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論文資料集10
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盗撮 : 公安3課の巡査長逮捕=スカート内を盗撮容疑―福岡県警 (20

日時: 2010-10-26  表示:6341回

時事通信 10月25日(月)22時28分配信

 書店で女性のスカート内をビデオカメラで盗撮したとして、福岡県警は25日、県迷惑防止条例違反容疑で、公安3課事件係の巡査長****容疑者(27)=福岡市中央区薬院=を現行犯逮捕した。県警監察官室によると、「申し訳ありません」と容疑を認めている。ビデオには別の女性を盗撮したような映像もあったといい、詳しく調べる。
 逮捕容疑は25日午後2時45分ごろ、同区天神の書店3階で、千葉県から旅行で来ていた看護師の女性(27)のスカート内を、直径約3センチの穴が空いたウエストポーチに入れたビデオで撮影した疑い。

盗撮 : 盗撮未遂:県立高の講師、授業中に生徒のスカート内を 

日時: 2010-10-26  表示:6220回

毎日新聞 10月25日(月)11時27分配信

 県教委は24日、会津地方の県立高校に勤務する20代の男性数学講師が、授業中に女子生徒のスカートの中を盗撮しようとしていたと発表した。撮影は未遂だが、講師の私有パソコンから書店など別の場所で女子高生を撮影した盗撮動画が3件見つかり、県教委は県警に通報した。
 県教委によると、講師は21日、教卓で個別指導を行う際、手に持ったデジタルカメラで生徒のスカートを下から撮影しようとした。気づいた生徒が放課後に別の教員に相談して発覚した。講師は盗撮しようとした事実を認めているという。【関雄輔】

盗撮 : 女子高生のスカート内を撮影、容疑の男を逮捕/川崎 (2010.10.

日時: 2010-10-21  表示:6146回

カナロコ 10月20日(水)23時0分配信

 麻生署は20日、県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで、川崎市麻生区千代ケ丘、男性容疑者(27)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午前7時55分ごろ、同区の小田急線新百合ケ丘駅の駅ビルエスカレーターで、同区に住む私立高校3年の女子生徒(17)のスカート内をカメラ付き携帯電話で撮影した、としている。

 同署によると、警戒中の署員が取り押さえた。「6月ごろから盗撮を続けていた」などと供述しているという。

盗撮 : かばん開け、女子高生に近付く男…盗撮で逮捕 (2010.10.17)

日時: 2010-10-17  表示:6223回

読売新聞 10月17日(日)13時9分配信

 三原署は16日、JR三原駅のホームで女子高校生のスカート内を盗み撮りしたとして、広島市西区福島町、建設作業****容疑者(30)を県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で現行犯逮捕した。

 口を開けたかばんを持って生徒に近付く様子を張り込み中の署員が確認し、事情を聞いたところ、盗撮したことを認めたという。

 発表によると、**容疑者は、同日午前7時25分頃、三原市城町、JR三原駅ホームで市内の女子高校生(18)のスカートの中を携帯電話で撮った疑い。手にしたかばんに携帯電話を入れて隠していたという。

 9月下旬、同署に「三原駅に不審な男がいた」と相談があり、捜査していた。**容疑者は、竹原市の仕事先へ出勤中で、三原駅は電車の乗り換え駅だった。

盗撮 : 女性のショートパンツ姿を盗撮、容疑の会社員逮捕/横浜 (20

日時: 2010-10-17  表示:6144回

カナロコ 10月17日(日)10時15分配信

 緑署は16日、県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで、横浜市緑区に住む会社員の男の容疑者(55)を逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午後4時10分ごろ、同区鴨居1丁目の歩道橋で、伊勢原市に住むアルバイト女性(21)の後ろ姿をデジタルカメラで盗撮した、としている。

 同署によると、通りかかった男性会社員(19)にとがめられた同容疑者は、カメラのメモリカードを抜き取り橋の下へ投げ捨てたという。その場で会社員に取り押さえられた。5メートルほど離れた場所から望遠レンズを使い、デニム地のショートパンツ姿だった女性を撮影したという。

