ポルノ・買春問題研究会
論文資料集10
2010年度の論文資料集10号。詳細はこちらより
 
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ポルノ被害 : リベンジポルノ、ネットでAV扱い 復讐だけでない怖さ (2020

日時: 2020-01-17  表示:11回

朝日新聞 2020年1月16日 19時30

 元交際相手の女性ら2人との性的行為の画像をSNSに投稿したなどとして、リベンジポルノ防止法違反罪などに問われた被告の無職男(33)の判決が16日、名古屋地裁であった。岩田澄江裁判官は「被害女性の私生活の平穏を害し、大きな精神的苦痛を与えている」などとして懲役3年執行猶予5年(求刑懲役3年6カ月)を言い渡した。

 男は昨年9月、川崎市にあった当時の自宅で、20代と30代の女性2人との性的画像をそれぞれSNSに投稿。不特定多数の人が見られるようにしたとして、リベンジポルノ防止法違反容疑で愛知県警に逮捕され、その後起訴された。30代の女性から警察に相談があり、発覚した。

 男はほかにも、同年6〜7月、女性やその夫になりすましてインターネット上で知り合った男性(31)をだまし、慰謝料名目で現金計21万円を脅し取ったとして恐喝の疑いでも逮捕、起訴された。

 この日の判決で、岩田裁判官は起訴内容を認定したうえで、「私的な性的画像が自身の知らないところで拡散する危険性を有する」と非難。恐喝事件についても「執拗(しつよう)で卑劣な犯行だ」として刑事責任は相応に重いと指摘した。しかし、犯行を認めていることなどを考慮して執行猶予付きとした。

 男は公判で、「多額の借金があった」と動機を明らかにした。数百万円の借金を抱え、2017年ごろから返済に窮するようになると、19年2月ごろから、下着販売サイトを通じて性的動画を販売するようになったという。2人の画像も販売目的で公開していた。

 男は2人のほかにも、数人の画像を無断でSNSに投稿したとも供述。約10万円の利益を得たとも語った。

 動画は元々は趣味で撮影していたという。投稿する際には、顔の一部が隠れるように加工したり、本人が特定されにくいものを選んだりしたつもりだったというが、被害者2人の画像は顔がわかる状態だった。「顔が写っていた方が、好みだと思う人に買ってもらえると思った」という。

ポルノ被害 : ”ハンサムな高校生”に「なりすまし」…14歳少女を脅迫し

日時: 2020-01-15  表示:24回

関西テレビ 2020/1/15(水) 16:22配信

高校生になりすまして女子中学生を脅迫し裸の写真や動画を送らせた疑いで、33歳の派遣社員の男が逮捕されました。

強制わいせつなどの疑いで逮捕されたのは、京都府宇治市の派遣社員の男(33)です。

警察によると、男は去年8月、スマートフォンアプリで別人の写真を送って高校生になりすまし、女子中学生(14)に「裸の写真を送ってくれたら付き合う」とメッセージを送りました。

女子中学生は裸の写真を数枚送りましたが、不安になって男のアカウントをブロックして連絡を取れないようにしたということです。

その後、男は別のアカウントを作って再び接触し、「俺を裏切ったな」「同じ中学校の生徒を探して写真を送り付ける」といった趣旨のメッセージで女子中学生を脅迫し、裸の写真や動画を撮影させ送信させた疑いが持たれています。

女子中学生が警察に相談したことから、事件が発覚しました。

男は「画像を送らせたことに間違いない」と容疑を認めています。

ポルノ被害 : 【独自】元教え子に中絶迫る、東進ハイスクール講師を逮

日時: 2020-01-14  表示:30回

2020/1/14(火) 15:04配信 読売新聞

 妊娠した交際女性に中絶を迫ったとして、警視庁が大手予備校「東進ハイスクール」講師の****容疑者(56)(千葉県習志野市)を強要未遂容疑で逮捕していたことが捜査関係者への取材でわかった。逮捕は8日で、容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、**容疑者は先月20日午後2時頃、東京都武蔵野市の路上で、交際相手の30歳代の女性に対し、「どうしても子を産むなら、わいせつな動画をインターネット上に拡散する」などと言って脅し、中絶手術を受けさせようとした疑い。

