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性犯罪 : わいせつ行為で教員処分、大幅に増加 全国で282人 (201

日時: 2019-12-24  表示:112回

朝日新聞 2019年12月24日17時00分

 児童生徒らにわいせつな行為やセクハラをしたとして処分された公立小中高校などの教員が、全国で2018年度に282人に達したことが24日、文部科学省の調査でわかった。前年度の210人から大幅に増え、過去最多となった。文科省は「言語道断。強い危機感を持っている」として対策を強化する。

 47都道府県・20指定都市の教員を対象に「交通違反」「体罰」などの項目とともに「わいせつ行為等」を調べた。18年度は、10年前と比べて約1・7倍に増え、過去最多だった16年度の226人を上回った。

 処分の内訳は男性276人、女性6人。被害者は自校の児童生徒(124人)が約半数を占め、自校の教職員(41人)も含まれる。

 処分の対象となった行為は「体に触る」(89人)、「盗撮・のぞき」(48人)、「性交」(41人)。行為があった場所は「保健室、生徒指導室等」(40人)、「ホテル」「自宅」(それぞれ37人)、「教室」(28人)などだった。

 教員と生徒らがSNSやネットを介して連絡をとる例が増え、文科省は、私的なやり取りを禁じた埼玉県の取り組みなどを調べ、対応策を検討する。

 懲戒免職になったのは過去最多の163人。文科省は、児童生徒にわいせつ行為をした教職員を懲戒免職でなく停職にとどめる規定がある静岡市と、処分規定がない兵庫、高知両県、岡山市に対し、面会指導する。過去にわいせつ行為をして処分された中には、偽名を使って別の地域で教員採用されたケースもあり、チェックの厳格化も呼びかけている。(矢島大輔)
SNSが原因か

 「SNSの普及で、生徒と先生がつながりやすくなっているのでは?」。埼玉県教育委員会の担当者はそう話す。今年度、県立学校の教職員がわいせつ行為で処分されたのはすでに7件。県は11月、児童生徒との交際や、SNSでの私的なやりとりを禁じた行動指針を出した。担当者は「対生徒、対未成年の事案では、メールやSNSのきっかけがほとんど。教員側の使い方を含め、やれる対策はやりたい」。

 NPO法人「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク(大阪)の亀井明子代表は「(件数増は)スクールセクハラといった言葉の認知も広がり、被害に遭った子や周囲が、それが被害だと気づけるようになった面もあるのでは」と言う。「近年は、教育委員会も対策に力を入れるようになってきた」

 2016年度に教職員のわいせつ行為の処分者が7件と急増した長野県教委は16年10月から特別対策を始めた。校内研修では、全教職員を同性や同世代の小グループに分け、ワークショップ形式で、具体的事例について意見を交わす場を設ける。担当者は「意識改革が必要。色々な対策をしているが、まだ根絶には至らないことが残念」と話す。

 広島県教委は18年8月、処分に関する指針をより厳しく改正。「より厳しい姿勢でのぞむ」ようにした。

 神奈川県では県立学校172校の児童生徒に対し、06年度から3年に1度、13年度からは毎年、わいせつ行為の被害の有無や見聞きした経験を尋ねるアンケートを行う。学校が回収せず、直接県教委に郵送し、校長に確認や対応を求める。昨年度は55件。担当者は「増えてはいないが、授業中に性的な話題をした同級生を教員がとめなかった事案をセクハラとして報告するなど、近年は生徒側の感度が上がっている」と話す。同様の調査を大阪府教委も来年度から導入する。(宮坂麻子、山下知子)

性犯罪 : 性犯罪やめられぬ男の本音 女子中学生2人殺害、出所後

日時: 2019-12-06  表示:86回

47ニュース 2019/12/6(金) 10:42配信

 「刑務所に戻りたくない」。しかし「二度とやらないという自信はない」。2019年2月、長崎拘置支所(長崎市)で記者と接見した男は、160センチに満たない小柄な背中を丸めてさらに小さくし、うつむきがちにつぶやいた。18年6月に起こした7歳の女児への強制わいせつ致傷などの罪に問われた男は、過去に女子中学生2人の殺害で服役。出所後も性犯罪を繰り返していた。19年2月から始まった接見や手紙のやりとりで打ち明けた心情から、記者は性犯罪の再犯を防ぐ難しさを痛感した。

 ▽過去に2人殺害

 男は妻子と同居していた1992年、東京都北区で「恋仲だった」という女子中学生を刺殺。逃亡先の長崎市でも別の女子中学生の体を触った上で殺害した。約20年の服役を終えて出所した2013年ごろ、移り住んだ広島市で強制わいせつ事件を起こして懲役4年の実刑に。18年1月の出所後に故郷の長崎に戻り、同年6月に路上で女児を襲うなどした容疑で逮捕された。

 鳥元竜次受刑者(66)=仮名、上告棄却で19年10月に懲役7年確定=と初めて接見したのは、長崎の事件の公判が始まる少し前だった。

 ▽抑えられぬ衝動

 整った短髪に眼鏡、グレーのジャケット姿。面会室のガラス越しに柔和な表情で話す姿は、どこにでもいる高齢者にしか見えない。

 なぜ罪を繰り返してしまうのか。自己紹介もそこそこに切り出すと、こう答えた。「ストレスがたまると過去の犯罪を思い出し、性的な衝動が抑えられなくなる。被害者には、本当に申し訳なく思っている」。そして、ゆっくりとした口調で身の上話を始めた。面会が許される時間は1日30分。記者は連日のように拘置支所へ通った。