 同署は「羞恥(しゅうち)心や不安を与える行為に当たる」とし調べを進めている。同容疑者は「インターネットの盗撮サイトをみて若い女性に興味をもった」などと容疑を認めているという。

盗撮 : 女性盗撮の疑い 税関職員を逮捕 秋田 (2010.10.17)

日時: 2010-10-17  表示:6500回

産経新聞 10月17日(日)7時57分配信

 ゲームセンター内で女性の太ももを盗撮したとして、秋田中央署は16日、県迷惑行為防止条例違反容疑で、函館税関秋田船川支署上席監視官、****容疑者(46)=秋田市仁井田新田=を逮捕した。**容疑者は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は15日午後11時40分ごろ、秋田市内のゲームセンターで、女性(20)の太ももを背後から携帯電話のカメラで撮影した疑い。

 同署によると、男性従業員が気づき、通報した。

盗撮 : 盗撮したテープは650本 定期まで買って犯行続けた理

日時: 2010-10-16  表示:6171回

産経新聞 10月16日(土)13時6分配信

【衝撃事件の核心】

 女子高生ら2300人以上(延べ)の女性を盗撮し続けた男が、さいたま地裁に起訴された。「女性の足に興味があった」「電車内で盗撮するため定期券を買っていた」−。盗撮に使ったビデオテープ約650本には、被害者の名前や学校名、部活、撮影日時などを記入したラベルを張って几帳面に分類。公判では過去に同じ過ちを2度犯していたことも明らかになった。女性裁判官を前に「絶対にやめます」と誓ったが…。(西尾美穂子)

[フォト]ビデオのラベルには「女子高生」「白スカパン」…

 ■盗撮テープ約650本

 エスカレーターで女子高生のスカートの下にカメラを忍ばせて盗撮したなどとして、埼玉県迷惑行為防止条例違反の罪で起訴されたのは、同県鳩ケ谷市桜町の****被告(35)。

 起訴状によると、**被告は今年4月10日早朝、埼玉県川口市戸塚のJR東川口駅構内の階段で制服姿の女子高校生の後ろに立ち、スカートの下にデジタルビデオカメラを忍ばせて下着などを盗撮したとされている。また、同月14日早朝にも別の女子高生に対して、同じ場所で同様の行為に及んだとされている。

 県警武南署が同条例違反の容****被告を逮捕したのは5月12日夕。同署は逮捕に先立つ同日朝、**被告の自宅を家宅捜索し、盗撮したミニビデオテープ651本や盗撮画像をダウンロードしたパソコンと携帯電話などを押収していた。

*** **被告は6月2日に同条例違反の罪で起訴されたが、同署は押収したテープから女子高生を含む延べ2345人の被害女性を確認。9月までに、**被告をさいたま地検に3回追送検した。

 押収したテープには被害に遭った女子高生の名前や学校名、部活のほか、撮影日時や場所などを几帳面に記入したラベルが張ってあったため、「被害者を特定しやすかった」(捜査関係者)という。**被告はこうした情報を、「バックに付いているネームプレートを盗み見たり、女子高生の会話を盗み聞いたりして集めていた」。

 ■手慣れた手口でほぼ連日、盗撮

 さいたま地裁(島田環=たまき=裁判官)で今月12日に開かれた公判の被告人質問では、**被告の盗撮行為に対する“執着心”があらわになった。

 検察官「押収されたビデオは全部あなたが撮ったものか」********* 被告「はい」

 検察官「盗撮には朝から行っていたようだが」********* 被告「朝と午後4時ごろ」

 検察官「要するに通学時間帯ということか」********* 被告「はい」

 検察官「一日1本使ったのか」********* 被告「はい」

 検察官「ビデオは1本何分なのか」********* 被告「60から90分」

 検察官「650本あるということは650日間やり続けたということか」********* 被告「一日2、3本の場合もあった」

 650本分ものテープで盗撮を続けながら、これまで摘発の手から逃れられてきたのは、盗撮用カメラを隠すため手提げバックに巧妙な細工を施していたからだった。バックには本が数冊入っており、その本の上にカメラを置いて粘着テープで固定した上、ピンホールレンズも両面テープで固定。検察側は論告で、「極めて手慣れた手口の悪質な犯行」と指摘した。

