ポルノ・買春問題研究会
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製作被害 : AV出演トラブルの法律相談「勝手に契約更新された」「断っ

日時: 2016-08-01  表示:3109回

弁護士ドットコム 2016年07月30日 11時17分

アダルトビデオ(AV)出演強要問題が、大きく注目されている。トラブルに巻き込まれた出演者の支援団体によると、相談は増加傾向にあるそうだ。弁護士ドットコムの法律相談コーナーにも、数年前からAVに関する相談が計20件以上寄せられている。どのような相談が寄せられているのか、紹介したい。
●「自動で契約更新」辞められず

あるメーカーの専属女優は2016年3月の投稿で、プロダクションとの契約解除を求めている。「精神的にも肉体的にもきつくてやめたい」。しかし、プロダクションに契約解除を申し出たところ、「あと2本残ってるしメーカーの迷惑だから出来ない」と却下されてしまったそうだ。

プロダクションとメーカーの間では、女性に断りなく契約本数が更新されていたという。女性がプロダクションに尋ねたところ、最初の契約は6本で、3本延長になったことがわかった。契約書は女性の手元にはない。

女性は「契約の更新があるなら、その時に聞いていれば更新しないという選択をしたかったです」と打ち明けている。
●形式上は合意していたが・・・

2016年6月に相談を寄せた女性は、10年近く前にスカウトされて業界入りした。たまたまお金が必要な時期で、言葉巧みに契約書を書かされてしまったという。辞めたいと伝えても、所属プロダクションは「もう契約決まっちゃってるから無理」と応じてくれない。

出演本数はどんどん増えるし、女性には著作権がないため、映像が二次利用、三次利用され、作品が「結構な数」になってしまった。女性が「身バレ」の不安を相談しても、プロダクションは「年に何百本も出るんだからまず顔バレしないよ」と再三説得してきたという。

女性はプロダクションについて、「表面上、乱暴・強要というのはなかったかもしれませんが、相手は騙しのプロです。言動での圧迫などはたくさんありました。形式上は合意の上かもしれませんが、いやだと伝えても断れないように続けさせられ、最後は逃げるように辞めました」と不信感を打ち明けている。

女性は「身バレ」に怯える生活をおくり、PTSDやフラッシュバックがあることもと告白している。6月に大手AVプロダクションの元社長が逮捕された報道を見て、DVDの回収などができないかと思い立ったが、肝心の契約書はプロダクションが管理していて、女性の手元にはないという。
●ゲイ動画に出演した男性からも

大半の相談は女性からだが、男性からのものもあった。ある男性は、プロダクションとゲイ動画の出演契約をしたものの、1本目に出演した段階で、嫌になってしまった。そこで、2本目の撮影をやめたいとプロダクションに申し出たところ、スタッフの準備を進めていることを理由に、300万円の損害賠償を求められたそうだ。

また、1本目の報酬の支払いを求めたら、2本目の撮影が終わらないと報酬を支払わないと言われてしまい、どう対応したらいいのか、困っているそうだ(2016年5月)。
●無修正で動画配信されて憤り

正規ルートのAVではなく、海外サーバーで配信された無修正動画に出演したと思われる投稿もあった。相談を寄せた女性は、自分の出演作品が無修正で配信されていることを後で知ったそうだ。

「無修正はするつもりはないとハッキリ言っていたし、なんの説明もありませんでした。しかし、担当者は『きちんと説明した。現場でも説明は必ずしている。契約書にも書いてある。私たちは悪の仕事はしていない』と言い切っています」(2016年1月)

この女性は、現場で英語の契約書を出されたことがあるという。「内容は変わらないからと言われサインしたのを覚えてます。担当者にあの英文の契約書かと聞くと話を逸らされます」

女性は動画は配信停止を望んでいる。「捨て駒同然の扱いを受けたんだとしみじみ実感します。金額も無修正となると全く見合わず、尚更自分が許可したとは到底思えません」
●流通したAVは回収できる?

ほとんどの相談者は強要の有無にかかわらず、AVの回収を求めている。その際、違約金が問題になることが多い。

たとえば、2015年8月に相談した女性は、「細々したものを撮る」などとしか言われていなかったのに、自分が主人公のような作品を撮られたという。女性はプロダクションに販売中止を求めたが、「1000〜2000万円かかる」と突っぱねられてしまった。違約金の減額や販売差し止めの方法がないかと弁護士に相談している。

女性は「一生取り返しのつかないことをしたと後悔しております」と悔やんでいる。撮影後に後悔する人は少なくない。完成品を見て怖くなったという女性(2016年5月)や、借金返済のために出演したが、知人にバレてしまった女性(2014年10月)などからも回収についての相談があった。

