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製作被害 : AV出演強要問題、業界団体IPPAが声明「深く反省」「健全化

日時: 2016-06-23  表示:3233回

弁護士ドットコム 6月23日(木)0時3分配信

アダルトビデオ(AV)出演強要問題をめぐり、大手AVプロダクションの社長などが逮捕された事件を受けて、アダルトビデオのメーカーなどでつくる団体「NPO法人知的財産振興協会」(IPPA)が6月22日、業界の健全化へ向けて、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくとする声明文を発表した。

声明文のなかで、同団体は「メーカーとしてもプロダクションで起こったことだと他人事にするつもりはございません。厳粛に受け止めております。プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促していきたいと思っております」としている。さらに、「今まで対応を自主的に行っていなかったことに対し深く反省しております。幾重にもお詫び申し上げます」と謝罪した。

この問題の解決に取り組んできたNPO法人ヒューマンライツ・ナウからは、契約の結び方や、違約金を請求しないこと、苦情申し立てに応じる機関を設立することなどの要望を受けており、要望に沿うかたちで取り組みを進めていくという。

ヒューマンライツ・ナウの事務局長をつとめる伊藤和子弁護士は同日、自身のフェイスブック上で、IPPAの声明文について、「前途はまだまだ多難だけど、ひとつ前進といっていいかな」とコメントしている。

IPPAの声明文は次の通り。

●AVプロダクション関係者逮捕について

NPO法人知的財産振興協会は、主なAVメーカーが在籍し業界全体で違法コピーなどの取り締まりをしております。

この度AVプロダクションの関係者逮捕について皆様にご心配をおかけしておりますこと、大変申し訳なく思っております。メーカー側は法的には問題ないとされておりますが、業界としてはこの事態を重く受け止めております。

そして、「原因究明」「再発防止」をするために、先月この件について、被害者救済を求める認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウの弁護士の皆様、NPOの皆様との会議を行いました。

そこで以下のとおり要望がございました。

1)プロダクションや制作会社との間でコードオブコンダクトを締結し、強要しない、違約金請求しない、同意のない作品には出させない、人権侵害を行わない、適正な報酬を支払う、等の項目を具体化し、それを承諾したプロダクション・制作会社としか取引しないようにする。

2)出演契約にあたっては、女優の頭越しに契約するのでなく、女優が参加したうえで契約を締結する。その際、プロダクションの監視により女優が自由に意思決定できない事態を防ぐため、マネジャーが同席しない場での真摯な同意があるか意思確認するプロセスを踏む。

3) 女優が出演拒絶した場合、違約金を請求せず、メーカーが損失を負担する。違約金に関しては保険制度等を活用する。

4)1)が守られていない等の苦情申し立てに対応する機関を設置し、1)が守られていない疑いが強いものについては、販売差し止めを含む救済策を講じる。

5) 女優の人格権保護のため、プライベート映像の流出・転売等を防止し、流通期間に制限を設け、意に反する二次使用、三次使用ができない体制をつくる。

この会議の後、NPO法人知的財産振興協会の理事社にて話し合い、この要望に沿い業界の健全化へ向け、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくことを決議、実行することに致しました。

また、これ以外にも、被害者救済のNPO団体の皆様とも連携し相談することができるシステムを構築し、問題があった場合早急に対応ができるような仕組み作りをするべく進めております。

今回の件は、メーカーとしてもプロダクションで起こったことだと他人事にするつもりはございません。厳粛に受け止めております。プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促していきたいと思っております。

この件では、NPO法人知的財産振興協会として、今まで対応を自主的に行っていなかったことに対し深く反省しております。

幾重にもお詫び申し上げます。

平成28年6月22日

NPO法人知的財産振興協会

製作被害 : AV業界に壊滅的な打撃? 強要被害70人超が告発準備

日時: 2016-06-16  表示:3284回

2016.06.16 ZAKZAK

 アダルトビデオ(AV)への出演を女性に強要したとしてAVプロダクションの元社長らが逮捕された事件が波紋を広げている。女性は100本以上の作品に出演させられていたという。同じような被害を受けた女性は少なくなく、「告発の準備をしている女性は、少なくとも70人以上に及ぶ」(関係者)。大規模な捜査に発展する可能性も出てきた。

