ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
2010年度の論文資料集10号。詳細はこちらより
 
メニュー
 
Google検索
 
[検索結果に戻る]

売買春 : 出会い系カフェ捜索 「デートクラブ」と認定 条例違反の疑い 池袋のチェーン店

日時: 7799-11-15  表示:5284回

5月29日8時1分配信 産経新聞

 新たな売・買春の温床とされる「出会い系カフェ」をめぐり、警視庁生活安全特別捜査隊と池袋署は28日、都デートクラブ営業等規制条例違反(禁止区域内営業など)の疑いで、東京・池袋にある店舗の捜索に乗り出した。店員約10人を逮捕した。出会い系カフェの摘発は全国的にも珍しい。

 出会い系カフェは、テレクラや出会い系サイトと異なり、男女が直接顔を合わせる新しい形態の出会いの場。多くの店では、漫画を読むなどして過ごす女性を男性が指名して交渉し、店外に“デート”と称して連れ出す仕組み。マジックミラー越しに男性が女性を選ぶ店もある。同様の店舗は、全国に100カ所近くあるとみられる。

 今回、警視庁が捜索した出会い系カフェは「キャンカフェ」。全国展開しているチェーン店で、池袋には4月に設立。すでに500人以上の女性がメンバーになっているほか、店内には「18歳未満コーナー」もあり、制服姿の少女も出入りしている。

 警視庁は、男性が連れ出す際に「交通費」の名目で、女性に数千円を手渡していることから、同店が対価を伴う交際を仲介する「デートクラブ」と認定。同店が条例で規制している学校施設の200メートル以内にあることや、18歳未満への場所提供をしていることなどから、条例に抵触すると判断した。

                   ◇

 ■異様な空間、法のすき間つき堂々営業

 マジックミラー越しにくつろぐ女性。それを食い入るように見つめて物色する男性。つぎつぎと“カップル”が成立しては、街に消えていく。「市場」とも「水族館」ともいえる異様な空間がそこにはあった。今回摘発を受けた出会い系カフェ。警視庁は「過去数回しか適用例がない」と言われる条例を使ったが、全国的な拡大に歯止めが掛かるかは微妙な情勢だ。(森浩、太田明広)

 ≪「男の水族館」≫

 「さあどうぞ。ここは男限定の水族館。美女の園です」。今月初めのキャンカフェ池袋店。店内では店員の威勢の良い“あおり文句”が店内に響いていた。

 マジックミラーの向こう側には、ケーキを食べてくつろぐ女子高生の姿が見えた。男性フロア右手が「イベントスペース」と称した16?18歳コーナー、左手が18歳以上のコーナーだ。たしかに水族館に来ているような奇妙な錯覚に陥る。

 「さあ、出会いはまずトークしないことには始まりません」。店員のあおり文句は続く。営業時間は午前10時から翌午前5時までで、女子高生も午後11時までいることができる。法律的に問題がないのか問うと、店員は「出会いの場を提供しているだけで法律には触れない」と独自の理屈を展開した。

 出会い系カフェは、男性が女性を指名した上で、「トークルーム」で一対一で会話するところから始まる。トークルーム内で食事やカラオケ、果ては売春などの“交渉”が行われる。男性客は30?40代が中心。中には60代とおぼしき初老の男性もいた。

 ≪“暇つぶし”感覚≫

 「きょうはおじさんにカバンを買ってもらった」。トークルームで女子高校生(16)は屈託なく笑った。キャンカフェでは外出時、女性に「交通費」名目で任意のお金を支払うことになっていた。「交通費以外にも『プラス5000円でカラオケ行こう』とか約束する」。この女子高生は、週に3度ほど訪れ、1日約3万円稼ぐという。「ヤリモク(セックス目的)のおじさんは本当に多い。『5万でどう』とか普通」と語る。

 別の埼玉県の女子高校生(16)は、売春をしてお金を稼いでいるという。ホテルに1回行くごとに1万5000円もらっている。「お金がほしいし。16歳になったらキャンカフェに来ようと言ってる後輩もいる」と口にする。女子大生(20)は「目的がなくても来ている。お菓子やケーキがなくなるとすぐ店員が持ってきてくれる」と“暇つぶし”感覚で来ていると語った。

 ≪今後も野放し?≫

 ただ、今回の摘発を皮切りに全国に捜査の手が伸びるわけではない。

 今回、警視庁が適用したデートクラブ規制条例は、テレホンクラブを規制するため、平成9年に成立した条例で、東京都にしかない。

 北海道警は先月、札幌市内のカフェ経営者を逮捕したが、容疑はテレビ番組のロゴに似せたマークを使用したという商標法違反だった。愛知県警も先月、児童買春の“出会いの場”となった名古屋市内のカフェを関連先として捜索したが、経営者らの逮捕には至らなかった。

 警視庁では経営者らの逮捕を目指し、生活安全部各課が、児童福祉法や売春防止法、風営法といった法律の適用を検討した。「しかし、場所を提供しているだけで、男性客の接待をさせてはいない。法律のすき間で堂々と営業している」と、警視庁幹部は歯がみする。「正面から摘発できる法律がないのが問題。今回の摘発で都内はいったん沈静化するだろうが、他府県ではまだ野放しということもありえる」と指摘している。


個人情報の取り扱いについて

このページ内で掲載された氏名等の個人情報は、自動的に判断して伏字にしています。あらかじめご了承ください。


ニュース報道について

このページ内で掲載されたニュース報道の中には、APPの立場や見解と異なるものも含まれてますことを、おことわりします。
最新の情報につきましては「http://www.app-jp.org」よりご確認ください。


[検索結果に戻る]
被害事実をご存じの方は、情報をお寄せください
ポルノグラフィによる人権侵害は想像よりはるかにたくさん生じていると考えられます。例えば、市販されているポルノ・ビデオからは、制作過程ですでにひどい人権侵害が行なわれていることを見てとることができます。

私たちは、ポルノグラフィによる被害を防止し被害者を支援する制度づくりをめざして、ポルノグラフィによる人権侵害の実態を明らかにする活動に取り組んでいます。被害事実をご存じの方は、どのような情報でもかまいませんので、研究会までお寄せください。
言語の選択
;
 
論文資料集9
2009年度のAPPの調査研究の成果を、論文資料集第9号にまとめました。ぜひご購入ください。詳細はこちらより
 
論文資料集8
2008年度のAPPの調査研究の成果を、論文資料集第8号にまとめました。ぜひご購入ください。詳細はこちらより