ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
2010年度の論文資料集10号。詳細はこちらより
 
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人身売買 : 女子高校生に売春強要 21歳ホストを逮捕 売春の相手や場

日時: 2021-04-10  表示:2377回

HBC北海道放送、2021/4/10(土) 0:05配信

 女子高校生に売春を強要した疑いで、ホストクラブ従業員の男が逮捕されました。男は容疑を認めていますが、売春をさせた場所や相手については「多すぎて分からない」と話しています。

 児童福祉法違反と売春防止法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区に住む、ホストクラブ従業員、脇田一星(わきた・****容疑者21歳です。
* **容疑者は、去年9月、札幌市中央区のホテルで、当時17歳の高校生だった少女に、男性客へいかがわしい行為をさせた疑いがもたれています。
 警察によりますと、**容疑者と被害に遭った少女は、去年8月、インスタグラムで知り合い交際していました。
 知り合って間もなく、**容疑者は少女にホストクラブへの同伴出勤を求め、店で高級シャンパンを購入させるなどしておよそ280万円の「ツケ払い」をさせたということです。
 ツケを支払わせるために、**容疑者は、女性に扮して出会い系サイトで男性を誘い、札幌市内のホテルなどで少女に売春をさせていました。
* **容疑者と同居していた女性は、祖父母の家に荷物を取りに来たところを警察に保護され、事件が発覚。
少女は保護されたとき泣きじゃくりながら「どうすることもできなくて困っていた」と答えたということです。
 警察の取り調べに対し、**容疑者は「売春させていたことは間違いない」と容疑は認めていますが、いつ、どこで、誰と、いかがわしい行為をさせたかについては「多すぎてわからない」と話しています。
 少女は事件の後、大学を受験し、無事合格。現在は大学に通っているということです。

人身売買 : 知人少女に売春させた疑い 17歳少年逮捕 神奈川県警 (

日時: 2021-03-27  表示:1783回

産経新聞 2021/3/26(金) 18:40配信

 知人の少女に売春をさせるなどしたとして、神奈川県警少年捜査課は26日、児童福祉法違反(淫行させる行為)と売春防止法違反(周旋)の疑いで、相模原市中央区の会社員の少年(17)を逮捕した。容疑を否認している。

 逮捕容疑は2月7日、同区内の店舗敷地内で、同区に住む無職少女(16)に県内在住の男性会社員(50)を売春相手として引き合わせ、同日午後6時25分ごろからおよそ2時間にわたり、同県厚木市内のホテルの一室でみだらな行為をさせたとしている。

 同課によると、少年と少女は遊び仲間で今年1月に仲間4人でホテルに連泊した際の宿泊料約10万円の支払いをめぐってトラブルになっていた。少年は会員制交流サイト(SNS)で少女のふりをして売春相手の男性を募り、少女には「カネを稼いでこい」などと命じて1月末から2月上旬にかけて、40代から50代の男性5人に売春をさせていた。売り上げは計約35万円で、全額が少年の手に渡っていたという。

人身売買 : 高校生の少女にみだらな行為させた疑いで男を逮捕 220回

日時: 2020-11-19  表示:1723回

関西テレビ 2020/11/18(水) 13:14配信

出会い系サイトで勧誘した男性客に17歳の少女を紹介してみだらな行為をさせたとして男3人が逮捕されました。

児童福祉法違反などの疑いで逮捕されたのは、名古屋市の無職・森本正明容疑者(38)ら3人です。

森本容疑者らは去年11月、広島県福山市で60代の男性客に当時17歳の高校生の少女を紹介し、みだらな行為をさせ、現金2万円を受け取った疑いが持たれています。

ことし2月、大阪市北区の路上で少女が売春の客引きをしていたのを警察がみつけ、事情を聴いたところから事件が発覚しました。

警察によると少女は1日10万円の売上ノルマを課せられていて、8カ月間で220回ほど売春をしていました。

森本容疑者は売上金約630万円のほぼ全額を自分のものにしていて、容疑を認めているということです。

運転手役などをしていた、ほかの2人は容疑を否認しています。

森本容疑者は「自分には借金があり、返さないと逮捕されて会えなくなってしまう」などと少女の気を引くような話をして、売春させていました。

また、少女を連れて福岡や東京などに旅行に行き、旅行先でも売春をさせていたとみられるということです。

人身売買 : 都内の風俗店を摘発 コロナで生活苦の技能実習生ら雇用 (

日時: 2020-11-10  表示:1811回

朝日新聞 2020年11月10日 11時31分

 技能実習生として来日したベトナム国籍の女性を雇い、男性客に性的なサービスをさせたとして、警視庁は10日までに、東京都荒川区の派遣型風俗店「美・ワンダフル」を出入国管理法違反(不法就労助長)容疑で摘発し、経営者の男女2人を同容疑で逮捕した。

