神奈川新聞
女性のスカート内を盗撮しようとしたとして、戸部署は15日、県迷惑防止条例違反(卑わい行為)の疑いで、南署刑事2課警部補の****容疑者(32)=海老名市国分北3丁目=を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、同日午後4時15分ごろ、横浜市西区南幸の横浜駅駅ビル1階上りエスカレーターで、カメラ付き携帯電話を手提げバッグに入れて、戸塚区在住の同市立高校1年の女子生徒(15)のスカートの下に差し出した、としている。
同容疑者は調べに対し、「簡単に盗撮できると思い、好奇心があった。動画を撮影した」と供述している。警戒していた鉄道警察隊員が取り押さえた。
県警監察官室によると、同容疑者は同市中区の県警本部で行われた、有望な捜査員を選抜して実施する刑事部特別研修の面接を終え、南署に戻る途中だった。使用したのは県警から貸与されている携帯電話で、メモリーに今回とは別の女性の下着が映った動画が2件残っていたという。
今回の現場と同じエスカレーターでは4月にも、女性の下半身を撮影したとして、当時の旭署の男性巡査=退職=が逮捕されている。小笠原晃監察官室長は「警察官としてあるまじき行為で、深くおわびする」と謝罪。「捜査を踏まえ、厳正に対処する」としている。