 女性は手術を受けず、警視庁に被害を相談した。**容疑者には妻がおり、女性はかつての教え子だった。

*** **容疑者は現代文と古文の講師で、古文の単語などを語呂合わせで覚える参考書「ゴロゴ」シリーズなどの著作がある。

ポルノ被害 : 広河氏の性暴力を認定「フリーセックス」を主張 検証委 (

日時: 2019-12-28  表示:92回

スポーツ報知 2019/12/27(金) 21:39配信

 報道写真誌「DAYS JAPAN」の元発行人でフォトジャーナリストの広河隆一氏(76)から性暴力やセクハラを受けたと複数の女性が証言した問題で、同誌の発行元・デイズジャパンは27日、専門家や弁護士らによる検証委員会の報告書をホームページ(HP)上で公表した。立場を利用した性交やセクシャルハラスメント、パワハラなどを認定した。

 報告書によると、広河氏の性暴力やセクハラなどは2004年以降、ほぼ全期間で被害者は主に20代女性に集中。性交の強要のほか、抱きしめたり、指をなめるなど身体的な接触、裸の写真の撮影などの被害があったとした。仕事場には大量のアダルトビデオがあったとの証言もあった。

 検証委は広河氏への聴取も行ったが、非協力的で性交についても「合意があった」と主張。自由に性交ができるとする「フリーセックス」を訴えたという。

 広河氏は中国・天津市生まれ。早大卒業後、パレスチナ難民問題や、チェルノブイリ、福島の原発事故の取材をした。2004年に「DAYS JAPAN」を創刊したが、購読者の減少などを理由に19年3月に休刊した。

ポルノ被害 : 裸画像「公開する」 男を再逮捕 女性100人超の映像も発

日時: 2019-12-14  表示:102回

FNN、2019/12/10(火) 11:40配信

女性の裸の画像を撮って、恐喝を繰り返していたとみられる男が再逮捕された。

****容疑者(39)は、出会い系サイトで知り合った女性2人の裸の画像を撮影し、「公開する」などと言って、あわせて26万円を脅し取った疑いが持たれている。

関係先からは、100人を超える女性の映像が見つかっていて、警視庁が余罪を捜査している

ポルノ被害 : 元交際女性らにわいせつ画像郵送 嫌がらせ行為で44歳団体

日時: 2019-12-06  表示:66回

徳島新聞 2019/12/6(金) 12:57配信

 徳島県警少年女性安全対策課と阿波吉野川署は5日、県迷惑行為防止条例違反(嫌がらせ行為の禁止)の疑いで、吉野川市、団体職員の男(44)を逮捕した。

 逮捕容疑は、知人の女性看護師(37)と共謀し、昨年8月上旬〜今年5月中旬、男の元交際相手の30代女性宅とその家族の勤務先に、女性の男性関係を中傷する文書や印刷したわいせつな画像を計3回郵送したとしている。

 署によると、被害女性から昨年5月、別の嫌がらせ行為で署に相談があった。

ポルノ被害 : エヴァ制作のガイナックス社長、声優志望少女の裸撮影「

日時: 2019-12-05  表示:70回

読売 2019/12/5(木) 11:29配信

 声優志望の少女にわいせつな行為をしたとして、警視庁は5日、アニメ制作会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)の社長、***容疑者(50)(東京都足立区新田)を準強制わいせつ容疑で逮捕した。

 発表によると、*容疑者は2月6〜23日に計4回、同社が「プロダクション女子寮」と称する足立区のマンション室内で、声優を目指して所属契約をしていた10歳代後半の少女に「芸能人として撮られるための訓練だ」と言って裸の写真を撮ったほか、「足がむくんでいるからマッサージをする」などと言って体を触った疑い。

