ポルノ・買春問題研究会
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製作被害 : AV出演強要「心に傷残る」「有名になれる話に騙されないで

日時: 2016-10-12  表示:410回

弁護士ドットコム 10月12日(水)11時29分配信

アダルトビデオ(AV)出演強要の問題について考えるイベントが10月11日夜、東京都内で開かれた。「事務所に騙されてAV女優になった」とカミングアウトしたユーチューバー、くるみんアロマさん(26)が登壇。くるみんさんは「やりたくない人が出ると、心にキズが残る」「有名になれるという話には騙されないで」と訴えた。

イベントは、国連が制定した「国際ガールズデー」にあわせて、今年3月にAV出演強要問題に関する調査報告書を発表したNPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)が主催した。くるみんさんは、スカウトに声をかけられて所属することになった事務所に「音楽家になりたい夢を利用されて出演した」と振り返った。

聞き手役をつとめたHRN事務局長の伊藤和子弁護士は、AV出演強要問題について、「契約だからやめられない」「キャンセルすると違約金が発生する」と言われて、逃げられない状況にあることが多いと指摘した。被害根絶のために、業界団体との話し合いを続けることや、法規制、第三者機関の設置を提言していくという。

イベントには、AV業界関係者やメディア関係者など約70人が詰めかけた。約30年間、AV男優として活動している辻丸さんは「こうしたイベントは本来、業界側が開くべきだと思った。いま問題なのは、一般女性の人権だ。法規制には反対だが、業界側に健全化、再発防止策は見えてこない」と話していた。

製作被害 : AV業界30年の男優・辻丸さん「次に検挙されるのは僕かも」

日時: 2016-10-07  表示:400回

弁護士ドットコム 2016年09月01日 09時50分

アダルトビデオ(AV)への出演強要問題をめぐっては、多くの業界関係者がネットを使って意見を表明している。しかし、女性に比べて、AV男優や監督が名前を出して情報発信していることは少ない。

一体、業界の男性たちはこの問題をどう捉えているのだろうか。ブログやツイッターで積極的に意見を発信している業界歴約30年の現役AV男優「辻丸」(つじまる)さんに話を聞いた。

前編となるこの記事では、辻丸さんが見聞きした強要の実態、後編では健全化に向けた業界内外の動きについての意見をまとめる。

●無理やりAV女優にすることは減った

−−AVへの出演強要を見聞きしたことはありますか?

僕は女の子が「AVなんて聞いていません」と言うのを脅したり、なだめたりという現場に出くわしたことはないんです。ただ、その手の話は昔よく聞きました。

たとえば、僕がデビューした頃に聞いた、有名AV監督の手口。その人はPVの撮影と称して女の子を無人島に連れて行くんです。昼間は確かにPVの撮影。それで夜になると「じゃあAV撮らせて」と。女の子が嫌がると、目の前に札束を積んでにらめっこです。監督の方はお金さえ受け取ってもらえれば、「納得」したことになるから「合法」なんだ、って…。

−−最近もそういう話を聞きますか?

「なくはない」くらいです。メイクさんから「AVだって知らずに現場に来ていた子がいた」という話を聞いたことがあります。

この30年で噂自体はかなり減りました。僕がデビューした頃の女優さんは、それこそ借金があってお金のためにイヤイヤやっているような子が多かったのですが、2000年前後ぐらいから、スカウトではなく応募とか、自ら志願してAV女優になる子が増えてきたんです。今はほとんどが自発的なAV女優じゃないかな。

−−なぜ進んでAV女優になるのでしょうか?

ひとつはお金。一時に比べて報酬が下がったとは言え、今もそれなりの額は出ています。もうひとつは精神面でしょう。撮影では現場が自分中心で動くから、大切にされて承認欲求が満たされる。今はイベントやネットでファンとつながって「プチ芸能界」も味わえますから。

学生やフリーターだけでなく、シングルマザーからAV女優になる人もいます。そういう方は特に経済的な面が大きいようです。熟女系の女優さんの場合は「性的好奇心」という理由が多いですね。今まで性的に満足したことがないから非日常を経験してみたい、若い頃にできなかったことをやってみたいという人が少なくありません。AVは経済的、精神的、性的なセーフティーネットになっている部分があると思います。

−−進んで女優になる人が多いのに、どうして強要被害が出るのでしょうか?

