ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
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ポルノ被害 : 県立高校教諭を逮捕 元教え子を写真で脅迫か (2016.01.15)

日時: 2016-01-15  表示:3114回

毎日放送 1月12日(火)19時18分配信

 兵庫県の県立高校の男性教諭が過去に交際していた元教え子の女性に対し、写真などを使って脅したとして逮捕されました。

 脅迫の疑いで逮捕されたのは県立姫路商業高校の教諭XXXX容疑者(37)です。

 警察によりますとXX容疑者は先月27日、姫路市の19歳の女性に対して、携帯電話で写真などを送りつけ、脅迫をした疑いがもたれています。

 女性はXX容疑者が以前勤めていた高校の教え子で、2人は交際していた時期もあるということです。

 警察の取り調べに対してXX容疑者は「写真を送って脅迫しました」と容疑を認めているということで、警察は動機などを調べています。

ポルノ被害 : ツイッター中傷やめて 裁判所、開示含め26件 (2015.12.15)

日時: 2015-12-16  表示:3462回

東京新聞 2015年12月15日 夕刊

 短文投稿サイト「ツイッター」で、本人に成り済ました何者かにみだらな写真を投稿されたり、中傷する書き込みをされたりした人の申し立てを受け、運営する米ツイッターに、裁判所が投稿削除や発信者の情報開示を命じる仮処分を決定したケースが、過去二年間に全国で少なくとも二十六件あることが、関係者への取材で分かった。

 ツイッターの投稿による名誉毀損(きそん)での仮処分命令が相次いでいると明らかになったのは初めて。悪質な「つぶやき」に対する同種の申し立ては他にもあり命令は今後も続く可能性がある。

 ツイッター日本法人は取材に対し「中傷や不適切な写真の投稿はルールで禁止しており申し出があれば削除を検討している」と話している。

 二十六件のうち削除命令は四件、情報開示命令は十三件、削除と情報開示両方の命令は九件だった。発信者のインターネット上の住所に当たるIPアドレス情報が開示されれば、発信者の連絡先を突き止め、削除や損害賠償を求めることができる。

 関係者によると、北海道内に住む二十代の女性は、自分を装った何者かに、みだらな写真を複数枚付けて「セックスフレンド募集」と投稿された。運営会社に発信者のIPアドレスを開示するよう求めた女性の申し立てに対し、東京地裁は今年一月、開示を命じる仮処分を決定。投稿者が特定され、写真やメッセージは削除された。

 群馬県の女子高生も同様に、本人を装った人物にみだらな写真を投稿された。東京地裁は昨年十二月に開示命令を出した。

 宮崎県の男性も何者かに成り済まされ、事実とは異なる投稿をされた上、本人の写真も載った。今年十一月、削除と情報の開示の命令が出た。

 十月には「安保法案に反対するデモで孫が死んだ」とする虚偽の投稿に一歳の娘の写真を転用され、肖像権を侵害されたとして、新潟市の夫婦が申し立てた仮処分が認められた。

 多くの申し立てを手掛けた清水陽平弁護士は「何でも気軽に書き込んではいけないということ。法律上、投稿者を突き止めることは可能だということを覚えておいてほしい」と話している。

 <インターネット情報の削除> プロバイダー責任制限法は、ネット上での人権侵害による被害者の申し出を受けたプロバイダー(接続業者)は、「相当の理由がある」と判断すれば投稿を削除することができ、投稿者への責任は免除されると規定している。実際には削除されないことも多く、裁判所に仮処分を申し立てるケースが相次いでいる。大手検索サイトのグーグルやヤフーの検索結果に対しても、人格権を侵害しているなどとして削除を命じる仮処分が出ている。

ポルノ被害 : 強姦事件で「被害ビデオ」没収を命じる判決――なぜ裁判

日時: 2015-12-02  表示:3373回

弁護士ドットコム 2015年12月02日 17時59分

宮崎市のオイルマッサージ店で、女性客ら5人に性的暴行などを加えたとして、強姦罪などに問われた男性経営者の判決が12月1日、宮崎地裁であり、懲役11年が言い渡された。また、性的暴行を加えた際の様子を撮影したビデオ原本4本の没収が命じられた。

判決によると、男性は自宅に併設したオイルマッサージ店を訪れた女性客5人に対して性的暴行を加え、その様子をビデオカメラで撮影するなどした。男性は無罪を訴えており、判決後「故意や暴行の有無に事実誤認があり、控訴も検討する」と述べたという。