【編集部より】

製作被害 : AV出演強要「インディーズ作品」も課題に…個人撮影や無修

日時: 2016-08-01  表示:2986回

弁護士ドットコム 2016年07月31日 09時47分

アダルトビデオ(AV)出演強要問題が大きな注目を集めている。NPO法人ヒューマンライツ・ナウが今年3月、被害実態を発表したことから社会問題化。政府が調査開始を決めたり、大手AVプロダクションの元社長らが労働者派遣法違反の疑いで逮捕されたりと、大きな動きが続いている。

被害者の支援団体「ライトハウス」と「ポルノ被害と性暴力を考える会(PAPS)」によると、相談件数は増加傾向にあり、2016年は7月段階で前年の62件に並んだ。現行法では救済が難しい場合も多く、支援団体は立法による解決や業界の体質改善を求めている。

●現行法では「強要罪」などでの立件は困難

支援団体によると、出演強要の被害を訴えても、強姦罪や強要罪などでの立件は難しいという。契約書などによって、同意があったとみなされるからだ。支援団体は、出演強要問題が大きくクローズアップされる以前から、被害を訴えている女性を伴って、警察に相談してきたが、契約書や金銭の受け取りを理由に「門前払い」されることが多かったという。

支援団体は立法により、モデルやタレント募集を偽装した勧誘の禁止や、契約解除・販売停止などを簡便に行えるよう求めている。政府が6月、出演強要の被害実態を調査することを閣議決定したことから、今後、規制が検討される可能性がある。

●プロダクションと女優の関係性

出演強要問題で特に問題視されているのが、女優とプロダクションの力関係だ。本来、個人事業主の女優とプロダクションは対等関係。しかし、支援団体の報告では、女優の立場が低く、プロダクションに逆らえない状況が生まれている。

この点が問われたのが、6月に起きた大手AVプロダクション「マークスジャパン」の元社長ら3人が労働者派遣法違反の疑いで逮捕された事件だ。女優が、実質的な「労働者」とみなされれば、労働者派遣法や職業安定法に抵触する可能性がある。労働者を派遣するには厚生労働大臣の許可がいるし、そもそもAVへの出演は法律上、労働者の派遣が認められていない業務だと考えられるからだ。

プロダクションは業界にとってなくてはならない存在でもある。業界には、大手プロダクションから逮捕者が出たことで、「このままでは業界が潰される」という危機感が生まれたという。

●業界内部でも「自浄」の動きが始まる

業界側にも言い分はある。近年は、自発的にAV女優になる女性が増えており、かつてに比べて問題は減っていると考えているからだ。強要問題で、業界に対する風当たりが強まると、ネット上には「業界全体が悪いわけではない」という関係者からの書き込みが相次いだ。

現在、業界内部では、自浄作用を示すため、問題が起きづらいシステム作りが始まっている。大手メーカーなどでつくる業界団体「知的財産振興協会(IPPA)」は、支援団体と話し合いの場を持ち、6月22日付で声明を発表。「プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促していきたいと思っております」と表明した。

また、出演者側でも、AV出演者らによる団体「表現者ネットワーク(AVAN)」が7月に発足。元AV女優の川奈まり子さんが代表に就任した。

業界内部には、現在のシェアを守らないと、団体に加盟しない「インディーズ」や「同人」の増加を防げないという懸念もある。具体的には、無許可の撮影や無修正動画などだ。消費者がより過激なものを求める以上、多少の違法行為を伴っても、商品を提供しようとする業者が出てこないかが危惧されている。実はこの点では、支援団体も一致している。

ライトハウスの藤原志帆子代表は、「今は誰でもポルノを作れるし、日本人が見るポルノが海外から逆輸入されている。業界が浄化されたところで、海外サーバーから流されると太刀打ちできないという懸念があります」と語っている。

【編集部より】

製作被害 : <AV出演強要> 撮影会モデルと言われ「現場では断れ

日時: 2016-07-15  表示:3006回

毎日新聞2016年7月15日 17時28分

現役人気女優の証言(上)

 人権団体による出演強要被害の報告、大手プロダクションなどの摘発、そして業界健全化に向けた新団体の発足−−。アダルトビデオ(AV)界を揺るがす「事件」が相次ぐ中、現場で働く人々は何を思い、業界の行方をどう見ているのか。現役の人気AV女優が匿名で毎日新聞の動画インタビューに応じ、身近な強要被害や自身の体験などを語った。3回に分けて紹介する。【AV問題取材班】

 この現役女優Aさんは20代。ある地方都市の出身で、自らAVに出演しようと決めて上京し、デビューを果たした。

 Aさんは「強要」の一例として、友人で元AV女優のBさんのケースを教えてくれた。約4年前、「撮影会のモデル」として連れていかれたのが実はAVの撮影現場で、「それが彼女のAVデビューになった」という。通常、AV制作会社のスタッフらは、事務所スタッフが女優として現場に連れてきた時点で撮影に同意していると思い込んでいるといい、「よほど気が強くないと、(本人はAV撮影を)断れない」と指摘した。

 Aさんがその後、Bさんの初めての撮影で相手を務めたAV男優に会った時に確認したところ、男優はBさんが強要されて撮影に臨んでいたことに全く気づいておらず、驚いていたという。