 逮捕されたのは、いずれも住所不詳の川口宣之(48)と張維君(34)の両容疑者。技能実習や留学目的で来日し、コロナ禍で職を失って生活苦になったり、希望しても帰国できなかったりした女性ら約30人を雇用し、4月以降だけで約1億円を売り上げたという。

 警視庁は9日以降、女性らの待機場所だった雑居ビルや接客用のレンタルルームを捜索。これまでに24〜35歳のベトナム籍の女3人を同法違反(単純資格外活動)などの容疑で逮捕した。調べに対し、女らは「コロナ禍で帰国できなかった」「コロナの影響で経済的に困窮した母国の家族にお金を送るため、風俗店で働いた」などと話しているという。

 技能実習は外国人に日本の技術を学んでもらう制度だが、労働条件の悪さを理由に逃げ出す人も少なくない。コロナ禍で解雇や給与減により苦境に陥る人も出ているという。一方、留学生は飲食店などでのアルバイトができるが、多くの人が同様の理由で経済的に厳しい状況になり、帰国したくてもできない人もいるという。(田中紳顕)

人身売買 : 日本で売春を強要されたコロンビア人女性が証言する人身

日時: 2016-11-11  表示:6325回

ダイヤモンド・オンライン 11/11(金) 6:00配信

  米国国務省が毎年発表する人身取引年次報告書の2016年版で、日本は「人身取引撲滅のための最低基準を十分には満たしていない」と評価されている。しかし、日本に人身取引の被害者がいると聞いてピンとこない人も多いのではないだろうか。『サバイバー 池袋の路上から生還した人身取引被害者』は、1999年に来日し、セックスワーク(売春行為)を強要されていたコロンビア人女性の手記だ。コロンビアでベストセラーになったという本書について、ジャーナリストの安田浩一さんに話を聞いた。(取材・文/小川たまか プレスラボ)

● 「人身取引年次報告書」では4ランク中 下から2番目の「監視対象国」

 「人身取引」という言葉にどんなイメージを持つだろうか。「日本ではない、どこかの国で起こっていること」と考えている人も多いかもしれない。しかし、日本は米国国務省が発表する人身取引年次報告書(2016年)で4ランク中の下から2番目「第2ランク監視対象国(人身取引撲滅のための最低基準を十分には満たしていない)」と評価されている。

 報告書の中では「日本は、強制労働および性的搾取の人身取引の被害者である男女、および性的搾取の人身取引の被害者である児童が送られる国であり、被害者の供給・通過国である」(米国大使館による翻訳から引用)と書かれ、技能実習制度(TITP)を通じた強制労働や、強制売春、偽装結婚、アジアへの児童買春旅行などについての厳しい指摘がある。人身取引について、日本は「被害者の供給・通過国」と評価されている現状がある。

 今年の8月に刊行された『サバイバー 池袋の路上から生還した人身取引被害者』(ころから出版)の著者、マルセーラ・ロアイサさんは1978年生まれのコロンビア人だ。彼女は1999年に来日し、2年の間日本でセックスワークを強要された。

 帰国後にカウンセリングを受け、その一環として日本での経験をノートに綴ったところ、これが評価され『ヤクザにとらわれた女――人身取引被害者の物語』というタイトルで出版することになった。コロンビアでベストセラーとなり、続編も発売されている。日本語訳して出版したものが『サバイバー』だ。

 同書では巻末に、ジャーナリスト安田浩一さんによるマルセーラさんへのインタビューがある。この中で、安田さんは、人身取引年次報告書について「そもそも米国に他国を評価する資格があるのかといった疑問を感じる方も少なくはないだろう(私もそう感じてはいる)」と書きつつ、「だが、直接的な暴力や、暴力を用いての束縛がなくとも、自由で自律的な意志を制限することだけで、広範囲に『人身取引』『奴隷的労働』として捉えることは、いまや世界の常識なのだ」と指摘している。

