ポルノ・買春問題研究会
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ポルノ被害 : AV強要、女優らが議論「このままだと性の文化が廃れる」「

日時: 2016-09-18  表示:643回

弁護士ドットコム 9月18日(日)20時35分配信

アダルトビデオ出演強要の問題が大きくクローズアップされる中、AV業界の問題点について女優ら当事者が考えるイベント「女が語る”AV業界” 〜現場から見るアダルトビデオの過去・現在・未来〜」が9月18日、東京・渋谷で開かれた。現役のAV女優ら業界関係者が登壇して、問題点や改善方法などについて語った。

AVに出演しながら、自身でメーカーを設立した神田つばきさんは、強要問題の背景について「差&#21035;がある」と指摘した。「性の文化は、ずっと男性が消費者で、女性が供給側に固定されていた。男性が消費物のように女性を見るようになる。このままだと、強要問題のようなことが今後も起きて、性の文化が廃れていく」と危機感をつのらせた。

AV出演者や制作者のための団体「一般社団法人表現者ネットワーク」(AVAN)を立ち上げた元女優の川奈まり子さんは、業界に対する風当たりが強いなかでも「AV出演を肯定しようと決めている」と強調した。「社会や業界のなかに対して、自分たちの声を届けることで、被害が起こらないようにしていきたい」と話した。

イベント主催の一般社団法人「ホワイトハンズ」の坂爪真吾代表理事は「法規制だけで問題が解決するわけではない。性風俗の歴史を振り返っても、監督官庁や法律があるが、働く人の権利が守られているかというと微妙なところだ。現場の声を汲み取ったうえで、仕組みを作っていく必要がある」と話していた。

国際 : 拡大する「セクストーション」被害、ヌード画像で脅迫 米

日時: 2016-09-17  表示:657回

AFP 2016年05月16日 17:25 発信地:ワシントンD.C./米国

【5月16日 AFP】個人のヌード写真を脅迫材料にして、よりみだらな画像や金品などを被害者に要求する「セクストーション」(性的脅迫)と呼ばれるサイバー犯罪の被害が驚くほど拡大しているとの研究報告を、米シンクタンク「ブルッキングス研究所(Brookings Institution)」が11日、公表した。セクストーションに関する初の本格的な研究だという。

 ブルッキングス研究所によると、被害者の大半は未成年で、大人の場合は女性がほとんど。加害者はほぼ男性で、複数の被害者を食い物にしているという。被害者は羞恥(しゅうち)から名乗り出ないことが多い。

 米当局もこの問題については認識しているものの、統計を取っている省庁や支援団体は1つもないと報告書は指摘している。

 セクストーションという犯罪名も正式な用語ではなく、捜査当局が既存の犯罪の類型に適合しない違法行為に対して使っている俗語にすぎないという。ブルッキングス研究所によれば、セクストーションは米国内の地域によって児童ポルノやストーカー行為、ゆすり、ハッキングなどの罪状で起訴の対象となり得るが、そのものを指す犯罪類型は存在しない。

 セクストーションには、個人所有のパソコンをハッキングして性的な画像や動画を盗み出したり、ウェブカメラを乗っ取ったりした上で、より多くのものを被害者に要求する行為が含まれる。もっと一般的なのは、ソーシャルメディアを利用して被害者から写真を入手し、恐喝の材料にする手口だ。

 ブルッキングス研究所では、ここ数年間に起きたセクストーションの定義に合致する事例78件と、セクストーションの要素を含む数多くの事例について分析した。78件の該当事例は米国内の29州・地域と、外国3か所で起訴されたもので、被害者は少なくとも1379人に上る。しかし、検察側が全ての被害者を把握していないなどの理由から、実際の被害者数は6500人を超える可能性があるという。

「インターネットで世界がつながったことで、歴史上初めて、性的な脅迫の加害者が被害者と同じ国にいるとは限らなくなった」と報告書は述べている。

 報告書では、具体的な実例も紹介している。たとえば、ある女性が未知の送信者からのメールを開くと、女性本人の性的な画像と職業や夫、子ども3人に関するデータが添付されていた。送信者は、女性自身を被写体とした性的な動画を一両日中に送ってこなければ問題の画像を公開し、女性が隠している側面を家族に暴露すると脅迫したという。(c)AFP/Daniel WOOLLS

国際 : 性行為動画がネット流出、削除命令勝ち取った女性の自殺

日時: 2016-09-17  表示:689回

AFP=時事 9月16日(金)17時22分配信

【AFP=時事】イタリアで、自分の性行為を撮影した動画をインターネット上から削除するよう求めて勝訴した女性が自殺したことから、オンライン・プライバシー保護をめぐる論争が再燃している。

 ティツィアーナさん(31)は今月13日、南部ナポリ(Naples)近郊のムニャーノ(Mugnano)にある親戚の家で首をつって死亡しているのが見つかった。ネット上に拡散された自身のセックス動画の削除を求めて訴訟を続けた末の死だった。

 問題の動画は1年間、ティツィアーナさんが以前に交際していた男性に焼きもちを焼かせようと、その男性本人を含む複数の友人に送ったもので、恋人と性行為中の自分が映っていた。ところが、この動画は間もなくインターネットにアップロードされ、ティツィアーナさんの名前と共に拡散された。

 動画の視聴者数は約100万人に達し、ティツィアーナさんはネット上で嘲笑の的となってしまった。恥辱から逃れようとティツィアーナさん仕事を辞め、トスカーナ(Tuscany)州に移住し、名前も変えようとした。それでも悪夢は終わらなかった。

 ティツィアーナさんが動画の中で恋人に告げた「撮っているの? ブラボー!」という言葉は、嘲笑的なジョークとしてネット上に氾濫。この言葉をプリントしたTシャツやスマートフォン(多機能携帯電話)用ケースなど、さまざまなグッズまで登場した。

 ティツィアーナさんは長期にわたる法廷での闘いの末、最近になってようやくネット上での「忘れられる権利」を勝ち取った。裁判所は、SNS最大手フェイスブック(Facebook)を含む各種ウェブサイトや検索エンジンから問題の動画を削除するよう命じた。

 だが、ティツィアーナさん自身も訴訟費用として2万ユーロ(約230万円)の支払いを命じられた。これが決定的な「侮辱」となってティツィアーナさんを自殺に追いやったのではないかと、イタリアの複数メディアが伝えている。