この裁判では、被告人の弁護士から被害者に対して、告訴を取り下げればビデオを処分すると持ちかけたということが報道され、弁護活動として不適切ではないかといった声が上がり、議論となっていた。

今回の判決のように、犯行の様子を撮影したビデオの「没収」が命じられることは、よくあるのだろうか。犯罪に関連する物の没収について、どんなルールがあるのか。秋山直人弁護士に聞いた。

●強姦被害ビデオは「犯罪行為の用に供した物」

「『没収』は刑罰の一種で、犯罪に関係のある特定の物の所有権を被告人から奪って、国庫に帰属させるものです」

このように秋山弁護士は切り出した。

「没収の対象になる物は、刑法19条に列挙されています。

(1)犯罪行為を組成した物(わいせつ文書頒布罪におけるわいせつ文書など)

(2)犯罪行為の用に供した物(殺人罪に用いたサバイバルナイフなど)

(3)犯罪行為によって生じた物(通貨偽造罪によって偽造された通貨など)

(4)犯罪行為によって得た物(賭博罪によって得た金品など)

(5)犯罪行為の報酬として得た物(殺人を請け負って得た対価など)等

また、特別法でも、没収についての規定が設けられています。たとえば、覚せい剤取締法違反の罪の場合に覚せい剤を没収することなどが、これにあたります」

今回のケースは、どれにあたるのだろうか。

「報道によると、今回の判決では、性的暴行の様子を録画したビデオについて、裁判所は『犯罪行為の用に供した物』に該当するとして、没収を言い渡したようです。

ビデオが『犯罪行為の用に供した物』に該当すると判断した理由としては、犯行を心理的に容易にしたという点を指摘しているようです。すなわち、ビデオの隠し撮りをすることで、被害者とトラブルを生じたときに、告訴等を取り下げさせる交渉に使うなど、自分に有利な証拠になり得ると被告人が認識していて、ビデオの映像を確保することで、その犯行が心理的に容易になったと、裁判所は判断したようです」

これまでの経緯について、秋山弁護士は次のように補足する。

「今回、捜査機関は起訴までに、性的暴行の様子を録画したビデオのコピー(複製)を、被告人側から入手していましたが、『原本』については引き続き、被告人側が確保していました。そのため、検察官から裁判所に対して、『被告人側がビデオの原本を確保していることで被害者が精神的苦痛を受けている』として、ビデオ原本の差押えを求める上申書を提出していたということです。

裁判所がこの上申を認めて、被告人側にビデオの『原本』の提出を命令し、被告人側は不服申立ての手続きを取ったものの認められず、ビデオ原本を提出したというのが、これまでの経緯のようです」

●裁判所は、被害者の心情に配慮した

今回の「没収」という措置は、妥当だったのだろうか。

「今回の事案に照らすと、性的暴行の様子を録画したビデオが、被告人側にとって刑事訴追に対する『防御の材料』として必要なことは分かります。しかし一方で、被害者側にとっては、このビデオを被告人が持っていることで『第三者に流出するのではないか』といった不安を感じるということも、十分に理解できます。

今回の判決は、性的暴行の様子を録画したビデオについて、被害者側の不安や精神的苦痛を重視し、『没収』の枠組みで、被告人から原本を取り上げたものと理解できます。

おそらく、このビデオは、今後も証拠物として被告人や弁護人がアクセスできるだろうと思われます。その点を踏まえれば、裁判所の判断は、被害者の心情に配慮して、このビデオから被害者が二次被害を受けることを防止するためのものであり、妥当なものだと思います。

もっとも、原本を没収すれば、それでいっさい二次被害の可能性がなくなるのかといえば、そうではないでしょう。たとえば、ビデオを複製しておくことは容易でしょう。また、すべての面について、刑事手続の『没収』の規定で対応するというのは、無理があると思います。

