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国際 : IQ160超の連続殺人犯 VS.辣腕検事長 42年前のレイプ殺人事件で有罪判決 (2013.01.26)

日時: 2013-02-07  表示:3595回

2013年01月26日 産経新聞

 米国史上最悪の連続殺人犯の1人として知られるロドニー・アルカラ死刑囚が7日、ニューヨーク州の最高裁判所で42年前と36年前の殺人事件の犯人として有罪判決を受けた。すでに別の5つの殺人事件の犯人としてカリフォルニア州で死刑判決を受けているアルカラ死刑囚は、130もの未解決事件に関与しているとも報じられている凶悪犯。髪を長く伸ばした端正な顔立ちの裏側に隠された狂気がまたひとつ明らかにされたかたちで、再捜査を主導した元国務長官を父にもつ辣腕(らつわん)検事長の手腕にも注目が集まっている。

 「(裁判官になってからの)30年間、こんな事件を扱ったのは初めてです」

 ニューヨーク州最高裁判所のボニー・ウィットナー裁判官は7日、アルカラ死刑囚への判決言い渡し公判で涙を流した。

 アルカラ死刑囚が有罪とされたのは、1971年に23歳の女性がレイプされたうえで殺害された事件と、1977年に別の23歳の女性が殺された事件。この判決でアルカラ死刑囚には最長で終身刑が追加されることになる。アルカラ死刑囚はすでに罪を認めており、ウィットナー裁判官が判決言い渡し前に発言したいかどうかを尋ねた際も、平静に「いいえ」と答えただけだった。

 欧米メディアによると、69歳のアルカラ死刑囚は1970年ごろアマチュアカメラマンとして若い女性をモデルに勧誘し、写真を撮った後で性的な暴行を加えて殺害していた。女性をひもなどで縛って意識を失わせ、意識が戻ると再び暴行を加えるなどして意識を失わせるといった行為を被害者が死ぬまで繰り返していたという。

 司法当局はアルカラ死刑囚のロッカーからアルカラ死刑囚が撮影した約千枚の写真を押収。そのなかには100人以上の若い女性や子供が写っていた。欧米メディアはこのなかに多くの未解決事件の被害者が含まれていると報じており、アルカラ死刑囚の手にかかった被害者は130人に上るともされる。

 しかしアルカラ死刑囚はIQ160以上とされる頭脳に自信を持っていたからか、犯行を重ねた後も身を隠すことはなかった。78年には、視聴者参加型のテレビ番組「デーティング・ゲーム」に出演。1人の女性が3人の男性とついたて越しに会話をして、気に入った1人を選ぶというバラエティー番組で、アルカラ死刑囚は笑顔で会話を楽しんだ後、女性からの指名を勝ち取っていた。

 ロサンゼルス・タイムズ紙によると、アルカラ死刑囚は79年、カリフォルニア州で当時12歳だった少女を殺害したとして逮捕され、80年に死刑判決を受けた。ところがこの判決は84年、裁判員がアルカラ死刑囚の過去の性犯罪について情報を与えられたことは不適切だったとして覆った。86年には同じ事件で再び死刑判決が下ったが、これも2001年に覆る。しかし10年には別の4つの事件と合わせた容疑でアルカラ死刑囚に3度目の死刑判決が言い渡されている。

 一方、米国内では42年前の事件を有罪判決に結びつけたニューヨーク州の司法当局にも注目が集まっている。ウォールストリート・ジャーナル紙によると、今回の事件は、09年の選挙に勝ってマンハッタン地区の検事長となったサイラス・ヴァンス氏が設立した「科学捜査・未解決事件チーム」が起訴した最初の事件だという。

 ヴァンス検事長は元国務長官を父に持つサラブレッドで、イェール大学を卒業後、ジョージタウン大学のロースクールを卒業して弁護士となり、法廷弁護士としてキャリアを重ねてきた。

 検事長就任後は同チームを設立して、DNA鑑定などの手法に通じた検事を育成するほか、司法当局が犯罪者のDNAを集める権限を拡大する州法の成立にも力を尽くした。以前は犯人からDNAを採取することは殺人などの重大犯罪や一部の軽犯罪だけでしか認められていなかったが、この州法によって全ての軽犯罪の犯人からDNAを採取することが認められ、この結果、司法当局のDNAのデータベースが拡大して容疑者を確定しやすくなった。

 42年も前のアルカラ死刑囚の事件に有罪判決が下ったのは、数多くの物的証拠や大量の報告書、現場写真、100人以上からの聞き取りなどを再検討し、さらに米国中にいる目撃者から改めて聞き取りを行うといった捜査を積み重ねた結果だった。行政がすでに死刑が確定しているアルカラ死刑囚の事件に対して時間と予算を費やすことを疑問視する声もあるが、ヴァンス検事長は「単純に言って、殺人犯は逃げ切ることができないということだ」と話している。

 アルカラ死刑囚は今後、カリフォルニア州に戻され、死刑執行を待つことになる。仮にこの死刑判決が覆ったとしても、ニューヨーク州で刑に服することになるという。


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