 彼の話によると、23歳の時に恐喝などの罪で4年ほど服役した後、長崎市の飲食店に就職。そこで働いていた女性と結婚し、2児をもうけた。東京に引っ越して「家族のために寝る間も惜しんで働いた」。だが、夫婦のすれ違いが始まり、同じマンションに住む女子中学生へ愛情を向けるようになったという。1992年3月、最終的に殺害に至り「この事件で自分の中の何かが壊れてしまった」。

▽プログラムで自覚

 当時の有期刑の上限は懲役20年。長崎での殺人は東京の事件の公判中に発覚したため別々に審理され、死刑を求刑されずに済んだ。出所後の広島市での生活については「孤独だった」「居場所がなかった」と繰り返す。広島市で起こした事件は「言ってしまえば憂さ晴らしだった。精神的に落ち込むと、自分より弱い人を突発的に襲ってしまう」。

 そうした自身の特性は、広島の事件で服役中に受講した再犯防止プログラムで自覚した。他の受刑者らとグループを組み、自分が罪を犯した背景や被害者の気持ちを話し合った。カウンセラーに指導を受けながら、衝動を覚えた際にどう対処するかを考え、箇条書きで紙に記した。昨年1月に出所して長崎に戻ってきた後も、肌身離さず持ち歩き、何度も読み返していたという。

 ▽「病気ですよね」

 「自己分析できたし、もう繰り返さないと思っていた」。ところが、半年もたたずに再犯。「故郷の長崎に戻ったのに、親族や近所の人に拒絶されて孤独感が募った」「なぜ寂しいと性犯罪に走るのか、自分でもよく分からない」。そう語った後に「病気ですよね」と諦めたようにぽつり。「獄中で死にたくない。出所後は治療施設に入りたい」と口にする様子は、投げやりにも見えた。

 ▽怒りの表情

 彼が受けたプログラムは2006年に法務省が導入した。12年の検証では、受講者の再犯率が未受講者より2・6ポイント低くなっているが、根絶には遠い。大阪府や福岡県では、18歳未満への性犯罪で服役した元受刑者に住所などの届け出を義務付けた条例が成立。海外には性犯罪者の体に衛星利用測位システム(GPS)を装着する国もあり、新潟県議会でも導入を求める意見書が可決された。

 監視を強めて再犯を防ごうとする風潮を、当事者はどう受け止めているのか。記者が質問すると、カッと目を見開き、怒りの表情で答えた。「人間には最低限のプライドがある。そこまで落ちるなら、誰にも迷惑を掛けない方法で命を絶ちますよ」

 2月下旬、長崎地裁で言い渡された一審判決は懲役7年。翌日の接見では、記者の顔を見るなりまくし立てた。「判決は重すぎる。私の主張が無視されている」。興奮した様子に思わず聞き返した。「反省していないのですか」。それでも冷静さを取り戻すことはなかった。「被害者には悪いと思っているが、納得できない気持ちの方が強い」。控訴したが福岡高裁は6月、一審を支持する判決を言い渡した。

▽反省の弁と上告

 4月下旬、移送先の福岡拘置所から記者のもとに手紙が届き、文通が始まった。便箋2枚に丁寧な楷書体の文字で近況がしたためられていた。一審の判決翌日の態度は「心が動揺していて自覚が足りなかった」。「今は平静を取り戻しつつある。徐々に自分を見つめ直していくつもり」とし、再犯防止についても「これまでとは違った対処法が必要かもしれないと改めて思っている。GPS導入も有効かもしれない」とつづっていた。

 その後の手紙でも「事件に関しては私が全て悪い」などと反省を述べていた。だからこそ、二審判決後に上告した際は驚いた。記者は手紙で真意を問いただし「一日でも早く社会復帰できるよう、すぐに服役して罪を償うべきでは」と提案した。返信には「(主張が)何ら考慮されていないことに反発しているのは事実」「(記者が)言っていることも実際はよく分かってはいるが…」と記されていた。

 ▽再犯どう防ぐか

 文通は続いていたが、11月になって拘置所に送った手紙は「受取人不在」で返ってきた。後になって最高裁が上告を棄却し、10月12日に懲役7年を確定させていたことが分かった。今、どこの刑務所で服役しているのかは分からない。

 最近のやりとりは金の無心とそれを断る返事の応酬が主だったが、生い立ちを明かしてきたこともある。稼ぎのほとんどをギャンブルで失った父が母に暴力をふるい、止めに入った被告は「激しく蹴られ、たたかれた」。「そういったことが何十回となくあった」。家は貧しく「わずか数百円が全財産で、一日の食費の全てだった」。学校では「兄の非行が原因で偏見を持たれ、クラスでのけ者にされた」。家族とは絶縁状態だと強調し「私は長い長い服役中、全くの孤独だった」。