 調べに対し、*容疑者は「お願いされて写真を撮っただけだ」と容疑を否認している。少女が2月に警視庁に被害を届け出た。

 ガイナックスは、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を制作したことなどで知られる。

ポルノ被害 : ディープフェイクポルノとは。女性を恐怖と絶望に陥れる

日時: 2019-08-21  表示:374回

ハフポスト 2019年08月21日

3月のある忙しい日、テキサス州に住む28歳のケイトさんは同僚に慌てた感じで肩を叩かれた。同僚は彼女に、ある動画を見せたいと言った。
彼のパソコンを覗き込んだケイトさんはショックを受けた。スクリーンにうつっていたのは、裸になってソファに寝そべる彼女自身だった。両足を開き、男とセックスをしていた。
ケイトさんは気分が悪くなった。何が起きたのかと集まってきた同僚たちは、動画を見て沈黙してしまった。映像はとてもリアルで、しかも女性の名前はケイトと表示されていた。
しかしケイトさんには、それが自分ではない確信があった。ポルノに出たことはないし、女性の体が自分の体とは違ったからだ。顔だけが、ケイトさんだった。これはでっち上げに違いない……とケイトさんは思った。だけど他の人は信じてくれるだろうか?
「とても恐ろしかったです」とケイトさんは動画を見た時の気持ちを、ハフポストUS版に語った。「今まで見たことがないような動画でした」。動画は今でもネット上に存在し、何万回も再生されている。
こういった動画はディープフェイクと呼ばれる。

■ディープフェイクポルノ、一般女性もターゲットに

ディープフェイクとは、AIソフトウェアを使って不正に加工した動画だ。人を動かして、本当は話していないことを、あたかも口にしたかのように見せる。ディープフェイクは、個人の動画や画像を重ね合わせたり、操作したりして、顔の仮想モデルを作る。ケイトさんの場合は、頭部をポルノ女優の頭と交換された。
「フォトショップ加工された画像は静止画なので、本物でないことがすぐにわかります」とケイトさんは話す。「しかし、(ディープフェイクは)顔が勝手に動いたり反応したりしていて、しかも自分でコントロールできない。パニックになります」
ディープフェイクポルノが作られ始めたばかりの頃、ターゲットになっていた女性は、ほとんどがテレビや映画から素材が山ほど手に入る有名人だった。
しかし、多くの人がテクノロジーを使えるようになった今、写真や動画を少しだけしかネット上で公開していない一般の女性たちも、ターゲットになっている。
ハフポストUS版は、同意なしにディープフェイクポルノに自分の顔を使われた女性たちに話を聞いた。プライバシーを守るため、名前は仮名だ。未だ闇の中に放置されているディープフェイクポルノの問題を知ってもらうために、かれらは自分たちの体験を話してくれた。
ディープフェイクが女性たちにとって脅威となっている一方で、ディープフェイクについての議論は、これまでのところ政治的なものが多い。
大統領選を翌年に控え、政治家たちは候補者たちがディープフェイクを使って勝手に何か発言させられないかとヒヤヒヤしている。
これまでアーノルド・シュワルツェネッガーやマーク・ザッカーバーグのディープフェイクが注目を集め、この技術の恐ろしさについて警鐘を鳴らしてきた。
ディープフェイクが女性の脅威となっているのに、メディアによる報道はまだほとんどなく、被害者救済も行われていない。
「こういった形で女性が性的なモノとして扱われることが、女性を脅かしています。なぜ、ディープフェイクポルノが始まったのか、そして女性をどう守らなければいけないかについての議論ができていません」と話すのは、マイアミ大学法学部教授で、オンライン上の嫌がらせ対策をする団体「サイバー・シビル・ライツ・イニシアチブ」代表のマリー・アン・フランクス氏だ。

