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売買春 : 街中で少女スカウト、名門大学生らのデリヘル経営の実態とは (2010.06.19)

日時: 2010-06-19  表示:4261回

6月19日8時20分配信 産経新聞
【衝撃事件の核心】

 18歳未満の女子高生を働かせる違法なデリバリーヘルスを経営していた男3人の中には名門大学の学生が含まれていた?。売春防止法違反と児童福祉法違反容疑で関西学院大の男子学生ら3人が兵庫県警に逮捕、起訴された。アルバイトをしていたコンパニオン派遣会社の上司が始めたサイドビジネスに引き込まれ、金もうけに目がくらんで犯罪に手を染めてしまった男子学生。モラルも徐々に失われていったのか、上司に言われるがまま、街中で女子高生をスカウトし、売春行為をさせるまでエスカレートしていた。

 ■「金もうけせえへんか」

 逮捕、起訴されたのは、神戸市長田区のコンパニオン派遣業、****(28)▽兵庫県播磨町の無職、***(25)▽同県三田市の関西学院大3年、****(21)=休学中?の3被告。

 3人の出会いは、**被告の経営していたコンパニオン派遣会社「JADE(ジェイド)」だった。大学の友人に紹介されるなどして高下、松井の*被告はアルバイト従業員として同社で働いていた。

 当初は、路上で女性をスカウトし、キャバクラやスナックなどの飲食店に派遣する仕事をしていたが、**被告が「金もうけせえへんか。小遣い稼ぎをしよう」とデリヘル経営を2人に持ちかけたとされる。

 水商売にも不景気の波が押し寄せる中、コンパニオンの派遣業だけではそれほどの収入は得られず、3人は携帯電話を使って手軽に始められるデリヘルを「サイドビジネス感覚で始めた」(捜査幹部)という。

 ところが、片手間に始めたはずのデリヘルは、予想を上回る利益をもたらした。昨年9月ごろから経営を始め、逮捕される4月までの間の売り上げは約2千万円。多いときには15人以上のデリヘル嬢を抱え、1日10人以上の客を得ていたという。

 県警のこれまでの調べでは、3人はデリヘル嬢を延べ30人以上雇っていたとみられ、大半は20歳前後。そのうち3人は、18歳未満の女子高生だった。18歳に満たない少女を雇った動機について「未成年などの年足らずの子は、他の水商売では雇ってもらえないからアルバイトもできない。だから長く働いてくれるだろうと思った」と供述し、ゆがんだ経営的な判断からだった。

 大学にもまじめに通っていたと****被告。しかし、捜査幹部によると、デリヘルでの“仕事”が忙しくなったのか、デリヘルの経営を始めた直後から大学を休学し、のめり込んでいったという。

 ■女の子を“面接”

 3人の経営するデリヘルはこんな仕組みだ。出合い系サイトに書き込みをして男性客を募集。客との待ち合わせ場所にデリヘル嬢を運ぶ。料金は客からの手渡しで、デリヘル嬢と3人の間で折半する?。

 3人が書き込みしていた携帯電話の出合い系サイトには、「大人の出会いをしたい。連絡を待っています」「今すぐ会いたい。三宮で待っています」などと、女性になりすました誘い文句が並んでいた。そんな誘いに釣られて集まった男性客には、別人の免許証を示すなどして18歳未満の少女であることは隠していたという。

 携帯電話の書き込みをし、デリヘル嬢を車で連れて行くだけで、コストはほとんどかからない。神戸市長田区内に事務所と称したアパートを借り、車も用意していたものの、“ボロもうけ”だったに違いない。料金はおおむね1万5千円?3万円程度で、これをデリヘル嬢と3人とで半分ずつに分けていたとされる。

 デリヘル嬢は、JR三ノ宮駅前(神戸市中央区)などの繁華街で声をかけて集めた。担当したのは主に高下、松井の*被告。供述によると、「『小遣い稼ぎせえへんか』と言うと、女の子はホイホイ付いてきた」という。その場では携帯電話の番号を聞いておき、後日、喫茶店などに呼び出して**被告も交えて“面接”を実施。一般企業さながらに、住所や生年月日を書いた履歴書や身分証明書などを提出させ、名簿を作っていた。

 デリヘル嬢のうち、18歳未満の少女3人は、いずれも同じ神戸市内の私立高校に通っていた。捜査幹部によると「同級生同士で紹介しあったとみられる」という。

 ■「許されるのなら、復学したい」

 高下、***被告の初公判は6月16日に神戸地裁で開かれた。反省の気持ちを表したのか、*被告はともに丸刈り頭で入廷。白色のジャケットとチノパンを身につけた**被告は普通のまじめな学生にしか見えない。検察側が読み上げた起訴内容に対し、はっきりと「間違いありません」と答えた。

 公判では、主犯格とされる**被告に利用され、犯罪という深みにはまっていく過程が明らかにされていった。

 事務所として使うアパートや送迎用の車、携帯電話などの****被告の名前で行われ、表向きの“管理者”にされていた。また、デリヘルは1日あたり15?18万円の売り上げがあったが、2人に渡されていたのは日給として1万円程度。にもかかわらず、**被告からは「1日10万円以上」とのノルマを課され、「達成できるまで帰ってくるな」とプレッシャーをかけられていたという。

 強圧****被告を恐れていた**被告は「拘束時間が長く金にもならない」と昨年11月にデリヘルを辞めた際、**被告から逃れるため、家に戻らず友人宅を転々としていた。

 公判では、*被告が最初は金もうけの欲望に負けて**被告とともに始めたデリヘル経営だったが、次第に**被告の下から抜け出せなくなった構図が浮かび上がった。

*** **被告は、働いていた9?11月の3カ月間で、取り分として約60万円を受け取った。同****被告は8カ月間で120万円。約1千万円とみられる利益の大半は、**被告が独占していた。

 これまでの犯行を悔い改めようとしている**被告は、接見に訪れた父親に大学の教科書や小説などの差し入れを求めたという。

 「許されるのなら、大学に復学してきちんと卒業し、立派な社会人になりたい」。「いろいろな人の人生を狂わせてしまって、本当に後悔している」と反省を口にした**被告。

 その一方で、**被告は県警の調べに対し、「高下と松井の2人は知っているが、犯行に(自分は)関与はしていない」と一貫して否認を続けているという。


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