 数年後、彼は社会に戻ってくる。その時に、どうすれば再犯をさせないようにできるのか。私たち一人一人が考えなければならない。もしかしたら、あなたの隣人になるかもしれないのだから。

 ▽取材を終えて

 印象的だったのは、鳥元受刑者が自身の犯罪傾向や性格上の欠点を明確に自覚していたことだ。それでも罪を繰り返した。現行の再犯防止策の限界が露呈したとも言える。「分かっていても止められない」というのは、彼一人で解決できる問題ではないことの証明だ。

 もちろん動機に酌量の余地はない。身勝手な自己弁護を並び立てる姿には、怒りを覚えた。だが、いくら憎んでも再犯は防げない。彼や彼と同じように罪を重ねる人たちを、社会はどう受け入れるべきなのか。建設的な議論が進むことを望んでいる。(年齢は取材当時、共同通信=石川陽一)

性犯罪 : 急増する「レイプドラッグ」被害女性3人の叫び~ 16歳で被

日時: 2019-07-18  表示:501回

「週刊女性PRIME」編集部 2019/07/16 16:00

性暴力に関する裁判で、無罪判決が相次いでいることへの抗議と、性暴力の撲滅を訴える「フラワーデモ」が全国的な広がりを見せている。

3回目となった6月11日は東京、名古屋、札幌、仙台、大阪、神戸、下関、福岡、鹿児島の計9か所で実施。それぞれの場所で数百人から数千人が集まる大規模なものとなった。

JR東京駅前の行幸通りには約300人が集まり、被害当事者団体『スプリング』のメンバー岩田美佐さんは「16歳で集団レイプに遭い、進学もできなくなった。いっそ殺されたほうがよかった」と語った。岩田さんや被害者たちの叫びを聞いて涙を浮かべる参加者の中で、深くうなずきながらすすり泣く女性がいた。
急激に増えている『レイプドラッグ』

藤本ありささん(仮名・36)だ。自身もレイプ被害に遭ったというが、

「何も知らない人に話すと必ず言われることがあるんです。“記憶がないだけマシだね”って。励ましてくれてるのかもしれないけど、それを聞くのもしんどい。意識明瞭で性暴力を受けた女性でさえありえない無罪判決が出ているのを見ると、襲われているときの記憶がない私は裁判をとても闘えないなって思うんです」

昨今、食べ物や飲み物に薬物を混入され、意識がもうろうとしたところで性暴力の被害に遭う女性が増えている。相手の抵抗力を奪い、性的暴行をする目的で使われる薬物は『レイプドラッグ』と呼ばれ、ここ最近では逮捕者も出ている。

市販の睡眠導入剤や処方された睡眠導入剤を使うなど犯行の手口は異なるが、容易に手に入れることができ、飲み物などに混ぜると無味無臭なうえ、体内からもすぐに消えてしまい証拠が残らないため手軽に使用されてしまうのだ。

こうした薬物の使用が疑われる性犯罪の摘発件数は、2015年度、\'16年度はいずれも30件程度だったが、\'17年度には85件と急増している。

性暴力救援センター東京によると、

「薬物を使用した性犯罪は以前からあります。数としては変わらないと思いますが、いろいろなところでレイプドラッグが話題になることで被害者本人の認識が変わり、告発しやすい雰囲気ができあがってきたのだと思います」

と解説。

前出の藤本さんも、

「テレビなどで同じような被害者がいることを知って勇気をもらいました。私も自分の経験を話すことで、ひとりでも多くの被害者を少しでも楽にできたら、と思いデモに参加しました」と述べ、つらい記憶を振り返った。
藤本ありささん(仮名・36)の被害

「被害に遭ったのは2年前の夏です。相手は仕事でかかわりのあった50代の男で、ちょうど休職中の私に、いい条件の仕事をちらつかせて誘ってきました。以前からの知り合いということで疑う気もなく食事に応じました」

1軒目はレストランで仕事の話をし、盛り上がったという。しかし、藤本さんは2軒目以降の記憶がぷつりと途切れてしまう。

「お酒は強いほうなんですが、2軒目でビールを飲んでからの記憶がないんです。1軒目は仕事の話ということもあり、お酒を飲まなかったので、飲んだのはビール1杯だけです。普段はビール3杯以上飲んでも酔いません。日本酒もワインも平気で飲めるのにおかしいですよね」

気づいたときには、見知らぬホテルのベッドに裸で横たわっていた。隣を見ると50代の男が裸でいびきをかいていたという。

「ゾッとしました。何が起きたのか本当にわからなくて、頭はボーッとしていてとにかく恐怖でこの場から離れなくてはと思って急いで服を着て逃げるようにホテルを出ました。動悸がずっと止まらなかった」
ぬぐえない恐怖

藤本さんは取材中、何度も後ろを気にする様子を見せ、誰もいないとわかると安心したような表情になった。

「あれ以来、男性が近づいてくると怖いんです。だって相手は本当に普通の人のよさそうなオジサンだったんです。何をされたか本当に何も覚えてなくて、でもなかったことにはできなくて。今思えば勇気を出して警察とかに行けばよかったのかもしれない」