 Aさんは、Bさんのように現場で初めてAV撮影だと知らされるケースは「(他にも)ないことはないと思う」と証言。一方、出演強要被害が社会問題として大きく取り上げられることについては、「職業差別を助長するんじゃないか」と懸念を示した。AさんはAV女優として働いていることを秘密にしており、「今、このタイミングでは親にばれたくない」と複雑な胸の内を明かした。

製作被害 : AV女優・香西咲、告発第2弾「私は枕営業を強要されました

日時: 2016-07-14  表示:3176回

週刊文春  2016-07-13 16:00

 アダルトビデオへの出演強要が社会問題化する中、週刊文春7月14日号で、その悪質な手口を実名告発した人気AV女優の香西咲氏(30)が、さらに所属事務所社長によってスポンサーへ“枕営業”を強要された過去を赤裸々に語った。

 香西氏のかつての所属事務所であるマークスインベストメントの社長・青木亮氏(40)は「T社のY会長がお前に会いたがっている」と告げ、暗に“性接待”を命じたという。豊富な政界人脈を背景にシンクタンクを運営するY氏は、かつて芸能人が参加する乱交パーティの主催者と報じられたこともある好色漢だった。

「Y氏は中国や香港にも太いパイプを持っていると聞かされていました。青木はどうしてもY氏のネットワークを利用したかったのだと思います」(香西氏)

 香西氏は即座に断ったが、青木氏は「断れば、今後お前のやりたい仕事は二度とさせない」と一方的に宣告。後日、香西氏は青木氏に連れられ、Y氏と対面。Y氏は香西氏を早々に麻布十番のマンションへと連れ込んだ。以降、Y氏からは複数回にわたり、性接待を要求されたという。

 Y氏は「肉体関係を持ったのは事実だが、彼女の希望する事業の相談にも乗っていた。性接待を受けた認識はなく、本人が嫌がっているとは全く思わなかった」、青木氏は「性接待を強要したつもりはない」と回答した。

 香西氏はアブノーマルな形での性接待を求められることもあったという。週刊文春7月21日号では、その詳細を報じる。

製作被害 : <AV出演強要>合法的出演の環境整備を (2016.07.11)

日時: 2016-07-11  表示:3228回

毎日新聞 7月11日(月)19時54分配信

 アダルトビデオ(AV)の出演者を支援し、業界の健全化を図るための団体「表現者ネットワーク(AVAN)」が11日、発足した。AV出演者同士の横のつながりを強め、悩みの相談窓口を設けるなどさまざまな形でサポートに当たる。同ネットワーク代表を務める元AV女優で作家の川奈まり子さん(48)は、「メーカー(制作者)やプロダクション(所属事務所)の賛同を得ていくことも重要」と話し、出演者との間で交わされる契約書の統一様式策定を当面の活動の中心に据える。その狙いや具体的な支援策を聞いた。【AV問題取材班】

−−業界健全化のために重要なことは?

川奈さん 業界内には「出演者の団体ができたら困る」と思っている人、疑心暗鬼になっている人も大勢いるので「こういうものができないと業界そのものがなくなっちゃいますよ、壊滅しちゃいますよ」と話し合っています。警察関係者ら幅広い人の忠告、提言を聞きながら、なんとか合法的にAVに出演できる環境を作りたい。出演者だけで固まればうまくいくかというと、そうではありません。AV業界そのものが良くなっていかないと、なかなか人権は守られにくい。だから、(メーカーやプロダクションなど)AV業界の他の団体にも「みんなで良くなりましょう」と呼び掛けています。

−−実際にどのような仕組みを作るのですか?

川奈さん 出演強要や不当な出演料の搾取がなぜ起こるかというと、プロダクションやメーカーの利益だけを考えた非常に不公平な契約が結ばれているからです。出演者はいいようにプロダクション、メーカーにあしらわれてしまう。そこで、まず私たちのような第三者機関が契約書を作成し、プロダクションが準会員に、メーカーが賛助会員になっていただく中で、会員たちに使ってもらう。入会の条件にするわけです。すると出演者は業界にいる間、入り口から出口までの権利がずっと守られる。契約書を出演者がもらっていないなどということもないよう、運用マニュアルまで作ろうと思っています。

 「絶対に違法な行為はしない」「出演者の権利はこのように守る」といった会則に従っていただければ、安心なプロダクション、安心なメーカーということになる。出演者は自分が関わるプロダクションやメーカーを選ぶことができる。そうすると被害がほとんど防げると考えています。

−−相談窓口はどのようなものになりますか?