  『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書/2010年)では、日本で過酷な労働状況に置かれる外国人実習生を追った安田さんに、『サバイバー』について話を聞いた。

● 部屋で日本人男性の顔を見た瞬間 「怖い」と言ったマルセーラ

 ◇

 ◎『サバイバー』のあらすじ
 21歳のシングルマザー・マルセーラは、娘や母、兄弟の面倒を見ながらコロンビアで暮らしていた。貧困に苦しむ毎日の中、あるきっかけから日本で働くことを決める。仲介者を通じて日本へ入国するが、東京で待っていたのは「500万円の借金を返すまでは帰国させない」「売春婦として働き、1日2万円を支払うことができなければ借金の利子がつく」という言葉だった。マルセーラは日本に着いた日からすぐに、池袋の路上で売春婦として仕事を余儀なくされる――。

 ◇

 ――安田さんはアメリカでマルセーラさんに取材した際、彼女から「怖い」と言われたそうですね。「日本人の男性を目の前にすると、どうしても昔の記憶がよみがえってしまう」と。

 安田 最初に会ったのはモーテルのロビーでした。そのときはすごく朗らかに握手をして明るい表情だったのですが、ホテルの部屋の中に入って通訳の女性と3人になったときに、表情が急に強張って緊張した感じになったんですね。

 安田 「どうしましたか? 」と聞くと、「怖い」と。あ、そうか、ここはホテルの一室。そこは応接室もあるような広い部屋だったけれど、それでも日本の男と同じ部屋にいるというのは、彼女にとって(過去を思い起こさせる)恐怖なのだということが伝わってきました。そのときに、軽くどつかれたぐらいのショックを受けましたね。彼女がどのぐらい傷ついているのか、あるいは日本という国や日本人の男性という存在に対してどれほどの恐怖や嫌悪を持っているのか、そのときにわかった。自分の甘さみたいなものを、冒頭で知ることができたと思いました。

 ――マルセーラさんは1999年頃から池袋の路上に立って売春をしていたと本書では書かれています。

 安田 当時、僕は週刊誌の記者をしていて、池袋のあたりの状況をよく知っていました。当時は池袋や、歌舞伎町の職安通りから新大久保にかけては多くの南米人、特にコロンビア人がいました。その後、新大久保は韓流ブームで韓国街に変わりましたが。僕は外国人を特に担当していたわけではないけれど、日本の中で外国人が増えていく時期で、すごく気になる問題でした。

● 外国人セックスワーカーを 買っているのは日本人

 ――厚労省の発表では、1999年の外国人の合法的就労数は42万人。ただし、不法残留者を含む就労者数は67万人と推計されていたようです。2015年には届出の出ている数だけで90.8万人に増えています。

 安田 1990年代後半は入管法が緩和されたこともあり、外国人の姿がすごく目立つようになってきた時期です。それまでは外国人といえば金髪で青い目のアメリカ人だったのが、その頃からアジアや中東、南米などさまざまな国からさまざまな目的と思惑を持って出稼ぎに来る人が増えてきた。合法か非合法かは問わず。その中で、それまで単なるゲストだった外国人の意味付けが変わったんですね。一部は人材不足の生産現場を手助けしてくれる助っ人、一部は迷惑に見える人。そういった中で、外国人との軋轢が増えていったのがこの時期だと思います。マルセーラさんは、こういう時期に日本に来たんですね。

 ――マルセーラさんの体験は非常にショッキングな内容ですが、すでに10年以上前のことです。「もう10年前のことだから」という反応もあるのではないかな……とも思いました。

 安田 僕もそう思いました。新しい話ではない。それは事実です。一斉検挙があったり、現在はコロンビア人の入国は厳しくなっているということもある。ただ、マルセーラ自身の話が古いのは事実だけれど、今現在、違う形で日本では外国人であるがゆえに様々な制約を受け、時として搾取され、日本社会から守ってもらえずに自分だけで解決していかなきゃならない状況にいる人は、ますます増えていると思うんですよ。

 ――路上で外国人女性が立っているのを見たことはありますが、彼女たちの背景を考えたことはこれまでありませんでした。どちらかというと、「治安を悪くしている人」という目で見ていたな、と。『サバイバー』を読んで自分の偏見に気づかされました。