藤本さんは、男と1対1で会ってしまった自分を責めている。

「警戒すればよかった。やっぱり自分の落ち度を探してしまうんです。それで自分を責めては嫌になって、の繰り返しです」

品川仁美さん(仮名・28)の被害

警戒していても卑劣な性犯罪者は隙あらば女性を狙う。品川仁美さん(仮名・28)は、大学1年生のときにレイプドラッグを使用されたという。

「今から約10年前になるのですが、大学のテニス&イベントサークルに入りました。田舎の母がサークルの飲み物に気をつけろ、としつこく言うので、お酒は絶対に飲まないようにしていました。飲み物に目薬を入れられて強姦される、みたいなサークルのニュースが当時あったんです」

飲み会には参加せず、趣味のテニスを充実させられたら、という思いで入会したという。入会の契約を交わしにサークルの事務所に行ったときに事件は起こった。

「妙にタバコくさい事務所で早く帰りたいなと思っていました。でも女性の先輩もいたし、襲われる心配はしていませんでした。事務所にはそのとき4年の男性2人とその女性の先輩が1人いました。男性の先輩が出してきたお茶は警戒して手をつけなかったんですが、女性の先輩が出してくれたヨーグルトを口にしたら意識がもうろうと……」

気づいたときには事務所から近い駅前のベンチに寝ていたという。

「性行為をされたという記憶はまったくなくて、どうして?&#8195;私何しているの?&#8195;という混乱した気持ちでいっぱいでした。何かされたと気づいたのは翌日でした。事務所にいた女性の先輩から《けっこうエッチなんだね》というメールが届いたんです。もう頭の中がパニックになりました。

記憶はないけど何かそういうことをされたんだ、という直感というか被害者感情がこみ上げてきて、でも怖くて詳細を聞けなくてそれから1週間外出できませんでした」

インカレサークルだったため、その後、彼らと顔を合わせることはなかった。それでも後遺症は大きい。
消えることのない心の傷

「被害に遭った場所の最寄り駅に怖くて今も近づけないんです。もしかしたら私のいやらしい映像とか撮られていたかもしれない。そういうものがサークル内にばらまかれているかもしれない、そう思うと怖くて10年たった今でも近づけないんです」

また夜10時以降はひとりでは外を歩けず、ヨーグルトを食べることもできなくなった。

「人間不信は今でも直りません。彼氏はいますが、付き合う前に必ず信頼している女友達と数回会ってもらって、女友達が“大丈夫”と言ってくれる相手でないと、その先に進むことができないし、3か月くらいはびくびくしながら食事をしています。こんなことが死ぬまで続くと思うと、悔しいし、つらい」

佐野あいさん(仮名・31)の被害

佐野あいさん(仮名・31)は、婚活サイトで知り合った自称商社マンの男(36)にクスリを盛られた、という。

「その日は2回目のデートで普通に誘われたら性交していたと思います。いま思えばそんなやつにそんなことを思っていた自分が嫌ですけど」

と、当時の自分の気持ちを冷静に振り返る。

「暑い日でビアガーデンに行きました。でも、途中からすごく風が強くなってきて、テーブルの上のおしぼりとか吹き飛ばされてました。私の帽子も結構遠くまで飛ばされてそれを取りに行ったんです」

その瞬間、男がカバンから何かを取り出すのが見えたという。

「サプライズで指輪とかくれるのかと期待してあまり見ちゃいけないと思い見ないふりをしたんです。席に戻ったら焦った様子でまたカバンをガサゴソしていて。そこから記憶がありません。そんなかわいらしいことを考えていた自分が恥ずかしい」

純粋な乙女心は粉々に打ち砕かれた。朝起きると汚いラブホテルの床に裸で寝かされていたという。

「ベッドの上には男がいて、私を見下ろしていました。SMみたいなプレーをしたいようなことを言っていましたが、そのときは何が起きたのか頭の中が整理できず、“気分が悪いから帰りたい”と叫んで帰りました。男はびっくりした様子でした。それから連絡もありませんし、私もしていません。同じように被害に遭っている人がたくさんいると思います。絶対に許さない」
レイプを立証するには証拠が

被害者たちの多くは被害を訴えることなく、加害者の逃げ得が許されてしまっている。今からでも被害を訴えることは可能なのか。

性犯罪裁判に詳しいアディーレ総合法律事務所の正木裕美弁護士は、

「客観的証拠もないうえに、事件発生時から数年という相当時間が経過しているのであれば、そもそも立証は困難。起訴に足る証拠が不十分とされる可能性が高いと思われます」

と、事件化する難しさを指摘する。万が一、被害に遭い、裁判で闘うとしたら証拠をひとつでも多く残すことが勝訴につながる道だという。

「被害直後は耐えがたくつらい時間だと思いますが、できるだけ早く警察、医療機関へ行くことが大事です。事件時に着用していた洋服や所持品などはそのまま、もしくは新しいビニール袋に入れて持参し、トイレに行かず、風呂にも入らずそのまま警察へ行くことです。

警察に行くこと自体、非常に勇気がいる行為ですし、さらに気持ち悪く耐えがたい苦痛を強いるものだと思いますが、加害者の責任を問うためには、レイプを立証する証拠を散逸させないことが不可欠です」
今年4月11日、東京駅前で行われたフラワーデモの様子(写真:週刊女性PRIME)