被害者側で別途、民事の手続き(仮処分、損害賠償請求等)を取るなどの対応も、場合によっては必要になってくるかと思います」

秋山弁護士はこのように述べていた。

ポルノ被害 : 男に懲役11年、ビデオ没収=マッサージ店女性暴行―宮崎地

日時: 2015-12-01  表示:3290回

時事通信 12月1日(火)20時7分配信

 経営するマッサージ店で女性客らを暴行したとして、強姦(ごうかん)などの罪に問われた****被告(45)の判決が1日、宮崎地裁であった。
 瀧岡俊文裁判長は「被害者の人格と尊厳を脅かした卑劣な犯行」と指摘。懲役11年(求刑懲役13年)と被告が事件の状況を盗撮したビデオの原本4本の没収を言い渡した。
 瀧岡裁判長はビデオについて「自らに有利な証拠を作り出し得ると認識し、利用価値を見いだしていた。犯行を心理的に容易にした」と述べた。
 弁護側は「同意があった」などと無罪を主張し、ビデオは「無罪の証明になる」としていた。
 盗撮ビデオは昨年3月、被告の弁護人が女性側に対し、告訴を取り下げれば処分すると持ち掛けたことで存在が明らかになった。地裁は9月に提出命令を出し、弁護人は不服として争ったが、最高裁は11月19日付で退けた。地裁は同26日、原本を差し押さえた。
 判決によると、**被告は2010〜13年、宮崎市のマッサージ店で女性客ら5人に性的暴行を加えるなどした。 

ポルノ被害 : 女性を全裸にし撮影 熊本市職員の男を逮捕 (2015.11.19)

日時: 2015-11-20  表示:3448回

日本テレビ系(NNN) 11月19日(木)20時15分配信

 酒に酔って意識がもうろうとしていた知人の女性を自分の家に連れて行き、着ていたものを脱がせて全裸をデジタルカメラで撮影したとして、熊本市職員の男が19日、逮捕された。

 準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、熊本市中央区役所区民課に勤務するXXXX容疑者(28)。警察によると松崎容疑者は今年7月末、20代の知人の女性と熊本市内の飲食店で酒を飲んだ後、酒に酔った女性をタクシーで熊本市内の自分の家に連れて行き、意識がもうろうとしていた女性の服を脱がせ、全裸をデジタルカメラで撮影した疑い。

 9月中旬、女性がXX容疑者のデジタルカメラに自分の裸の写真が残っているのを見つけ、警察に被害届を出していた。女性が松崎容疑者のカメラの保存画像を見た経緯について、警察は明らかにしていない。

 調べに対しXX容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めているという。職員の逮捕を受け熊本市は、「詳細に事実を確認後、厳正に対処する」とコメントしている。

 警察は他にも余罪がないか詳しく調べる方針。

ポルノ被害 : 性暴力の実相・第2部(3) 過激なAV「お手本」に (201

日時: 2015-11-18  表示:3369回

2015年11月16日16時59分 (更新 11月16日 18時00分)

 強制わいせつの常習犯だった10代後半のシミズ=仮名=が“お手本”としたのは、アダルトビデオ(AV)だった。

 見始めたのは中学生のころ。女性が男に襲われる過激なビデオに、すぐにのめり込んだ。「暴力的でも女は実は嫌がっていない」「撮影した監督も捕まってないし、同じようなことをやっても大丈夫なはずだ」。現実と仮想の世界の区別がつかなくなっていった。
 
 九州の地方都市に住むシミズは、深夜、親の目を盗んで家を抜けだし、一人歩きの女性を尾行。人けのない場所で、背後から抱きつき、体を触って逃げた。繰り返すうちに逮捕され、少年院へ。今年、仮退院した。動向を見守る保護観察官は言う。

 「AVに触発されたと言うのは彼だけではない」

 作品のまねをして、電車やバスで痴漢をした少年。無職で日がな一日、過激なAVを見て、女性を次々に襲った20代の男。「AVが性犯罪のリスクを高めているように感じる」。観察官は顔をしかめる。

    ■    ■

 福岡市都心部にあるアダルトショップの一角には、女性を力ずくで襲ったり、虐げたりする作品が並ぶ。店によると、毎月の売り上げのうち、約3割をこうした作品が占めるという。

 東京のAVメーカーは、作品に臨場感を出すため、実際の犯罪を参考にしていると打ち明ける。「『女性を襲いたい』という欲求に応えようと“現実”に近づけている」と説明する。

 ただ、これが性犯罪を助長しているとの指摘には「顧客の欲求を発散させている。むしろ犯罪の抑止に役立っている」と反発する。

 福岡市のAV観賞施設から出てきた60代男性も「月に2、3本は暴力的なAVを見るが、フィクションと分かっている。理性があれば大丈夫」。作り手側に問題はないとの立場だ。