 警視庁が11日、労働者派遣法違反容疑で逮捕したのは、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の元社長、村山典秀容疑者(49)と、社長の古指(こざす)●(=隆の生の上に一)士容疑者(50)ら3人。

 被害女性は2009年、当時社長だった村山容疑者と面接し、「グラビアモデルとして契約してもらう」と説明され、契約書にサインした。

 契約書には「成人向けの作品も出演する」と書かれており、AVの撮影現場に連れて行かれた女性が拒否すると契約書を盾に「違約金を払え」などと脅されて撮影を強行されたという。

 被害女性はその後、5年間で100本以上の作品に出演した。告発に踏み切ったきっかけは何だったのか。

 「AV出演の経緯を交際相手が知り、メーカーとプロダクションにクレームを入れた。さらに被害女性側は海外の動画サイトに配信された無修正動画を削除するよう求めていたが、プロダクション側はこれを拒否した。悪質な対応を繰り返していたことが警察への訴えにつながったようだ」(捜査関係者)

 若い女性に芸能界デビューをちらつかせてAV業界に引きずり込むのは、「一部、悪徳スカウト業者の常套手段」(業界関係者)といい、半ば強制的に出演させられるケースは少なくない。

 事件によって業界の暗部が浮き彫りになった格好だが、あるプロダクション関係者は「出演作が100本を超える女性の訴えで警察が動いたのは過去に前例がない。この事件で、出演経験のある女性からの訴えが続出する可能性がある」と語る。

 AV出演強要の被害防止や被害者救済の活動を行う人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」(事務局長・伊藤和子弁護士)には、「70人以上の女性が相談に訪れ、その多くが警察に訴える構えをみせている」(捜査関係者)という。

 プロダクション関係者は「70人以上が一気に被害届を出せば、多くのメーカーやプロダクションに捜査のメスが入る。そうなると、AV業界全体が壊滅的な打撃を受ける」とも話す。

 ここ数年、業界の取り巻く環境は厳しく、現役AV監督の1人は「無料動画や海外の無修正動画に押されて業界の売り上げは年々落ち込み、女優が得られる報酬もどんどん下がっている」と明かす。

 業界関係者は「女優の報酬は、ピーク時の10分の1程度にまで下落しているが、それでも年間2000本程度が作られ、500人の女優が毎年デビューしている」。その中には望まない形でAV出演を了承した女性も含まれているとみられ、根は想像以上に深い。

製作被害 : バイト感覚で登録 「AV」記載なく 出演強要された被

日時: 2016-06-16  表示:3330回

2016年6月14日 13時57分 東京新聞

 女性をアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣していたとして、警視庁が都内のプロダクション元社長らを労働者派遣法違反(有害業務就業目的派遣)の疑いで逮捕した。モデルへの憧れを巧みに利用したこの種の勧誘は多い。無理やり出演させられたある二十代の女性が「私のように巻き込まれる女性をもう出したくない」と本紙の取材に体験を語った。 (木原育子)

 大学生の頃、アルバイト先で「グラビアのバイトをしてみない?」と持ち掛けられたのが始まりだった。「話を聞くだけ」と気軽に応じた。

 男性社員ばかりのプロダクション事務所に行くと、「登録だけしておこうか」と優しく言われた。派遣のバイトに登録する感覚で身分証のコピーを渡し、書面に名前と連絡先、住所、生年月日、大学名を書いた。

 書面に「AV」の記載はなく、グラビア撮影と思った。事務所併設のスタジオで証明写真を撮られた。「体に傷がないか確認したい」と上半身裸の写真も。「みんなやっているからね」と説明された。