今回、話をしてくれた3人の被害者たちはともに記憶がなく、もうあの男と対峙したくない、という思いから事件当時は泣き寝入りをした。しかし今どんな結果になろうと被害者として弁護士に相談を始め、今からでもできる方法で被害を訴えていくという。

フラワーデモを最初に呼びかけたひとり、作家の北原みのりさんは、

「性犯罪の被害を受けた人が声を出せなくなるのは本当にひどいし許せない。声をあげた被害者をひとりにさせない。そんな思いからフラワーデモを始めました。実際に、想定していたよりも多くの人たちが集まってくれて“私も”と言いたい人がこんなにいるんだと改めて感じました。これからも女性たちが声を上げやすい空気をどんどん作っていきたい」

と、話す。

各地で女性たちは声を上げ始めている。卑劣な性犯罪者の逃げ得はもう許さない!

性犯罪 : レイプドラッグ 心身裂く ビール2杯…気付くとホテル

日時: 2019-05-14  表示:541回

東京新聞 2019年5月13日 朝刊

 飲食物に睡眠薬などの薬物を混入され、意識や抵抗力を奪われた上でレイプされる被害が後を絶たない。性暴力に悪用される薬物は「レイプドラッグ」と呼ばれ、体外に排出されると証拠が残りにくく、泣き寝入りする被害者も多い。被害に遭った東京都内の会社員女性(36)が本紙の取材に応じ、「身体も心もズタズタに傷ついた被害者が声を上げるのは難しい」と語った。 (中村真暁)

 「電話をください」。今年一月、女性のもとにメールが突然届いた。送り主は、十年以上前に職場で知り合った同業種の六十代男性。二人だけで会ったことはなく、最後に顔を合わせたのは五年も前だった。電話すると、「起業する意思があれば顧客を紹介する」と言われ、数日後、飲食店で落ち合った。

 男性の話は女性にメリットが多く、打ち合わせをしながら二軒目のバーへ。酒には強い方だったが、ビール二杯を飲んだ後、記憶がぷっつりと途絶えた。

 翌朝に気付くと、男性と裸で一緒にホテルのベッドに寝ていた。硬直していた体は次第に動くようになり、急いで服を着てタクシーに飛び乗った。

 最初は動転し、何があったかも分からなかったが、どう考えてもおかしい。席を立ったすきに、飲み物に何か薬を入れられたのでは−。「私は性被害に遭ったんだ」。そう気付いたという。

 警察や病院に行くことも考えたが、男性警察官から根掘り葉掘り聞かれた性被害者の報道を思い出し、足がすくんだ。あいまいな記憶を説明しても立証は難しいように感じられ、とにかく「忘れたい」と普段通りに出勤し、忙しさで不安を埋めた。

 だが、心に刻まれた傷は深い。背後に男性がいると恐怖を覚える。突然気持ちが落ち込んで「死にたい」と思う。「人生を汚されてしまった自分」と友人の間には壁ができた。被害者の自分を責めては「私は悪くない」と必死に思い直す。

 性犯罪が報じられると、被害者がネットなどで批判される二次被害もある。「警察などに訴えるべきだけど、性犯罪の被害者だと、人から思われたくない。忘れる方が楽だと思ってしまう」と殻に閉じこもった。

 それでも女性は「なかったことにできない」と本紙にメールを送った。勇気を振り絞って証言したのは、「次の被害を防げるかもしれない。性犯罪を助長したくない」との願いからだった。
◆「睡眠薬1錠でも記憶失う」 アルコールと同時摂取で増す効果

 警察庁によると、睡眠薬などの使用が明らかになっている強制性交等や強制わいせつなどの検挙数は二〇一八年が四十七件、一七年が八十五件。病院で処方された薬を不正に使用するケースが多かった。今年二月には、レイプドラッグの手口で女性を乱暴したとして、医師と研修医の男二人が警視庁に逮捕された。

 レイプドラッグに詳しい旭川医科大の清水恵子教授は、アルコールと一緒に飲むと効果が増強し、「ビール一杯と睡眠薬一錠でも記憶を失う」と指摘する。「記憶がない体験は、薬物を投与された可能性を示す。被害者は一刻も早く、警察などの外部機関に相談を」

 性被害者を支援するNPO法人「レイプクライシスセンターTSUBOMI」代表理事の望月晶子弁護士は、「妊娠や感染症のおそれがあり、被害者はまずは産婦人科などの病院へ」と呼び掛けるとともに、各都道府県にある「ワンストップ支援センター」の利用を促す。行政が警察や弁護士、病院と連携するなど必要な支援を提供している。

 各警察本部の性犯罪被害相談窓口につながる全国共通の短縮ダイヤルも設けられている。番号は#8103で語呂は「ハートさん」。警視庁では希望すれば女性捜査員が対応する。「体内などに証拠が残る早い時期がいいが、力になれるかもしれない。勇気を持って相談して」(捜査一課)

 今回本紙に証言した女性には、こうした対処方法を伝えた。女性は弁護士などに相談を始めている。

性犯罪 : 性犯罪、被害当事者団体が刑法見直し要望 各地で無罪受

日時: 2019-05-14  表示:518回

産経 2019.5.13 21:28

 性犯罪をめぐる裁判で無罪判決が各地の地裁で相次いだことを受け、性被害の当事者団体「Spring」が13日、法務省と最高裁に刑法の見直しなどを求める要望書を提出した。

