ポルノ・買春問題研究会
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児童ポルノ : 動画サイトでわいせつ行為を“生中継” 家出少女が視聴者に発したSOS (2013.03.10)

日時: 2013-03-11  表示:2633回

2013年03月10日 産経新聞

 17歳の少女にとって、異常な日々はとっくに限界に達していたに違いない。毎晩のように、インターネットの動画サイトで、少女にわいせつな行為を“生中継”させていた男3人が2月、警視庁に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。事件発覚の端緒は、生中継中に少女が視聴者らに発信したSOSのメッセージ。頼る相手のいない家出少女の弱みにつけ込み、男らは毎月100万円の暴利をむさぼっていた。(荒船清太)

実名で「助けて」…視聴者の通報で発覚

 昨年12月中旬、いつものようにアダルト動画サイトをのぞいていた男性を待っていたのは、思ってもみない展開だった。

 「助けて」

 これまで画面上で全裸姿をさらし、視聴者のリクエストに応じて性器を触るなどしてきた女性が突然、動画の中から、こう訴えてきた。続けて、名前や生年月日、東京都足立区内の現住所まで打ち明けた。生年月日から計算すると17歳。少女だった。

 男性はすぐにネット上の違法情報を受け付けるインターネット・ホットラインセンターに「ヤナギなるマルB(暴力団)が、17歳の少女を半分監禁して強制的にポルノを配信させている」と通報した。情報を受けた警視庁が調べたところ、少女は栃木県から家出していた高校生と判明。その日のうちに、少女が訴えた足立区内の民家に駆けつけ、無事保護した。

 「家出をして、行く場所がなかった。ここなら食事が1日3回食べられて寝られるし、暴力もないから…」。急転直下の展開に動揺を隠しきれない少女は捜査員にこう話した。

リクエストに応じて着替え、ポーズ…「過激な」行為は1分24円

 少女が出ていたサイトは動画を配信しながら、短い文章や絵文字などをやり取りするチャット機能が付いた「ライブチャット」と呼ばれるもので、少女は自らカメラ付きのパソコンを操作し、視聴者から送られるコメントなどに受け答えをしていた。

 リクエストに応じて衣装を着替え、ポーズを取るなどし、性器を触るなどのわいせつ行為も行った。通常は無料で配信されているが、「過激さ」が一線を越えると1分24円の有料にできるよう設定されており、少女が自分で判断して切り替えていた。

 警視庁少年育成課は少女が保護された民家で、強制的に動画を配信させられていたと断定。児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で、足立区竹の塚、元アダルトビデオ(AV)制作会社社員、**(34)▽豊島区東池袋、同、****(39)▽同、無職、御幡(みはた***容疑者(36)の3容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月、動画配信する目的で、18歳未満であると知りながら、少女にわいせつな行為をさせた児童ポルノを製造したなどとしている。

 3人の自宅からは動画配信に使われたとみられるパソコン13台やセーラー服などのコスプレ衣装、バイブレーターなどのいわゆる大人のオモチャが大量に押収された。20人以上の若い女性のアダルト動画のデータも見つかっており、同課は半分以上が18歳未満の少女だったとみている。

宿泊先募集が落とし穴…フ****容疑者に

 警視庁に保護された少女は昨年3月に栃木県の実家を飛び出したが、対価なしで宿泊先を提供してくれる人を探せることを標榜(ひょうぼう)している掲示板、通称「神待ちサイト」で募集をかけたことが落とし穴になった。これに応じたのが、**容疑者だったのだ。

 だが、**容疑者は対価なしどころか、4月ごろから少女に全裸姿やオモチャで性器を触る様子をネットで配信するよう強要。10月ごろには、AV制作会****容疑者の部下だった*容疑者が少女を連れて独立し、*容疑者の自宅で配信を続けた。

*** **容疑者はさらに、池袋駅周辺の路上で、女子高生らをリクルートしては、動画に“出演”させていたとみられる。**容疑者は保護された少女のファンで、動画配信中に少女に就職相談を持ちかけたところ、**容疑者を紹介され、マンションの一室を与えられて動画配信を手伝うようになったという。

常連数十人、1日数時間も有料視聴…報酬は1週間で4千円

 捜査関係者によると、3人はいずれも容疑を認め、「金もうけのためにやった。18歳未満であることは分かっていたが、生活のためだった」と供述しているという。

 保護された少女は毎日夕食後から明け方まで、パソコンの前で肢体をさらしていた。ネット上で18歳未満であることは明示していなかったが、連日のように数十人の常連が視聴し、中には1日数時間も有料配信を見続ける人もいた。

 売り上げは順調に伸び、**容疑者らは毎月100万円程度を手にしていたとみられる。一方で、少女には1日3回の食事以外には1週間あたり4千円しか渡していなかった。

 少女の動画が配信されていたサイトでは常時、数十人の女性のわいせつ動画が有料・無料で垂れ流されている。ネットに接続さえできれば、世界中から見放題。別のサイトにコピーが出回ることも少なくない。捜査幹部はこう言って、警鐘を鳴らす。

 「軽い気持ちで出演しても、映像はずっと残るし、別の犯罪に巻き込まれる危険もある。出演してからでは遅い」


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