    ■    ■

 犯罪とAVの関係性を示す一つのデータがある。

 警察庁科学警察研究所が1997〜98年、強姦(ごうかん)や強制わいせつの容疑で逮捕された553人に行った調査では、33・5%が「AVを見て自分も同じことをしてみたかった」と回答した。少年に限れば、その割合は5割近くに跳ね上がる。

 ポルノ問題に詳しい中里見博徳島大准教授(憲法)は「女性や子どもを『モノ扱い』する過激なAVは、性暴力を容認する価値観を、見る者に植え付けかねない」と指摘。それらを簡単に見られるインターネットの普及で、危険性は高まっていると警鐘を鳴らす。

 それを象徴するような発言が今年3月、福岡地裁での公判であった。

 「簡単に見られる環境にも問題がある。自分も被害者だ」。女児にわいせつ行為をした20代のアルバイトの男は、高校時代にネットで児童ポルノを見て小児性愛に目覚めたと主張。「環境」のせいにした。

 倒錯した考え方に、性が氾濫する社会の病巣がのぞく。

 AV業界、暴力的表現を自主審査 違法動画がネット流出も

 アダルトビデオ(AV)は、映像倫理機構(東京)などの自主審査団体が審査し、内容や表現などの適法性をチェックしている。「公権力の介入を防ぐためにも、メーカーに厳格な自主規制を求めている」(審査団体関係者)が、過去には撮影時の暴力的な行為が刑事事件になった作品もある。

 関係者によると、主な自主審査団体は五つ。最大手の映像倫にはメーカー115社が加盟、昨年1年で約1万2千作品を審査した。ほとんどの作品で、映像処理を強めるようメーカー側に要求。暴力的表現の場合「実際に行うと犯罪になります」などの字幕を入れるよう求めている。

 2004年には、女性を暴行する作品が問題化。制作会社の社長らが強姦(ごうかん)致傷罪で有罪判決を受けた。事件を受けて暴力的AVの規制強化を求める声が上がったが、実現しなかった。

 性描写と規制に詳しい山口貴士弁護士(東京)は「表現の自由のためにも法規制には反対。自主規制で対処すべきだ」と指摘。販売差し止めは「民事訴訟での対応が望ましい」という。

 近年は、ネットで違法なわいせつ動画や画像が流通。多くは海外のサーバーを経由しており、国内の刑法では取り締まりが難しいという問題も出てきている。

 一般公開される映画は、任意団体の映画倫理委員会(東京)が内容や描写について脚本の段階から審査。内容によって小学生の視聴に注意を促す「PG12」や年齢制限を示す「R指定」をしている。

 ◆AV撮影での人権侵害 アダルトビデオの出演を断った20代の女性が、所属していたプロダクションから違約金2460万円を請求された訴訟で、東京地裁は9月、「本人の意に反して強要できない性質の仕事」として会社側の請求を棄却した。関係団体にも「自分の意思に反して出演させられた」という相談が寄せられており、女性の代理人弁護士は「重大な人権侵害が横行している」と指摘する。

 =2015/11/12付 西日本新聞朝刊=

ポルノ被害 : 江戸川区女子高校生殺害 逮捕男の部屋から「首絞め」DVD (

日時: 2015-11-17  表示:3427回

フジテレビ系(FNN) 11月17日(火)12時56分配信

東京・江戸川区で、17歳の女子高生が殺害された事件で、逮捕された元同僚の男の家から、「首絞め」をテーマにしたSM系のDVDや、大量のアニメフィギュアなどが見つかっていたことがわかった。
11月12日、元同僚の岩瀬加奈さん(17)を自宅で殺害し、現金を奪った疑いで逮捕された****容疑者(29)は、「首絞めに興味があり、興味半分で殺した」と供述している。
その後の調べで、**容疑者の自宅からは、刃物で切られた岩瀬さんの衣服のほかに、およそ420枚のDVDが見つかり、「首絞め」をテーマにしたSM系のものもあったことがわかった。
***容疑者の元同僚は、「ハプニングバーみたいなところに興味があるみたいで、誘われた」、「女性関係でうまくいってないって(話していた)。(人を)アニメのキャラクターに例えて、なんか話したりしてました」と話した。
また、自宅からは、大量のアニメキャラクターのフィギュアも見つかっていたことが、新たにわかった。
***容疑者は、「借金が100万円あった」と供述しているが、警視庁は、異性に対する屈折した感情が、犯行の動機になった可能性もあるとみて調べている。