 無罪判決は3月に4件、福岡地裁久留米支部や名古屋地裁岡崎支部で言い渡された。女性が性行為を拒否できないと被告が認識していなかったと判断されたことや、女性が抵抗不能な状態とまではいえないと認定されたことなどが、無罪の理由となった。

 日本の刑法は、同意がない性交だけでは罪に問われず、強制性交罪の成立には抵抗が著しく困難になるほどの「暴行または脅迫」、酒や薬物などにより抵抗できないことに乗じた準強制性交罪には抵抗困難な状態を意味する「抗拒(こうきょ)不能」が必要だとされている。

 法務省への要望書ではこれらの要件の撤廃や、同意のない性行為を罰することなどを要求。最高裁には性被害の実態や精神医学の知見を踏まえた研修を裁判官に行うことなどを求めた。

 無罪判決の中には、12歳の被害者の供述が変遷したとして事件性を否定したものもあったため、子供や障害者の事件では、専門家らが1回の面接で子供に自発的に話をしてもらう「司法面接」を必ず行うことも各要望書に盛り込まれた。

 代表理事の山本潤さん(45)は「被害当事者として納得できず、どうしてこういう判決が出たんだろうと疑問を持った。この状況を変えるために前進が必要。刑法見直しの議論を加速していきたい」と述べた。

性犯罪 : 性暴力無罪判決に抗議 東京・大阪・福岡でフラワーデモ (

日時: 4767-01-20  表示:527回

毎日新聞2019年5月11日 19時45分

 3月に性犯罪の無罪判決が相次いだことを受け、東京、大阪、福岡の3都市で11日、性被害の実態を訴える「フラワーデモ」が開かれた。参加者は花を手に集まり、性暴力に抗議した。【中川聡子/統合デジタル取材センター、隈元悠太/大阪社会部、安部志帆子/久留米支局】

4本の花を手に訴え

 発端は3月12日、泥酔状態の女性と性行為に及んだとして準強姦(ごうかん)罪に問われた男性に福岡地裁久留米支部が無罪判決を言い渡し、毎日新聞が報道。同月には静岡地裁浜松支部、名古屋地裁岡崎支部、静岡地裁でも性的暴行への無罪判決が出た。女性が許容していると被告が誤信する状況だったことなどが理由とされたが、ネット上などで批判や疑問の声が上がっていた。

 デモは4月11日にJR東京駅前で行われたのに続き2回目。5月11日の東京でのデモには150人以上が参加した。性被害の当事者団体「Spring」代表理事の山本潤さんが「私も父親から性被害に遭った当事者。無罪判決の報道にとても苦しみました」とスピーチ。4本の花を手に「(無罪判決の事件の被害者である)4人の女性を思って持ってきた。私たちは彼女たちとともにある」と震える声で語った。その上で「私たちの連帯だけでは足りない。大きなムーブメントにする必要がある。同意のない性交が犯罪となるよう働きかけていく必要がある」と刑法改正の必要性を訴えた。
「人を守れない法律、意味ない」

 大阪市北区の市中央公会堂前には、ネットなどを通じて集会を知った弁護士や会社員、大学生ら約250人が集まった。「#Metoo」「#Withyou」と書かれたプラカードを掲げながら、約25人が順番にマイクを回して性暴力に抗議した。

 大阪市北区の会社員、山口敦子さん(35)は「人を守れない法律に意味があるだろうか。もっとこの事件に関心を持ってほしい」と話した。4月の1回目のデモの呼び掛け人の一人で作家の北原みのりさんも駆け付け、「日本の法律は女性の視点を欠いてきた。判決はおかしい」と訴えた。
福岡でも「#Metoo」

 福岡市中央区の警固公園でも、小さな花束を手に集まった参加者がプラカードを掲げながら、順番にマイクで「性暴力のない世の中を」と語り合った。徐々に人が集まり、約50人が参加した。

 「福岡でもやりたいね」と声を上げた福岡市の臨床心理士の黒瀬まり子さんは、カウンセリング業務の中で性暴力被害に苦しむ人の声を聞いてきたという。4月11日にあった東京のフラワーデモを動画などで見て共感。「顔を合わせて痛みを共有することで、自分の内側のもやもや、違和感を大切にして、声を上げていけるようになればうれしい」と話す。

 スピーチでは参加者が順番に自分の体験や思いを語った。男性の参加者は「今まで自分の身近なこととは思っていなかった。男の自分こそ少しでも力になりたい」と語った。

 6月11日は、福岡を全国のメイン会場としてフラワーデモをする予定。

性犯罪 : 性被害の実態、暴行・脅迫も調査へ 刑法改正受け法務省 (

日時: 2019-01-21  表示:790回

朝日 2019/1/21(月) 5:00配信

 法務省は今月末から、7年ぶりとなる犯罪被害実態調査を行う。性被害については、見えにくい実態を探るため調査方法に工夫を加えるほか、加害者から暴行や脅迫があったかなどについて初めて質問する。