 ナポリの検察当局は、ティツィアーナさんの自発の誘因をめぐって捜査を開始した。【翻訳編集】 AFPBB News

児童ポルノ : なぜ児童ポルノが公然と売られているのか!私たちの知ら

日時: 2016-09-17  表示:827回

週刊女性PRIME 2016年9月16日 20時0分

 少女はカメラ目線でニコニコ笑っている。露出度の高い水着に着替えると、不自然に股間を開く。カメラはその股間をズームアップする。改正児童買春・児童ポルノ禁止法が施行されてから1年2か月。目をそむけたくなる現実があった──。
国際人権NGOが約1年にわたる実態調査を報告

「街を歩くと、児童ポルノに見えるものが公然と売られていて、本当に児童がこんなことをやらされているのかと心が痛む。しかし、年齢確認はできない。法律が絵に描いた餅になっている。私たちは子どもを守れているのか」

 と伊藤和子弁護士は深刻な表情で話した。

 児童ポルノと疑わしいDVDや動画が販売店やインターネット上で売られているとして、国際人権NGO『ヒューマンライツ・ナウ』(本部・東京、以下HRNと記す)は5日、都内で記者会見し、約1年にわたる実態調査の結果を報告した。取り締まりを強化し、出演者の年齢を確認する仕組みづくりが必要と訴えた。

 冒頭の伊藤弁護士は同団体の事務局長。会見には、副理事長を務める千葉大学大学院の後藤弘子教授と理事を務める雪田樹理弁護士が同席し、

「“着エロ”やイメージビデオというジャンルならば児童ポルノに該当しないという誤った認識が広がっている」(雪田弁護士)などと指摘した。

 着エロとは、水着やレオタードなど「着衣のままのエロチシズム」を示す俗語だ。HRNが調査のために入手したDVDでは、18歳未満とみられる少女がきわどい水着姿で出演し、大股開きなど過激なポーズをとらされていたという。
性欲を刺激すれば、“絡み”がなくても処罰対象

 児童買春・児童ポルノ禁止法は18歳未満の児童を保護するため、児童の性交や性交類似行為を記録したポルノの製造、販売、所持などを禁じている。\'14年の法改正によって「自己の性的好奇心を満たす目的」で単純所持しているだけでアウトとなり、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられる。児童ポルノには次の内容も含まれる。

《衣服の全部または一部を着けない児童の姿態であって、ことさらに児童の性的な部位(性器等もしくはその周辺部、臀部、胸部)が露出され、または強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ、または刺激するもの》(同法第2条3項)

 つまり、水着姿で股間やバストを「ことさらに強調」し、「性欲を刺激」するものであれば、セックスシーンなどの“絡み”がなくても処罰対象になる。
出演者の年齢が確認できないと取り締まれない

 HRNによると、調査に着手したのは昨年5月のこと。「東京・秋葉原のDVD販売店3店舗を定点観測するとともに、ネット上の販売サイトもチェックした。児童ポルノではないかと疑われる作品は計16本あった」(伊藤弁護士)

 タイトルには「小〇生」「6年生」「現役JC」などの文字が躍り、パッケージ裏面に「未成熟のロリを食い荒らす本気のレイプ」と記した作品も。

 しかし、本当にタイトルどおりの年齢なのか確認することはできなかったという。

 HRNは、性虐待された被害児童への往診経験が豊富な小児科医にこれらのDVDのパッケージ写真や動画を8点提供して所見を求めた。

 医師は6点について「小学校高学年・中学生〜18歳未満と思われる」と回答。顔つきやお尻の筋肉のつき方、骨格、乳房や陰毛の発育などから総合的に判断したという。

「18歳未満かどうかわからないという現状が、いちばんの問題なんです」(後藤教授)

 HRNは報告書で、出演者の年齢が確認できないために取り締まりが行われず、審査・流通・販売段階でのチェック体制も不備だとしている。
卑わいなポージングをさせられる思春期の少女が心配

 具体的には、児童ポルノの疑いがある作品はどんな内容だったのか。後日、あらためて後藤教授に聞いた。

「局部に水着が食い込むような格好をさせられたり、開脚するポージングをとらされていました。あるいは水着を濡らされ、アイスキャンデーを舐めさせられる。どう見ても不自然で性的なことを連想させる。少女が生活する中で大股開きになるシチュエーションなんてそんなにないでしょう? あったとしてもお母さんに怒られます。児童ポルノの目的でつくっているとしか思えません」

 と後藤教授は説明する。

 法に触れるかどうかだけを問題視しているわけではない。思春期の少女が心配という。

「卑わいなポージングをさせられた少女は傷つきます。DVDに出演することが初めての性的な経験かもしれない。こういうポーズをとれば男性は喜ぶと思い込んでしまうかもしれない」(後藤教授)
「親が悪い」というひと言では片づけられない

 たしかに、心身とも未発達な少女が撮影現場で大人たちに乗せられ、過激なポーズで視線を集めるのは問題があるだろう。一方で、少女の保護者にも責任はないか。

「未成年者ですから、親が撮影現場に同席している場合も少なくないと思います。しかし、母親がDV夫に脅かされて撮影に同意しているだけかもしれないし、生活苦で追い詰められているのかもしれない。

 ひどい母親がいるよね〜というひと言では片づけられないと思います。製作・流通過程で複数の大人が絡んでいるわけですから、社会の一員として“もしかしたら自分たちも加担しているかもしれない”という意識を持ってほしい。問題のある作品が平気で売られているわけですから」(後藤教授)
19歳が15歳を演じても、それは“メッセージ”になる

 一方、年齢が断定できない作品で18歳以上の女優が少女を演じているケースもあるだろう。現行法では児童ポルノには当たらない。

 しかし、後藤教授は「仮に19歳の子が15歳を演じていたとしても、視聴する男性は作品の中に15歳の少女を見る」として次のように話す。

「15歳の子が性的な対象として存在しうるんだというメッセージになる。EU諸国では、出演女優が何歳であっても児童に見える作品は販売できません。ランドセルを背負うなんてもってのほかです。私は、子どもに見えるポルノは規制すべきだと思います」
“しずかちゃん”のお風呂シーンはなぜ問題か