 さらに、**被告は「駅構内や電車内で盗撮をするために定期券を買っていた」という。捜査関係者によると、通勤時間帯という人の多い時間でも、現場でビデオを操作して怪しまれないように、同被告は自宅からビデオを録画モードにして出発していた。

 ■動機は「女性の足への興味」と「劣等感」

 それでも、過去には2人ほどに気付かれ、逃げたことがあった。摘発されるリスクを負ってまでも盗撮行為を繰り返していたのには、2つの理由があるという。

 弁護人「なぜ盗撮したのか」********* 被告「女性の足に異常に興味があったのと劣等感からどうせ彼女はできないと思っていたので、盗撮して相手が見られたくない部分を見ることで彼女にしたような征服欲を満たしたかった」

 検察側は、こうした**被告の動機に疑問を投げかけた。

 検察官「女性の足に興味があるのと征服欲を満たしたいという動機を述べていたが、本当は盗撮行為自体が好きじゃないの」********* 被告「好きじゃない」

 検察官「2つの理由なら盗撮画像をパソコンや携帯でダウンロードする必要はないのでは。ダウンロード画像は自分で撮ったものではなく征服欲は満たされないだろうし、足が映っているのでいいのでは」********* 被告「盗撮は下からのアングルなので(よかった)…」

 ■平成14年と19年にも…

 12日の公判では、盗撮行為の実体だけでなく、**被告の過去も明らかになった。

 19年までは埼玉県内の信用金庫に勤務し、緻密(ちみつ)さと正確さを要求される顧客の個人情報の管理を担当。盗撮したテープに几帳面にラベリングしていたのも、こうした職業柄が出ていたのかもしれない。

 しかし、同年、盗撮行為をしたとして逮捕され、50万円の罰金刑を受けたのを機に依願退職。実は、14年にも同様に30万円の罰金刑を受けていたが、その際は勤務先にはばれず、仕事を続けていたという。

 同じ過ちを何度も繰り返してきた**被告に対し、弁護側が今後の決意について聞いた。

 弁護人「今後、同じような行為をするのか」********* 被告「絶対にしない」

 弁護人「どうしてそう言えるのか」********* 被告「裁判という形で事件が発展し、被害者や家族に迷惑をかけたから」

 弁護人は念押しして再度、質問した。「本当にやめられるのか」。

 これに対し、**被告は「絶対にやめます。精神科に通って悩みを聞いてもらい、解決策を探していきたい」と決意を語った。

 ■再犯防止に向けて…

 検察側は保釈の身で出廷している**被告の現在の心境についても追求した。

 検察官「まさか同じことはしてないよね」********* 被告「していません」

 検察官「したいと思ったことはあるでしょ」********* 被告「ありません。もう精神科に通っているので」

 検察官「何回行きましたか」********* 被告「3、4回」

 検察官「今は我慢している状態じゃないの」********* 被告「抑えているという感じ」

 検察官「やりたい気持ちがあるけど我慢しているということですよね」********* 被告「盗撮したい気持ちがなくなりかけているということ」

 弁護側、検察側双方からの被告人質問で、再び盗撮に手を染めないことを何度も誓った**被告だが、裁判官は厳しい表情で改めて今後について聞いた。

 裁判官「14年の事件後、どれくらいがまんできて、どれくらいで盗撮を始めたのか」********* 被告「3、4年経ってから」

 裁判官「少なくとも18年ぐらいから、またやっていたということか」********* 被告「はい」

 裁判官「19年に捕まったときは数日で(留置場を)出られた。その後はいつからやり始めたのか」********* 被告「何カ月かしてから」

 盗撮行為で罰金刑に処されるたびに「二度とやらない」と誓った決意はこれまでにすべて崩れた。裁判官は最後に、「精神科に通っているから同じことを繰り返さないというわけではない。危険があることを常に認識して、刑務所に入ったら誰からも信頼されなくなることを心に留めて生活してください」と諭した。 

