2013年02月21日 産経新聞
神奈川県警は21日、昨年1年間にストーカー被害者からの相談などで認知した事件やトラブルが計782件に上り、2000年のストーカー規制法施行後に統計を取り始めて以降最多となったと発表した。前年比で計261件増の1・5倍となった。
県警は、長崎県西海市で11年12月、ストーカー被害に遭っていた女性の親族2人が殺害された事件や、神奈川県逗子市で昨年11月、元交際相手に女性デザイナーが殺害された事件の影響で、相談が増えたとみている。
県警によると、規制法の適用状況は、ストーカーの疑いのある人物に書面で警告したケースは前年比12件増の67件で、逮捕したケースは同2件増の5件。脅迫や暴行、傷害容疑で摘発したのは同53件増の76件だった。