 安田 僕も含めてメディアもやっぱり煽っていた部分があった。外国人と結びつけるのは治安とか犯罪とか、そういう観点でしか見ていなかった。でも、(外国人が売春をしているとして)誰が買ってるのかって話になるわけですよ。コロンビア人のブローカーが連れてきたのかもしれないけれど、買うのはみんな日本人ですよ。日本人が呼び寄せてるわけです。

● 番号で呼び、若くてきれいな子から選ばれる 外国人実習生の集団面接

 ――マルセーラさんが書いている「コロンビアでは女性が『日本へ行く』というのは売春をするという意味で捉えられていた」という話が衝撃でした。日本は、海外からそう思われているのか、と。

 安田 1980年代や1990年代半ば頃まで、韓国やフィリピン、タイに女性を買いに行く男性のツアー客は多かったと思いますよ。

 ――安田さんは『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』などで、外国人実習生を取材してらっしゃいますね。

 安田 中国人実習生の取材をしているときに、中国人の通訳の方からこんな話を聞きました。日本の中小企業が縫製工場で働く女性の採用をする際に、女性の胸に番号をつけて並ばせて、「〇番を雇います」って選んでいくんだと。その様式そのものが人身売買そのものに見えるけれど、中国側も日本側も正当な集団面接だと思っている。それを見た中国人の通訳は嫌な気持ちになったと言っていました。なぜなら、若くてきれいな子から選ばれていくから。「あなたはミシンの経験がどのぐらいある? 」とか「どんな技術がある? 」とか、そういう話ではないと。

● 実習生へのセクハラも横行 知られざる日本社会の闇

 ――それは最近のことですか? 

 安田 2006〜7年頃に聞いた話です。実習生へのセクハラも実際相次いでいますね。純粋に人材を欲しがっているのでしょうが、結局、下心をもって接する経営者も少なくない。

 ――そういった状況や、人身取引報告書で厳しい評価をされていることを知らない日本人も多いかもしれません。

 安田 アメリカの国務省が、報告書の中でセックスワーカーと外国人実習生の両方を挙げていることがとても重要です。日本って実は少しも開かれていない国だということがよくわかる。日本は外国人が生産現場で働いていいという法律は一つもないんです。外国人は工場で働いちゃいけない。じゃあなんで、工場で中国人やベトナム人が働いているのかというと、これは移住労働者ではなく「実習生」だから。出稼ぎ労働は日本では禁止されている、先進国の中では極めて特殊な国です。でも労働力が足りないから、\"抜け道\"として実習生制度があったり、日系人が活用されている。日本の外国人政策って遅れてますよ。

 ――『サバイバー』は日本でどのように受け止められると思いますか。

 安田 僕もそこに興味があります。セックスワーカーの女性がどんな体験をしたのだろうという興味本位で手に取る人が多いと思います。僕はそれでもかまわないと思っています。本を読むきっかけなんて、興味関心で良いと思っているので。読んでいく中で、日本社会の醜悪な部分や、出稼ぎに行かざるを得ない南米の女性の問題を、少しでも理解してもらえたら関わった一人としてうれしいですね。

 1990年代の池袋の光景の中ではなく、日常的に、もっと身近なところに無数のマルセーラがいるということですね。そういう社会だと気が付くことが必要だと思います。

人身売買 : 韓国人女性を監禁し1日12時間売春強要、13人逮捕 /米シア

日時: 2016-01-15  表示:7530回

朝鮮日報日本語版 1月9日(土)8時38分配信

 米ワシントン州シアトル近くの高級アパートメントに韓国人女性を集めて売春させた一団が警察に逮捕された。この一団は「韓国人女性」を意味する「Kgirl」という文字が含まれているアドレスのインターネットサイトを二つ作り、ネット上で買春男性を募り、シアトル近郊ベルビューのアパートメント12軒で売春をあっせんしていた。

 これは、現地紙シアトル・タイムズが7日(現地時間)、警察が数年間にわたる追跡の末、ウェブサイト運営者、売春あっせん者など13人を逮捕し、2サイトを閉鎖したと報道したもの。閉鎖された性売買サイトのうち1つには全国で会員約2万人が登録していたことが分かった。逮捕者の中には、売春をしていて後に売春あっせん者になった韓国人の女も1人いた。同紙によると、逮捕者たちは重罪である売買春を助長したとして起訴される見通しだという。

