノルウェー、オーストラリア、英国では性産業への規制強化がアンダーグラウンド(地下)化を招いたと報告されている。厳しく取り締まれば、産業がネットの世界に入るなどしてどこかへ行ってしまう。「スティグマ(汚名。ネガティブな意味のレッテル)」が強化され、労働条件は悪化し、働く人たちのネットワークが失われる。手段が目的を裏切り、当事者への危害を増やすことにならないかと危惧している。

□矢野教授の発言概要

<現行刑法の適用>

 日本の現行刑法でも処罰の可能性はある。「(出演しないと)撮った写真をばらまくぞ」と言えば「生命、身体、自由、名誉または財産に対し害を加える旨を告知」したことになり、脅迫罪に当たるだろう。しかし、「親にばらすぞ」だったら当たらないかもしれない。現場で意に沿わない行為をさせられたとすれば、強要罪に当たるのではないか。また、準強姦(ごうかん)・準強制わいせつ罪の「抗拒不能に乗じて」という要件は、モデル志望者を全裸にして撮影した事例(81年東京高裁判決)でも認められている。これは被害者が無知から「モデルになるには我慢しなきゃ」と思い込んだケースで、AV強要と親和性がある。

<立証、処罰の壁とは?>

 スカウトや事務所幹部など、現場にいなかった人の処罰には大きな壁がある。共同正犯、教唆犯、ほう助犯などの可能性はあるが「ゼロではない」という程度。現実には「あらかじめ相談している」「現場で犯罪を行う者に指示している」などの要件をなかなか満たしきれない。現場で行為をするのは男優だが、(強要されていることを)どこまで知っているのか。また、(面接や撮影は)基本的に密室で行われ、加害者は理論武装した複数の大人であるのに対し、被害者は若く1人である場合が多い。「契約があるから訴えても犯罪にならないぞ」などと脅されればあきらめてしまうから、そもそも警察に認知されない。

<スウェーデン刑法>

 「性犯罪は重大な人格権の侵害である」という基本的な考え方があり、捜査側にも「逃げ得」は許さないという強い思いがある。レイプ罪は、直接的な暴行だけでなく「深刻な恐怖を抱えていること」「その他の特別に危険な状況」などを不当に利用したと認められれば適用される。また、「社長とモデル志望者」のように明らかな地位の違いを利用すれば「依存状況にある者の性的利用の罪」が適用される。こうした条文はスウェーデンに限らず、かなり多くの国が持っている。被害者国選弁護人の存在もポイントだ。日本でも被害者の一部を日弁連などが支援しているが、より対象を広げた制度が必要ではないか。

<早期教育の必要性>

 刑事法には「被害が発生してからでなければ動けない」という限界があり、やはり啓発活動と教育が重要だ。啓発の対象は子供の親や教員にも広げるべきだ。親や教員の「だまされる方が悪い」という発言を聞いて相談できなくなったという子供も多い。また、「被害に遭わないように気をつけろ」という教育はスティグマを生むため、注意が必要だ。

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