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ポルノ被害 : 台湾の美人女優らを次々レイプ 色魔の富豪御曹司に求刑209年 (2012.11.25)

日時: 2012-11-28  表示:3719回

産経新聞 2012/11/25 20:06

 沖縄県・尖閣諸島をめぐる一連の騒動では、台湾でも尖閣への主権を主張する一部活動家らの抗議デモが展開された。が、夏以降の社会的な関心や憤慨は、薬物で抵抗を封じた美人女優らに性的暴行を加え、その様子を映像記録していた“富豪御曹司”の犯罪に集中していた。タレントを含む被害者数は約30人で、映像流出で芸能界も戦々恐々の事態に発展。尖閣以上に話題をさらった暴行犯とは、いったいどんな男だったのか。(台北 吉村剛史)

 □求刑「209年」

 台北地検は11月6日、28人の女性に対する強姦や強制わいせつ、プライバシー侵害など、計45の罪で台北市在住の男を起訴した。

 男は李宗瑞被告(27)。

 中国時報など地元各メディアの報道によると、同一犯の性的暴行事件での被害者数は台湾の司法史上最多で、求刑は合算段階で懲役209年にのぼったが、有期刑の上限に定められた懲役30年が求刑された。

 事件の発端は2011年7月。李被告の知人女性が「私の姉が性的暴行を受けた」として、警察当局に李被告の犯行を訴えたことに始まる。

 この際、当局は嫌疑不十分として立件しなかったが、今年7月になって、犯行を記録したとみられる映像の存在が浮上し、当局が事情を聴こうとしたところ李被告が出頭を拒否し、雲隠れ。

 結局、当局は8月1日に強制わいせつ容疑で李被告を指名手配したが、李被告は知人宅などを転々としたあげく、同23日になって弁護士とともに台北地検に出頭し、逮捕された。

 起訴状などによると、李被告は2009年以降、台北市内のナイトクラブで知り合ったタレントを含む女性らの飲み物に睡眠導入剤などの薬物を混入して飲ませ、泥酔、昏睡(こんすい)などで、抵抗できなくなったところを市内の自宅に連れ込んで性的暴行を加え、その様子を映像に記録していた。

 李被告は当初、調べに対し、「合意の上の行為」などと供述していたが、実際には、被害に気付いた女性に「死にたいのか。身辺に気をつけろ」などと脅迫。また映像で当局などの指摘を受けるまで、被害に遭ったことに気付いていなかった女性もいたという。

 □活動休止する女優も

 当初は60人にのぼる女性への性的暴行が取り沙汰されたが、最終的に被害が特定された女性32人のうち、28人が、友人や当局の指摘などを受けて告訴に踏み切った。

 事件は8月9日、台湾の週刊誌「壹週刊」が大きく扱ったことで社会的関心が沸騰したが、李被告の逃亡中の13日には、美人女優らタレント十数人を含む多数の女性が被害に遭っている過激映像が、ネットやスマートフォンを経由して流出したことも表面化し、火に油を注いだ。

 「富少淫魔(色魔のボンボン)の犯罪状況や、モデルや女優が特定できる」としてネット上の話題をさらい、拡散した映像がアダルトサイトで有料公開され、男性ら10人以上が「わいせつ物散布」や「妨害秘密」などの容疑で逮捕されるなど、二次的な犯罪にまで広がった。

 一方、派手な交際が知られていた李被告だけに、接触した芸能人や美人アナウンサーなどは多数にのぼり、「被害者の1人ではないか」と名前が浮上した女優らが「流出している写真は悪質な合成写真だ」などと否定に追われた。

 男性アイドルグループ「F4」のメンバーとの交際が報じられた美人女優は、過去に李被告と交際した期間があったことから、撮影被害が取り沙汰され、この夏以降、活動を休止するなど、芸能界や映画、テレビ業界全体を震え上がらせる事態に発展した。

 □複雑な生い立ち

 台湾紙、蘋果日報などによると、李被告の父親は大手金融グループ「元大金控集団」の元董事(理事)で、投資会社の会長。母親は、有名高級クラブの経営者。

 台湾紙によると、両親は入籍しておらず、婚外子にあたる李被告は、子どものころ、親類宅に預けられ、さげすみや冷遇の中、寂しい時間を過ごしたという。

 李被告の転機は11歳の時。父方の祖母によって「李」姓を継がされ、突然「御曹司」に変身。その後は、年間700万台湾元(約1960万円)もの支援を受けて米国の大学にも留学するなど、生活は一変した。

 しかし、仕事に多忙な両親とのふれあいは薄く、素行や交友は荒れがちで、帰台後は夜ごと台北のナイトクラブで年齢に見合わない豪遊を繰り返すなど、夜の世界では「典型的なドラ息子」として知られる存在に。

 たびたび暴行事件も起こしており、22、23歳のころには、傷害で検挙され、前科もある。

 李被告は職業を父親の「秘書」を名乗っていたが、捜査当局によると、事実上は無職で、毎日、父親から2万台湾元(約5万6000円)の小遣いをもらっていた。

 捜査関係者の1人は「豪遊や、女優らへのゆがんだ性的暴行の背景には、複雑な生い立ちの影響を感じる」としている。

 今回の起訴をうけ、台北地裁で初の審理が12月4日に行われるが、被害が注目された女優は今も本格的な芸能活動の再開には至っていない。李被告の弁護士は台湾メディアの取材に対し「非公開審理でもあり、コメントは控えたい」と口をつぐんでいる。


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