ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
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児童ポルノ : 児童ポルノ、日本も「所持」禁止を(2009.06.02)

日時: 2009-07-10  表示:4977回

スウェーデンのシルビア王妃は、ストックホルムの王宮で読売新聞と会見し、世界的に深刻化している児童ポルノ問題について、「各国政府や民間団体、企業の連携の強化が重要」との認識を示した。

 特に、日本の児童ポルノ対策に関し、個人がパソコンなどを通じて入手する「所持」の禁止など規制強化を求めた。

 スウェーデンをはじめ欧米諸国では、児童ポルノの「所持」禁止が主流だ。日本でも「所持」の禁止を盛り込んだ児童買春・児童ポルノ禁止法改正案が与党から国会に提出されている。シルビア王妃は「所持の禁止は児童ポルノ対策に大きな意味を持つ。法改正を心から希望します」と述べた。

 シルビア王妃は、「児童の性的搾取に反対する世界会議」に出席するなど、この問題に対する発言や活動を熱心に続けてきた。最初の世界会議がストックホルムで開かれた1996年当時と比べ、インターネットの普及などで、児童ポルノや人身売買などの被害が深刻化していると指摘。対策として、児童買春に反対する旅行・観光業界の行動規範や、違法な児童ポルノサイト閲覧を遮断する「ブロッキング」などの重要性を強調した。

 今年は国連の「子どもの権利条約」採択から20年という節目の年でもある。「私たちは児童ポルノ問題から目を背けるわけにはいきません。問題解決に向けて、戦い続けるしかないのです。市民一人ひとりがこの問題に関心を持ち、問題のある画像や行為を見つけたら通報するなど、恐れずに行動してほしい」。また、「性的虐待の犠牲になった子どもを社会的に支援していくことも大切です」と語った。

2009年06月10日 読売新聞

児童ポルノ : 海外の児童ポルノ・アドレス掲載、19歳私大生ら摘発(2009

日時: 2009-07-10  表示:5140回

 海外の児童ポルノサイトのアドレスをインターネット掲示板に掲載したとして、神奈川県警が沖縄県宜野湾市のパチンコ店店員(37)と鹿児島市の飲食店店員(37)の男2人を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑などで逮捕していたことがわかった。

 捜査関係者が明らかにした。海外の児童ポルノサイトのアドレスを掲載した同法違反容疑での立件は全国で初めて。県警は近く、この掲示板を開設した千葉県流山市の私立大2年の少年(19)を同法違反ほう助容疑などで横浜地検小田原支部に書類送検する。

 これまで国内の児童ポルノサイトのアドレスを掲載した摘発例はあったが、海外サイトの場合、サイト運営者の特定が難しかった。

 県警は4月、ネット上の違法・有害情報の通報を受け付ける民間団体「インターネット・ホットラインセンター」(東京都港区)に協力を依頼。センターは、ネット上の住所に当たるドメイン名の登録業者と連絡を取るなどして、サイト運営者が米カリフォルニア州内にある会社と突き止めた。

 捜査関係者らによると、男2人は昨年9月と今年2月、掲示板に海外の動画サイトの児童ポルノに接続するアドレス計11点を掲載し、不特定多数に閲覧させた。2人とも同法違反罪などで罰金50万円が確定している。

 少年は昨年8月、児童ポルノサイトのアドレスが掲載されることを知りながら、この掲示板を開設した疑い。調べに対し、「犯罪になるとは思わなかった」と話しているという。

 甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「国内の掲示板からの有害な海外サイトへのリンクを摘発したことは、警鐘を鳴らした点で意義がある」と話している。

2009年07月08日 読売新聞

児童ポルノ : 児童ポルノ流通防止へ法整備急務 ネットの普及で事態は

日時: 5731-09-27  表示:5159回

<h2>リスト化・ブロッキングを検討</h2>インターネット上に氾濫(はんらん)する児童ポルノの流通防止を図るため、通信事業者や有識者などで構成する協議会が活動を始めている。協議会では児童ポルノが掲載されているウェブサイトのリスト化や、掲載サイトを閲覧できなくする「ブロッキング」の是非について検討。その結果、ブロッキングなどが始まれば一定の効果が期待されるが、法整備を急ぐべきとの指摘もある。(森本昌彦)
[イメージで見る]児童ポルノ・ブロッキングの仕組み

