毎日新聞 9月11日(土)15時3分配信
児童買春の温床とされる「出会い系喫茶」を規制する改正風営法施行(来年1月)に伴い、県警は県内全域で営業を禁止する改正条例案をまとめた。13日から県警ホームページで公開し、意見(パブリックコメント)を募集する。
「出会い系喫茶」は、面識のない男女が性的好奇心を満たすために出会う店とされる。多くの場合、男性客が料金を払い、マジックミラー越しや写真などから、来店した女性を選んで対面する。店は「出会う機会と場所を提供しているだけ」の立場をとるが、08年には児童買春など出会い系喫茶に絡む事件が全国で33件発生した。改正風営法では、出会い系喫茶を新たに店舗型性風俗特殊営業の一種として規制対象に加える。
県警生活環境課によると、県内に出会い系喫茶はないが、「漫画喫茶などが、いつ営業転換するか分からない」として監視や取り締まりを強化する方針。
改正条例案は県庁や県警ホームページ(http://www.pref.shiga.jp/police/)で閲覧できる。意見は「パブリックコメント」と記し、県警本部生活環境課(大津市打出浜1の10)へ。ファクス(077・521・0909)かメール(pa12@pref.shiga.lg.jp)でも可。【前本麻有】