 性犯罪の刑法規定は2017年に110年ぶりに改められ、強姦(ごうかん)罪が、被害者の性別を問わない強制性交罪に変わった。しかし、「暴行・脅迫」がなければ罪にならないという要件が変わらなかったため、「暴行や脅迫がなくても、抵抗できない場合もある」と批判が続く。刑法改正時の国会の付帯決議でも、性被害の調査をして実態把握に努めるように求められており、法務省は今回の調査結果も参考にしていく。

 調査は、警察が把握していない「暗数」を含めて犯罪被害の実態を調べ、刑事政策に役立てることが目的。法務省の法務総合研究所が00〜12年に4回、国際調査に合わせて実施し、強盗、窃盗、性的事件などの被害の有無や、警察に届けたかどうかを聞いてきた。国際調査は中断しているが、今回は日本が独自に実施し、無作為に抽出した16歳以上の男女6千人を対象に、1月末から2月に訪問調査する。結果は新年度にまとまる予定。

 性被害は過去の調査で強姦や強制わいせつに加え、痴漢やセクハラなどについても聞いており、「5年以内に被害があった」と答えたのは女性の2〜4%、全体の1〜2%。これまでの訪問調査は、その場で書面の回答を封入して調査員に渡してもらっていたが、被害者支援団体から「その場で書くのは難しい」と指摘され、今回は性被害については後日、インターネットや郵送で回答できるようにする。

 また、強制性交や強制わいせつの被害を受けたと考えている人には暴行・脅迫の有無について聞き、被害時の状況について「抵抗することができた」「暴力をふるわれると思って抵抗できなかった」などの選択肢から選んでもらう。加害者についても「家族・親戚」を「親」「兄弟姉妹」などに分けるほか、「上司」「同僚」など選択肢を増やし、関係の明確化を目指す。(河原理子)

性犯罪 : 強制わいせつ罪「性的意図」不要=47年ぶり判例変更―最高

日時: 2017-11-29  表示:1224回

時事通信 2017/11/29(水) 10:52配信

 強制わいせつ罪の成立に「性欲を満たす意図」が必要かどうかが争われた刑事裁判の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は29日、性的意図がなくても罪が成立するとの判断を示した。

 意図が必要とした判例を47年ぶりに変更した。

 被告は甲府市の男(40)。2015年、女児にわいせつな行為をし、スマートフォンで撮影したとして、強制わいせつや児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で起訴された。

 最高裁は1970年、報復目的で女性を裸にして写真撮影した事件で、強制わいせつ罪の成立には「性欲を刺激させたり、満足させたりする意図」が必要と判示した。

 今回の事件で、被告の男は「知人から金を借りる条件として撮影データを送るよう要求された」と主張。判例を根拠に、性的意図はなく同罪は成立しないと訴えていた。

 一審神戸地裁は、最高裁判例を「相当ではない」と判断して懲役3年6月の実刑を言い渡し、二審大阪高裁も支持した。 

性犯罪 : 発端は「誕生日研究会」と称するサークルだった…東大院

日時: 2016-10-30  表示:2857回

産経 2016.10.26 06:30

強制わいせつ罪などに問われた東大生や東大大学院生ら3人が通っていた東京大学=文京区
強制わいせつ罪などに問われた東大生や東大大学院生ら3人が通っていた東京大学=文京区

 酒に酔わせた女性にわいせつな行為をしたとして、東大生ら3人が起訴された集団強制わいせつ事件。強制わいせつや暴行の罪に問われた東大大学院生、松本昂樹(****被告(23)の判決公判が25日、東京地裁で開かれ、島田一裁判官は「被害者の人格をさげすみ、軽んじた」として、懲役1年10月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。共犯として起訴された東大生2人はすでに執行猶予付き有罪判決が確定しており、一連の事件で最後の1審判決。公判では、サークルの活動名目で、女性にわいせつ行為を繰り返していた実態が明らかになった。

「誕生日研究会」のはずが…「今度はあの女でAVを」

 判決によると、**被告は、仲間の東大生らと共謀し、平成28年5月11日午前0〜1時ごろ、東京都豊島区のマンション室内で当時21歳の女性を全裸にし、体に触ったり、馬乗りになってキスをするなどした。

 わいせつ行為の発端となったのは「誕生日研究会」と称するサークルだ。検察側の冒頭陳述などによると、同会は同年4月に結成されたばかり。表向きは大学生同士の交流を図るインカレサークルだったが、実態は女性に酒を飲ませ、わいせつ行為をする目的のサークルだったという。

 「あいつは尻が軽いからすぐヤれる」「今度はあの女でAV(アダルトビデオ)を撮影しよう」…。一連の公判では、仲間内でこんな会話が交わされていたことも明かされた。今回の事件以前にも、酒に酔わせた別の女性を現場マンションに連れ込み、わいせつ行為をしていたという。

 5月10日夜には、豊島区のJR池袋駅近くの居酒屋で飲み会を開催。飲み会には、同会メンバーのほか、被害者を含めて女性2人が参加した。被害者女性と松本被告は27年10月ごろに知り合い、一時親密な関係にあったが、その後、**被告は別の女性と交際。被害者とは友人として付き合っていたという。