<h2>過去最高の摘発</h2>「児童買春・ポルノ禁止法ができてかなりたつが、児童ポルノをめぐる事態はよくなっていない。むしろインターネットの普及で悪くなっている」

6月に設立された児童ポルノ流通防止協議会の構成員の一人で、財団法人インターネット協会(東京都港区)の国分明男副理事長は話す。平成20年に全国の警察が摘発した児童ポルノ製造・提供事件は676件で過去最高。12年の170件から4倍近くにも増加した。

協会が運営する「インターネット・ホットラインセンター」では、ネット上の違法、有害情報について通報を受け付ける。通報で児童ポルノが掲載されたウェブサイトがあった場合、管理者へ削除を要請しているが、一部には応じない管理者もいるのが現状という。また、いったん画像がネットに流通してしまうとコピーされ、流通が続く恐れがある。

こうした現状を打破するために設立されたのが児童ポルノ流通防止協議会だ。ネット接続事業者や検索エンジンを運営する会社、弁護士らで構成され、児童ポルノを掲載しているウェブサイトのリスト化とブロッキングの2点について検討する。

リストに関してはどのような基準でリストに掲載するかや、どんな組織でリストを作成、更新していくかなどについて議論。児童ポルノを掲載するウェブサイトへのアクセスをできなくするブロッキングについては、憲法の「表現の自由」との関係もあるため、法的な課題などについて検討する。年内いっぱい話し合いを進め、是非などについて提言をまとめる予定だ。

<h2>人への規制も必要?</h2>通信事業者も加わった児童ポルノ撲滅に向けた動きについて、協議会の構成員の一人で、児童ポルノ問題に取り組む後藤啓二弁護士は「ブロッキングが実現すれば、削除をしなくても児童ポルノを見られなくすることができる。かなりの効果が期待できるのではないか」と評価する。

一方で、「これで100%ではない」と後藤弁護士。児童ポルノを掲載するウェブサイトを規制できてもダウンロードされるなどして、個人が趣味で児童ポルノを保有する単純所持が法律で禁じられていないからだ。後藤弁護士は「法律で単純所持を禁止しないと愛好者の需要は減らない。すでに持っている人間に対しても規制をかけることが必要ではないか」と語気を強める。

[img align=right]http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090703-00000559-san-soci.view-000[/img]

7月3日13時1分配信 産経新聞

児童ポルノ : 販売目的で所持 容疑で大阪の会社員逮捕 (2009.07.02)

日時: 6669-09-27  表示:5395回

インターネットオークションで販売するため児童ポルノを所持していたとして警視庁少年育成課と調布署は1日、大阪府吹田市吹東町、会社員、高木***** ****容疑者(43)を児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)容疑で逮捕したと発表した。**容疑者は「オークションで児童ポルノが売れていたので、生活費稼
ぎのため販売した」と供述しているという。
 逮捕容疑は、6月23日に自宅で、女児のわいせつ行為の画像データを記録したDVDレコーダー1台を所持していたとしている。
 同課によると、**容疑者は知人から譲り受けたわいせつ画像のビデオテープをDVDにコピー。4月以降、10人に1枚平均1000円で販売していたという。【町田徳丈】

2009年7月2日 毎日新聞 地方版

児童ポルノ : 宮沢りえのヘアヌード写真集 17歳で撮影なら児童ポルノ?