川奈さん AV出演者には厳然として職業差別があり、社会的に本当に弱い立場です。一度出ただけで人生が制限されてしまう。じゃあ、出演を隠せばいいのかというと、これもまたやっかいな問題があって、隠しているとバレる恐れもある。秘密を握った人が脅迫者にひょう変するというのも非常に多く、ストーカーや脅迫の被害にも遭いやすい。だから、まず悩み相談窓口を設けてその問題に最適と思われる方を「アドバイザリーボード(有識者らでつくる助言のための委員会)」から選んで紹介します。例えば民事暴力に強い弁護士、風俗関係に強い弁護士、人生相談に乗ってくれるカウンセラーなどです。

 被害が起こった後は警察にお任せした方が早くて正しいのでしょうが、被害は「未然に防いでこそ」です。「被害に遭いそう」「出演内容をちゃんと説明されていないのに明日出演しなくちゃいけない」というときに相談できる窓口が必要で、一分一秒を争うとき、こちらは業界内部にも知り合いがいますので、対処できます。

 AV女優同士はライバル関係。「つらかった」と相談しても「だったら私がその仕事やるわ」ということになりかねない。親しいAV監督に「よその現場でこんなことがあった」と言うと、その監督は「大変だったね」と言いながら「俺の現場で文句言ってほしくないな」と思うかもしれない。出演者はすごく孤立しやすい。気軽に相談できる窓口があったら、小さな悩みでも相談してもらえる。小さな悩みだと思っていることが、実は大きな問題をはらんでいる場合ということも往々にしてあります。業界外の人権団体がAVで被害に遭っている人のために立ち上がってくれるのは非常に心強くてありがたいのですが、そういう人権団体の方が完全にAV出演を肯定的にとらえてくれるかというと、そうではない。すると、現役の人たちは相談するところがなくなってしまうんです。私たちのようなところを頼ってくれるといいなと思います。

−−他にはどんな対策を考えていますか?

川奈さん 「AV出演マニュアル」を作って公開しようと思っています。「こういうスカウトはインチキだよ」「こういうふうにAV業界に入ってくることはあり得ないよ」などと、情報提供します。団体ができること、それからマニュアルを作ることで、一般の社会にとっても「AV業界は思っていたよりも怖くない」「いや、でも一歩間違うと非常に危ない部分もある」というような、フェアな目で見ていただけると思うんです。

 あとは、例えば退職金代わりになるよう、出演料の一部をメーカーに積み立ててもらい、引退するときにまとめて支払うことも考えています。確定申告の教室や演技のワークショップを開くなど、いろいろなことができると思います。

−−人権団体による強要被害告発の後、大手AVプロダクション元社長らが逮捕された労働者派遣法違反事件もありました。AV出演者は「労働者」なのでしょうか?

川奈さん 「労働者」ではありません。労働基準法では「雇用主に時間を拘束される」「雇用主に指揮監督権がある」「諾否の自由が制限される」というような条件で、労働者性の有無を見極めます。AV出演者に労働者性がある場合、「出演しろ」と言われたら諾否の自由がないとか、プロダクションやメーカーの人間に「脱げ」と言われて脱ぐとか、「やれ」と言われたことをやるということになりかねない。そうすると、ものすごく人権が毀損(きそん)されてしまう。そういうわけで、やはりAV出演者は「表現者」でなければならないと思うんですね。自立した表現者が自由意思で出演するという状況でしか、絶対にAV出演は許されてはならない。私自身がそうやって活動してきたので、もしそうじゃない人がいたら、どんなにかつらいだろうと思うんですね。

 AV出演者が完全に自立したアーティストであり、自由意思で表現活動を行っている場合、職業安定法や労働者派遣法違反による摘発対象にはなりません。一方で、「表現者」として立つと労働関係法で守られなくなってしまう部分があるので、団体で保険に入るなどしてカバーしたいと思っています。

 この会の運営の根幹には、やはり「AV活動を健全にしていかないといけない」ということがあるので、AV出演者の方を向いているのですが、ただ、プロダクションやメーカーの賛同も得ながらでないとうまく運営できないだろうと考えています。

製作被害 : 元グラドルが語る「AV出演強要被害」を防ぐ方法とは (2016.07

日時: 2016-07-10  表示:3071回

週刊女性PRIME 7月10日(日)11時0分配信

 人気AV女優が実名告発するなど、アダルトビデオ(AV)出演強要被害が問題になっている。グラビアアイドルやモデルのスカウトと称して声をかけ、AVの撮影と知らされずに芸能活動の契約を結んだり、現場でAVの撮影だと告げられ、出演強要させられたという被害報告が相次いでいるのだ。

 どのようにしてAV出演やヌード撮影の強要は行われているのか? 元グラビアアイドルは匿名を条件にこう教えてくれた。

「私の周りではいきなりAV出演を強要されたケースはありませんが、水着グラビアの撮影と聞かされて現場に行くと、ヌード撮影を強要されそうになったというケースは少なくありませんね。打ち合わせではグラビア撮影としか聞かされていなかったのに、途中から“じゃあ脱いでみようか”と言いだすんです。そういう場合はスタイリストや事務所スタッフもグルですね」