■ディープフェイクは、ミソジニーに根差している

ディープフェイクポルノは、存在する限り女性にとって脅威となる。
「ディープフェイク」という言葉が作られたのは2017年。匿名のRedditユーザーが、「ワンダー・ウーマン」の主役を演じたガル・ガドットなどのセレブリティの顔を不正に細工したポルノ動画を、シェアしたことから始まった。
主要なポルノサイトの多くは、ディープフェイクを禁止すると明言しているにも関わらず、多くのディープフェイクポルノを載せている。
その他のプラットフォームでは、ディープフェイクポルノに対する対応はわかれる。偽情報として根絶するサイトもあれば、表現の自由として守ろうとするサイトもある。
政治家の中にはこの問題について警鐘を鳴らそうとする議員たちも現れ始めている。わずかではあるが、ディープフェイクを取り締まる法案を提案した議員もいる。しかし、実際に形になったものはない。
効果的な取り締まり方法や政策がない中、ディープフェイクポルノはインターネット上で安全な場所を確保し、繁栄を続けている。
ディープフェイクポルノを簡単に作れるアプリのほか、画像検索エンジンも存在する。検索エンジンでは、特定の個人の写真をアップロードして、顔の作りの似たポルノ女優を探せる。
また、ディープフェイクポルノの作成を取り引きするためのフォーラム(インターネット上の掲示板)もある。
発注者は、特定の女性のディープフェイクポルノを注文し、画像ソースとしてその女性のSNSのリンクをシェアする。ハフポストUS版がこのフォーラムを確認したところ、TwitchやYouTube?、Instagramのインフルエンサーたち、そして同僚や友人、元パートナーのディーブフェイクポルノを注文する書き込みがあった。
そういったフォーラムの一つで3月、ある人物が24歳のカナダ人女性ティナさんのセックス動画を注文した。その人物は作り手に、ティナさんのYouTube?チャンネルのリンクを伝えた。
それから4日後、ティナさんのセックス動画が現れた。ベッドの上で裸になってかがむティナさんの後ろから一人の男性がペニスを挿入し、別の男性がペニスを彼女の頭に打ち付けていた。動画に不自然な部分はなく、今でもネット上で何千回も再生されている。
視聴者に動画のリンクを送ってもらったティナさんは、「ショックで気が動転した」とハフポストUS版に打ち明けた。「私の顔があるべきではない場所にあるのを見るのは、本当に奇妙で気持ちが悪かったです」
プロフィールによると、動画を投稿した人物と作ったと主張する人物は、中年の男性だ。ティナさんは、どちらも知らない人物だと話す。動画を取り下げてもらうことも考えたが、すでに他のウェブサイトにもシェアされたことを考えると、取り下げても何も変わらないと思った。
「インターネットがどんなものかご存知だと思います。一度アップロードされたら、もう決して削除できない。拡散され続けるのです」