日時: 2866-09-27  表示:5740回

児童ポルノの単純所持が禁止されたら、17歳で撮影ともされる宮沢りえさんのヘアヌード写真集も廃棄すべきなのか。こんな話が議論され、話題になっている。子どもの被害をなくそうと法案の審議は進んでいるものの、基準が分かりにくいとの不満があるようだ。

<h2>与党側「分からないなら、やはり廃棄すべき」</h2>ヘアヌードが社会現象にもなった女優、宮沢りえさん(36)の「Santa Fe」。1991年に発売され、芸能人の写真集としては、最も多い150万部の大ベストセラーになった。

それが20年近くたって、再び話題になっている。衆議院法務委員会で2009年6月26日に行われた児童ポルノ禁止法改正案の審議。民主党の枝野幸男議員が、この写真集を児童ポルノとして扱うことになるのか、と取り上げたからだ。

「10年前、20年前、30年前とかに製造・販売されて手元にあるものを、そんなものをみんな調べるんですか?」と問いただした**議員に、法案提出者である自民党の****議員は、こう答弁した。
「児童ポルノかも分からないなという意識のあるものについては、やはり廃棄をしていただくのが当たり前だと思います」
ただ、**議員は、廃棄までに1年の猶予があり、有名なものなら政府が調べるとも述べた。
児童ポルノ禁止法の改正を巡っては、与党側が個人の趣味で児童ポルノを持つ単純所持を禁じる案を提示。これに対し、民主党が、購入したり何度も入手したりする行為を禁じる取得罪の対案を出して、平行線の議論が続いている。

ともに、子どもの被害をなくそうという目的は変わらない。しかし、民主党は、過去に合法だったものまで問うのはどうか、その基準が分かりにくく、えん罪を生みかねない、などと与党案に反対している。可決の可能性がある与党案について、りえさん側はどう考えるのか。

所属事務所のエムツー企画では、担当マネージャーが外出中としながらも、「うちの方では答えようがありません」とだけ話した。ただ、内容が内容だけに、戸惑っている様子だった。

<h2>「児童ポルノに当たるのか、疑問」と朝日出版社</h2>宮沢りえさんの写真集「Santa Fe」を出版したのが朝日出版社。その制作部では、法案の動向を注視するとしながらも、「児童ポルノに当たるのか、疑問がある」と話す。

そして、今後の扱いについては、こう説明する。「写真集は、もう絶版になっています。写真やネガは、所有物ではないので、こちらには一切残っていません。ただ、記録用に社内で何冊か保存してあります。もし法案が通ったら、対応を考えないといけないとは思っています」
本や雑誌では、過去に載った写真に18歳未満の裸などがある可能性がある。「週刊プレイボーイ」など若者向け雑誌も出している集英社では、「法案ですので当然、対応しないといけないですが、今のところお答えできることはありません」(広報室)としている。

与党案については、賛否両論に分かれている。日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんは、2009年6月26日の衆議院法務委員会に参考人として出席し、支持する立場から意見を述べた。児童ポルノは、ネット上でコピーされて長く残ってしまうとして、「犯罪や虐待の現場を永遠に残し、被害者の心をずたずたにする凶器」と訴えた。

一方、日本雑誌協会は、J-CASTニュースの取材に対し、与党案については反対する考えを示した。事務局では、「単純所持を罰すれば、いくらでも拡大解釈して取り締まりが行われてしまいます」として、国会審議をみながら協会の見解を出すことを明らかにした。

6月29日 J-CASTニュース

児童ポルノ : 漂流 児童ポルノ:四半世紀以上前の映像「よく売れる」(200

日時: 2009-06-30  表示:5218回

「またこれか」。児童ポルノ事件摘発のたびに繰り返し押収され、捜査員がうんざりする映像がある。

まだ10歳そこそこのあどけない少女が写った動画だ。撮影時期は昭和57年ごろとみられている。一部では「古典」とも言われ、マニアには根強い人気があるという。

<h2>児童ポルノ 根絶へ所持規制は…</h2>記事本文の続き 警視庁は昨年11月、児童ポルノを販売目的で所持していたとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の疑いで、北海道の***(49)と、茨城県の県立高校****(33)を相次いで逮捕した。まったく接点がない2人だったが、持っていたわいせつな映像は同じ。「古典」の少女が写った作品だった。ともにネットオークションにDVDを出品して販売し、“小遣い”を稼いでいた。
警視庁の調べで、少女は当時11歳の日本人女児であることは確認されている。だが、どんな経緯で撮影されたかは分かっていない。「いま30代後半だろう女性は、まだ自分の裸が出回っていることを知っているのだろうか」。捜査員は映像に映る少女の笑顔に出くわすたびに、そんなことを思うという。