 打ち合わせと違うことを理由に撮影をやめようとすると、こう言われたという。

「“撮影をやめてもいいけど、今日のスタジオ代やヘアメイクさんたちのお金払えるの? 何十万円とかかるけど”と脅されるんですよ。私はこういった被害のケースを聞いていたので、念のために打ち合わせの様子をこっそりICレコーダーで録音していたんです。その音声があるといったら、渋々打ち合わせ通りのグラビアで済みましたけど、そのままヌード撮影をやらされたグラドル仲間がいました」

 そして、ヌード撮影を行うとAV出演のターゲットにされるという。プロダクション関係者がその手口を教えてくれた。

「現場で説得されてヌードになるような子は押しが弱いということなので、AV業界では噂が広まりますね。それで、今度は“ヌードDVDの撮影”という名目で打ち合わせに呼び出して、AV出演の交渉をするんです。“ヌードもAVも違わないよ”って。

 自分の場合は打ち合わせで落とした子しかAVの撮影に連れていかなかったですが、着エロやヌードの撮影と騙してAV出演を強要するスカウトマンや事務所がいるという話は聞いたことがあります」

 前出の元グラドルによれば、「AV出演強要被害にあわないためのルール」という情報がグラドル仲間の間で共有されているそうだ。

「心霊モノの作品を撮っている会社の中には、平行してAVも制作している会社もあるんです。あと心霊スポットの撮影は廃墟や山奥が多い。AVも制作している会社の作品の撮影だと、周りに人がいないことをいいことに、そのままAVの撮影強要をさせられた…という噂があるので、よく知らない会社の心霊作品仕事は引き受けないほうがいいですね」

 また女性スタッフだからといって、信用しすぎないほうがいいという。

「AVやヌード撮影を強要する場合、警戒されないように女性スタッフに口説かせる会社も多いんです。少しでも怪しいなと思ったら、ICレコーダーやスマホなどで打ち合わせを録音しておくのが鉄則です」

 簡単にできる見極め方法も。

「スカウトされた際やグラビアDVDの契約書にサインする前に“一旦持ち帰って家族と相談させてください”と言いましょう。その場でサインをしつこく迫ったり、スタッフが動揺したりしたら、ヌードやAV作品の契約書の可能性が高いです。後ろめたいことがないプロダクションやメーカーなら絶対に持ち帰らせてくれますよ」

製作被害 : AV出演強要 東京でシンポ…契約書の問題点など指摘 (2016

日時: 2016-07-07  表示:3101回

毎日新聞2016年7月7日 21時09分(最終更新 7月7日 22時00分)

 モデルやタレントとしてスカウトされ、芸能活動の契約を結んだ女性が、アダルトビデオ(AV)への出演を強要される問題を考えるシンポジウム「ポルノグラフィーと性暴力被害」が2日、東京都文京区の同区男女平等センターで開かれた。会場では女性がプロダクション(所属会社)やメーカー(製作会社)と交わす契約書の問題点や、男性に対してもAV出演を強要する被害の実態が紹介された。

 パネリストとして参加した「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS、東京都)のメンバー、金尻カズナさんは「問題となった契約書には、女性側に一方的に不利な内容になっているケースがある」と指摘した。「演出について一切申し立てができない」「妊娠・性感染症に関しては女優が責任を負う」などと記載されているという。

 PAPSには、女性に限らず男性からも被害の相談が寄せられている。繁華街で「ファッションモデルにならないか」などと男性がスカウトされるケースで、同性愛者向けのAVへの出演を強要されたという相談が2014年9月以降、計10件あった。特に経済的に困窮している大学生が狙われるケースが多いという。

 主催した「性暴力禁止法をつくろうネットワーク」の戒能民江共同代表は、「被害者の相談を基に、AVの製作・流通・消費の過程で何が問題になっているのか、みんなで考えていきたい」と話した。【AV問題取材班】

製作被害 : 人気AV女優・香西咲が実名告発!「出演強要で刑事・民事訴

日時: 2016-07-06  表示:3047回

週刊文春 2016.07.06 16:01

 アダルトビデオ出演をめぐる数々の被害が明るみに出る中、人気女優・香西咲氏(30)が、同じく出演強要の被害を受けた佐藤涼子氏(仮名・20代)と共に、かつての所属事務所「マークス(後にマークスインベストメントと社名変更)」の青木亮社長(40)を相手取って刑事・民事の両面で訴訟を起こすことがわかった。

 香西氏は2011年10月にAVデビューしているが、当初はイメージビデオの撮影だと説明されていた。だが、組織的な“脅迫”や“洗脳”、“囲い込み”など手の込んだやり方で追い詰められ、香西氏は出演せざるを得なくなってしまった。

「今でも時々、当時の記憶のフラッシュバックに悩まされます。いっそ自分の人生を終わらせてしまおうかという衝動に駆られたことも一度や二度ではありません。でも、青木に騙された過去といつか折り合いをつけなければと思って生きてきました。AVの出演強要が社会問題化している今しか、人生を立て直すチャンスはないと思い、告発と訴訟を決断したのです」(香西氏)