■誰にでも、起こりうる

ディープフェイクスタイルの動画は、最近までかなり高い技術を持った動画編集者しか作れなかった。
例えば、ハリウッドの映画制作者たちが、デジタル技術を使って亡くなった俳優を映画に登場させる、といったケースだ。その場合も、俳優の顔素材が大量に必要だった。
しかしテクノロジーが急速に進化し、今では誰もがディープフェイクのような動画編集技術を使えるようになった。素人であっても、わずかな写真を使って、ディーフェイクポルノを作れる。そして、女性たちが犠牲になっている。
ハフポストUS版は、自らディープフェイクポルノのクリエイターだと名乗る人物に話を聞いた。その人物は25歳のギリシア人男性で、自分の名前は明かさなかった。彼は自らを、「いくつかのフォーラムでディープフェイクポルノを最初に始めた一人」と説明する。男性曰く、彼が作成した動画はのべ30万回以上再生されている。
「ディープフェイクはフォトショップの修正やイラストと変わらない」と男性は言う。これまでセックス動画を削除するよう頼まれたことがあるか尋ねると、「削除はしない」と答えた。
女性のプライバシーは無視しているにも関わらず、男性は自分のプライバシーを守ることには熱心だった。「報酬は、ビットコインやそのほかの暗号化された通貨のみ(ペイパル、クレジットカードはプライバシー保護の観点から受け付けない)」と彼の投稿には書かれている。ネット上で彼の提示する値段は1本あたり15&#12316;40ドル(約1600&#12316;4300円)だ。
「女性は男性に『あなたとはデートしたくありません、あなたのことを知りたいとは思わないし、あなたのために服を脱ぎたくない』と言えます。しかし今、男性は『そうか、じゃあ無理やりやってもらうよ。それがリアルでできないのなら、バーチャルでね』と言えるのです」とフランクス氏は話す。「女性が自分を守るための手段は何もありません。インターネットをやめる以外には」
フランクス氏は、社会がもっとディープフェイク、特にディープフェイクポルノを問題視して、ネット上で目にするものに懐疑的な目を向けて欲しいと話す。
「もし希望と呼べるものがあるのなら、それは多くの人がディープフェイクの存在を知り、目にしているものが本物だろうかと疑うようになることです」
しかし現実は、ディープフェイクはリベンジポルノや合意しないポルノの脅威を広げている。悪意に満ちたディープフェイクの注文者や作成者たちは、自分に見向きもしなかった女性のヌードやセックス動画を必要としない。必要なのはその女性のFacebookやInstagramの写真だけだ。ディープフェイクポルノは簡単に作れるだけでなく、それが偽物であることを見破るのも難しい。
ロサンゼルスで事業経営者をするエイミーさんは、他の多くの女性たちと同じように、画像を悪用されオンライン上で嫌がらせをされた一人だ。
彼女の顔をしている女性がセックスをする画像が出回り、「売女」と罵られていた。
しかし修正が雑だったため、画像は明らかにフェイクだとわかるものだった。コメント欄には、匿名の作成者の信ぴょう性を疑問視する声も書き込まれていた。
この画像を作られるまで、エイミーさんはディープフェイクのことを知らなかった。
「画像を組み合わせるテクノロジーやスキルが向上して、合成がスムーズに見えるようになるまで、(ディープフェイク)は大きな問題ではありませんでした」
「しかしそれは、周りをだませるほど技術が進歩するまでの話です。動画だったら、本物だと信じてしまいます」と、エイミーさんは話す。
アメリカ国防省の機関である国防総省高等研究計画局(DARPA)は近年、ディープフェイクを含む改ざんされた動画を見分けるための、アルゴリズムを開発している。
大きな課題の一つは、進化し続けるディープフェイクのソフトウェアの技術についていくことだ。
「ツールを利用して動画がどんどん洗練されていくのにあわせて、我々も技術も洗練し続けなければいけません」と、DARPAの研究者であり、パデュー大学で映像や画像処理の専門研究に携わるエドワード・デルプ氏は話す。「激しい競争になっています」