児童買春・児童ポルノ禁止法改正が今国会でいよいよ審議入りした。ただ、与野党の議論はかみ合わず、いきなり足踏み状態に陥っている。そうした中でも、児童ポルノの製造・販売事件は絶えない。
「重視すべきなのは、インターネットからダウンロードしたデータをDVDに収めて売る『二次製造』が多いことだ」と警察庁幹部は語る。一度、世に出た児童ポルノはネットを“漂流”し、再度流通する。
「『援交(援助交際)ものはないか』と問い合わせがあって売り始めた。よく売れた」
神奈川県警が同法違反の現行犯で逮捕した会社員の男(38)=茨城県土浦市=は県警の調べにこう供述したという。

男の逮捕容疑は、児童ポルノが入ったDVD4枚を所持したこと。県警への取材によれば、平成16年ごろから児童ポルノの販売を始め、これまで1000万円を売り上げていたという。
県警の調べによると、当初は、インターネット上からダウンロードした作品を売っていたが、のちに“オリジナル”に触手を伸ばした。出会い系サイトで知り合った18歳未満の少女との性交を収めたDVDも売るようになったという。「本人に幼児性愛の嗜好(しこう)はない。児童ポルノに手を出した理由は『売れる』、それだけだ」。県警幹部は苦々しげな表情を浮かべた。

<h2>元合法だった児童ポルノ</h2>そんな“漂流物”のひとつに、かつては「合法」とされていたものもある。写真家の故清岡純子氏が撮った少女ヌード写真がそれだ。警視庁が今年3月、同法違反容疑で逮捕した埼玉県蕨(わらび)市の会社員の男(49)は18歳未満の少女が写った「清岡作品」をまとめたDVDを所持していた。
作品は、同法施行前の昭和50年代に撮られたもので、きわどい少女の肢体が収められている。平成11年の同法成立後、出版社は一部の作品を絶版としたが、それが逆に価値を高める格好となった。現在は違法となった“人気商品”。これがネット経由で売買されている。

<h2>児童ポルノ人気</h2>静かに、だが、確実に存在する「児童ポルノ人気」。神奈川県警は昨秋、児童ポルノの画像投稿サイトを開設したとして、同法違反の疑いで、無職の男(43)を逮捕した。運営していた「さくらんぼ女学院」は、3年あまりの間で、約6155万件のアクセスがあった人気サイトだった。男は「金もうけのためにやった。広告代理店と契約を結び、いいときで月に60万円ほど稼いだ」と供述したという。
ビデオ業界関係者はその人気の秘密についてさらりと語る。
「通常流通している成人が出演するビデオだって『JK』(女子高生)や『援交』をうたった作品は人気が高い。そりゃ“本物”ならもっと売れますよ」
新作、旧作、元合法…。いったん世に出れば、ネット上を永久に“漂流”する児童ポルノ。ネットが舞台となることで捜査に難しさもつきまとう。法改正の議論が停滞する一方で、この種の犯罪は増加傾向にある。児童ポルノの現状を追う。

2009年06月30日 産経新聞

児童ポルノ : 児童ポルノ流通 “ネット舞台”で捜査難航(2009.06.29)

日時: 2009-06-30  表示:5032回

「あなたも女の子の父親だ。親の立場としてどう考えているのか」

検察官は語気を強めた。被告は34歳のフリーカメラマン。眼鏡をかけたまじめそうな顔は、うつむいたままだった。公判に*被告の妻も証人として出廷。妻は「プロモーションビデオの撮影をしていると聞いていました」と語り、夫の“素顔”に絶句した。

カメラマンは今年2月、少女(16)にわいせつなポーズを取らせ、ビデオで撮影したなどとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪で起訴された。動画はDVDとして市販され、約2000枚が流通した。

男を逮捕した警視庁は、映像に全裸シーンはなかったが、「水着の中に手を入れ胸を触った映像」が児童ポルノに当たると判断した。

「着(ちやく)エロ」(イメージビデオ)は近年、過激化の一途をたどり、ビデオ店のコーナーには小学生とおぼしき少女が出ている作品も並ぶ。「論外といえるが、親が金ほしさに子供をモデルとして提供することもある。子供が何のことか分からず出演している様子は痛々しい」