 週刊文春の取材に青木氏は、「出演するよう脅迫したことはないですし、AVであることを隠してきたつもりはありません」と答えた。

 香西氏のインタビュー動画は「週刊文春デジタル」で7月7日(木)朝5時に公開される。

製作被害 : AVに映像流出、今もネットに…実名アナ・松本圭世さんが「

日時: 2016-06-29  表示:3262回

withnews 6月29日(水)7時0分配信

 若い女性が、アダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられる被害が広がっており、被害者支援団体にはAV出演に関し120件の相談が寄せられている。被害は、女優としての出演を強要された人にとどまらない。フリーアナウンサーの松本圭世さん(26)は、名古屋のテレビ局でアナウンサーをしていた2014年、大学時代に撮影された映像がAVの一部に使われていたことがわかり、全ての番組を降板した。松本さんに経緯と今の思いを聞いた。(朝日新聞経済部記者・林美子)

「もう断るわけにはいかないかなと」

 発端は、名古屋大学の2年か3年、20歳か21歳の時です。名古屋の栄という繁華街を歩いていて、駐車場の前で30代くらいの男性に声をかけられました。「バラエティーのような撮影で、全国を回って男の子の悩みを聞いてもらっているんだ。名古屋は聞いてくれる人が全然いなくて、本当に困っているから助けて」。5分以上説得されたと思います。

 「本当に男の子の悩みを聞くだけでいいんですよね」と言ったら、駐車場に止まっていた乗用車に案内されました。中に女性がいて「お化粧を直しましょう」。車に入った時点で出にくくなり、自分の顔も触らせてしまって、もう断るわけにはいかないかなと思いました。
「そういうものなんだな」

 男性が紙を出して「ここにさらっと名前を書いてくれればいいから」。おそらく撮影の承諾書だったと思うんですが、AVということは全く書いていませんでしたし、特に怪しいとも思わず、名前を書いて女性に渡しました。

 そのあと男性と、同じ駐車場に止めてあった大きめのバンのような車に行きました。中にいたのは、悩みを相談したいという男性とカメラマンなど、男性が4人ほどです。最初に「自己紹介をして」と紙を渡されたんですが、名前も年齢も職業も全然違うプロフィールが書いてありました。当時は「そういうものなんだな」と思っただけでした。
「あ、おかしいな」

 男性の悩みは、初めは「コンプレックスがある」という相談だったんですが、「女性の口元が苦手なんだ」という話に変わっていって、「口元へのコンプレックスを解消、克服してほしいから」と、出された飴をなめるよう言われました。飴は男性(器)の形をしていて、あ、おかしいなとそこで思いました。

 車は出入り口が前の方に1カ所しかなくて、私は一番後ろに座らされて男性に囲まれていました。撮影は始まっていてその場の空気を壊したくないと思ったのと、終わってから「使わないで」と言えば大丈夫だと思ったんです。それで、その場は言われた通りにしました。

「大丈夫。大丈夫大丈夫。安心して」

 「本当にこれ以上無理」と言ったら、撮影は終わりました。「お願いです、使わないでください」と言ったら「大丈夫。大丈夫大丈夫。安心して」。 当時は社会経験が全くなくて、承諾書の写しをもらうとか、名刺をもらうという発想がありませんでした。

 撮影した会社がどこかは今もわかりません。その後は「自分の中でしまい込めばいいこと。忘れてしまえば終わりだ」と自分に言い聞かせて、誰にも相談などしませんでした。

 ところがこの映像が、AV作品の冒頭に使われていたんです。

 撮影後すぐに発売されたようです。私は大学を出て愛媛県のテレビ局のアナウンサーになり、2013年10月に名古屋のテレビ局に移籍しました。翌年5月末にネットで話題になり、週刊誌からも会社に問い合わせがきて記事になりました。私は、「使わないと言っていたのに、なんでなんで?」という感じでした。

 6月に入ってすぐ、担当していた三つの番組を全て降板しました。
「契約が切れるまで、出社は続けました」

 就職活動の時から、名古屋のテレビ局でアナウンサーをするのが夢だったんです。ようやく自分が思い描いた生活ができるようになった矢先でした。仕事ができないのがまずつらかったです。インターネットに出たものは消えないし、面白おかしく取り上げられ、批判もたくさん来ました。アナウンサーの仕事は今後できないと思ったら、頭の中が真っ白になりました。

 1年契約だったので、契約が切れる9月末まで4カ月くらい、出社は続けました。ほかのアナウンサーが仕事に出て、私だけアナウンス室にいるとき、「みんなが働いているのに私は何をやっているんだろう」と、声を上げて泣いたりもしました。
「局アナ時代の貯金を切り崩して生活」

 美容院も行きづらかったです。受付に名前を書くので、ピンと来るのではないかと。地下鉄でもサングラスをしていました。顔を見られて「あっ」と言われるのが嫌でした。みんなが敵に思え、名古屋では生活しづらいので東京に来ました。