 表現規制は難しい。かつて児童ポルノ規制をめぐっては、漫画『ドラえもん』のヒロイン・しずかちゃんのお風呂シーンが児童ポルノに該当するか議論が分かれるなど波紋を広げた。結局、実在しない少女だとして規制対象外となった。芸能界で活躍する18歳未満の少女もたくさんいる。

「例えば、アイドルグループのプロモーションビデオで、制服を着ていたアイドルが急に水着になって胸が強調される。『ドラえもん』でお風呂に入るのはしずかちゃんばかりで、のび太くんやジャイアンの入浴シーンはそんなにありません。社会全体で子どもを性の対象としない努力をすべきと考えています」

 と後藤教授は話す。
着エロDVDに鼻の穴をふくらませる年配客

 HRNが調査したとみられる店舗に行った。

 フロアごとに熟女モノ、SMモノなどと分かれ、着エロとロリコン物をそろえたフロアがあった。通路はすれ違うのも難しい狭さでDVDを並べた棚がびっしり。60代とみられるスーツ姿の男性客は、パッケージに「つるぺた」「ロリ娘」と書かれたDVDを手に取って鼻の穴をふくらませていた。30代とみられる男性客は、両手に5、6本のDVDを持って吟味していた。

 本誌は、HRNが問題視した作品のうち2つを報道目的で購入した。会計カウンターの男性店員に「これ、児童ポルノで捕まるんじゃない?」と尋ねると、店員は少したじろいで「いや……、大丈夫だと思います」と答えた。
大股開きする少女の笑顔が痛々しい

 作品Aのパッケージでは少女が片脚を高く上げている。裏面には出演少女のプロフィールが記載されており、生年月日は「2000年」とある。事実ならば現在16歳。\'14年に製作しているので14歳当時の作品ということになる。笑顔のかわいい女の子だ。

 胸元がざっくり開いたワンピースで登場。「おにいちゃん早く、早く」とカメラ目線で呼びかけ、洗車中に「濡れちゃうから脱ぐね」とスクール水着になる。カメラは後ろからふくらはぎ、太もも、股間となめるように追う。

 ビキニに着替えると、足を広げて前屈し、浅い胸の谷間をのぞかせる。なぜかフラフープにまたがって腰を左右に揺らす。風呂場でアイスキャンデーをほおばる。視聴者を「おにいちゃん」と設定しておきながら、ストーリーに一貫性のない内容が1時間以上続いた。

 作品Bは2時間弱。タイトルに「1年×組」とあり、HRNが依頼した医師が「小学生または中学生と考えられる」と判断した女の子だ。

 1人でツイスターゲームをして、わざと遠いところに足をついて大開脚。庭の家庭用プールで水着を濡らし、カメラは水中から股間のアップを狙う。ビキニでお風呂に入って立ち上がると、股間から水がポタポタ。初めての撮影だったらしく、締めくくりのインタビューで「緊張して難しかった」と答えていた。
児童ポルノではなく『児童性虐待記録物』

 児童ポルノの問題に詳しいジャーナリスト・渋井哲也氏は「何をもって“ことさら強調した”といえるかは判断が難しい」と指摘する。

「インターポール(国際刑事警察機構)は、児童ポルノではなく『児童性虐待記録物』と呼ぼうと提言している。撮影過程で性虐待があれば違法になる。

 作品という表現の結果をどう受け止めるかは人によって異なるので、表現過程を重視したほうがわかりやすいのではないか」と話した。

製作被害 : 「騙されてAV出演」ユーチューバー・くるみんアロマさん動

日時: 2016-09-16  表示:751回

弁護士ドットコム 2016年09月03日 10時25分

アダルトビデオ出演強要問題が大きくクローズアップされる中、「事務所に騙されてAV女優になった」と公表したユーチューバーがいる。アロマの効用について紹介する動画や、外国人にインタビューした動画などをYouTube?に投稿している、くるみんアロマさん(26)だ。

7月に朝日新聞「withnews」のインタビュー記事に登場し、8月29日からは、過去のAV出演に関して語った動画を全6回にわけてアップしている。彼女はどういう思いから過去を告白し、今回の動画を投稿しているのか。出演の経緯を含めて聞いた。

<動画>【AV出演強要】くるみんアロマさんが過去を語る理由

https://www.youtube.com/watch?v=jxyt6EZfF-Q

●「AV出演したら音楽させてあげる」といわれた

−−どうしてAVに出演することになったのか?

大学生だった2011年夏、新宿でスカウトから「グラビアできる人を探してる」と声をかけられたのがきっかけです。当時、グラビアをやりたいと思っていなかったんですが、高校時代にバンドサークルをやっていたこともあり、漠然と「音楽をやりたい」という気持ちがありました。

スカウトからも「グラビアにでたら、音楽のデビューもさせてあげる」としつこくいわれて、だったらと思って話を聞くことにしました。そのあと、芸能事務所の社長を紹介されて話がすすみ、就職も決まっていたけれどやめて、事務所に入ることになりました。

その年の秋、社長と一緒に雑誌の面接に行くことがありました。水着のグラビアの仕事だったんですが、わたしも22歳でギリギリだったので「ここでやるしかない」と思っていました。そのとき、社長は「この子はヌードもできます」といったんです。

びっくりしましたが、大手出版社ということもあり、なかなか受かるところじゃないと考えて、「できます!」といってしまったんです。そして、面接に受かったあと、撮影があり、週刊誌にヌードが載りました。

−−音楽の仕事はやらせてもらえた?

そういう仕事はまったくありませんでした。それで「仕事はないのか」と聞いたら、社長は「まずはAVに出よう。それから、音楽でも何でもやっていいよ」「AVに出演しても、歌を歌っているグループもある。時代は変わったから」といわれました。

当時、わたしはAVに対して、少なからず偏見をもっていました。だから「出たらアウトですよね?」といったんですが、事務所の人たちから「脱いだほうがかっこいい。中途半端にグラビアよりいいよ」と説得されました。

また、わたしが好きなアーティストの名前を出して、「おれの子どもが、その人の知り合いだから今度会わせてやるよ」といわれたこともありました。本当にバカだけど、それまで『人はウソをつかない』と思っている人間だったので、信じてしまいました。いまから考えると、すべてがウソだったんですが…
●初めての撮影…終わるまで帰してもらえず

−−撮影はどうだった?

