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支援 : 孤立させず、つながる 性暴力救済センター・ふくい (2014.05.19)

日時: 2818-06-26  表示:3766回

中日新聞 2014年5月19日

 ■開所1カ月半 心のケアきめ細かく

「性暴力救済センター・ふくい」の意義やこれからの取り組みを語るセンター長の細川久美子医師=福井市の県済生会病院で
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 性犯罪や暴力を受けた被害者のケアに努める県済生会病院(福井市和田中町)の「性暴力救済センター・ふくい」(愛称ひなぎく)が四月に開所して一カ月半が過ぎた。女性スタッフによるきめ細かなサービスを展開しており、センター長の細川久美子医師(52)は「孤立しがちな被害者とつながり、みんなで見守ってあげるセンターにしたい」と話している。 (山内道朗)

 ひなぎくは、女性のソーシャルワーカー、助産師、看護師などをそろえ、治療や、電話や窓口での相談などを行う。被害に遭った女性が最も精神的苦痛と感じる、警察や弁護士、病院などに足を運ぶたびに事件を最初から話すことを防ぐため、女性警察官の派遣を要請するなどし、得た情報を関係者で共有して一カ所で解決に向けて取り組むことを目的にしている。全国十一例目のセンターだが、細川医師は「欧州や韓国では整備されているが、日本では遅れている」と指摘する。

 産婦人科医として長らく被害者と向き合ってきた細川医師は「誰にも相談できずに抱え込んで、事件から時間がたつほど心の傷が深くなる傾向がある。立ち直るのにも時間がかかる」と語る。産婦人科に診察に来た患者の体調不良の原因が、その数年前にあった性犯罪被害と判明したこともあるという。「周囲との関係を拒絶するのも特徴。でも心の奥ではSOSを発している。それを引き出してあげたり、最初は大丈夫でもつらくなったら相談できたりするように、つながっていてあげることが大切」と、ひなぎくの意義ときめ細かな配慮の必要性を強調する。

 県内には犯罪被害などさまざまな窓口があるが、性犯罪に特化した機関はひなぎくだけ。それでも性暴力やドメスティックバイオレンス(DV)、セクシュアルハラスメント(セクハラ)など対応する事案は多い一方で、誕生したばかりとあって認知度は低い。

 「被害で苦しんでいるのにその後、仕事や学校を辞めたり、県外に移住したりしなければならない状況になることもある。そういう状況が起こらないように性暴力をなくす活動も必要」と細川医師。講演などでひなぎくをアピールするとともに、性犯罪根絶を訴えていく覚悟を示す。専用電話は性暴力救済センター・ふくい=電0776(28)8505。


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