2007年11月23日13時55分配信 読売新聞
配偶者間暴力(DV)被害者の生活再建のため、無利子で資金を貸し付ける民間基金が設立されることになった。
23日に幕張メッセ(千葉市)で開幕する国際会議「DV根絶国際フォーラム」で発表し、寄付を呼びかける。
全国約60か所のDV被害者のための民間シェルター(緊急避難所)で作るNPO法人「全国女性シェルターネット」が創設し、来年4月、融資をスタートさせる予定だ。
生活資金、転居費用、子どもの養育費、医療費など、被害者が新生活を始めるのに必要な資金を、無利子で貸し付ける。
融資額は1件30万円が目安だが、上限・下限は設けない。申請の際に、同ネットに登録するシェルター代表者の同意が必要。