 あてもなく友達もいなくて、1週間くらい家から出ないこともしょっちゅうありました。名前も顔も出ないナレーションの仕事などを単発で引き受ける以外は、局アナ時代の貯金を切り崩して生活しました。

 アナウンサーの仕事をもう一度したくて色んな人に相談しましたが、なかなか表に出る踏ん切りがつきませんでした。でも自分の中で問題を整理していくうちに、「この件を黙って仕事を受けて、ばれるかもしれないとびくびくするのは嫌だ」と思うようになりました。

「問題は風化はしても消えはしない」

 東京に移ってから、ネットで調べて被害者支援団体の方ともお話をし、私以上に大きな被害が起きていることも聞きました。「問題は風化はしても消えはしない。アナウンサーの仕事をしたいという私の気持ちに揺るぎはない。隠さないことで、出演被害の問題がちゃんと議論されるきっかけにもなるかもしれない」と思ったんです。

 活動を再開したのは昨年10月、東京MXテレビの仕事が最初です。今はバラエティー番組に出していただくこともあります。この件が話題になることもありますが、私のことは笑っていただいて、その上で、裏にどういう問題があるのか、物事の本質を知る人が増えればと思っています。

 街中でこういう撮影が行われているとか、名刺や承諾書をもらわなければいけないとか、若い人の多くは知らないと思うんです。こういう事実が広まれば今後の被害が一つでも減るかもしれないと思っています。
「だまし討ちだったのが問題」

 私の場合は「承諾していない映像を使われた」「AVの撮影という説明がなくだまし討ちだった」のが問題ですが、ほかの方々も「グラビアデビュー、タレントデビューできる」と言われるなど、きちんと説明を受けていないんですよね。

 私はAVがいけないと言っているわけではなくて、出たくない人を意に反して出させるのが大きな問題だと思います。

 あえて言えば、私は飴で終わっているのですが、もっと大きな被害に遭った方は誰とも会いたくないし、声を上げられないと思います。私以上につらい思いをしていると思います。
「こういうことを話してもお金にならないです」

 女が悪い、だまされる方が悪いという風潮がありますよね。オレオレ詐欺では「だまされた親が悪い」ではなく「だました方が悪い」という話になるのに、性が絡むと焦点が別のところに行ってしまう。

 匿名で声を上げている人もいますが、そういう人が悪いかのように言われてしまう。それは違うと思う。社会問題としてきちんと認識されれば、そういう人たちへの見方も変わると思うんです。

 私も「被害者ビジネス」といった批判を受けることがあります。こういうことを話してもお金にならないです。というより、自分の心を削っています。私はこうして自分の経験をお話していますが、この記事を読んだ方には、ほかの被害者の方々の声にもきちんと耳を傾けていただきたいと思います。

製作被害 : 私がアダルトビデオに出演させられるまでに起きたこと 

日時: 2016-06-26  表示:3169回

Withnews 2016年06月24日

 若い女性が、アダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられる被害が広がっている。警視庁は13日、都内の芸能プロダクションの元社長ら3人を労働者派遣法違反(有害業務就労目的派遣)などの疑いで逮捕したと発表した。被害者支援団体にはAV出演に関する相談が120件寄せられている。「問題をより多くの人に知ってほしい」と、被害者の1人の20代女性が取材に応じた。(朝日新聞経済部記者・林美子、高野真吾)
「いいんじゃない。登録だけしておこうか」

 女性は数年前、アルバイト先の社員から「グラビアのバイトをしてみないか」と誘われた。芸能関係に特に興味はなかったが、「1回簡単に話を聞いてみればいいよと、気軽な感じで」言われたという。話を聞くだけのつもりで、プロダクションの事務所を訪れた。

 事務所では、社長を名乗る男が女性を上から下まで見て、その場で1回転するように言い、30秒ほど全身をチェックした。「いいんじゃない。登録だけしておこうか」と、書類に名前、年齢や住所などを書くよう言われた。詳しい説明はなく、十分に読む時間もないままだった。「今思えばそれは契約書。当時は知識、注意力がなかった」。身分証明書のコピーも取られた。

「ばらし代が何百万円とかかる。親に請求が行く」

 2、3日後、携帯電話に連絡がきた。写真スタジオで宣伝用の写真を撮った。「体に傷やタトゥー(入れ墨)がないか確認する必要がある。みんなそんな風に撮影しているから」とカメラマンに言われ、上半身裸の撮影をした。「嫌です」という雰囲気ではなかった。ほかには使わないという言葉も信じた。

 数日後、社長から「AVの撮影が決まりました」と電話が来た。この時初めて、AVという言葉を聞いた。あわてて事務所の男性マネジャーに電話をし、「そんなつもりはない。できない」と告げると、事務所に来るよう指示された。