 売春女性12人のほとんどが韓国人で、休日もなく外出もできなくされたまま、一日に12時間売春させられたとのことだ。しかし警察は、「この女性たちは正規のビザを持っており、米国に来た時に作った借金を返済しようと仕方なく売春したもの」として、全員を釈放した。現地保安官は「性売買女性は被害者だ。捜査は『ザ・リーグ』という団体が運営する売春組織を摘発することに焦点が当てられた」と地元メディアに語った。昨年4月には同じベルビューのアパートメントで男が売春女性を殺害し放火する事件が起きている。

人身売買 : 売春させるため16歳少女を監禁した疑い、男3人逮捕 (201

日時: 2015-10-20  表示:7629回

TBS系(JNN) 10月20日(火)5時42分配信

 16歳の少女を「コンクリート詰めにして埋めるぞ」と脅し、売春させるために自宅アパートに監禁したとして、男3人が逮捕されました。

 逮捕されたのは、東京・板橋区の森田碧海容疑者(20)ら3人で、埼玉県に住む16歳の少女を売春させるため、今年8月から1か月以上にわたって、自宅アパートに監禁した疑いが持たれています。

 森田容疑者らは、少女から携帯電話などを取り上げていましたが、少女が売春相手の男性の携帯電話からツイッターに、「監禁されている、助けて」と書き込んだことに激高し、豊島区内の霊園で「腕を切るか、コンクリート詰めにして埋めるぞ」と脅したということです。

 森田容疑者らは、少女に60回ほど売春させたとみられていますが、「女の言いがかりで納得いかない」と容疑を否認しています。(20日00:28)

人身売買 : 横行する人身取引「日本は人身取引大国」、組織的手口で

日時: 2013-08-19  表示:8222回

カナロコ by 神奈川新聞 8月18日(日)5時45分配信

 「現代の奴隷制」ともいわれる人身取引。特に日本人の女性が性風俗産業で強制的に働かされるケースが増えている。人身取引は過去の話でも外国の出来事でも決してない−。被害者支援に取り組む関係者は「身近な問題として考えてほしい」と訴えている。

 人身取引の目的は(1)性的搾取(2)強制労働(3)臓器取引−に大別される。性的搾取の被害者支援などに取り組むNPO法人「ポラリスプロジェクトジャパン」の藤原志帆子代表は「日本は人身取引大国」と指摘する。

 昨年、同団体に電話やメールで寄せられた相談は331件。4割を日本人が占め、その割合は年々増加しているという。海外から女性を連れてくるよりも容易なことが一因とみられ、「特に少女が性的な商品として売り買いされるケースが増えている」。

 交際相手など身近な人から親密な関係につけ込まれ、ドメスティックバイオレンス(DV=配偶者らからの暴力)の被害者が売春を強いられたり、児童買春の被害少女が相手に脅迫されたりすることもある。借金のかたに性風俗店で働かされるケースも後を絶たない。

 特に最近は、複数の人間が役割分担し、巧妙に支配下に置く組織的な手口が特徴だ。女性を追い込むために、ホストクラブで高額な料金を請求し仲間のヤミ金融業者から借金をさせたり、モデルのスカウトと偽って撮った裸の画像などを脅迫の材料に使う事例もある。

 「国籍を問わず、性風俗産業に身を置く多くの女性は、決して自由な意思で働いているわけではない」

 そう強調する藤原代表が問題視するのは、女性や子どもの性をめぐる日本社会の意識の低さだ。

 性的サービスに従事する女性が被害者だとの認識がなく、逆に根強い偏見を持つ。女性を性の商品とみる傾向が強く、人権侵害との視点を欠く。国際的には人身取引とされる児童買春の量刑が他の先進国に比べて軽く、加害者に“寛容”な態度を示す−。

 藤原代表は「こうした意識が人身取引の温床になっている」と指摘。厳罰化とともに、性的描写が目に余る雑誌やラブホテル、繁華街の客引きや性風俗店といった「性的搾取を誘発する要素が身近な場所で氾濫する状況にメスを入れるべき」と訴える。

 ストーカーやDVを念頭に、「誰かが犠牲となって初めて法律や制度が変わるのでは、あまりに悲しい」と藤原代表。「人身取引に無知、無関心では済まされない。身近な地域からノーを突き付ける。そんな民意の高まりが求められる」と強調している。