はっきりとしたことは僕にも分かりません。ただ、昔と比べて、今は作品の数が多いし、女優さんの回転も速い。常に売れる子を探しているのではないかと思います。

●女優が現場で「リスカ」

−−撮影内容が事前の説明と違うという被害例も報告されていますが…

僕の仕事の3〜4割ぐらいが女の子を拷問、レイプしたり、言葉責めで罵倒したりする役。人権侵害的な撮影がなかったかというと否定はできません。

ある撮影では、女優さんが「レイプとは聞いていたけど、ここまでやることはないでしょう」と話していた。ハードな内容に怒って、途中でボイコットする子も。仕事とはいえ、「あそこまでやって良かったのか」と女優さんに申し訳なく思うことはあります。

「ドッキリ物」と呼ばれるジャンルには問題が多いと思います。台本には「インタビュー」としか書いていないのに、女優が罵声を浴びせられたり、レイプされたりする内容です。もちろん演技で返してくる子もいるけど、そうじゃない子もいる。こうした「多少の騙し」はAV業界の一部で伝統的に続けられています。

ついこの間の撮影では、相手の女優が精神的に不安定になってしまって、現場でリストカットする出来事がありました。無理やり出演させているわけじゃなくて、同意があってもそういうことは起こり得る。ただし、トラブルがあっても監督から「箝口令」が敷かれるので表には出てきません。

−−拷問物ではもっと酷い撮影が行われているのでは?

拷問物の場合は、ちゃんと安全に配慮していて、事前にリハーサルをやって、危なかったら撮影を止めるようにしているんです。もちろん、ケガすれすれのところまでやる撮影もあります。ですが、女優さんがハードな撮影を嫌っているかというと、好んでやる女優さんもいるし、多くの場合、撮影後はあっけらかんとしています。

とはいえ、警察は「挙げよう」と思えば、いつでもできる。キャンプ場でAVを撮ったということで、52人が書類送検される出来事がありましたが、次に書類送検されるのは僕なんじゃないかなと考えることもあります。

でも、僕の立場では、監督からやってくれと言われたら、その通りにやるのが仕事。男優は現場を信頼してやるしかない。ただ、現場によっては、やらせるだけやらせておいて、女優の事務所ともめたら僕に責任をおっ被せてくるところもある。そういうところも含め、AV業界はまだまだ「グレー」だと思います。

−−それでもAV男優を続けるのはなぜですか?

僕は人権侵害をかなりやってきてしまった方なので、AV男優という仕事に誇りは持っていません。でも、30年間、これだけで食ってきたので、もはや「是非もない」んですよ。いつ「挙げられる」か分かりませんが、これからも仕事は続けます。

僕はこのグレーな業界でも、体を張ってリスクを引き受けているAV女優だけは尊敬しています。今回も出演強要の問題に意見を発信しているのは、ほとんどが女優さんです。矛盾していると思われるかも知れないし、贖罪というと偽善的ですけど、僕は今回の強要問題をきっかけにAVが「女性問題」であるということを考えてもらえればと思っているんです。

(後編『AV出演強要対策「無名の出演者を置き去りにしないで」男優・辻丸さんが語る課題』はこちら→ https://www.bengo4.com/internet/n_5046/

ポルノ被害 : AV撮影に女優派遣容疑、6社と12人書類送検 警視庁 (

日時: 2016-10-04  表示:346回

朝日 2016年10月4日16時14分

 アダルトビデオ(AV)の撮影現場に所属女優を派遣したとして、警視庁は4日、東京都内の芸能プロダクション6社の社長ら計12人と、この6社を労働者派遣法違反(有害業務派遣)の疑いで書類送検し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 書類送検されたのは、東京都渋谷区の大手芸能プロダクション「バンビ・プロモーション」の社長の男(49)ら。ほか5社は、いずれも同区の「F2F Entertainment」、「ディクレア」、「ARTE Entertainment」、いずれも新宿区の「オールプランニング」、「CLAP」。

 12人の送検容疑は2013年9月30日〜10月1日、神奈川県内のキャンプ場にそれぞれの社に所属する女優計6人を派遣し、AVの撮影に参加させたというもの。6人はAVの撮影だと知って参加していたが、保安課は、性行為を露骨に撮影すること自体が、労働者派遣法で定める公衆道徳上の有害業務にあたると判断した。今回は派遣元のプロダクションと参加女性が特定できたため、立件したという。

 このAV撮影をめぐっては今年6月、別の芸能プロダクション(渋谷区)の元社長ら3人が同法違反容疑で警視庁に逮捕され、罰金の略式命令を受けた。このプロダクションは、女性がAVに出演する契約の解除を求めていたにもかかわらず違約金を理由に応じなかった。女性が警視庁に相談していた。

児童ポルノ : 小6少女の「着エロ」動画製造 容疑で会社社長ら男4人

日時: 2016-09-29  表示:428回

産経 2016.9.28 19:46

 露出の多い服を着せて撮影する「着エロ」と呼ばれる動画に、小学6年の少女を出演させ販売目的でDVDを製造したとして、神奈川県警は28日、児童買春・ポルノ禁止法違反(提供目的製造)容疑で、DVDメーカー役員、***容疑者(51)=東京都府中市=ら4人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、少女が所属するプロダクション会社の社長、****容疑者(47)=世田谷区=ら。4人は「児童ポルノに当たると思わなかった」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は共謀して昨年7月25〜27日、沖縄県内で、当時12歳の少女に布地の小さい水着などを着せて動画を撮り、DVDを製造した疑い。