 事務所にいくと小部屋に通され、男性マネジャー3人にかわるがわる説得された。1人は「ふざけるな。制作は始まっているから、ばらし代(違約金)が何百万円とかかる。親に請求が行く。周囲にも知られるだろう」と怒鳴り散らした。びっくりして泣いていると、慰め役が「内緒にしておけば大丈夫」。もう1人は淡々と論理的に逃げ道をふさいだ。心身ともに疲弊した。

 契約書、上半身裸の写真、身分証のコピーが頭にあった。「ここから出たい。私一人が我慢すればいい」。終電間際まで3、4時間の出来事だった。

「家畜のような存在になってしまった」

 誰かに言うと広まってしまうという恐怖心が生まれた。自分の落ち度を責める自己嫌悪も手伝い、親にも友人にも相談できなかった。

 最初の撮影は約1カ月後。控室の隅で泣いているうちに出番の時間になった。男性と性行為をする撮影が1日に2回あった。羞恥心を壊され、何かがぷつんと切れた感じがした。屈辱感と悔しさと恥ずかしさで放心状態になった。

 「人間としての尊厳を持たせてもらえない、家畜のような存在になってしまった」と思った。泣きながら「やめてほしい」と繰り返したが、終了時にスタッフから「初々しくて良かった」と声をかけられた。「自分の心を守るには心を閉ざして、忘れるしかない」と思った。

 次々と撮影が組まれるようになった。秘密を抱えて友人とは距離ができた。事務所に「親にばれる」と言われ、一人暮らしを始めた。完全に孤立し、相談相手はマネジャーだけ。撮影内容は過激になった。数時間のうちに大量の水を飲むよう強制される撮影が何度もあった。手足の自由を奪われたり、一度に大勢の男性の相手をさせられたりした。

「みんなに必要とされるような人間になるといいよ」

 「カメラを止めて下さい」と懇願し、「もうできない」と訴えても、「お前はただ耐えればいい」と言われるだけだった。現場から裸のまま逃げたこともあったが、エレベーターの前で捕まって連れ戻された。他の女性と一緒になったとき、着替えの最中に2人で泣きながら、「頑張って早く終わらせて帰ろうね」と励ましあった。

 撮影は数年間続き、次第にひっきりなしに呼び出されるようになった。たびたびヘルペスやカンジタなどの性病にかかったが、「自己管理が悪い」と言われた。円形脱毛症にもなった。事務所の人間に容姿の悪口を言われ、自分が醜いと信じ込む醜形恐怖症に陥った。

 事務所の人間に何度も「やめたい」と訴えたが、初めての出演の時と同じような説得や脅しが繰り返された。容姿に自信がないのを見透かされ、「撮影をしてみんなに必要とされるような人間になるといいよ」と言いくるめられた。

「本人の気持ちの確認を怠らないで」

 「洗脳され、奴隷のように働いていた」状態が終わると、別の苦しみが始まった。大量の作品が残り、ネットにも流通し続けることに悩み、何度も死にたいと思った。自ら命を断とうとしたこともあった。

 「声を殺し、ただ時間がすぎるのを待っていた日々だった。今あるのは取り返しのつかない人生への後悔と、だまされた悔しさと、(作品が流通し続ける)未来への絶望」。街を歩く若い女性を見ると、絶対に自分のような経験をしてほしくないと思う。

 世間には「被害に遭う方が悪い」という声もある。「やらざるを得ない状況におかれた子が少なからずいることをわかって頂きたい。プロダクションは、AV出演でその後の人生がどうなるかを考える余裕を与えず、『今我慢すれば終わる』ことばかり強調する。考える時間を与え、本人の気持ちの確認を怠らないでほしい」

支援団体への相談急増

 被害者支援のNPO法人「人身取引被害者サポートセンター ライトハウス」によると、AVに関する相談は2013年に1件のみだったが、翌年から急増して今年4月末までに120件に達した。女性からの相談が約9割で、男性からの相談もある。内容は「モデル契約のはずが無理やりAVに出演させられた」「無修整動画の販売を止めたい」などだ。

 警視庁は、東京都渋谷区の芸能プロダクションの元社長ら3人を、同社に所属する女性をAV制作会社に派遣し、公衆道徳上の有害業務にあたるAVに出演させた疑いで逮捕した。政府は今月2日に閣議決定した答弁書で、AVへの出演強要は予防と根絶が必要な「女性に対する暴力」に当たるとし、実態把握や相談体制づくり、民間支援団体との連携強化に取り組むとしている。

 AVメーカーなどで作るNPO法人知的財産振興協会は22日、「今まで対応を自主的に行っていなかったことを深く反省する。プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促したい」との声明を発表した。

 国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」事務局長の伊藤和子弁護士は「被害相談は今なお続いている。無修正の動画が海外のサーバーから配信されるなど、被害の回復は非常に難しい。意に反する出演をなくすための法規制が必要で、AV業界も被害を防止・救済する対策に真剣に取り組んでほしい」と語る。

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