共同通信(2004年1月8日)
警視庁少年事件課などは8日までに、高校1年の女子生徒(16)にホテルで男と売春させたなどとして、児童福祉法違反と傷害の疑いで東京都昭島市の無職少女(16)ら2人、傷害容疑で女子中学生(14)ら少女3人を逮捕した。
少女らは、携帯電話の利用料が払えなかったため、女子生徒に「援助交際で金を作れ」と売春を強要。生徒の名前で伝言ダイヤルに登録し、昨年9月中旬の6日間で約20人の男性と会わせ、約14万円を稼がせたという。
調べでは、少女らは昨年9月4日未明、昭島市の公園などで生徒の顔を殴ってけがをさせた上、9月13?15日に昭島市のホテルなどで、会社員の男(64)ら3人と売春をさせた疑い。男3人も児童買春禁止法違反容疑で逮捕した。
少女らは生徒に「いくら稼いだ」と迫り、金を隠していないか身体検査までしていた。生徒はその後、飛び降り自殺を図り、重傷を負った。
■遊び仲間の女子高生に援助交際を強要、少女5人逮捕
[読売](2004年1月8日)
遊び仲間の女子高生(16)に援助交際を強要していたとして、警視庁少年事件課は8日、東京都昭島市に住む不良少女グループの15歳と16歳の無職少女2人を児童福祉法違反(淫行させる行為)と傷害の疑いで、ほかのメンバー3人を傷害の疑いで逮捕したと発表した。
調べによると無職少女2人は、女子高生が18歳未満であることを知りながら、昨年9月13―15日までの間、伝言サービスなどで知り合った都内の男性会社員(64)ら3人を紹介し、同市内のホテルでわいせつな行為をさせた疑い。また、昨年9月4日、女子高生に言いがかりをつけ、ほかの3人とともに女子高生を殴り、顔などに全治2週間のけがをさせた疑い。
2人は、傷害事件でグループを恐れるようになった女子高生に対し、「援助交際してでも金を作れ」などといって、9月12―17日までの6日間に、伝言サービスで募った約20人の男性に引き合わせたうえ、女子高生の収入14万円を巻き上げ、携帯電話の料金の支払いなどに充てていた。