ポルノ被害 : 米プレイボーイ誌がヌード写真掲載やめる (2015.10.14)

日時: 2015-10-14  表示:3381回

NHK 10月14日 18時36分

アメリカの男性向け月刊誌「プレイボーイ」が創刊から60年余りたって初めて、女性のヌード写真の掲載をやめることになり、アメリカのメディアはインターネットの普及による社会の変化を象徴しているとして大きく伝えています。
「プレイボーイ」は13日、電子版のサイト上で、来年3月号からデザインを一新し、創刊以来続けてきた女性のヌード写真の掲載を初めてやめると発表しました。
「プレイボーイ」は1953年に創刊し、女性のヌード写真などが男性の読者に人気でしたが、女性の人権を擁護する立場から批判を浴びたうえ、インターネットの普及による読者離れが深刻となり、アメリカのメディアによりますと、かつて700万部に上った発行部数は80万部ほどに落ち込んでいるということです。
その一方で、著名人のインタビューなど硬派な記事も人気で、去年、電子版で女性のヌード画像の掲載をやめたところ、かえって閲覧者が大幅に増える効果があったということです。
発行する会社は「今後も美しい女性の魅力的な写真やインタビューなどを伝え続ける」としていますが、アメリカのメディアはインターネットの普及による社会の変化を象徴しているとして大きく伝えています。

ポルノ被害 : 「大人の男性を敵に回すのはとても怖かった」 AV違約金訴

日時: 2015-10-01  表示:3519回

弁護士ドットコム 10月1日(木)15時36分配信

アダルトビデオの出演を断った20代の女性が、芸能プロダクションから2460万円もの違約金を請求された裁判で、プロダクション側の請求を棄却する判決が出たことが注目を集めている。

支援団体の「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)が9月29日に開いた記者会見では、判決の内容とともに、女性の「手記」が明らかにされた。手記には、女性が訴える被害の実情や、切実な思いがつづられていた。

手記の全文は、以下の通り(小見出しは編集部が付記)。

●痩せるまで強制的にジムに行かされた

この度は、パップス(ポルノ被害と性暴力を考える会)という支援団体の方と、弁護士さん、助けてくれた家族と友人に対して、とてもとても感謝します。今回は、プロダクション側から裁判を起こしてきたことがきっかけで、このような流れができて、私はとても運が良かったと思います。そして、弁護士さんに出会えたことは、私にとってはとても救いでした。なぜなら、私ひとりではどうすることもできなかったからです。

初めに、私が支援団体のPAPSさんを知ったきっかけは、インターネットで、「AV違約金」で検索したときでした。そして相談するまでは、契約書がある限りは、私には自由などは存在していないと思っていましたし、当時のことを思い出すと最悪でした。メーカーやプロダクションの言いなりにならないと、身の危険を感じることもありました。業界の人は怖かったです。誰にも相談することができずに、ずっと悩み続けていました。死にたくなりました。

私は未成年の時から、AVではないものの、わいせつなビデオに出演させられていました。プロダクションと契約した以上、いやでも仕方がないと言われていました。今になって思えば、はじめから、脅しに負けず、断れば良かったのですが、そのときは、支援団体は知りませんでした。事務所が怖いのもありましたし、身内に知られるのもとても怖かったです。私は、プロダクションの人たちから、「身内や同級生にはバレナイ」と言い聞かされていました。「バレないで済むなら」いう事もあって、出演しないという選択肢をあきらめて応じました。

それからというもの、向こうの要求が多く、例えば、痩せさせるまで強制的にジムへ行かされました。ジムに行ったかどうか監視までつけられました。なかなか痩せられなかった私は、メーカーやプロダクションの人から屈辱的な発言を浴びせられ、泣いて帰ったこともありました。

●子宮や性器の痛みを訴えても、白い目でみられた

また、日ごろから、プロダクションやメーカーの方から、そういうこと(AVに出演すること)は「立派なこと」だ、とか、「誇らしいこと」だとか繰り返し言われていました。業界の人は信じられないくらいにロが上手で、脅したり、AVに出るのはよいことだと洗脳に近いことを言い続けたりしました。

