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盗撮 : <盗撮>航空機内の犯行、地上の県特定できず起訴断念 (2012.10.27)

日時: 2012-10-27  表示:3502回

毎日新聞 10月27日(土)15時3分配信

 今年9月、国内線の航空機内で女性客室乗務員のスカート内を盗撮したとして、羽田空港に到着した男が兵庫県迷惑防止条例違反容疑で警視庁に逮捕された。ところが、男は容疑を認めたのに処分保留で釈放される事態に。現場を兵庫県上空と特定するのが困難だったのが原因とみられる。現場確定のポイントが時間の特定にあるとみた警視庁は航空会社や乗客らに対し、「盗撮に気づいたらすぐに時計を見て」との呼び掛けを始める。

 9月10日、高松−羽田の航空機内で会社社長の男(34)が女性客室乗務員のスカートの中にペン型カメラを差し向けたのを別の乗客が発見。男は東京空港署に任意同行された。

 乗務員らが正確な盗撮時間を覚えていなかったため、同署はベルト着用サインが消えた時間などから犯行時刻を午前8時9分と割り出し、航跡図から兵庫県篠山市上空だったとして、同県迷惑防止条例を適用し、逮捕した。飛行中の盗撮逮捕は全国初だった。

 しかし、東京区検は男を釈放した。篠山市は兵庫県の東端に位置し、分速約15キロで飛行する航空機なら約1分で大阪府や京都府に移動してしまうため、「篠山市上空との特定が不十分」と判断したとみられる。押収された男のパソコンからは、他に盗撮したとみられる画像も大量に見つかっただけに、捜査関係者は「県境でなければ」と悔しがる。

 盗撮事件は撮影機器のハイテク化に伴って増加し、11年の全国の摘発件数は1930件と過去最多になった。インターネット上では客室乗務員を盗撮した画像が出回り、被害に歯止めがかからない状況が続いている。

 だが、飛行中の航空機内での盗撮が起訴された例は過去にない。取り締まりの根拠となる条例が全都道府県ごとに定められているが、高速で移動しているため、どの自治体の上空で盗撮が行われたかを確認することが困難だからだ。

 盗撮行為について大手航空会社の広報担当者は「発見すれば機長名の警告書を渡すが、必ず警察に引き渡すとは限らない」と泣き寝入りの実態があることを認める。捜査関係者は「ショックでPTSD(心的外傷後ストレス障害)になった乗務員もおり被害は深刻」と危機感を強める。

 同署は航空会社から被害報告を受けるたびに区検と事件化を協議。「犯行時刻が分かれば場所は特定できる」との結論で一致してきたが、被害者が盗撮された時間を覚えていることは少ない。

 「時間確認」の呼び掛けは、こうした状況を受けた苦肉の策。周りの乗客も一緒に時計を見れば、有力な証拠となる可能性が高い。捜査関係者は「アナログな手法だが、現状の条例の範囲内で立件するには最も有効」と強調する。【黒田阿紗子】


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