売買春 : [狙われる女性](4)家追われ、行き場なく風俗店に (201

日時: 2016-09-24  表示:387回

読売 2016年09月23日

民間の施設に避難、滞在長期化も

 「ここがなければ、今もネカフェ(ネットカフェ)にいたと思う」。茶髪に黒いジャージー姿の女性(20)は、か細い声でこう言った。民間のシェルター(一時的な保護施設)で暮らして約10か月になる。

 高校卒業後、地元の飲食店で働いたが、いじめで離職。怒ると手のつけられない母親から家を追い出され祖母宅に移ったが、折り合いが悪く、昨秋、家出同然で上京した。

 未成年で部屋は借りられず、貯金もない。風俗店に「楽に稼げる」と誘われた。客から指名が入るとホテルに出向き、ネットカフェで寝泊まりしながら週3〜4回働いた。だが、徐々に心身のバランスは崩れていった。

 心配した友人が、若年女性の支援団体に相談するよう勧めてくれた。「行く所がない」とスマホからメールを送ったのは昨年11月。今はシェルター内の4畳半の個室が居場所だ。うつ状態が深刻で週1度精神科に通いながら、自立のため生活保護の受給手続きをした。「元気になったら友達と海にいきたい」と夢を語る。

 女性を保護したのはNPO法人「ボンドプロジェクト」(東京)。シェルターは2014年7月に開設した。「今日、寝る所がない」という女性を救いたいと、連携する団体の宿泊施設を5人分ほど借り上げ、24時間体制で運営する。16年6月末までに14〜28歳の延べ1013人を受け入れた。シェルターは、児童相談所など他機関につなぐ目的で、短期の利用を前提にしているが、支援が長期化する場合もある。

 同法人代表の橘ジュンさんは「虐待や貧困など少女が抱える背景は複雑だが、帰る所がなく、生きるために男の誘いに乗らざるを得ない子が多い。ひと晩でも安心して心身を休められる場がもっと必要」と話す。

 女子高生らの支援を行う一般社団法人「Colabo(コラボ)」も15年、シェルターを作った。

 売春の恐れのある女性を保護し、自立させる施設はすでにある。60年前に制定された売春防止法に基づき、設置されている婦人保護施設だ。しかし入所には婦人相談所長の措置決定が必要ですぐには入れず、携帯電話禁止の施設もあるなど若い女性は利用しにくいとの指摘もある。全国に48か所あるが、14年度の平均在所率は29・3%と低調だ。

 お茶の水女子大名誉教授の戒能民江さん(ジェンダー法学)は、「従来の婦人保護事業では、若い女性を支援しきれない」と話す。若い女性の場合、買春や性被害に遭っても、自分が悪いと思って相談しない人も多く、行政や大人への不信感も根強い。「行政から手をさしのべる新たな支援が必要」と戒能さん。相談員が小型バスで街を巡回し話を聞いたり、若いスタッフが話し相手になる居場所を作ったりするのも一策という。

 全国婦人保護施設等連絡協議会会長の横田千代子さんは「時代と共に困難を抱える女性の状況は変化している。若年女性らを柔軟に婦人保護施設で受け入れられるよう、法改正を含めた改革を訴えていきたい」と話す。(おわり)
性暴力の被害者半数「死にたい」

 性暴力は心にも深い傷を残す。「ボンドプロジェクト」が2013年度に実施した10代、20代の女性369人に対する調査では、性暴力被害の経験がある女性は249人(67%)に上り、その約半数の117人が「死にたい」「消えたい」という思いを抱えていた。

 性暴力の内容は、「痴漢」「無理やりキス」「性行為をされた」が上位を占め、加害者は「知らない人」「男の知人」「父」などが挙がった。自殺を考えるほど思い詰めても、友人らに相談したのは62人だった。

 性暴力撲滅に向けた啓発に取り組むNPO法人「しあわせなみだ」理事長の中野宏美さんは、「性暴力は体だけでなく心にも複雑な影響を及ぼす。長期にわたる、被害者に寄り添った支援が欠かせない」と話す。

 (板東玲子、福士由佳子、谷本陽子が担当しました)

児童買春 : [狙われる女性](3)少女「売春するしかなかった」 (201

日時: 2016-09-24  表示:358回

読売 2016年09月22日

貧困・虐待・障害…弱者が被害に

 「お金欲しいんでしょ? あげるからついておいで」

 関東地方の少女(16)は、中学3年生だった昨年、人混みを一人で歩いていて、男に声をかけられた。手を引っ張られ、ホテルに連れ込まれた。

 母親の交際相手に、暴力を振るわれ、家に帰りたくなかった。自由になるお金はない。病気になっても病院に行けず、部活や英語検定のためのお金にも困っていた。男がくれた5000円で、上履きや文房具を買ったという。

