2007年12月18日12時45分配信 ロイター
[アムステルダム 17日 ロイター] オランダの首都アムステルダムのヨブ・コーヘン市長は17日、人身売買やマネーローンダリング(資金洗浄)、薬物乱用の取り締まりを強化するため、同市にある赤線地区を一掃し、売春婦が客寄せをする「飾り窓」を高級ブティックにする計画を発表した。
同市長は記者会見で、「売春産業を一掃したくはないが、犯罪を大幅に軽減させなければならない」と述べた。
同地区の路地では、数世紀にわたって売春業が栄えてきた。国際貿易の中心都市としての全盛期には、水兵や商人によって利用されていたが、現在は一大観光スポットとなっている。
同市のローデベイク・アッシャー副市長によると、これらの施設は、アパートや高級品店のほか、画廊、高級ホテル、レストランに建て替えられる予定だという。