わたしは元々、そういう行為自体が好きじゃなくて、痛かったし、出血もありました。だけど、終わるまで帰してもらえません。何度も泣いて、何度も撮り直しがつづきました。

撮影スタッフからは「あなたみたいに時間のかかる人は初めてだ」「みんな家族がいるんだ。あなたが頑張らなかったら、みんなの家族全員の生活がなくなるんだよ。あなた背負えるの?」って怒鳴られました。

事務所のプロデューサーも「ここのメーカーは大きいから、あなたがちゃんとやらなかったら、ほかの女の子も出演できなくなるでしょ」って。だから、死ぬ気でやりましたよ。朝から深夜まで撮影がつづいて、最後はタクシーで帰りました。

わたしは、そのあと音楽ができるといわれたからやっただけで、AVに出演したいとは1%も思っていませんでした。

−−どうしてやめることになったのか?

2本目の撮影が終わったあと、事務所から連絡がなく、給料も入らなくなりました。そのあと、突然スカウトから呼び出されて、「社長がお金を持ち逃げしたから、事務所がなくなった」と告げられました。

スカウトからは、別の事務所に移籍という話がでました。「そっちでは音楽もやらせてあげる」といわれたんですが、その事務所を調べると、女の子はみんなAV女優だったんです。事務所に入っても先が見えず、音楽もできないと思ったので、「ギャラはいらない」といってやめさせてもらいました。
●「自分の生きざまを伝えたい」

−−出演したことに後悔はないか?

もちろんありますよ。「過去にそういうことがあったことがバレたら…」という考えが心のどこかにありました。そのせいで、自分に自信がなかったり、踏み出せないこともありました。ほんとに悔しいです。

だけど、後悔しても仕方がないから、今は前向きに考えるようにしています。YouTube?にも出会って、苦しみや悲しみも表現した人間になろうとしています。それが、わたしの表現の一つだと考えています。

−−どうして告白したのか?

ずっと隠したい過去でした。恥ずかしいことだし、騙されてかっこ悪いし、普通ならいいたくないことです。売名といわれたり、うしろ指はさされるかもしれないなど、メリットはないと思ったけれど、こうした被害が今も起きていて、なかには自分の命を絶った方もいると聞きました。

そんな女の子がほかにもいて、これからも出てくるかもしれないということが許せません。わたしが告白することで、望まないかたちでAVに出演して悩んでいる人を減らせるんじゃないかと思いました。

−−今後どういうことを伝えていきたいか?

わたしはユーチューバーで稼げているわけでもなければ、有名になりたいわけでもありません。嫌われる存在でもいいけど、自分の生きざまをたくさんの人に伝えたいと思っています。

女の子もそうだし、騙そうとしている悪い人にも、心のどこかに留めとおいてほしい。なにかの抑止力になるんじゃないかと思っています。

そして、望まないかたちでAVに出演しても、何とかやっていこうとしている人がいることを知って、元気になってくれる人がいたらうれしいです。

<動画>AV出演強要、ユーチューバーの過去「音楽デビュー信じた自分」

https://www.youtube.com/watch?v=a4ZCgdALkN8

性犯罪 : 【高畑さん不起訴】強姦致傷罪での起訴は裁判員裁判以降

日時: 2016-09-14  表示:675回

BuzzFeed? Japan 9月14日(水)7時25分配信

強姦致傷容疑で8月23日に逮捕された高畑裕太さんが9月9日、不起訴となり釈放された。弁護人もコメントを発表するなど、大きな波紋を広げている。実は今回のケースだけでなく、強姦致傷事件は不起訴になるケースが増えている。その背景は。
「示談が成立した」と弁護人

不起訴になった理由を、検察は明らかにしていない。一方、高畑さんの弁護人は、メディアに対してコメントを発表した。その中には、次のような一文がある。

「被害者とされた女性との示談成立が考慮されたことは事実と思います。しかし、ご存じのとおり、強姦致傷罪は被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であり、悪質性が低いとか、犯罪の成立が疑わしいなどの事情がない限り、起訴は免れません。お金を払えば勘弁してもらえるなどという簡単なものではありません」

示談とは、相手に慰謝料を支払ったり、謝罪したりして、裁判外で和解することだ。今回、高畑さん側と女性の間でどんな示談が交わされたのか、その内容は公表されていない。
非親告罪だが・・・

コメントにもある通り、強姦致傷罪はルール上、被害者の告訴がなくても起訴することができる。

ただ実際には、被害者の協力がなければ、犯罪を立証することは難しい。そのため、被害者が刑事裁判を望まない場合は、起訴されないことも多いとされている。

法務省の「性犯罪の罰則に関する検討会」が出した報告書では、メンバーの専門家たちから、次のような意見が出ている。

「強姦致死傷罪等の場合であっても、被害者の意思の確認は行われている」

仮に強姦罪を非親告罪にしたらどうなるか、という議論の中でも、次のような発言があった。

「被害者の協力がなければ立証も難しく、被害者が望まなければ起訴をしない方向になると思われる」

では、なぜ今回は起訴されなかったのか。
逮捕直後から連日報道

逮捕時には、容疑者がテレビ出演している有名人とあって、多くの報道があった。朝日新聞は8月24日、次のように報じた。

「高畑容疑者は23日午前2時〜2時半ごろ、前橋市内のビジネスホテルの客室で、40代の従業員女性の手足を押さえつけるなどして強姦し、右手親指などにけがを負わせた疑い。高畑容疑者は歯ブラシを部屋に届けるよう要望。客室へ届けに来た女性の手首をつかんで、無理やり部屋に連れ込んだという」

「実刑」という予想

逮捕後に出た一連の報道の中には、元検事の弁護士が、判決を占うつぎのようなコメントをしている記事もあった。

「過去の事案からすると、恐らく高畑容疑者は4、5年の実刑判決。強姦致傷罪の場合、裁判員裁判で行われるので、もう少し重い実刑判決を受けるのでは」
起訴件数は激減

こうした報道からすれば今回は突然、不起訴になったという印象も受ける。だが、わいせつ犯罪に詳しい奥村徹弁護士は「不起訴になる可能性も少なからずあった」と話す。

「強姦致死傷罪等」で起訴されるケースは近年、激減している。

検察統計によると、起訴された件数は、2006年には253件、2007年は239件だったが、2014年は85件、2015年は104件と減少している。

どれぐらいの割合で起訴されるかを示す起訴率も下落傾向にある。2006年には69.7%あったのが2014年には34%になった。
なぜ減った?