■被害者に、選択肢はない

ロサンゼルスに住む29歳のマヤさんは、ハフポストUSが連絡を取るまで、自分のディープフェイクポルノが存在することに気がつかなかった。
動画を知って、彼女は愕然としていた。動画には、マヤさんの名前を名乗る女性が、マスターベーションしている姿がうつっていた。
しかしマヤさんにとって、動画は青天の霹靂ではなかった。最近、見知らぬ人からセックスをしたいというメールを受け取っていたからだ。
「こんな方法で、自分のプライバシーが侵されるのはなんとも言えない気持ちです」とマヤさんはハフポストUS版に話す。「誰かに性的な対象として見られていると思うと、自分が望まない注目を浴びていて人として敬意を払われいない、それに安全ではないという気持ちになります」
さらに嘆かわしいのは、マヤさんやその他の被害者女性に、動画に対処する手段がほとんどないことだ。
まず、訴訟には莫大なお金がかかる。さらに、ハラスメントやなりすまし、名誉毀損、画像の不正流用で裁判を起こすためには、訴える相手が誰かわからないといけない。他のディープフェイクポルノ同様、マヤさんは誰が動画を作って、投稿したのかを知るすべがない。
そして 巨大ソーシャルメディアやディープフェイクポルノのフォーラムを含むオンラインの仲介媒体は、『通信品位法』230条のおかげで、第三者のコンテンツの責任から守られているため、動画を載せているサイトを訴えても無駄だ。
230条によると、プラットフォームはユーザーが投稿したものに対して法的な責任を追わず、削除の責任も追わない。つまり、コンテンツをオンライン上から取り除こうとしてもほとんど、効果がない。
「残念なことに、被害者にはほとんど選択肢がないのです」と、性プライバシーを専門にする弁護士、キャリー・ゴールドバーグ氏は話す。
ディープフェイクのウェブサイトは、「人々の屈辱をお金にするために存在する」とゴールドバーグ氏は話す。「自分たちは責任から免除されていると傲慢に主張するウェブサイトを見れば、230条には問題があることがわかるはずです」
悪意のあるディープフェイクポルノは、一般的に匿名で投稿され、拡散するよう作られている。そのため、メリーランド大学で法律学を教えるダニエル・シトロン氏のように被害者の救済を訴える弁護士たちは、ディープフェイクポルノを作った人だけではなく流通させた人も処罰する法律を作るよう議員たちに求めている。
現在、シトロン氏とフランクス氏は、偽動画を故意に流し拡散させたプラットフォームに責任を課せるようにする連邦法の法案を作っている。
「もし、なりすましや改ざんがあったことがわかった場合、プラットフォームはそれを削除すべきです」とシトロン氏は、ディープフェイクの問題について話し合う最初の議会公聴会で語った。現時点では、動画の投稿を防ぐ方法はないため、プラットフォームは警告された時点ですぐに動画を削除すべきだ、と彼女は訴える。
一方、言論の自由の支持者たちは、一定のコンテンツを制限することはオンライン上での表現に広く影響する可能性があり、十分に注意しなければいけないと主張する。
しかしフランクス氏は、野放図になっているディープフェイクポルノが、女性たちの言論の自由を阻害していると指摘する。
「ディープフェイクポルノは、女性の言論の自由に恐ろしい影響を与えています。なぜなら、自分の安全を守るために女性たちは自分自身を検閲しなければいけないからです」

■女性は沈黙を強いられている

フランクス氏が説明する“検閲”を、ラナ・アユーブさんは実身をもって経験している。
2018年の春、彼女はインドで偽情報を流された。
それはアユーブさんが、若い女性へのレイプに対する政党対応を、公に非難した翌日に始まった。
突然、アユーブさんのツイートだという中傷的なツイートのスクリーンショットが、ネット上で広まった。そして、彼女の顔をした女性が出ているディープフェイクポルノが、ソーシャルメディア上であっという間に広がった。動画にはアユーブさんの名前と電話番号も書かれていた。
ディープフェイクポルノは何十万回も再生され、アユーブさんにはセックスしようという電話やメッセージが次々に送られてきた。
「本当に酷かった」と彼女はハフポストUK版に話す。「国中の人が、私の顔をしたポルノ動画を見ているのに、私は何もできなかったんです」
後から動画は偽物だと言うことが明らかになったが、完全に立ち直ることはできない、とアユーブさんは話す。汚名を消すことはできない上、これ以上ソーシャルメディアで注目をひくのは怖いと彼女は話す。
「以前は、私は自分の意見をはっきりと言っていました。しかし今では、何を投稿するかについて、慎重になりました。自分で自分を検閲せざるを得なくなったのです。『また同じことをされたらどうしよう』と考えるようになりました」
同僚にディープフェイクポルノの存在を教えてもらったテキサス州に住むケイトさんも、前に進むことに苦しんでいる。
弁護士に相談すると、動画を作った人と投稿した人がわからないため、訴訟をして闘うのは難しいと言われた。
法律的に解決する手段がなく、ケイトさんは動画が投稿されていたディープフェイクのフォーラムに削除を依頼した。しかしサイトのオーナーは、彼女の動画だけが掲載されているわけではないと返信し、その後連絡は途切れた。
問題を解決する手段がなく、ケイトさんは絶望している。
「動画が、現在も掲載されていて、それに何もできることがないというのは、おぞましいことです」
「こういった動画は、恐ろしいほど生々しく、『それは私ではありません!』と叫びたくなります。だけどそうすればそうするほど、注意を集めてしまうのです」
アユーブさんと同じように、ケイトさんも自分のコンテンツが悪用されて彼女を攻撃する材料になるのを避けるため、オンラインへの投稿を制限している。ディープフェイクポルノが放置されている状態を、ケイトさんは疑問視する。
「ディープフェイクやリベンジポルノ、その類のものは全て、女性を黙らせようとするためのものです」
「そういった動画がどんどん増えリアルになるのにあわせて、私たちはSNSを投稿する代償として、ディープフェイクポルノの標的にされることを受け入れなければいけないのでしょうか?」