 今も、中高年の男性を見ると、怖くて、過呼吸になり立っていられなくなる時がある。「お金を受け取った自分が悪いと責めた。でもそうするしかなかった」

 性被害や虐待に遭った女子中高生らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」は8月、東京都内で企画展「私たちは『買われた』展」を開いた。この少女を含む中高生ら24人が、売春についての体験や思いを写真や文章で伝えた。「両親が別居し、家族に振り向いてほしくて、売春や万引きをした。友達探しや悩みを相談できるアプリに投稿したところ、会いたいと言われた人に性行為を迫られた」という少女も。11日間の会期中、若者から高齢者まで約3000人が来場し、反響を呼んだ。

 代表の仁藤夢乃さんは、「若者の売春には遊ぶ金欲しさというイメージを持つ人も多い。しかし、虐待や貧困、いじめで家庭や学校に居場所がないといった社会的に弱い立場の少女たちが、買春の被害者になっている。買春する側の大人は、手を差し伸べるふりをして近寄ってくる」と指摘する。

 厚生労働省は今年、全国の児童相談所に、昨年4月から9月までに対応した児童買春や児童ポルノの被害状況を尋ねる調査を行った。児童福祉司約2300人が回答した。

 被害者は266人、うち9割超が女子。被害者の約8割が中高生の年齢に当たる13〜18歳、2割は未就学児と小学生で、被害が低年齢層に広がっていた。家庭環境・課題(複数回答)については、「ひとり親家庭」が36%、「保護者の心身が不安定」「保護者が無関心」が各27%、「経済的困難」も24%。「親子関係が不調」「家出や無断外泊の経験がある」という少女も目立った。

 障害者が被害に遭うケースも多い。厚労省の調査では、被害者の約3分の1に知的障害や発達障害などの症状があった。被害の認識が薄いことなどから巻き込まれやすいとみられる。

 コラボの企画展に参加した女性(21)には、軽度の知的障害がある。親には、洗濯や食事の用意もしてもらえず、アルバイトをした。食費に困ることもあり、複数の売春相手に食事をおごってもらっていたという。「街で声をかけてきた男にホテルに連れて行かれ、コンビニで食材を買ってもらうのがお礼のこともありました」

 困難を抱えている子の家庭を、経済的、精神的に支援することも重要だ。

 厚労省の調査を担当した立教大学教授の湯沢直美さん(社会福祉学)は、「家出や無断外泊は子どものSOS行動。そうせざるを得ない状況の子どもが安全に過ごせる居場所や施設、支援が必要だ」と指摘する。

児童買春 : [狙われる女性](2)高校生が接客「JKビジネス」 (20

日時: 2016-09-24  表示:388回

読売 2016年09月21日

「散歩」と称しデート…客から性暴力

 女子高校生にマッサージなどの接客をさせる「JKビジネス」が広がっている。JKは「女子高校生」のローマ字略語。店側は、アルバイト感覚で働けるように誘うが、性暴力被害に遭う危険がある。「散歩」と称したデートなど形態も多様化。規制の動きも始まった。

 東海地方の少女(17)は高校2年生だった昨年夏、無料通話アプリで知り合った男から「いいバイトがある」と誘われた。一日に何万円も稼いでいる子がいるという。「服とか買うお金が欲しかった」

 店に行ってみると、部屋の中に、同年代の少女がいた。少女の姿をマジックミラー越しに男性客がのぞき見ていると聞き、「キモい、マジ無理と怖くなった」。その日はそのまま家へ帰ることができ、店には二度と行かなかった。親にも打ち明けていない。でも、今でも、欲しい服や化粧品を見つけると“アルバイト”のことが胸をよぎるという。

 JKビジネスは5、6年前から、大都市圏で現れた。個室で制服姿の少女がマッサージや添い寝をする形態が多いが、店外デートやのぞき部屋など多様化している。「散歩」や「見学会」など日常的な言葉を使い、警戒心を薄くするのも特徴だ。

 性暴力被害に遭う危険もある。警視庁の資料によると、2015年に、男性客と「散歩」に出かけた少女が、カラオケボックスで、わいせつな行為をされた。店で知り合った客に待ち伏せされたり、自宅に連れ込まれたりといった被害もある。

 警視庁の調査によると、東京都内でJKビジネスとして把握している店舗は15年6月に132店だったが、16年1月には174店へ増加した。店を構えず、従業員の少女を客の指定する場所へ派遣する無店舗型は含まれていない。

 JKビジネスが衰えない背景は何か。NPO法人「全国こども福祉センター」(名古屋市)理事長の荒井和樹さんは「店側は、性的な接客をうたわず、気軽に働けると、巧みに誘ってくる。他人から認められたいが、自分に自信がない少女も多く、客から褒められることが、仕事を続ける理由になっている例もある」と指摘する。

 同NPOは毎週土曜の夜、繁華街へ続く名古屋駅前で、長時間座り込んでいたり、同じ範囲を歩き回っていたりする少女らに声をかける活動を続けている。JKビジネスに誘われることも多いからだ。「何か起こる前に、大人の側から手を伸ばすことが必要」と荒井さん。