背景にあるのが2009年、一定の重い犯罪の裁判に一般人が参加する「裁判員裁判」の開始だと、奥村弁護士は指摘する。

「一般に、裁判員制度の導入に伴い、殺人罪などの起訴率が格段に低下しています。検察官が殺意の認定など、事実認定が微妙な場合を、軽い罪名に落として裁判官事件として起訴しているためと思われます」

「加えて、性犯罪の刑事事件は、進行によっては被害者が法廷で証言する必要があり、それが被害者の精神的負担だと言われています」

「強姦致傷罪は重罪なので、単純な事案でも裁判員裁判で裁かれます」
一般人の目に触れてしまう

「裁判員は守秘義務を負っているとはいえ、現場から遠くない地域の一般人の目に裁判記録が触れることになります。そこで被害者の負担を考慮して、裁判員裁判を回避しているものと思われます」

「被害者側も、そのような裁判員事件の審理を回避するために、やむなく捜査段階での示談に応じるという事例もあるようです。強姦致傷罪の場合は、示談すると単純強姦罪としての起訴もされないので、結局容疑者は懲役に服することはありません」
裁判員制度の問題

「一般には裁判所の統計などを根拠にして『裁判員制度によって性犯罪の量刑は重くなった』と理解されていますが、起訴件数が減り、懲役刑にならない容疑者が増えたことを考慮すると、逆に『裁判員制度によって性犯罪の量刑は軽くなった』とも言えます」

奥村弁護士はこのように述べ、裁判員制度のルールに疑問を呈していた。

いま政府は「性犯罪の厳罰化」に向けた議論を進めている。法制審議会は9月12日、強姦罪の罰則を重くし、非親告罪にすることなどを盛り込んだ刑法改正の要綱を答申した。改正案は今後、国会で審議されることになる。

製作被害 : <AV問題>有識者「もっと現場の知見を」 (2016.09.14)

日時: 2016-09-14  表示:658回

毎日新聞 9月14日(水)7時0分配信

 12日に内閣府男女共同参画会議の「女性に対する暴力に関する専門調査会」(会長・辻村みよ子明治大法科大学院教授)が行ったアダルトビデオ(AV)出演強要問題に関するヒアリングでは、2人の有識者がそれぞれの見地から被害防止策や法制度上の課題などについて語った。調査方法論や性産業研究で知られる神戸大大学院国際文化学研究科の青山薫教授は「現場の内情を知るAV業界人をもっと調査に巻き込んでいくべきだ」と強調。刑事法や北欧法に詳しい琉球大大学院法務研究科の矢野恵美教授は、スウェーデン刑法との比較から「日本では性犯罪の範囲が狭く、AV強要の処罰には壁がある」と指摘した。それぞれの発言の概要を紹介する。【AV問題取材班】

□青山教授の発言概要

<海外のポルノ規制>

 EU(欧州連合)や米国では成人(18歳以上)が合意して出演するポルノは合法。ただし、EUにはレイプなどを扱う「暴力ポルノ」を違法とする国もある。米国は(1)わいせつである(2)「性的攻撃性」を規定した州法に抵触する(3)「芸術的」などの価値が認められない−−の3要件がそろった場合、州法で制限できる。一方、アジア・アフリカ地域はポルノを違法・規制対象とする国が多い。

<注目すべき海外の知見>

 アメリカ国立衛生研究所が1980年代、アルコール依存症や薬物乱用の対策として打ち出した「危害軽減(ハームリダクション)アプローチ」は参考になる。「完全な禁欲」が現実的でない場合、どうすれば効果的に危険を減らせるかという具体策で、コンドームの無料配布などが10代の妊娠や性感染症の予防に効果を上げている。また、国連開発計画(UNDP)などが掲げる「エンパワメントアプローチ」も重要だ。取り締まりや規則でなく「当事者の力を引き出すこと」で事態を改善しようとする姿勢で、例えばセックスワーカーが主導するコミュニティーを支援すれば、人権じゅうりんを避けつつ継続的なHIV予防などを実現しやすい。

<調査に当事者の参加を>

 「エンパワメント」の考え方は、社会事象の当事者(マイノリティ)が中心となって解決策を探るという「当事者参加行動調査」の手法から生まれてきた。調査のプロセスを評価し、結果に織り込んでいくことが当事者の利益にもつながる。調査の実効性を高めるためにも現場を知る人を巻き込んでいくべきだ。AV強要に関する調査でも、内部の事情を知る人たちを「有識者」として扱い、こういった(国の調査会の)テーブルに招く必要がある。

<規制強化と「スティグマ」>

 フランスやノルウェー、オーストラリア、英国では性産業への規制強化がアンダーグラウンド(地下)化を招いたと報告されている。厳しく取り締まれば、産業がネットの世界に入るなどしてどこかへ行ってしまう。「スティグマ(汚名。ネガティブな意味のレッテル)」が強化され、労働条件は悪化し、働く人たちのネットワークが失われる。手段が目的を裏切り、当事者への危害を増やすことにならないかと危惧している。

□矢野教授の発言概要

<現行刑法の適用>

 日本の現行刑法でも処罰の可能性はある。「(出演しないと)撮った写真をばらまくぞ」と言えば「生命、身体、自由、名誉または財産に対し害を加える旨を告知」したことになり、脅迫罪に当たるだろう。しかし、「親にばらすぞ」だったら当たらないかもしれない。現場で意に沿わない行為をさせられたとすれば、強要罪に当たるのではないか。また、準強姦(ごうかん)・準強制わいせつ罪の「抗拒不能に乗じて」という要件は、モデル志望者を全裸にして撮影した事例(81年東京高裁判決)でも認められている。これは被害者が無知から「モデルになるには我慢しなきゃ」と思い込んだケースで、AV強要と親和性がある。

<立証、処罰の壁とは?>

 スカウトや事務所幹部など、現場にいなかった人の処罰には大きな壁がある。共同正犯、教唆犯、ほう助犯などの可能性はあるが「ゼロではない」という程度。現実には「あらかじめ相談している」「現場で犯罪を行う者に指示している」などの要件をなかなか満たしきれない。現場で行為をするのは男優だが、(強要されていることを)どこまで知っているのか。また、(面接や撮影は)基本的に密室で行われ、加害者は理論武装した複数の大人であるのに対し、被害者は若く1人である場合が多い。「契約があるから訴えても犯罪にならないぞ」などと脅されればあきらめてしまうから、そもそも警察に認知されない。