 検察側は論告で「盗****被告の性癖として相当に根深く定着し、再犯に及ぶ恐れは極めて高い」と指摘し、懲役1年を求刑。判決は22日午前、さいたま地裁で言い渡される。

盗撮 : 税関職員を逮捕=ゲームセンターで盗撮容疑―秋田県警 (201

日時: 2010-10-16  表示:6219回

時事通信 10月16日(土)10時41分配信

 ゲームセンター内で女性の太ももを盗撮したとして、秋田県警秋田中央署などは16日、県迷惑防止条例違反容疑で、函館税関秋田船川支署上席監視官****容疑者(46)=秋田市仁井田新田=を逮捕した。秋田中央署によると、容疑を認めているという。
 逮捕容疑は15日午後11時40分ごろ、秋田市のゲームセンターで遊んでいた女性(20)の太ももを背後から携帯電話のカメラで撮影した疑い。

盗撮 : 盗撮容疑:APEC警備で派遣の宮城県警警官 横浜で逮

日時: 2010-10-15  表示:6275回

 女子高生のスカート内を盗撮したとして、神奈川県警監察官室は15日、宮城県警警****部長、****容疑者(34)を県迷惑行為防止条例違反(盗撮)容疑で現行犯逮捕したと発表した。**容疑者は横浜市で来月開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の警備のため神奈川県警に派遣されていた。

 逮捕容疑は14日午後9時40分ごろ、同市西区高島2のJR横浜駅西口の上りエスカレーターで、県立高1年の女子生徒(16)のスカート内をバッグに隠したデジタルカメラで動画撮影したとしている。警戒中の鉄道警察隊が取り押さえた。

 県警によると、**容疑者は容疑を認めており、カメラには複数の女性のスカート内を撮影したとみられる動画が10本以上残っていた。警備の日勤を終え、同僚と食事をした後だったという。【中島和哉】

2010年10月15日 毎日新聞

盗撮 : 女性を狙う“第3の目”…007も真っ青の最新「盗撮」

日時: 2010-10-10  表示:6294回

産経新聞 10月10日(日)18時43分配信

腕時計(中)、ライター(左)、車のキー(右)の形をした小型特殊カメラ。防犯機器としてネット上や専門店などで販売されている。(写真:産経新聞)

【衝撃事件の核心】

 カメラ付き携帯電話の普及などで盗撮被害の危険性が高まっている昨今、さらに女性の安心安全を脅かす“第3の目”が世間に広がりつつある。数々のスパイ機器が登場する人気映画「007」シリーズを彷彿(ほうふつ)とさせる、ペンや車のキーなどの形をした小型特殊カメラを使った盗撮事件が東京都内で増加傾向にあるのだ。背景にはネットや店舗を通じて簡単に入手できる気軽さがあるという。本来は防犯目的の販売だが、悪用防止のための法規制はなく、現状は事実上の無法状態といえる。新たな欲望の目を封じる方策はあるのか−。(福田涼太郎)

 ■キーホルダー型も…大手量販店でも入手可能

 今年4月、都内の商業ビル3階にある書店。

 少女コミックコーナーで立ち読みをしていた高校生風の少女に、男が近づく。男は周囲を見回しながら、少女と背中合わせになる位置で立ち止まる。右手の手提げかばんを少女のミニスカートの下に差し入れ、しばらくしてその場を離れた。

 「何やってんだ。迷惑でしょう」

 様子を見ていた警備員が男を呼び止めた。事務所で盗撮行為を問いつめるも、「やっていない」と否定する男。しかし、かばんの外側のポケットに差し込んであったペンを指し、「それカメラでしょ」と指摘すると、男はぐうの音も出ない様子で黙りこくった。

 警察署で調べると、ペンには小型カメラが内蔵され、スカートの中の下着を映した動画データが保存されていた。男のパソコンには別の盗撮動画約120点も残されており、同署は都迷惑防止条例違反の疑いで、会社員の男(37)を書類送検した。