 業者を規制する動きも進んでいる。愛知県は15年7月に改正県青少年保護育成条例を施行し、JKビジネスについて18歳未満の少女を働かせたり勧誘したりする行為を禁止した。懲役または罰金など罰則も定めた。県によると、施行時に把握した57店舗が施行後は32店舗まで減少した。

 東京でも今年5月、警視庁の有識者懇談会が規制強化に向けた報告書をまとめた。

 15年10月には11団体が厚生労働省へ規制強化に向けた要望書を提出した。その一つ、NPO法人「シンクキッズ」(東京)の代表理事で弁護士の後藤啓二さんは、「虐待や貧困で、家に少女の居場所がないといった問題も背景にある。規制とともに、こうした少女を支援する仕組みが必要だ」と話す。
「○○するだけ」は誘い文句

 JKビジネスの被害を避けるには、「散歩だけ」「喫茶店で談笑するだけ」「撮影だけ」といった誘い文句を知り、応じないことだ。働き始めてから性的な接客を店から求められることもある。

 立教大教授の浅井春夫さん(児童福祉)は、「現代の社会は性に関する情報はあふれているが、性についての判断力を身につける機会は少ない。業者が様々な落とし穴を用意していることを、家庭や学校でも教えるべきだ。自分の身を守ることや、自分の性を大切にすることを教えることが必要」と話す。

 「シンクキッズ」の後藤さんは「身近に相談できる相手がいなかったら、近くの警察や児童相談所などに相談してほしい」と話す。

ポルノ被害 : [狙われる女性](1)「モデルに」勧誘、AV出演強要 (

日時: 2016-09-24  表示:317回

読売 2016年09月20日

ネット上、流れ続ける映像

 若い女性を狙った性暴力が問題になっている。アダルトビデオ(AV)への出演強要、「JK(女子高生)ビジネス」の広がりなどだ。映像がネットに流出するなどして被害が深刻化する一方、一人で悩みを抱え込む女性も多い。被害の実態と支援について考える。

 「芸能事務所にだまされて、AVに出演してしまった」

 関東地方の女性(26)は、大学4年生だった2012年夏、「グラビアモデルを探している」と東京都内で男性から声をかけられた。当時の夢は歌手デビュー。「水着になれば、音楽でデビューさせる」と言われ、芸能事務所の社長を紹介された。事務所に所属するという契約書を書かされたが、じっくり読む時間はなく、コピーも渡されなかった。

 その後、水着撮影と聞いていた仕事で、ヌードを撮影された。さらに「AVに出演しないと次の仕事はない」「出たら芸能界で成功できる」などと社長らに言われ続けた。「事務所で男性5、6人に囲まれて説得されるなど洗脳されたような状態だった」

 AV撮影の際に泣いて撮影が中断すると、「ここのスタッフにも家族がいる。責任を取れるのか」と脅された。2本目も出演したが、お金が払われないうちに事務所が倒産したと聞かされた。「連絡も取れなくなりました」。映像は今もネットに流れている。

 AV出演で若い女性が被害に遭うケースが広がっている。「モデルにならないか」などと勧誘され、AVと知らないまま業者と契約を交わして出演を強要されたり、拒否すると法外な違約金を請求されたりする。「親にばらす」と脅されることもある。被害者支援を行っているNPO法人「人身取引被害者サポートセンターライトハウス」によると、相談件数は2013年は1件だったが、14年は36件、15年は62件、今年は8月末時点ですでに74件に上る。

 同NPOの瀬川愛葵さんは、「被害は18〜25歳くらいの社会経験の少ない女性に集中している。性行為を強要し、映像を人目にさらすことは著しい人権侵害」と憤る。心的外傷後ストレス障害に悩まされる人や自殺した人もいる。

 無料動画がネット上にあふれる中、メーカーがコストを下げて多くの新作を出すため強引に女性を出演させているとの指摘もある。「被害者が声をあげ始めているが、泣き寝入りしている人も多いはず」と瀬川さん。

 インターネットの普及で、被害は深刻化している。支援団体には、「数年前に撮影された映像が、今もネット上に出回っている」「家族や恋人に知られたくない」などの相談が寄せられている。弁護士らの協力を得て、メーカーやサイト運営者に映像の販売停止や削除を求めているが、一度流出した映像は拡散し、完全に消し去ることは困難だ。

 今年6月には、東京の芸能事務所の元社長らが、所属モデルを本人の意思に反してAVの撮影現場に派遣したとして、労働者派遣法違反容疑で警視庁に逮捕された。モデルを本人の意思に反して、性交渉を含むAVへ出演させたことは、同法が禁じる「有害業務」にあたるとした。

 女性との契約を直接の雇用契約でなく、「委託」などの形にして、法の適用を免れようとする業者もいる。児童ポルノ禁止法も18歳未満が対象だ。NPO法人「ヒューマンライツ・ナウ」事務局長で弁護士の伊藤和子さんは「不当な勧誘の禁止、作品の販売差し止めなどを含む法整備が必要」と指摘する。

