Record China 12月12日(日)18時37分配信
2010年12月10日、中国公安部は今年6月から全国で展開しているポルノ取り締まりキャンペーンについて「明らかな改善がみられた」と報告し、逮捕した売春女性の人権保護の徹底を各地方当局に求めた。11日付で環球時報が伝えた。
中国公安部は娯楽サービス施設の治安管理、違法行為の取り締まり、健全経営への取り組みなどについて話し合う会議を蘇州で開催し、6月から展開しているポルノ取り締まりキャンペーンについて「明らかな改善がみられた」と報告した。それによると、全国の10月の摘発件数は前年同期比18.4%減。特に、北京では1月以降の摘発件数が2008年の同じ時期と比べ、56%も減少するという成果がみられた。
記事によると、今回のキャンペーンは女性に売春などを強要した首謀者、店の経営者などに対する取り締まりに力を入れ、売春女性の救済に重点を置いた。これまでは逮捕した売春女性に縄つきの手錠をかけ素足で街中を歩かせたり、インターネット上に本名や罪状を公開したりするなど女性の人権を無視した行為が頻繁に行われてきたが、公安部は各地方当局に対し、売春女性の人権保護に努めるよう求めている。(翻訳・編集/NN)