 「交際女性との別れ話や仕事のストレスで、2年前からペン型カメラを使って盗撮を始めた。一度やったらうまく映っていたのでやめられなくなった」

 男はこう動機を話し、週1回ペースで盗撮を繰り返していたことを明らかにした。ちなみに盗撮された少女は気付くことなく、すでに書店を後にしていた。

 警視庁によると、カメラ付き携帯電話や撮影に時間がかかるピンホールカメラを除いて、小型の特殊カメラを悪用した盗撮犯が都内で摘発されたのは昨年が初めてとみられる。

 同庁が昨年に摘発した同種の盗撮事件は2件。しかし、今年は10月上旬時点ですでに9件に上っている。使われたカメラはペン型のほか、キーホルダー型、車のキー型、小型レコーダー型とさまざま。犯行場所は駅構内や電車内、図書館や路上などだ。

 入手先についてはネット通販や東京・秋葉原の専門店が多く、中には「大手ディスカウントストアで仕入れた」と話す者もいた。

 「携帯電話と違って、ペン型などは盗撮行為が見つかっても言い逃れができる可能性がある上、最近は気軽に入手できる」

 特殊カメラによる盗撮事件が増えた理由について、捜査幹部はそう推察する。

 ■海外のパパラッチも認める高品質

 なぜ、このような特殊カメラが流通しているのか。

 「脅されたり付け狙われたりしている人が、被害の証拠を押さえたいときに使うケースが多い」

 購入希望者からの問い合わせが増え、2年ほど前から特殊カメラの取り扱いを始めたという秋葉原の防犯機器専門店の担当者はそう説明する。

 ほとんどの特殊カメラには音声レコーダー機能も付いていることから、実際の被害の瞬間となると防犯カメラよりも特殊カメラが威力を発揮するらしい。

 また、風景写真として街中の自然な“表情”を撮影したいという人にもニーズがあるという。

 秋葉原やネット上には先に挙げたタイプ以外に、腕時計型やライター型、衣服のボタン型などさまざまな種類の特殊カメラが並び、値段は機能によって5千円前後〜数万円と幅がある。ほぼすべてが中国や台湾で生産されており、市販のデジタルカメラと比べても画質はそれほど遜色(そんしょく)がない。

 「(特殊カメラが)売れるようになったのは5年前から。新製品が出ると、ヨーロッパなど海外のパパラッチも買いに来る」

 別の電気機器販売店店長の説明が、その性能や人気の高さを物語る。

 ただ、盗撮犯罪に悪用される可能性があることについては、取扱店によって意識が異なるようだ。

 「盗撮には使われて欲しくない。『とにかく売れればいい』という態度はよくないし、うちは大量に仕入れて薄利多売を目指すというようなことはしない」

 前出の防犯機器専門店担当者は悪用防止のため、販売の免許制を導入することなどを提案する。

 一方、電気機器販売店店長は「そんなこと(悪用の可能性)を言っていたら商売ができない。客がどのように使うのかまでは関知できないし、買ってくれたらそれでいい」と語る。

 購入客への配慮などから個人情報の取得が難しいこともあり、業者側による自主規制は困難なようだ。

 ■販売規制は必要か不要か…「国民で議論を」

 では、特殊カメラ販売に関する法整備がどうなっているかというと、現行法ではまったく規制がない。

 ある捜査関係者は「盗撮行為を助長する盗撮DVDやマニアのサイトなどが多い中、(特殊カメラの)販売が野放し状態になっているのは問題だ」と対策の必要性を訴える。

 現在はネットをはじめ、一部のドラッグストアやディスカウントショップなどでも取り扱われており、特殊カメラはさらに身近な存在となっているという。

 一方、プライバシー問題に詳しい田島正広弁護士は即座の法規制には慎重な姿勢を示す。

 「ただ害悪があるからダメというのではなく、プラス面とマイナス面をあわせて考慮し、特殊カメラが直ちに存在自体を否定されるべきものなのか考えることが重要だろう」

 殺傷能力があるわけでなく、正当な使用法もある限りは、議論を高めて世論の同意を得た上で規制をした方が好ましいという。

 「当面は特殊カメラの存在の周知を図り、(規制の必要性の有無を)見極めることが必要だ」(田島弁護士)

 技術の進歩と、それに伴う卑劣な犯罪の増加。女性にとって本格的な受難の時代に入ったのは間違いないようだ。

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