 政府は6月に、「AVへの出演強要は女性に対する暴力」との答弁書を閣議決定した。内閣府暴力対策推進室は「実態を把握し、被害者が相談しやすい体制作りなどを探っていく」という。
勇気を出して相談を

 「深刻な被害があることを知り、安易に契約しないで」と支援団体「ポルノ被害と性暴力を考える会」の宮本節子さんは呼びかける。

 芸能事務所などから示される契約書は難解で、仕事がAVであることの説明もなされないまま、署名させられる例が目立つ。契約後、出演を強要された場合、支援団体に相談すれば、事務所との交渉なども手伝ってくれる。

 「自分が悪いと考える被害者も多いが、一人で抱え込まないで。勇気を出して相談してほしい」と話す。

■主な相談先
・ライトハウス( http://lhj.jp )(電)0120(879)871
・ポルノ被害と性暴力を考える会( https://paps-jp.org )(電)050(3177)5432
・よりそいホットライン( http://279338.jp/yorisoi/ )(電)0120(279)338

製作被害 : AV強要 現役女優・香西咲が語る「洗脳」から出演までの8

日時: 2016-09-24  表示:379回

withnews 2016年09月24日

 若い女性がアダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられる被害が社会問題化する中、現役AV女優の香西咲さん(30)が取材に応じた。10月1日でデビュー5年になる香西さんは7月、週刊文春に前所属事務所社長から8カ月にわたる「洗脳」を受け、AVに出演させられたなどと社長の実名を挙げて告発した。刑事、民事の訴訟を準備している彼女に、出演までの経緯と告発した思い、今もAV女優を続ける理由などを聞いた。(朝日新聞経済部記者・高野真吾)
事務所に落選「もったいない」

 香西さんは大学卒業後、大手企業に勤めたが、2008年からレースクイーンやモデルなどのタレント活動をするようになる。その後、事務所が解散したことから、フリーになった。10年夏、東京・五反田の駅前でスカウトを名乗る男性に「ウチの事務所のタレントにならないか」と声を掛けられた。

 事務所名を聞くと、有名芸能人が複数在籍している超大手だった。フリーでの活動に限界を感じていたため、男性の誘いに乗って芸能事務所にエントリーしてみた。期待していたが、年齢がネックとなって落ちてしまう。「このままでは、もったいない」と男性が引き合わせたのが、前所属事務所の社長だった。

ヒルズのレンタルオフィスで面会

 この年の10月、東京・六本木ヒルズにあるレンタルオフィスで社長と面会した。第一印象は「怖い、人相悪い」。笑顔はなく、威圧的な態度だった。夢を詳しく聞かれたので、大学時代から温めていた「雑貨屋を開きたい」ことを正直に語った。社長の反応は、「面白い。雑貨屋への出資を含めて応援する」。

 そして「女優と女社長の二足のわらじを売りにしていこう」と続けてきた。「まず女優の方だけど、キミを売り出すのに、俺ならストーリー仕立てのイメージDVD3本セットを発売するよ」。「露出は背中が見える程度で構わないからさ」

3時間ほどの面会で、社長は大物芸能人の名前を挙げて、芸能界につてがあることも強調してきた。最初は信用していなかったが、脳科学、心理学、ビジネス本などの共通の趣味があり、勉強になる話が聞けるかもしれないと途中から思い始めた。週1回、90分から2時間程度かけて、香西さんの将来を話し合う面談を継続することを了承した。

「ビジョンブック」に記入した夢

 面談では、将来の夢を具体的にイメージするように仕向けられた。何歳で何をやり、仕事とプライベートはどうなりたいか。年収はいくらで、どこで、どんな生活をしたいか。成功した自分を細かく設定し、それらを「ビジョンブック」と呼んだノートに記入した。

《35歳、「東洋の宝石女優」としてアジアに知名度を広げることができる。映画にも主演、パーティーには全身CHANELで行く。自宅は都心の高級マンションで、ハイヤー付き》

 いま思うとトンデモ話だが、社長からは、こう言われた。「そのくらい大きなことが言えないのは、しょせん、お前がその程度だからだ。のらりくらりやって、ババアになって誰にも相手にされなくなれ」

 もともと、自らが広告塔になりつつトレンドをつくっていける女性にあこがれていた。タレントの神田うのさん、下着通販会社「ピーチ・ジョン」を創業した野口美佳さん、女性向けマーケティング事業の「トレンダーズ」などを起業した経沢香保子さんらだ。同じようになるため、まず有名になる必要があると強くすり込まれた。

「俺だったら、一番の武器を使う」

 社長は「AVに出ろ」というような直接的な言い方はしてこなかった。ただし、「俺だったら、若い女だという一番の武器を使う」などと語ってきた。映画「氷の微笑」で有名な米女優のシャロン・ストーンさんや「イタリアの宝石」と呼ばれるモニカ・ベルッチさんを、よく引き合いに出してきた。