警視庁幹部は、ため息交じりにそう漏らした。

<h2>ネットでの流通</h2>2000枚で流通が止まったかのように見える作品でも、DVDは複製され、売りさばかれる。

警察庁のまとめによると、昨年の児童ポルノ事件で、検察庁に送致された人数は412人で、平成12年の約2・5倍。児童買春が減少傾向にあるのとは対照的だ。「複製、販売の舞台はネット。そして捜査のハードルを高くしているのもネットだ」(警察庁幹部)

あるオークションサイトがある。数十万人単位の会員がいるとみられ、同種のサイトでは古参の部類だ。

実は、このサイト、捜査関係者の中で“売買の温床”の扱いを受けている。事実、警視庁は、ここの出品物を端緒として何件も摘発を重ねている。

警視庁が3月、児童のわいせつな写真が入ったDVDを販売目的で所持したとして、児童ポルノ禁止法違反の現行犯で逮捕した男もこのサイトを愛用していた。警視庁の調べに「この手のもの(児童ポルノ)がよく出品されていて、削除も少なかった」と供述した。サイト担当者は産経新聞の取材に「適宜巡回し、削除している。ネットユーザーから通報があっても削除している」と監視態勢は万全と主張する。

だが、警視庁幹部は憤りを隠さない。

「そうはいっても実態は『検閲になる』などと、出品には関与しないスタンス。捜査にも非協力的だ」

<h2>摘発逃れる工作</h2>ネットには“国境がない”ことも捜査を難しくさせている。
警視庁と福岡県警は1月、児童ポルノ禁止法違反の現行犯で、福岡市のアダルトサイト運営会社の社長(41)ら8人を逮捕した。社内のハードディスクに、少女のわいせつな動画を所持していた疑いだが、摘発を逃れるための“工作”に捜査員は絶句した。

同社は会員向けに児童ポルノを配信するサービスを展開。サイト本体は香港のサーバーを使っているが、動画は米・カリフォルニア州にあるサーバーからダウンロードする仕組みになっていた。さらに会費はチェコの銀行口座に振り込ませるなど、捜査当局をけむに巻く二重三重の仕掛けがあった。「バックアップ用のデータがうまく国内から見つかったから組織が解明できた。そうでなかったらどうなったことか」と捜査関係者。
警視庁捜査員は無力感すらにじませる。「国をまたいだ警察の協力体制は限界もあり、時間もかかる。東南アジアで撮影されたとおぼしきポルノが見つかることもあるが、被害者を特定することは難しいことも多い」
法改正が進まない中、捜査員の苦悩は続く。

2009年6月29日 産経新聞

児童ポルノ : 2歳娘の痴態を“売り物”に…ギャル系母親の強欲ぶり(20

日時: 2009-06-30  表示:5308回

自分の***(2)のわいせつ画像をデジタルカメラで撮影、提供していた兵庫県のパート職員の母親(23)が今月9日、児童買春・ポルノ禁止法違反(提供目的製造)の疑いで宮城県警少年課などに逮捕された。「普通の母親なら、とてもさせることのできないようなポーズも…」(捜査関係者)。オークションサイトで売るのが目的だったようだが、いったん画像がネット上に掲載されれば回収不能になるのが実態。わが子の痴態を「さらし続ける」ことになるのだ。母親は“商品化”にためらいがなかったのだろうか。(豊吉広英、中村翔樹)
<h2>「娘の画像のほうが高く売れるよ」と“悪魔のささやき”</h2>
「小6の娘のしみ付きパンツ」
「清潔感漂う白の体操服と紺のブルマ」
「独身のパパ募集中です!」
娘のわいせつ画像を撮影した母親と、母親に画像を撮るようそそのかしたとして宮城県警に児童買春・ポルノ禁止法違反(教唆)容疑で逮捕された大阪府堺市中区の無職、****容疑者(20)は昨年11月、こんな言葉が飛び交うインターネットのわいせつオークションサイト上で出会った。