<スウェーデン刑法>

 「性犯罪は重大な人格権の侵害である」という基本的な考え方があり、捜査側にも「逃げ得」は許さないという強い思いがある。レイプ罪は、直接的な暴行だけでなく「深刻な恐怖を抱えていること」「その他の特別に危険な状況」などを不当に利用したと認められれば適用される。また、「社長とモデル志望者」のように明らかな地位の違いを利用すれば「依存状況にある者の性的利用の罪」が適用される。こうした条文はスウェーデンに限らず、かなり多くの国が持っている。被害者国選弁護人の存在もポイントだ。日本でも被害者の一部を日弁連などが支援しているが、より対象を広げた制度が必要ではないか。

<早期教育の必要性>

 刑事法には「被害が発生してからでなければ動けない」という限界があり、やはり啓発活動と教育が重要だ。啓発の対象は子供の親や教員にも広げるべきだ。親や教員の「だまされる方が悪い」という発言を聞いて相談できなくなったという子供も多い。また、「被害に遭わないように気をつけろ」という教育はスティグマを生むため、注意が必要だ。

製作被害 : AV強要は「氷山の一角」か? 支援団体代表が語る「差し止

日時: 2016-09-13  表示:729回

withnews 2016年09月13日

 若い女性がアダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられる被害が広がる中、支援団体の重要性が増している。6千人以上の女優がいると言われる業界。表面化する被害は「氷山の一角」なのか。映像がネットで拡散してしまう時代、問題のある作品の流通を止めることはできるのか。NPO法人「人身取引被害者サポートセンター ライトハウス」の藤原志帆子代表に聞いた。(朝日新聞経済部記者・高野真吾)
イメージDVD、実はAV撮影
【NPO法人「人身取引被害者サポートセンター ライトハウス」は「本人の自由を奪い、意思に反した行為を強制し、搾取する犯罪である」「人身取引」の根絶を目指し、2004年に前身の団体が設立された。当初は売春をさせるために日本に連れてこられた外国籍の被害者を救う活動などをしてきたが、近年、AV出演強要被害の相談が増えてきた。】

 私たちライトハウスはPAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)と協力し、AVに関する相談と支援にあたっています。2団体に相談にきた女性は、2012年、13年は1人でしたが、14年から急激に増えて36人になりました。昨年は62人に上り、今年も8月末時点で74人となっていて、累計相談者は174人にも及びます。

 イメージDVDを撮ると聞いてスタジオに着いたら、全く知らされていないAVの撮影だった。最初の撮影も嫌々だったのに、契約書や違約金を盾に脅されて続けざるを得なかった。ほとんどの相談者が、こうした強要被害にあっています。

 14年に相談が急増した背景は定かではありませんが、今年とくに増えたのは「AV出演強要」の問題が、NHKや毎日新聞など各種メディアに取り上げられたことが大きいと考えています。

 一説にはAVに出演する女優の数は6千から8千人いて、うち毎年4千人から6千人が入れ替わると言われています。この数千人という母数に比べて、私たちのところに来る相談者の数は決して多いとは言えないかもしれません。そのため「強要被害は大したことない」と指摘する業界関係者の声を聞いたこともあります。

 しかし、相談者は「氷山の一角」と捉えるべきです。私たち支援2団体以外にも全国の女性シェルターや無料電話相談にも多くの女性の声が届いています。彼女たちは「強く断れなかった自分が悪い」などと自責の念を抱えている。多くの女性が、過去を話す時に涙を見せます。

 それでも一人で抱え込まずに、相談員に相談することができれば、一人で抱えていた心の重荷を下ろすことができるかもしれません。また、強要被害が明らかな場合は、AVメーカーや販売会社に掛け合い、過去の出演作品の取り扱い停止を求め、実際に成功する場合もあります。勇気を出せば、意図せずに出ることになった作品が永続的に視聴される「被害拡大」を防げる可能性が高いのです。

女性たちの声が届き始めた
【ライトハウスの藤原さんは、AV出演強要問題を社会全体で取り組むべき課題と位置づける。】

 政府は6月、閣議決定した答弁書で、AVへの出演強要は予防と根絶が必要な「女性に対する暴力」に当たるとしました。そして実態把握や相談体制づくり、民間支援団体との連携強化に取り組み始めたのです。ようやくですが、勇気を振り絞って支援団体らに寄せられた女性たちからの声が社会に届き始めたと言えます。

 この契機をぜひ生かしたい。AV作品の審査を行うNPO法人「知的財産振興協会」(IPPA)は7月、業界で定めたルールに従わず、必要な審査を受けていない作品を販売会社などが取り扱わないように求める声明を出しました。

 政府や自治体はDV、児童虐待などの既存の相談窓口を拡充し、AV被害の相談にも応じられるようにする。被害に遭う女性の多くが高校生、専門学校生、大学生のうちに声を掛けられるので、学校現場での啓発活動も有効です。

 日本社会はAVや風俗などでの搾取の構造に、あまりにも目をつぶってきました。もう放置できるレベルではありません。タブー視することなく、問題の解決に社会全体で動いていく必要があります。

販売停止までの道のり

 つらい過去に向き合い、今夏、行動を起こしたのが、ユーチューバーのくるみんアロマさんだ。7月8日、都内施設で被害者支援団体の相談員の女性2人と向き合った。くるみんさんは13年、2本のAVに出演した。

 長年、「本格的に音楽活動をしたい」という夢を抱いてきた。「AVに出れば後押しする」と語った所属事務所の「社長」を信じた。だが音楽活動を後押しする動きはなかった。今は「だまされた」と振り返る。

 相談員は聴取をもとに、「出演強要」にあたると判断。その場で作品を出しているAVメーカー1社(知的財産振興協会「IPPA」加盟)と、ネット上で作品を取り扱っている大手販売会社3社に対して、さらなる流通、販売停止を求める「通知状」と題する文書の作成を始めた。

本人の署名後に「内容証明郵便」

 文書は本人の署名後、「内容証明郵便」で郵送した。一連の相談は2時間ほど。相談は無料で、初回に限り文書を送る際の実費も支援団体が負担している。文書は本人の意向に基づき、AV女優名だけで送るか、本名とAV女優名を両方明記して送るかを決めているという。