ポルノ被害 : 「もう消せないの?」 身に覚えのない「無修正」が流出…

日時: 2019-08-13  表示:428回

弁護士ドットニュース 2019年08月13日 09時18分

かつてAV女優として活動していた女性が、引退から10年以上も経って、思いがけない苦しみを味わっている。いわゆる「無修正作品」に出演した覚えは一切ないのにもかかわらず、ある動画サイトで勝手に配信されているというのだ。モザイク処理がされる前のテープなどが流出したものと見られる。引退して、新しい人生をおくっていた彼女は現在、動画サイトに対して、作品の配信停止をもとめているが、応じてもらえていない。

●「毎月、何人も新しい女の子が出てくるから、大丈夫だよ」

女性がデビューしたのは、もう15年以上前のこと。当時は、まだそれほどインターネットが普及しておらず、動画サイトでなく、レンタルビデオ店でAVを借りて、視聴する人が多かった時代だ。

きっかけは、知り合いの知り合いくらいの距離感にある人から「稼げるよ」「自分の価値がわかるよ」と誘われたことだった。初めて事務所を訪れた際、次のようなことを言われたと記憶しているという。

「毎月、何人も新しい女の子が出てくるから、大丈夫だよ」

もちろん裸になることに抵抗がなかったわけではない。しかし、写真をきれいに撮ってもらったり、有名女優たちと一緒に宣伝ができたりする、という話が決め手となった。「そのあとは、本当に大事に扱ってくれましたよ。嫌なことはされなかったです」(女性)

撮影ペースは、多くて月1本くらい。数年間で、3つの事務所を渡り歩いて、複数の女優名を名乗り、少なくとも10本以上の作品に出演した。そして、引退した。「若い子もいっぱい出てきていたので、引き止められたり、脅されたりすることもありませんでした」(女性)

●「これ、似ているけど、ちがう?」

女性の引退前後は、インターネットが急速に普及していた時期だ。わざわざ、レンタルビデオ店まで出かけなくても、誰でもすぐにアクセスできる動画サイトの利用がうなぎのぼりに増えていた。

「これ、似ているけど、ちがう?」

引退からしばらく経ったある日、友人にこう尋ねられることがあった。AV女優だったことを打ち明けていなかった。

「そのときまで、作品も、パッケージも見たことなかったんです。見たら、現実になるというか・・・怖くて、調べることもしていませんでした」「そんなに簡単に見つかるとは思っていませんでした。今となっては(出演したことを)後悔しています」(女性)

それから数年後、結婚して、現在はまったく別の人生をおくっている。それでも、過去がつきまとう。

「(AV女優だったことは)ずっと、心のはじっこにありました。かなり容貌が変わったので、私だとわからないと思いますが、何かのきっかけで、バレてしまうんじゃないかと不安です」(女性)
●「だまされたと思いました」