 数日後に制作会社で面接を受け、さらに数日後、プロダクションから「AV出演が決まった」と連絡があり、ようやく事の重大さに気づいた。

 「絶対に嫌です」。狭い応接室で三時間以上、泣いて懇願したが、三人の男性に囲まれ、どう喝され続けた。身分証や裸の写真が脳裏をよぎった。「契約書へのサインがある。違約金を払えるのか」「親や大学にばらす。親は泣くぞ」

 誰にも相談できないまま、この状況を招いたのは自分の至らなさのせいだと思い「私さえ我慢すれば」と追い込まれていった。

 撮影は次第に過激になった。両手足を縛られ、複数人の男性を相手にした。「あまりにも恥ずかしくて屈辱的で…。自分を守るには、心を閉ざして、忘れるしかないって」

 撮影は五年間続き、出演は百本を超えた。卒業後に入社した会社で、出演を見つけた男性の同僚から「君はだまされている」と諭され、われに返った。

 支配され続けることで心が壊れたのか、医師からは、自分の身体が極度に醜いと思い込む「醜形恐怖症」と診断された。自身を肯定できなくなっていた。

 見られているという恐怖と悔しさが、まだ消えないという。「AV業界は今、特殊な世界ではなく、ちょっとした心の隙があれば、誰でも取り込まれる危険がある」。女性は何度も繰り返した。

製作被害 : 「サインしたじゃねえか!」 拒否する女性を数時間脅し

日時: 2016-06-14  表示:3217回

2016.6.13 13:08 産経

 所属する女性を実際の性行為を含むアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして大手AVプロダクションの元社長らが逮捕された事件で、女性がAV撮影を拒否した際、元社長らが数時間にわたって女性を脅し撮影を強行していたことが13日、警視庁への取材でわかった。同様の相談は数十件あり、警視庁保安課は業界内で悪質な撮影が横行していたとみて調べる。

 逮捕されたのは、「マークスジャパン」(東京都渋谷区)元社長の村山典秀容疑者(49)=世田谷区代沢▽社長の高山祐次こと古指(こざす)隆士容疑者(50)=同区宮坂▽社員の高橋慶将(けいすけ)容疑者(34)=豊島区池袋。同課は認否を明らかにしていない。

 同課によると、女性は平成21年に別のモデルプロダクションからマークス社を紹介され、当時社長だった村山容疑者に「グラビアモデルとして契約してもらう」と説明され、契約書にサインした。女性は契約書をよく読ませてもらえず、写しも受け取っていなかったが、「成人向けの作品も出演する」とする文言が書かれていたという。

 その後、村山容疑者らは女性をAVの撮影現場に連れていき、女性が拒否すると、「サインしたじゃねえか!」「違約金を払え」などと数人で取り囲んで数時間にわたって軟禁状態にし、撮影を強行したという。

 同社にはこれまで4500人の女性が所属し、昨年1年間で18億円を売り上げていた。実際の行為のため、多くの女性は撮影前に避妊薬を服用させられるなどしていたという。

 逮捕容疑は25年9月30日と10月1日、性行為を含む撮影のためAVメーカー「CA」(港区)に20代の女性を派遣したとしている。CAは「DMM・com」のグループ会社で業界最大手。

製作被害 : 女性のAV強要被害が急増、性感染症、うつ、整形も (2016.0

日時: 2016-06-14  表示:3225回

2016年6月13日 共同通信

 モデルやタレントとして契約した女性が、アダルトビデオ(AV)への出演を強要される被害が急増している。

 拒否すると高額な違約金を要求されるケースも多い。支援団体からは法整備を求める声が上がっている。

 人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」が3月に公表した報告書などによると、AV出演を巡り、被害者支援団体に寄せられた相談件数は2012年と13年は各1件だったが、14年は32件、15年は81件と急増した。

 グラビアモデルとして業者と契約したある女性は、撮影開始直前にAVと知らされた。契約解除を求めると「大学や実家まで迎えに行く」「違約金を親に請求する」と脅され、拒めなかった。

 撮影は次第に暴力的になり、女性は性感染症になり、うつ病も発症。契約解除後も出演作品が販売され続けたため、女性は「顔を変えるしかない」と思い詰め、整形手術を繰り返した。