子供のものと称する下着やわいせつDVD、スクール水着や体操着、制服、そして援助交際の募集…。県警によると、性にまつわるさまざまな商品を売買するこのサイトで、母親は当初、自分の下着姿の画像を投稿、販売することで金を稼いでいた。

そんな母親から、転売目的で数回にわたって計約10万円分の画像を購入した**容疑者。2人が交わしたメールのなかで、母****容疑者に自分の身の上や置かれている状況を語っていた。
「自分には2歳の娘がいる」
「カネに困っている。カネがほしい」
安易にカネを欲する言葉を並べた母親のメールに対し、**容疑者はこんな返信を送った。
「(母親の下着姿の写真よりも)娘の画像のほうが高く売れるよ」
 自分の一人娘の裸の写真を撮影し、販売する?。
そんな悪魔のささやきに、母親はすんなり応えたらしい。県警の調べによると、母親は今年1月、自宅アパートで、デジタルカメラを使って娘のわいせつ画像計11枚を撮影し、児童ポルノを製造した疑いが持たれている。
撮影にあたり、**容疑者は母親に「通常の画像は1枚1000円だが、指示通りのポーズの画像なら1枚3000円から5000円で買い取る」と伝え、さまざまなポーズを娘にとらせるよう指示していたという。
「児童ポルノ画像の売買金額のポイントは、撮影対象の若さ、そして構図だからね」。捜査関係者は吐き捨てるようにその理由を説明する。
実際、**容疑者が指示したポーズの中には「とても母親が娘にさせるとは思えない」(捜査関係者)ようなものも含まれていたが、母親は素直に従った。

<h2>女同士の利点を利用? 事件の端緒は“逆ギレ”だった</h2>これまでの捜査で、**容疑者はほかにも複数の女性に、娘のわいせつ画像を撮影するよう勧めていたことが判明している。

そのうちの一人が宮城県大河原町に住む主婦。指示通りに娘の画像を撮影したのだが、やがて売買代金をめぐってトラブルになると、**容疑者が「娘のわいせつな画像を撮ったのだから罪に問われる」と開き直った。

主婦は自分のやったことが怖くなって県警に相談し、事件発覚の端緒になったのだ。県警はこの主婦からも詳しい事情を聴いている。

それにしても、なぜ母親たちはやすやすと**容疑者の要求を受け入れ、自分の娘を“商品”にしてしまったのだろう。
****容疑者が同性であることも大きな要素。児童ポルノ画像の売買に女同士がかかわることは非常に珍しく、母親たちは交渉相手に安心感を持ち、要求を飲んでしまったのではないか。同性かつ同世代であれば、共通の話題も多く交渉も進みやすいだろう」

県警幹部はそう推測する。
確かに撮影を持ちかけられたことが判明している女性の多くは、**容疑者と同じ20代だった。

また、聖学院大学の作田明客員教授(犯罪心理学)は、親たちの犯罪意識の希薄さを指摘する。
「自分の子供のわいせつ画像をインターネット上で売買することは、性犯罪の加害者になっていることにほかならない。しかし、画像を送るだけで代金を得られる手軽さや、『特定の売買サイトへの投稿ではそれほど多くの人目には触れないだろう』といった認識の甘さが、犯罪に加担しているという意識を低くさせている」
作田教授はそう話し、「画像はいったん出回ったら最後、コピーなどを繰り返して不特定多数の人間の目にさらされることになる。完全な消去は不可能に近く、短絡的な考え方は非常に危険だ」と警鐘を鳴らす。

<h2>「ギャル系」が部屋でひっそりと…</h2>同世代の女性を手玉にとり、子供のわいせつ画像を手に入れて転売、利益を得ていたとみられる**容疑者。その素顔は?。「身長160センチに満たない小柄な体格。金髪で化粧も濃く、いわゆるギャル系」(捜査関係者)。