 「知的かつセクシーな女性」を目指すべく仕向けられ、いざという時に脱げる女優こそ素晴らしいと思い込まされた。今考えると、「濡れ場のある作品」と「AV」の境界線をなくして、AVへのハードルを下げる手段だったと思えるが、当時は気がつかなかった。当時は、AVに偏見を抱いた上に興味もなかったからだ。

 元来「まじめな性格」だという香西さんは、次第に社長の考え方に同調するようになっていく。環境の変化も大きかった。大学入学からずっと付き合い、同棲(どうせい)し、結婚も考えていた彼氏がいた。その彼氏と別れて、資金まで出されて引っ越しをした。それからは社長か、スカウトか、社長が紹介した人間ばかりと会うようになっていた。
「夢がかなう。彼についていこう」

 それでも、すぐには事務所には所属しなかった。レースクイーンなどの活動をしたことから、事務所選びは「一生もの」だと考えていた。そのため一度、知り合いの弁護士に相談してみた。事務所を調べた弁護士からは「実体がない」と指摘された。

 それを社長に告げると、登記簿と印鑑証明を目の前にたたきつけられた。「お前の弁護士は何を考えているんだ! ちゃんと実態あるだろうが、ほらよ」。さらにはフリーで続けてきた仕事を継続できるように、「契約書も自分の変えたいように変えていいよ」と言われた。「寛大」だと思った社長の次の言葉も効いた。「俺たちはお前の家族だから、全力で応援する」

 「この社長を信じたら、自分の夢がかなう可能性が広がる。彼について行ってみたい」。8カ月間に及ぶ「洗脳」期間を経て、11年6月に所属契約をした。

「言葉にできない」心境

 社長の言うことを妄信する「思考停止」状態の中、この月に行われたAV撮影を拒否することはできなった。勇気を出して現場に行ったはずだったが、脱ぐように言われると涙が止まらなかった。その場に、相談できる人はいなかった。

 撮影進行中に少しでも弱音を吐くと、罵声の幻聴が聞こえてきた。その場にいないはずの社長が、まるで隣で発したかのように怖かった。行為の最中、自分が今、どこで何をしているのか分からない状態になった。されている私と、それを客観的に見ている私。自分が2人いるような感覚になった。パニック症を発していたのだと思う。なされるがままに終わった。

 5年以上の月日が流れているが、今でもその時の心境は「言葉にできない」。作品では冒頭インタビューと男優との絡みが終わった後で涙を流している。その理由も「精神状態がおかしくなっていたので、分析できない」。DVDが10月に発売されると、瞬く間に売れっ子になった。

無視された「NG項目」

 その後は、月1回のペースで撮影が続いた。「信じるしかない。後戻りできない」。気持ちをすり減らしながら出演を続けたが、ファンを飽きさせないために、撮影内容は次第に過激になっていく。

 AV女優は自分がしたくない行為をあらかじめ、制作サイドに「NG項目」として示せる。制作側はNG項目を尊重した上で女優を起用することが原則とされる。香西さんは、複数の男性が出演して行うある行為をNG項目に指定していたが、意向を無視された。当日まで台本は送られず、撮影現場で監督らに泣いて「嫌だ。できない」と伝えても、強行された。

体に異変、円形脱毛症に

 翌12年になると、ストレスからはっきりと体に異変が生じてきた。医者にかかると、「慢性膵炎(すいえん)疑診断」「胃腸炎・逆流性食道炎」と診断された。円形脱毛症になり、全身がだるく、胃腸が痛んだ。

 自宅でめまいと発作で倒れ、2回も自分で救急車を呼んだ。精神安定剤を服用するようになっていたが、規定量では足りなくなり、病院をこっそりかけもちした。

 12年暮れ、さらに追い打ちをかける事態が襲う。所属事務所の取引先の男性に「性接待」をするように社長に言われた。断ることができずに複数回応じたが、いよいよ追い詰められた。「もう死にたい」「トラックが私に突っ込んできてくれないかな。そうして死ぬのが一番楽だ」。毎日、そう考えるようになり、周辺に話をするようになった。

弁護士に入ってもらい独立へ

 「性接待」まで強要する社長は、自分の夢を応援してくれているわけではない。「こんなのおかしい」。だまされ、単に利用されていたことにやっと気づいた。13年に入ってから、複数回、社長に「辞めたい」と切り出した。

 その度に、時には1年更新の契約書を盾に、時には「お前にかけた金はどうしてくれるんだよ。今動いている仕事は?」と威圧してきた。「お前が必要なんだ」と泣きつかれ、抵抗されたこともあった。「一人じゃ事務所から離れられない」。14年に入ってから、弁護士に間に入ってもらい独立へ向けて話し合った。

