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製作被害 : AV業界に壊滅的な打撃? 強要被害70人超が告発準備…大手メーカーにメスも (2016.06.16)

日時: 2016-06-16  表示:2636回

2016.06.16 ZAKZAK

 アダルトビデオ(AV)への出演を女性に強要したとしてAVプロダクションの元社長らが逮捕された事件が波紋を広げている。女性は100本以上の作品に出演させられていたという。同じような被害を受けた女性は少なくなく、「告発の準備をしている女性は、少なくとも70人以上に及ぶ」(関係者)。大規模な捜査に発展する可能性も出てきた。

 警視庁が11日、労働者派遣法違反容疑で逮捕したのは、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の元社長、村山典秀容疑者(49)と、社長の古指(こざす)●(=隆の生の上に一)士容疑者(50)ら3人。

 被害女性は2009年、当時社長だった村山容疑者と面接し、「グラビアモデルとして契約してもらう」と説明され、契約書にサインした。

 契約書には「成人向けの作品も出演する」と書かれており、AVの撮影現場に連れて行かれた女性が拒否すると契約書を盾に「違約金を払え」などと脅されて撮影を強行されたという。

 被害女性はその後、5年間で100本以上の作品に出演した。告発に踏み切ったきっかけは何だったのか。

 「AV出演の経緯を交際相手が知り、メーカーとプロダクションにクレームを入れた。さらに被害女性側は海外の動画サイトに配信された無修正動画を削除するよう求めていたが、プロダクション側はこれを拒否した。悪質な対応を繰り返していたことが警察への訴えにつながったようだ」(捜査関係者)

 若い女性に芸能界デビューをちらつかせてAV業界に引きずり込むのは、「一部、悪徳スカウト業者の常套手段」(業界関係者)といい、半ば強制的に出演させられるケースは少なくない。

 事件によって業界の暗部が浮き彫りになった格好だが、あるプロダクション関係者は「出演作が100本を超える女性の訴えで警察が動いたのは過去に前例がない。この事件で、出演経験のある女性からの訴えが続出する可能性がある」と語る。

 AV出演強要の被害防止や被害者救済の活動を行う人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」(事務局長・伊藤和子弁護士)には、「70人以上の女性が相談に訪れ、その多くが警察に訴える構えをみせている」(捜査関係者)という。

 プロダクション関係者は「70人以上が一気に被害届を出せば、多くのメーカーやプロダクションに捜査のメスが入る。そうなると、AV業界全体が壊滅的な打撃を受ける」とも話す。

 ここ数年、業界の取り巻く環境は厳しく、現役AV監督の1人は「無料動画や海外の無修正動画に押されて業界の売り上げは年々落ち込み、女優が得られる報酬もどんどん下がっている」と明かす。

 業界関係者は「女優の報酬は、ピーク時の10分の1程度にまで下落しているが、それでも年間2000本程度が作られ、500人の女優が毎年デビューしている」。その中には望まない形でAV出演を了承した女性も含まれているとみられ、根は想像以上に深い。


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