*** **被告は過去に被害者と関係があったことを仲間に明かした上で、こうも話したという。「あいつはGカップでマジで巨乳だから、触ってもいいよ」

「山手線ゲーム」で罰ゲーム 全裸にされた女性は

 「悪ノリ」はさらにエスカレートする。飲み会で山手線ゲームなどを始め、わざと被害者が知らない問題を出題。罰ゲームとして酒をむりやり飲ませるなどした。酔わされた被害者女性は寝たふりをしたが、ブラジャーを外されたり、胸を触られたりしたという。

 そして、「2次会」の場所として選ばれたのが、仲間のうちの一人の自宅マンションだ。そこでも被害者女性はさらに酒を飲まされ、意識が遠のいたところで衣服を脱がされ、ついに全裸にされた。メンバーらはうずくまる女性の胸や尻を触ったり、体を蹴ったりたたいたりしたほか、ドライヤーの風を被害者女性の陰部に当てるなどした。女性は号泣していたという。

 「これは犯罪だ」。2次会にも参加したもう一人の女性がメンバーらに指摘したが、返ってきた答えは「大丈夫、大丈夫」。この女性は被害者女性に「帰る?」と聞いたが、反応がなかったため、そのまま部屋を後にしたという。

 その後、メンバーらは、被害者女性をあおむけにし、馬乗りになってキスをした。さらにそのままカップラーメンを食べ、麺を胸に落とすなどした。

 当初、こうした様子を笑いながら見ていたメンバーらだが、被害者女性が泣き叫んだため、近隣住民に警察に通報されることを恐れ、女性に服を渡した。女性は部屋から飛び出し、近くの公衆電話から警察に通報したことで、警察官が駆けつけ、事件が発覚した。

「酒で理性が…」と謝罪も、判決は「執拗で卑劣」

 起訴された3人は、公判で起訴内容を認め、一様に「酒で理性を無くしてしまい、女性を傷つけてしまった。大変申し訳なく、反省している」などと謝罪した。

 ただ、25日の***被告らの行為を「集団による計画的犯行」と指摘。「数人が全裸の被害者の体を交互に触り、周囲の者はこれをはやし立て、被害者が泣き出した後も被害者の体を弄び、虐げたもので、犯行の態様は執拗で卑劣」と断じた。

 また、**被告については「被害者から好意を寄せられているのをいいことに被害者を誘い、盛り上げ役として執拗に酒を飲ませ、共犯者をあおった上、自ら被害者のズボンと下着を脱がすなど、重要な役割を果たしている」とし、「刑事責任は共犯者の中でも重いものがある」とした。

 一方で、「更生の可能性もある」などとして、執行猶予付きの有罪と結論付けた。

 起訴された3人の1審判決はいずれも執行猶予付きの有罪となったが、女性の心身を深く傷つけたことへの贖罪の日々はこれから始まる。

性犯罪 : 慶大集団レイプ、1〜2年前から横行か 陵辱写真を撮影

日時: 2016-10-22  表示:2883回

ZAKZAK 2016.10.19 20:00

 慶応大の広告学研究会(広研)で、未成年の女子学生が男子学生らに酒を飲まされ強姦されたとして神奈川県警が捜査を始めた問題は氷山の一角なのか。現場となった合宿所で加害者側は陵辱の様子を撮影していたとされるが、「同じようなことは1〜2年前からあった」との証言も浮上、ほかにも被害者がいる恐れがあるというのだ。

 加害者の男子学生が通学するという横浜市港北区の慶応大日吉キャンパスでは16日、すべての卒業生を対象とした同窓会「慶應連合三田会大会」が開かれていた。参加していたOBの男性(48)は広研について「自分が入学したのはちょうど30年前だけど、そんなものがあることすら知らなかった」というが、いまや名門大に大きな傷をつける存在となった。

 「とにかく広研の飲み会は荒れることで知られていた」とある男子学生は語る。「新歓(新入生歓迎)コンパに参加した友人は、酒が進むにつれて、男子メンバーが酔った女子を1人ずつ別室に連れていくのを見たそうです」

 一方、広研メンバーの友人がいるという別の男子学生は、今月4日に清家篤塾長名で解散命令が出た翌日に、メンバーの「主張」を聞いた。

 「『女子学生と、加害者とされる男子学生らは関係を結ぶ上で合意があった』と話していました。女子学生が飲み過ぎて体調を崩し、翌日に病院に搬送された際、親に言い訳するために『レイプされた』と告げて大ごとになった、と。強姦の話が表に出てない時点でメンバー自らがそう明かしていたので、信じてもよいのかと思いました」

 とはいえ、この男子学生は「酔っ払って正体が分からなくなった上での合意が、合意といえるのか」と疑問を呈したうえで、こうも話す。

 「行為を撮影していたといいますが、同じようなことは1〜2年前からあったようですよ。広研の人たちのなかで画像がLINEでやりとりされていたと聞いています」

 事実であれば、被害に遭って泣き寝入りしている女性が複数いることになる。そのメンバー内のLINEは、問題が露見して以降、「箝口(かんこう)令」を敷くために利用されているというからあきれるほかない。

 別の男子学生は「広研が大学の『公認団体』でなくなっただけであって、同じようなことはまた起こると思います」と指摘する。

 「解散」で済む話ではなさそうだ。

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