 報告書によると、職業安定法や労働者派遣法には有害業務から労働者を守る規定があるが、業者側は労働契約とせず、女性がマネジメントを委託した形の契約にするなどして巧みに規制を逃れる。このため、違法な勧誘の禁止や、意に反して出演させられた場合の販売差し止めなどの法整備の必要性を提言している。

 救済に取り組む「ポルノ被害と性暴力を考える会」の担当者は「被害は氷山の一角。女性は悩まずに勇気を出して相談してほしい」と呼び掛けている。(共同)

製作被害 : “AV出演強要”女性5年で100本以上に (2016.06.13)

日時: 2016-06-13  表示:3315回

日本テレビ系(NNN) 6月13日(月)12時45分配信

 アダルトビデオの撮影に女性を派遣したとしてプロダクションの元社長らが逮捕された事件で、女性は5年にわたって100本以上の作品に出演させられていたことが分かった。

 労働者派遣法違反の疑いで逮捕されたのは、AVプロダクション「マークスジャパン」の元社長・村山典秀容疑者(49)、高橋慶将容疑者ら3人で、2013年、所属する20代の女性モデルをアダルトビデオの撮影に派遣した疑いが持たれている。

 女性は、グラビアモデルと説明されて契約したが、契約書に小さく「DVDなどが成人向けである場合でも出演する」と記載されていて、5年にわたり100本以上のアダルトビデオに出演させられていたという。

 警視庁には、「モデルの仕事と聞いていったらAVを撮られた」などと同様の相談が12件あるという。

製作被害 : 大手AVプロダクション元社長ら逮捕 女性「出演強要さ

日時: 2016-06-12  表示:3491回

2016.6.12 05:00 産経

 経営していた芸能事務所に所属していた女性を、実際の性行為を含むアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁が11日、労働者派遣法違反容疑で、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の40代の元社長ら同社の男3人を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。女性が「AV出演を強いられた」と警視庁に相談して発覚した。

 労働者派遣法は実際の行為を含むAVへの出演を「公衆道徳上有害な業務」として規制している。捜査当局が同法を適用して強制捜査に踏み切るのは異例。

 逮捕容疑は平成25年9月ごろ、マークス社に所属する女性を、みだらな行為を含む撮影のためAVメーカーに派遣したとしている。複数の女性が類似の相談をしており、メーカー側も女性が嫌がっていることを知った上で撮影していたとみられる。

 警視庁はマークス社やグループの「ファイブプロモーション」(同)を家宅捜索。メーカーの「CA」(港区)、「ピエロ」(練馬区)も捜索した。

 実際の行為の撮影は、同法をはじめ複数の法令に抵触する可能性があり、AVは演技を撮影することが前提とされている。業界関係者によると、過激な内容をうたう海外発のインターネット上の動画配信サイトが拡大していることなどから、既存の大手メーカーでも同様の撮影が横行しているという。警視庁は、業界内で違法な撮影が常態化していたとみて実態解明を進める。

 AVの撮影が労働者派遣法の有害業務にあたるかどうかについては、判例上、「撮影時の行為の内容で判断すべきだ」とされており、製品の内容とは関係がない。

製作被害 : 女性にAV出演強要か 芸能プロ社長ら違法派遣容疑で逮

日時: 2016-06-12  表示:3538回

2016/6/12 2:00 日本経済新聞

20代の女性をアダルトビデオ(AV)の撮影現場に派遣したとして、警視庁は11日、芸能プロダクション「マークスジャパン」(東京・渋谷)の社長ら男3人を労働者派遣法違反(有害業務就労目的の派遣)容疑で逮捕した。

捜査関係者が明らかにした。同庁は女性が意思に反する形でAVに出演させられていたとみて詳しい経緯を調べる。

捜査関係者によると、逮捕されたのはマークス社の社長と元社長ら。3人は2013年、同社に所属する20代の女性をAV制作会社へ出演者として派遣し、神奈川県内の屋外で、有害業務に当たる性行為をさせた疑いが持たれている。