そして私の場合は、出演する毎に、違約金がとんでもない額になっていきました。それを支払わなければ裁判で負けて本当に支払う羽目になると追い詰められ、最後はAVに出演せざるを得なくなったのです。

撮影のときは、子宮(膣のこと)や性器の痛みを訴えても、メーカーやプロダクションはもちろん監督や女性のメイクさんからも、みんなで白い目でみられ、「君はやるしかないよ」と言われました。

女の子にとっては、どこのメーカーが有名かどうかわからないですし、自分がどこのメーカーに売られるのかわからないですし、とにかく知識がないので、「言う事を聞けば終われる、逃れられる」と思っていました。

大人の男性を相手に敵に回すのはとても怖かったです。プロダクションやメーカーの人もそうですが、相手方の弁護士も怖かったです。

●警察から「あと2本出演したらどうか」と言われた

ようやく支援団体に助けを求めた日に、警察にも助けを求めました。警察の人の協力もすこしは得られました。しかし、警察の人はプロダクションに事情を聴いたあとで、私に対して「あと2本出演したらどうか」と言ってきました。

私は「出演したらどうか?」と簡単な問題で見られていることが悔しかったです。もし、「簡単に出演できるくらい」なら、誰でもがそれをやっているはずです。社会的に認められないことで、男性の警察官にとっては(女性としての)私の気持ちがわからないのだと思いました。

私や私以外の女性にとってはそれ(私の性行為の様子を他の人がいつでも見ることができてしまう状態)が重大な問題だということに気づいてほしいですし、問題意識をもってほしいと思います。

いま、AV出演の事で困っている人がいて、出演したくないのであれば、事前のキャンセルや、連絡手段を絶つという方法もあるかもしれませんが、人それぞれに脅せる方法はいくらでもあるので、やむを得えず、出演する方がいっぱいいるのだと思います。実際に、私もそうでした。

例えそれが、苦痛なことや、嫌なことであっても、いちおう与えられた仕事だということ、「しなければならない」ので、その状況に立った人ならば、早く終わらせたいと思うので、視聴者にはわからないと思いますが、みんな頑張って演技をします。たとえ、女の子が、望んでしているように見えても、決してそうとは限らないということです。

アダルトビデオは、映画とかドラマとか、きれいなグラビアとは全然違うものです。性行為とはとても重いものです。本来であれば、決して他人にみられたくないものと思います。

●検索結果や動画サイトに流れたものは消えない

実際に、私や団体の方、弁護士さん、いざ裁判が始まったとき、どのような結果になるのかわかりませんでした。そのため長い間不安と戦ってきました。今は、ひと段落しましたが、たとえ、裁判がおわっても、課題はいっぱいあり、一度でもグーグルの検索結果やネットの動画サイトに流れたものはなかなか消えません。忘れたくてもわすれることができないのです。私にとって一生つきあっていく問題です。いつ、どこで、誰に知られてしまうのか、わかりません。それに怯えて生きるのは苦痛です。なので、そういった業界は許せません。

支援団体の方から、さまざまな理由によって、出演された方も、後で後悔する人たちもいると聞きましたので、この業界は問題だと思います。それに、望んで承諾したとしても、性問題、人権問題として、永遠にそれが残ってしまうのは、私は問題だと思います。

私も、知人が身内、友人、たくさんの人に知られて、からかわれたり、それをネタに変な交渉をしてくる人も居ました。友達なのに、購人したといいう人もいました。そのときは、消えて死にたくなりました。

私にとっては、気にしないようにすることしかできません。もちろん、事情を知って励ましてくれるひともたくさん居ましたので、みなさんの周りに同じような境遇のひとが居ましたら、どうか助けてあげてください。

●スカウトマンを禁止する法律をつくってほしい

きっと、望まない性行為というのは、なかなか男性の方にはわからないと思います。今回、少しでも、世の中の人に知っていただけたらいいと思います。また、今回の結果を、現役の方にも教えてあげてほしいです。

これは、とても重大なことなので、むやみな相談もよくないと思いました。なぜかというと、私は、支援者のふりをして近づき、また騙される手口を実際に経験しました。そのため、本当に信用できる人や、もし弁護士さんに相談しづらいばあいは支援団体に相談してほしい。身内だけで解決しようとすると、失敗する可能性も高いと思います。