人身売買 : トルコ沖で不法移民乗せた船が転覆、60人死亡 人身売買目

日時: 2012-09-07  表示:7030回

AFP=時事 9月7日(金)9時15分配信

【AFP=時事】トルコ西部の沖合で6日、欧州への渡航を望む不法移民を乗せた船が転覆し、60人が溺れて死亡した。トルコの半国営アナトリア(Anatolia)通信が報じた。

 アナトリア通信によれば、死亡した60人のうち28人が子供、18人が女性だった。救助された46人の中にいたトルコ国籍の船長と乗組員の2人は、人身売買の容疑で拘束されたという。

 トルコ西部イズミル(Izmir)県メンデレス(Menderes)の首長は、民間テレビNTVに船はトルコ西部アフメトベイリ(Ahmetbeyli)を出航後、岩にぶつかったと説明。また船に乗っていたのはパレスチナやイラク、シリアからの人々だとアナトリア通信に語った。

 CNNトルコ(CNN Turk)の報道では、移民らは英国への渡航を望み、人身売買を行う者と関係のあるイズミル県内のホテルに滞在していたと話しているという。

 アナトリア通信は、子供と赤ん坊を含む移民の大半がデッキの下に閉じ込められていたため死者が多くなったと報じた。船の他の場所にいた人々は岸まで泳ぎ着いて助かった。

 トルコは密航の拠点で、隣国ギリシャは欧州連合(EU)へ渡る移民の玄関口となっている。【翻訳編集】 AFPBB News

人身売買 : 韓国メディアが人身売買めぐって「恥さらし」と日本を大

日時: 9781-03-28  表示:6939回

NEWS ポストセブン 7月2日(月)16時5分配信

「日本の人身売買の実態はカンボジアやインドと同じレベル」、「日本はG8国で唯一、人身売買対策が不十分」――6月下旬、東亜日報をはじめ韓国の主要新聞に、何ともセンセーショナルな見出しが躍った。

 ソウル駐在の日本人ビジネスマンは顔を曇らせる。

「日本は人身売買を野放しにしていて、その最大の被害者が韓国人女性だという内容です。またぞろ強烈な日本批判が飛び出したわけで、現地の日本人の間では、“第2の従軍慰安婦問題”に発展しなければいいんだが、と心配しています」

 ことの発端は、去る6月20日に日本のNPO法人「ポラリスプロジェクトジャパン」が開いた記者会見だった。参加した記者の一人がいう。

「ここで、アメリカ国務省発表の『人身取引年次報告書2012』に関するセミナーがあり、性的搾取や強制労働に対する日本の実態が指摘されたんです」

 同報告書において日本は、12年連続で「人身取引根絶の最低基準を満たさない国」の名指しを受けている。3階層のうちの「第2階層」に当たり、先進国では最低クラス、ルーマニアやコソボと同じレベルだ(韓国は最上位の第1階層)。

「ポラリスプロジェクトは2005年からホットラインを設置し、人身売買や強制労働、売春に泣く女性の相談を受けています。これまで約2500件の相談のうち、日本人は36%、次いで韓国人が29%と外国人では最多だったそうです」(前出・記者)

 ちなみに3位はフィリピン人11%、4位がタイ人7%だった。

 確かに、日本政府はいまだに包括的な人身取引対策法を制定しておらず、被害者保護の体制も整備していない。東南アジアへの幼児・少女買春ツアー対策が不十分という声も根強い。

 こういったお粗末な現状が、反日感情うずまく韓国メディアの眼にとまったのも無理はない。中央日報の日本語版ネット記事はこうだ。

〈韓国人の多くが、簡単に稼げるというインターネットでの虚偽広告などを見て日本行きを決めた。日本で大学進学を希望していたが、売春組織に売られた女性もいるという〉

 同紙はポラリスプロジェクトが公開した、韓国人女性からの救助要請メッセージも紹介している。女性は韓国人ブローカーにだまされ来日、上野で売春を強要された。

〈昨年春に救助を求めた時、女性は骨盤腹膜炎で大量に出血しており、食事も取っておらず自力で起き上がれない状態だった〉

 韓国メディアの熱心な報道に対し、日本国内でもネットを中心に過激な反応がおきている。一方的に日本を悪者にする韓国側の姿勢に反発する内容が目立つ。「自業自得」、「もう日本に来なくていい」、「むしろカネを巻き上げられているのは日本の男だ」という声も根強い。

 毎度のことだが、嫌日・嫌韓のいがみ合いは、エンドレスゲームの様相を呈している。

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