女性は09年ごろ、所属していた別のプロダクションから「グラビアモデルの仕事ができる」などとしてマークス社を紹介され、移籍した。女性は当初AVに出るとは思っていなかったが、移籍後に同社がAV出演を承諾するよう迫り、契約書に強引に署名させられたという。

女性は契約を解除しようとしたが同社は違約金を請求。「親に請求書を送る」などと言われて諦め、複数の作品に出演した。作品は一般に流通しているという。

女性は弁護士の支援を受けて14年にマークス社側との契約を解除し、警視庁に被害を相談した。同庁はマークス社の関係先を家宅捜索し、出演作品の台本などを押収。性行為をさせられると知りながら、女性を撮影現場に派遣したと判断している。

製作被害 : 人権団体の報告は一例…AV嬢の残酷実態「平手打ち70発」も

日時: 2016-04-28  表示:3926回

日刊ゲンダイ 2016年3月6日

「ダマされて出演させられた」「親にバラすと脅された」――。若い女性がAV出演を強要されている実態が明らかになった。人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」が調査結果として発表したもので、その中身たるや実に悲惨だ。

 ある女性はスカウトから「モデルにならない?」と声をかけられ、撮影直前になってAVだと知らされて強引に出演させられた。別の女性は契約解除を申し出たら、違約金2400万円を請求される裁判を起こされたという。このほか避妊具をつけずに複数の男優から中出しされたとか、膣内に大量の卵白などを何時間も流し込まれたなど、悪質なケースが報告されている。

 最近のAV界はメーカーも所属事務所もまともな会社が多いが、なかには女性を奴隷のように酷使しているところがある。今回発表された事例は氷山の一角にすぎない。AVライターの梶山カズオ氏が言う。

「女性をいじめるAVでSMマニアに人気があるBというメーカーはトラブルが多いことで有名です。女優に“ソフトSMの撮影”と説明し、現場では性器に大型ディルドを挿入。大抵の子がアソコが裂けて苦しむ。それでもグリセリンを塗って挿入を続け、苦しむ姿を撮ります。“何発かビンタされる内容”と説明された女優がマッチョな男に70発も平手打ちされて頸椎捻挫を負ったケースもある。事務所に長時間監禁して契約書にサインさせ、AVデビューさせたなんてのはざらにある話です」

 こうした企画女優のギャラは1日拘束で3万円前後。女の子の取り分は半分というから気の毒な話だ。

「獣姦AVは昔から根強い人気です。“子犬と戯れるだけだから”と説明してスタジオ入りした女優を縛って動けなくし、シェパードが後背位で挿入。中出しさせます。あるマネジャーは“中出しされた女優が、顔が人間で体が犬の赤ちゃんが生まれんじゃないかと心配してたよ”と笑ってました」(風俗ライターの蛯名泰造氏)

 鬼畜な世界だ。

製作被害 : 【衝撃事件の核心】悪質“AVだまし撮り” 応募の男優

日時: 2016-03-05  表示:3998回

産経 2016.3.4 11:34

 興味本位か、それとも自信を持って臨んだか、アダルトビデオ(AV)の撮影当日。男優役の男性はここぞという場面で性行為ができなかった。自信を失いかけている中で、「台本通りに撮れなくなった」と撮影者側から要求されたのは、30万円の違約金だった。架空のAV撮影で男優を募集し、わざと性行為をできなくさせた上で、損害名目の現金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで昨年10月、首謀者の無職男(24)や監督役、女優役らいずれも20代の男女7人が大阪府警に逮捕される事件があった。事前に周到な計画を練り、男優役に募集した男性たちを最初からあざむくつもりだったのだ。“AVだまし撮り”の現場で一体、何があったのか。

「台本通りできなければ賠償金」

 昨年6月20日午後、事件の舞台となった大阪・堂島のシックな装いのビジネスホテル。男優役に応募してきた被害者の20代男性=当時、府内在住=はまず、契約書へのサインを求められた。