現役の方で私と同じような状況の方に対してこのような被害が減るように、世の中にはこのようなしっかりした支援団体があることを知ってほしいです。

私の相談以降、支援団体への相談件数が89件を超えたと聞いています。この問題はとても重大なことだと思います。駅付近とかのスカウトマンを禁止して欲しいです。禁止と言ってもやりたい放題なので、きちんと法律をつくってほしいです。

若者を守る、プロダクションやスカウトの取り締まりについても、しっかり考えてほしいです。何でも若者のせいにするのではなく、どうかこれらの仕事が儲からないようにしてほしいです。

私も、伊藤弁護士のプログのコメントや、世の中の意見を読みました。やっぱり、私たち側がわるいなど、いろいろな意見がありましたが、法律の知識のない一般人から、騙された方が悪いといわれるのが悔しいです。

私は、今回被害にあったことは運が悪かったし本当にひどい目にあいましたが、今後は、同じような裁判にも影響すると思いますので、どうか、この判決を今後生かしてもらえたら良いなと思います。

2015年09月29日

ポルノ被害 : AV出演拒否した女性に違約金請求などのトラブル相次ぐ (

日時: 2303-08-26  表示:3423回

TBSニュース 2015年9月29日

 アダルトビデオの出演を断った女性に対し、プロダクションが2400万円以上の違約金を求める裁判を起こしました。女性の弁護士や支援団体は29日に会見を行い、こうしたトラブルが相次いでいると注意を呼びかけています。

 「タレントになりませんか?」

 このひと言が全ての始まりでした。判決や弁護団によりますと、事の発端は4年前。当時、高校生だったAさんは街でスカウトマンだという男性から「タレントにならないか」と声をかけられたといいます。ところが3か月後、Aさんが向かった仕事先は露出度の高いグラビアの撮影現場でした。

 「女性が嫌だと言うと、『契約した以上現場に行かないといけない』『契約上の義務である』と言って脅して、わいせつな作品へ出演させていた。未成年当時は1円も本人に対する報酬の支払いはなく、全てプロダクションが搾取していた」(伊藤和子弁護士)

 プロダクションとAさんは「営業委託契約」を交わしていました。しかし、弁護団によりますと、ろくに契約内容を読む時間も与えられず、親の同意も得ないままサインをさせられたといいます。

 それから数年後、Aさんが20歳になると、今度はプロダクション側がAさんにアダルトビデオへの出演を執拗に迫ったといいます。Aさんはやむを得ず、一度は撮影に応じました。その撮影は複数の男性との性行為を強要される内容で、Aさんを心身ともにひどく傷つけるものでした。さらにプロダクションは、次の出演も要求してきたといいます。

 「やめさせてほしい」(Aさん〔弁護団による〕)

 こう訴えたAさんに対し・・・
 「違約金は1000万円に上る。あと9本撮影しないとやめられない」(プロダクション側〔弁護団による〕)

 両親には知られたくありませんでした。追い詰められたAさんは民間の支援団体に相談し、「契約解除」の書面をプロダクションに送りました。するとプロダクションは、およそ2400万円の違約金支払いを求める訴訟を起こしました。

 これについて東京地裁は今月9日、「プロダクションは被告の意に反するにもかかわらず、アダルトビデオへの出演を決定し撮影に従事させようとした」として、プロダクションの訴えを退ける判決を出しました。

 「意に反した場合には、すぐに辞めていいという契約だと、はっきりした点は大きいこと。AVの法規制も含め、これだけの被害が出ているので取り組んでほしい」(伊藤和子弁護士)

 判決を受けて、Aさんはこのようなコメントを出しました。
 「たとえ裁判が終わっても、一度でもグーグルの検索結果やネットの動画サイトに流れたものはなかなか消えません。いつどこで誰に知られてしまうのか分かりません。それにおびえて生きるのは苦痛です」(Aさんのコメント)

 相談を受けている民間の支援団体によりますと、今年になって寄せられた相談59件のうち、多くがアダルトビデオの出演をめぐるトラブルだといいます。

 「とても深刻な被害。自分のこの姿がずっと世界中に回っているかと思うと、居ても立ってもいられない、死にたい。事実自殺した人もいる」(PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)宮本節子氏)

 相次ぐ被害に、担当した弁護士は注意を呼びかけています。
 「安易な誘いに乗らないでほしい。勇気を持って逃げてほしい。相談機関に来てほしい」(伊藤和子弁護士)
(29日20:41)

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