県警などによると、**容疑者は実家で弟と両親の4人暮らし。“取引”は自宅の1人部屋で行っていたとみられ、家族は犯行にまったく気づいていなかったという。逮捕当初は動揺し、捜査員の質問にほとんど答えられない状況が続いていたが、最近になって反省の態度を示すなど心境の変化が感じられるという。
一方、兵庫県の母親は「カネが欲しかった」と容疑を認め、「軽い気持ちで撮影してしまった。娘には申し訳ないことをした」などと供述している。
捜査幹部は「母親と娘は母子家庭だったが、生活はそれほど困窮しているようにはみえなかった」とした上で、「それまでも自分の下着姿を撮影して売っていたわけだし、小遣い稼ぎ程度の認識しかなかったのだろう。だが、自分の子供を商売道具にした罪は重い」と厳しい口調で語った。

<h2>人気高いオークションサイト 規制の動き広がるも現実は…</h2>捜査幹部が「今回の事件の根本的な問題」として挙げるのが、わいせつサイトの氾濫(はんらん)だ。
実際、**容疑者らが利用していたオークションサイトは、検索サイトで名前を打ち込めばすぐにアクセスできる。レイアウトは大手のオークションサイトに似ており、約2500点のわいせつ物が出品されている。商品の画像や説明を見た利用者が価格を入札していく仕組みで、簡単なID登録をすればすぐに参加可能だ。

県警幹部は「顔を合わせずに売買が済んでしまう手軽さもあり、この手のオークションサイトは児童ポルノ購入の入り口として人気が高い」と話す。

警察庁によると、平成20年に児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕、書類送検された件数は前年比19.2%増の676件。被害児童は同22.9%増の338人で、いずれも過去最高となった。

こうした事態を受けて同庁は今月18日、児童ポルノの根絶に向けて取り締まりと流通防止、被害児童支援の3つを柱とした「重点プログラム」を策定。ポルノ画像から****容疑者の特定につながる情報を探し出す画像分析班を庁内に設置した。

また、同庁や総務省、経済産業省などをオブザーバーとする「児童ポルノ流通防止協議会」(会長、野口京子・文化女子大教授)も発足。同協議会はネット事業者や民間団体、学識経験者ら約20人で構成され、児童ポルノの氾濫抑止に向けた対策案を講じていく方針という。
ただ、同協議会のメンバーである駒沢大学の苗村憲司教授(情報通信論)は「今回の事件のように、誰にも知られず犯行に手を染めることができる『障壁の低さ』が、ネット犯罪の最大の問題点。掲載サイトを逐一、報告して閉鎖させていくスタイルには限界もある」と、犯罪根絶の難しさを指摘している。

2009年6月27日 産経新聞

児童ポルノ : 児童ポルノ対策:画像特定に専門班…警察庁 (2009.06.18)

日時: 5621-09-27  表示:7262回

児童ポルノ事犯の検挙状況

警察庁は18日、インターネット上にはんらんする児童ポルノ根絶に向けた重点プログラムを策定した。画像の児童の特定を急ぎ、捜査と被害者支援に生かすため、児童ポルノの画像分析を専門に行う班を設ける。インターネット・サービスプロバイダー(ISP)らによる自主的なブロッキングも来年度以降実施の見通しで、その際に児童ポルノが掲載されたサイトのアドレスなど捜査で得られた情報を提供することも決めた。【千代崎聖史】

<h2>認知件数</h2>
警察庁によると、08年に児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕・書類送検された件数は、前年比19.2%増の676件。被害児童は同22.9%増の338人で、いずれも過去最多だった。しかも、ネット上には被害児童が特定されない児童ポルノ画像が多数存在し、回収が難しい実態がある。

<h2>捜査手法</h2>
重点プログラムの柱は、(1)取り締****(2)画像の流****(3)潜在化しがちな被害児童の支援??の3点。取り締まり強化の取り組みとして、警察庁少年課内に2人の画像分析班を設け、画像の中の服装や言葉、背景などから被害児童を特定する。態勢は今後、増員を検討する。また、米連邦捜査局(FBI)など外国捜査機関で職員を研修させ、最新の捜査手法を学ぶ。

画像の拡散防止のため、インターネット・ホットラインセンターを通じてサイト管理者などに削除依頼を続ける。また、今後、児童ポルノのアドレスリストを提供する官民共同の団体が設立される見通しだが、設立され次第、流通防止対策に取り組む事業者らに捜査情報を提供してスムーズなブロッキングにつなげる。