 書面には、「REDDプロダクション」という存在しないプロダクション名が載っていた。

 このとき、怪しいと感じて署名に応じなければ、事件に巻き込まれることはなかったに違いない。

 しかし、男性はペンを走らせた。「台本通りセックスできなかった場合には、損害賠償金を支払う」。後に男性が震え上がるのは、この契約条項だった。

演技できなくさせる裏ワザ

 ホテル室内には、監督役の男(23)やカメラマン役の男(22)、女優役の女(29)に加えて21歳と24歳の助手役の男2人の姿も。

 いかにもそれらしいが、たいそうな撮影機材がそろっているわけではない。実際に撮影で使われたのは、誰もが手するようなスマートフォンだ。

 捜査を指揮した府警曽根崎署によると、女優役の女には、風俗店での勤務経験があった。が、AV女優ではない。同署の調べに対し、女はこう言い放ったという。

 「私の仕事は早く男性をいかせること」

 撮影本番。女は手や口を使っては早々に男性を果てさせ、性行為を続けられないように仕向けた。

 この時点で撮影はいったん止まり、犯行メンバーは男性にシャワーを促した。男性は従い、つかの間の休息を取ったが、依然、体力は回復しない。無言のプレッシャーを感じたのかもしれない。

 「これ以上、演技はできません…」。男性が伝えると、男らは声を荒らげるわけでもなく、交わした契約書をかざし、違約金を請求。うろたえる男性に対し、消費者金融から金を借りて支払うようすすめた。

 男性は男らに付き添われながら、歩いて約600メートル離れたビルの消費者金融の出張所まで向かう。しかし、出張所のATM(現金自動預払機)前で意を決して110番。事件が明るみに出た。

後ろめたさで発覚遅れ

 「長年、警察官をしているが、こんな事件は初めてだ」

 同署幹部も戸惑いを隠さなかった今回の事件。首謀者の男はなぜ、こんな類を見ない狡猾(こうかつ)な手口を思いついたのか。

 カメラマン役の男は捜査段階で「大阪を中心に名古屋や横浜などで計100件近くやった」と供述。うち30〜40件で応募してきた男性から現金をだまし取ったという。

 首謀者の男は知人の男(26)に女優役を紹介してもらい、監督役以下、現場班に撮影を取り仕切らせる。そして、性行為をできなくすると、男性が「おかしい」と申し立てにくいような雰囲気を醸し出す。

 すでに複数の被害者が確認されている。今回の事件が判明して以降、自ら名乗り出ることはなかったが、府警が接触すると、「実は…」と一様に被害を打ち明け始めたという。

 男らは金を脅し取ろうとしたわけでなく、あくまで「契約書に書いてある」と迫った。同署幹部は「被害者が泣き寝入りする状況を作った」と犯行の悪質性を強調する。

 事件が発覚したのは今回のケースが初めてだった。被害者にもかかわらず、男として、後ろめたい気持ちがあるのだろうか。

演じきっていれば…

 「今日1日の利益。銀行いこ。」(原文ママ)

 首謀者の男本人のものとされる簡易投稿サイト「ツイッター」。財布に入りきらないほどの札束の写真とともにつぶやきがアップされている。男性心理につけ込んで得た“利益”が含まれていてもおかしくない。

 AV詐欺について、犯罪ではないかと気乗りしない仲間に対し、「弁護士にも話をしているから大丈夫」と豪語していたという男。一方、大阪市内で別事件を起こし、昨年8月にわいせつ目的略取や強盗などの容疑で自身が逮捕されていたのだから、しゃれにもならない。

 府警によると、AV詐欺で使われた偽の契約書は、男が犯したわいせつ・強盗事件の関係先を家宅捜索した際に見つかったという。

 あくまで偽物だが、契約書によれば、男優役が演じきった場合は謝礼として日当1万円が出るらしい。ただ、実際に支払われたケースは確認できていない。

 「女優役のテクニックがすごかったのか」(捜査関係者)。被害者はさぞ、惨めだったに違いない。

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