 業界から離れることも考えたが、不本意で始めたことでも、AV女優引退のタイミングは自分で決めたいと思った。仕事、公私にわたる人間関係ともにAV関係しかなくなっていたこともあり、「辞めると完全に孤立してしまう」とも考えた。
悪質スカウト、事務所対策3カ条

 業界では、女優がフリーで仕事を続けていくことは極めて難しいとされる。制作サイドとのギャラを含めた交渉や契約に加えて、出演するための営業活動も必要になる。最近では、DVDの売り上げ増のため、ツイッターなどのSNSを通してファンと交流をしなければいけない。多岐にわたる活動を平行して行うには高い能力が必要になる。

 逆境にあったが「なにくそ魂」で奮起を続け、この年の6月に独立を果たす。仕事も戻ってきて、11月からはそれまで通り、月一回の撮影に臨んでいる。独立してから現在まで、22本の撮影をこなした。

 現役女優であるために、この間は、トップ女優になるまでの複雑な経緯と前事務所社長への怒りは、ずっと伏せてきた。しかし、今年、声を上げようと決意する大きなできごとが起きた。

 AVに関係する情報を募集しています。出演強要被害に遭った男性、業界の内情を語ってくれるAVメーカー、プロダクション幹部からの連絡をお待ちしています。

売買春 : 9か月間で1300人! 無理やり元同僚に“ウリ”を強要してい

日時: 2016-09-20  表示:371回

週刊女性PRIME 9月16日(金)20時30分配信

 さまざまな問題が浮き彫りになるSNSだが、今回は売春を強要するツールとして使われていた。先月、知人女性に売春をさせていたとして、無職の女が逮捕された。女性はどのようにして身体を売るに至ったのか──

借りてもいない借金返済のために…典型的な“困惑売春” 

 売春防止法違反の容疑で8月31日、警視庁築地署は、静岡市の無職****容疑者(34)を逮捕した。

 2013年ごろ、静岡市内の『おっぱいパブ』と呼ばれる風俗店で一緒に働いていた後輩女性A(29)に、昨年10月から今年6月までの9か月間で約1300人の客を取らせ、1000万円以上も巻き上げていたという。

 逮捕容疑は、5月21日、「LINE」で、後輩のAに「払えないなら身体を売るしかない」などの心理的に威圧し困惑させるメッセージを送信し、同日、静岡市内のホテルで50代の男性相手に3万円で売春させ、代金を受け取った疑い。リンク法律事務所の紀藤正樹弁護士は、

「困るようなことをいって売春をさせる、典型的な“困惑売春”に見えますね」

 と全体像を受け止める。

*** **容疑者は「私を不愉快にした。借金30万円」「今日じゅうに払わなければさらに20万円」といいがかりをつけて迫り、借りてもいない借金返済のために、静岡市や新宿歌舞伎町などで、客を引かせた。「寝る時間よりも仕事が優先」などとこき使っていた。
「えぐかったよな。“おい、行くぞ”って」

 静岡市内の繁華街、両替町通り─。昼間は閑散としている通りだが、夜8時ごろになるとネオンが輝きだし、キャッチが客を呼び込むにぎやかな通りに様変わりする。

 客引きのひとりは、「『おっパブ』の子は、けっこう店を転々とするんだよ。30歳前後というと、この世界では若くないから、何店舗か店を移っていたと思うけど」と“夜市場”の流動性を説明する。

 3年ほど前の**容疑者を知っているという男性が語る。

「えぐかったよな。“おい、行くぞ”って後輩に対して上から目線っていうかさ。かわいくはなかったね」

 男性はそれだけ話すと、余計なことだからこれ以上はと口を閉じた。当時から他者を支配する言動をしていたのか。********* 容疑者が住むマンションは、JR静岡駅から徒歩約10分にある。共益費込みで家賃は約7万円。そこでAから巻き上げた金で暮らしていたのか。

自分の意志でやっていると思わされる

 Aは取り調べに対し、「家族にばらすと脅され、逆らえなかった」と供述しているが、**容疑者とAの間にマインドコントロールはなかったのだろうか。

 そのあたりの心理事情に詳しい前出の紀藤弁護士は、

「今回の事案に関しては、マインドコントロールというよりも脅しの要素が強い。ただ、利益の分配もマインドコントロールと密接に関係しています。自分で稼いでいると本人が認識することで、当初は嫌々やっていたものが、自分の意志でやっていると思わされるようになるわけです」

 さらに疑問に感じるのは、歌舞伎町の路上に立ち、客を引いていた事実だという。

「ひとりじゃできないですよ。通常は必ず監視がつきますし、暴力団の縄張りを荒らすことになる。だからこそ、**容疑者の背後に誰かいるように感じますけどね」(紀藤弁護士)

 今年6月、警視庁保安課と築地署がAを売春防止法違反容疑で現行犯逮捕したのは、まさに歌舞伎町で客引きをしていたときだった。

 Aは起訴猶予になったが、取り調****容疑者の関与が浮上した。売春を強要した前述のような文言がLINEの履歴に残されていた。

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