 数日後、販売会社のうち1社からは、「戦略的検討その他諸般の事情により」「対象となる商品の販売および販売のための掲載を中止」するとの文書が支援団体に届いた。ほか2社は連絡がなかったが、相談員がネット上で掲載中止になっていることを確認した。

 AVメーカーからは10日ほどして、回答文書が来た。「当社が貴殿(くるみんアロマさん)を騙(だま)したり、脅したり、貴殿の意思に反してアダルトビデオに出演させたりした事実は全くありません」としつつも、「諸般の事情を考慮して貴殿の出演する当社作品の販売を中止することを決定しました」と知らせてきた。

 くるみんさんは現在、ネット上に拡散したAV出演時の画像を削除していくか検討中だ。グーグルに検索しても画像が表示されないように要請するほか、無断でアップしているサイトに個別にメールを出して削除を要請する。支援団体の相談員は、「地道に要請を続ければ、完全ではなくても不本意な画像はかなり減らせる」と語る。

 くるみんさんは「出演AVが速やかに流通、販売停止になりほっとした」と話したうえで、業界に対する意見を添えた。

 「女性が無理やりに出演させられた作品で、AVメーカー、販売会社などが利益を上げることはおかしい。こうした作品が生まれないように業界は動くべきだし、強要被害にあった女性からの取り扱い停止に対する訴えにはきちんと向き合うべきだ」

     ◇

 AVに関係する情報を募集しています。出演強要被害に遭った男性、業界の内情を語ってくれるAVメーカー、プロダクション幹部からの連絡をお待ちしています。

性犯罪 : 性犯罪の厳罰化、法制審が答申 刑法、大規模改正へ (2016.0

日時: 2016-09-12  表示:656回

朝日新聞デジタル 9月12日(月)17時45分配信

 性犯罪の厳罰化に向けた刑法の改正について、法相の諮問機関「法制審議会」(法制審)は12日、金田勝年法相に答申した。被害者の告訴がなくても罪に問える「非親告罪化」や、法定刑の引き上げなどが盛り込まれた。答申を受けて法務省は、来年の国会に改正法案を提出する見通し。成立すれば明治時代の制定以来の大規模な改正となる。

 現行の強姦(ごうかん)罪や強制わいせつ罪は、被害者の名誉やプライバシーの保護を理由に、被害者の告訴が立件の条件とされてきた。だが、罪に問うかどうかの判断が被害者に委ねられるのは、精神的な負担が重いとして、見直しを求める声が上がっていた。

 このほか、強姦罪の法定刑は、現行の「懲役3年以上」から「懲役5年以上」に引き上げる。現行では強盗罪の「懲役5年以上」より軽いため、引き上げを求める声が被害者に強かった。

 親から子への性的虐待などを罰する罪も新たに設ける。18歳未満に対して、生活を支える「監護者」が「影響力に乗じて」わいせつ行為などをした場合、強姦罪や強制わいせつ罪と同様に処罰する。現行の強姦罪などは加害者の「暴行や脅迫」が成立の条件で、「被害者が抵抗しなかった」として立件が難しいケースがある。新たな罪では、抵抗の有無にかかわらず、罰することができるようになる。

 「男性が加害者、女性が被害者」としてきた「強姦」の定義も拡大され、性の区別なく処罰の対象となる。(金子元希)

製作被害 : AV強要、元タレントも被害 ミスコン受賞歴、歌手の夢捨て

日時: 2016-08-26  表示:772回

withnews 2016年08月26日

 社会問題化しているアダルトビデオ(AV)への出演強要の被害者は、「芸能人になれる」などの釣り文句に騙された一般女性に限らない。芸能界に関する知識がある元タレントも、巧みな「囲い込み」による被害に遭っている。DVDの販売が見込めることから大々的に売り出され、親や親族、友人たちが瞬く間に知ることになる。親との絶縁、自殺未遂などを経験することになった20代後半の元タレントの女性が取材に応じた。(朝日新聞経済部記者・高野真吾)
「グラビアからいい形で芸能界に入れた」

 最初に芸能事務所に所属したのは、高校3年生の4月でした。その2カ月前に、東京・渋谷を歩いている時に、スカウトされました。浜崎あゆみさんや、「モーニング娘。」さんが好きで、「歌手になりたい」という夢をずっと持っていた。CMにたくさん出ているタレントさんがいたので、そこの事務所に所属しました。

 すると幸運にも、ある雑誌のミスコンをすぐに受賞できた。グラビアからいい形で芸能界に入れた。高校を卒業してから3年ぐらいは、タレント活動に専念しました。グラビア以外にも、地方局のパチンコ番組と衛星放送の情報番組のレギュラーの仕事が2本あって、たまに舞台にも出ました。両親も応援してくれていました。

「ずっとやっていける自信なく…」

 しかし、20歳になるぐらいから、将来が不安になってきた。その頃は、グラビアの仕事は10代の仕事という印象が強かったし、タレントとしてずっとやっていける自信もなかった。一番の夢だった歌手になれなかったということもあります。悩んだ末に、事務所を辞めました。安定した収入が欲しくて、雑貨店や洋服屋でのアルバイトを始めました。

 1年半ぐらいした2009年の夏、渋谷で芸能事務所の名刺を持った、男性スカウトに会いました。離れてみたら芸能界は刺激があり、友人もできるし、楽しかったと後悔し始めていた。また、その人の事務所に入りたいと思ってお願いしました。

 結果的には、以前に所属していた事務所との関係があるとかでダメでした。それでも、スカウトから「若いし、もったいない。俺の知っているすごい人を紹介する」と言われたのです。4カ月ぐらいして会ったのが、前所属事務所の社長でした。

「俺だったら、中国や海外を目指すよ」

 初めて会ったのは、東京・渋谷のマークシティのレンタルオフィスでした。スカウトと3人で2時間ほどの面談でした。社長からは「どんな芸能人になりたいの?」と聞かれました。具体的なイメージができていなかったので「アイドルとか歌の活動をしたい」と答えました。

 すると、社長は「俺だったら、日本だけじゃなくて、中国や海外に出て行けるような歌手、女優を目指すよ」と言いました。日本の経済は伸びていなくて、エンターテイメント業界も縮小しているから、と理由を説明しました。