 被害児童支援策では、児童側から被害申告をしにくい実情を踏まえ、被害児童が特定できた場合の聴取方法や立ち直り支援について、臨床心理学の専門家らの協力を得て今後検討していくとした。

<h2>ブロッキングとは</h2>
 インターネットにアクセスするサービスを提供するインターネット・サービスプロバイダー(ISP)の段階で、ネット利用者が特定のサイトやウェブページに接続するのを遮断して閲覧不可能にする措置。英国やイタリア、スウェーデン、米国など欧米諸国では児童ポルノ対策として広く実施されている。

<h2>コピー連鎖絶てぬ被害…所持だけで処罰できず</h2>
児童ポルノの画像はいったんサイバー空間に流出すればコピーが繰り返され、被害は永遠に続くとされる。しかし、画像を持っているだけで処罰することはできず、捜査には壁も立ちふさがる。

 <私は大学生です。5歳から11歳頃(ごろ)まで、叔父に性的な虐待を受け、写真に撮影されました。インターネットの使い方を覚えてからは、日本人だけでなく外国の子供たちが写っている児童ポルノを目にして、背筋が寒くなり、何度も嘔吐(おうと)して泣きました>

 日本ユニセフ協会のホームページに掲載されている被害者の声だ。捜査関係者は「画像を見るたび胸が張り裂ける思いだが、現行の児童ポルノ禁止法では画像を所持しているグループを追いかけきれない」と嘆く。与党と民主党がそれぞれ、改正案を提出しているが論議は進んでいない。

<h2>画像所持事案</h2>
 06年、埼玉と宮城県警が摘発した元自衛官、漫画家らによる事件。ロリコンサイトなどで知りあったメンバーはネット上の画像を交換していたが、飽き足らなくなる。メンバーらは「『レア物(日本人児童や強姦(ごうかん)もの)』や『オリ画(オリジナル画像)』を提供できると『神』とあがめられる」と供述したという。こうした動機を背景に強姦や強制わいせつ事件を現実世界で繰り返したとされる。被害者となった児童生徒は16人に及んだ。

 捜査幹部によると、画像をやり取りしていたのは数十人だが、逮捕者16人を除くメンバーは罪を問われなかった。幹部は「提供罪の時効が3年と短いのも障害だったが、単純所持があれば摘発できた可能性はある」と話した。【千代崎聖史】

毎日新聞 2009年6月18日

児童ポルノ : 警察庁、ネット上の児童ポルノ対策で重点プログラムを策

日時: 2009-06-19  表示:5375回

 警察庁は18日、児童ポルノの根絶に向けた「取り締まりの推進」「流通防止対策の推進」「被害児童支援の推進」の3点を柱とする重点プログラムを策定し、各都道府県警に通知した。

重点プログラムでは、特にインターネットを利用した児童ポルノの拡散防止を焦点として、取り締まりと流通防止策を推進する。取り締まりの推進については、
警察庁に画像分析班を設置し分析機能を強化するほか、外国捜査機関との連携強化、都道府県警の共同捜査の推進などを実施。また、職員を外国捜査機関の研修
に参加させるなどして、新たな捜査手法の導入に向けた検討を行うほか、被害児童の年齢鑑定手法についての検討、ファイル共有ソフトを始めとした新たな形態
の事犯の捜査手法に関する検討などにより、捜査力の向上を図る。
 流通防止対策としては、インターネット・ホットラインセンターを通じた、ISPなどに対する削除依頼を実施する
とともに、ISPや民間団体、学識経験者からなる「児童ポルノ流通防止協議会」の検討に協力。協議会では「児童ポルノ掲載アドレスリスト作成管理団体(仮
称)」の設置を検討しており、同団体が作成するリストを活用したさらなる流通防止対策についても検討するとしている。
 被害児童支援の推進では、画像分析による被害児童の特定のほか、被害児童の心情に配慮した聴取手法の検討や、カウンセリング体制の充実などを挙げている。

 警察庁では、重点プログラムに基づいて各種施策を推進するとともに、児童ポルノの排除に向けた国民運動の展開に向け、関係省庁との連携についても検討していくとしている。

2009年06月18日 INTERNET WATCH
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090618_294679.html

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