 「芸能活動を成功させるには、投資が必要だ。お金をかける価値があるとキミを認めるか分からないけど、毎週90分ぐらい話をしていこう」。その場で手帳を開いて、次の約束を決めました。私はまじめな性格なので、約束があると足を運んでしまうのです。

「カジノ王の協力で、上海でコンサート」

 社長は面談で、私の売り出し方を詳しく語りました。

 第一段階では、イメージDVD3本を出して、男性のファンをつかむ。同時に女性誌にも連載を持って、女性ファンもつかむ。

 第二段階で歌手を始めて、中国で開催されるコスプレイベントやゲームショーにも参加する。日本の地上波で深夜番組にも出る。

 第三段階では、ネットでコンテンツを流通させつつ、(マカオの)カジノ王とイベントを開いて、彼にスポンサーになってもらう。

 最後の第四段階で、カジノ王の協力を得て、上海の大舞台でコンサートを開く、と。

雑誌を切り抜きイメージを形に

 彼の売り出し方にあわせるように、私も「ビジョンブック」と呼んだノートに自分の将来像を書き込んでいきました。見返すと、「世界」「中国」という単語がたくさん出てきます。

 「世界一の歌手になるには、歌唱力が必要」「世界一の女優になるのは、演技力が必要」。「中国に私をイメージした遊園地をつくる」「世界中に私モデルの携帯を発売する」という項目も出てきます。

 さらに、社長の事務所の女性相談係に手伝ってもらい、イメージをより形にする作業をしました。自分のコンサートのステージに馬車に乗って登場したいと考えたら、雑誌から馬車の写真を切り抜いて台紙にはる。ステージで着るドレスなども、同じように貼っていきました。

西麻布でサプライズパーティー

 翌10年の2月に、社長らのアドバイスに従って、両親と離れて一人暮らしをしました。日常的に会うのは社長と事務所の女性相談係など、社長の関係者ばかりとなっていきました。2カ月後に正式に所属契約をしました。

 5月には、関係者10人ほどが集まって、東京・西麻布のレストランで、私のためにサプライズパーティーを開いてくれた。出席者は「俺たちは家族だから」「私たちは家族だから」と語りかけ、「一緒に夢をつかもう」と盛り上がりました。

「言ったよね」と大声で怒鳴り舌打ち

 その10日後、イメージDVDの撮影だと言われて、東京・原宿のスタジオに向かいました。洋服を着たままの撮影の後、監督が当然のように命令したのです。「じゃあ、脱いでくれる?」。驚いてどこまでかを聞くと、「全部だよ」。

 驚いて、大泣きしました。撮影が絡みのあるAVだと、初めて知りました。急きょ駆けつけた社長は「言ったよね」と大声で怒鳴り舌打ちしました。

 この日の撮影が中止になった直後、社長と話し合いました。

 「今までずっと話をしてきたよね。AVはほんの最初だけで、1、2年、長くて3年やるだけ。その向こうの夢のためには頑張らないのかい」

 「いくらお金をかけているか分かる? 雑誌とか色々なメディアで宣伝して1億円ぐらいかけている。撮影が無理だと、親に請求がいくよ」

 親へのお金の請求が怖くて、6月上旬の撮影には応じざるを得なかったです。

 秋に雑誌で私がAVデビューするという記事が出ました。社長は、タレント活動をしていた時の名前をAV女優名に使い、雑誌のミスコン受賞者ということも全面に押し出しました。相談はありませんでした。当然、両親に知られる「親バレ」になります。母は「私はあなたを産んだことが人生の汚点だ」。父は「二度と帰ってくるな」。両親と絶縁状態になりました。
「私たちこそ家族だから支える」

 女性相談役に話しました。彼女は、親とのことを「大丈夫?」と心配しつつも次のように言ってきました。「目指している夢を邪魔するのは、実の家族でもダメだよ。私たちこそが家族だから支える」。続けて、一緒にいた男性マネジャーが「携帯の番号を変えなよ」と提案しました。「囲い込み」下だった私は、素直にその通りにしました。

 その後は、月1回の撮影が続きました。11年に念願だったCDデビューをしましたが、今思うと、それはAVを続けさせるための私への投資だったのでしょう。

 次第に体に異変が起きてきました。食事をしても、お茶を飲んでも吐いてしまう。摂食障害でした。電車やバスに乗ると、急に動悸(どう・き)が起こり、過呼吸になるパニック障害も発症します。ほかの乗客が自分の悪口を言っているように聞こえる幻聴にもなった。社交的な性格だったのが、対人恐怖症になりました。

「死にたかったら死ねばいいじゃん」

 13年夏になると、もう心身共に限界でした。当時、1年ほど付き合った後に、実はAVに出ていると打ち明けた彼氏がいました。その彼の目の前で「死にたい」とベランダに向かったのです。

 何とか私をなだめた彼が、社長に電話をした。私は「もう無理です。夢とか言っていたけど、雑誌の連載やテレビ出演もなかった。結局、私をAVに出させたかっただけですよね」と訴えました。すると社長は冷たく言い放ちました。

 「俺、今から上海なんだよね。忙しいんだけど、何、死にたいの? 俺には分からないよ、別に脱いだって減るものじゃないし。死にたかったら死ねばいいじゃん」

 当時、私はこんな文章を書いています。「正直夢を叶(かな)えてあげるから頑張ろうってずっと言われて頑張ってきた。でもどんどんどんどん自分の心も身体(からだ)も歪(ゆが)んでそれでもずっとずっと耐え続けた。でも夢より結局ビジネスね」

「イメージDVDだとウソをつかずに、説明を」

 この年の冬、AV引退を発表しました。もう十分に稼いだと思ったのか、社長は強く引き留めませんでした。

 両親との関係は現在も修復中です。母親がどうしても過去のことで色々と言うことやご近所の目が気になって、今もって実家に住むことはできません。私の人生をめちゃめちゃにした社長のことは許せません。現役AV女優の香西咲さんと一緒に、刑事、民事の訴訟準備をしています。相応の責任を取ってもらいます。

 AV出演強要に関して言いたいことは、やりたくない人間を巻き込まないで下さいということ。イメージDVDだとウソをつかずに、最初からAVだとの説明を怠らないで欲しい。私のような女性を二度と生んで欲しくないです。

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