そんな悩みを抱えていたところ、AV人権倫理機構が2018年2月、過去のAV作品の販売・配信停止の手続きを受け付けると発表した。

このニュースを知ったあと、大手サイトで販売・配信されている出演作品について停止をもとめると、すぐに応じてもらえた。また、違法・有害情報センターのアドバイスも受けながら、違法アップロードされた動画・画像を少しずつ削除していった。

一つ一つは簡単で、短時間のものだが、膨大な量があるので、気持ちを鼓舞しながら、こうした作業に取り組んでいたという。

ところが、ことが順調にすすんでいるように思えた矢先、海外にサーバがある無修正動画サイト「カリビアンコム」で、身に覚えない無修正作品が配信されていることを知ったのだ。しかも、現役時代に名乗ったことのある女優名でなかった。

「わたしの知らない名前でした。いったい誰がこんなことをしたんだろうと、びっくりしました。(昔の)人間関係を切っていたので、この感情を誰にぶつけたらいいのかもわかりません。だまされたと思いました」(女性)

事務所やメーカーはすでに倒産していたり、連絡先がわからくなっていたりするという。そのため、どこから流出したのか、まったくわからないそうだ。
●「もう消せないのでしょうか」

カリビアンコムに削除するようメールで連絡すると、サインの入った英文の契約書と身分証明書のコピーが送られてきた。あわせて、「あなたには、削除をもとめる権限はない」という言葉が添えられていた。

だが、英文の契約書にサインした記憶はまったくない。女性は「『無修正』の出演を承諾したことは絶対にありません」と明言する。警察に対応をもとめたが、カリビアンコム側は応じておらず、現在までに「無修正」の削除はすすんでいない。

女性の代理人をつとめる伊藤和子弁護士は「無修正出演は、刑事事件のリスクもあるので、(彼女が)絶対に承諾するはずがありません。それなのに勝手に配信されています。政府も対策をとっており、総務省・警察もよく協力してくれていますが、まだまだその手段は不十分です」と指摘する。

こうした状況に巻き込まれても、女性はあきらめずに、すべての動画・画像の削除に向けて、できる限りの手段をとっていくという。取材の最後に次のような言葉を語っていた。

「昔、良いと思って出演しても、あとから消したいということは、普通にあるはずです。まして、無修正が勝手に流出していたら・・・犯罪行為をしたわけではないのに、名前を検索するとまだ出てくる状況です。もう消せないのでしょうか。こういう思いをしている女の子は他にもいるんじゃないでしょうか」(女性)

ポルノ被害 : 「AV出演強要」に刑事罰を 支援団体が法規制求め集会 (2019

日時: 2019-06-28  表示:503回

週刊金曜日 2019/5/17(金) 13:15配信

アダルトビデオ(AV)出演強要被害が可視化され、与党内にAV出演強要問題を考えるプロジェクトチームができるなど問題意識は高まっている。だが、AV出演を強いる制作会社やプロダクションなどへの刑事罰を含む法規制は進んでいない。そこで被害者支援に取り組む三つの団体が5月8日、AV出演強要被害をなくすための法制化を求め、参議院議員会館で集会を開催。国会議員も含め約80人(主催者発表)が参加した。

NPO法人「人身取引被害者サポートセンターライトハウス」の藤原志帆子代表は「性的搾取に関する2018年の新規相談は241件で、AV出演強要の相談は40件。まだ被害者はたくさんいる」と指摘。被害者の年齢は18歳から24歳が多く「若くて社会経験の少ない男女が狙われている」という。

手や足のパーツモデルとして登録したのにAV撮影させられるまでの狡猾な勧誘の実例や、一度撮影されると本人もどこでどのように販売されているかの把握ができず削除が難しい実状を示し「監督官庁をつくり出演強要に刑事罰を」と訴えた。

NPO法人「ヒューマンライツ・ナウ」(HRN)事務局長の伊藤和子弁護士は、「出演強要を裏付ける物的証拠の提出は難しい。同意取り消しを認める法改正が必要」と主張。AV業界の監督官庁を設置し、職業安定法や労働者派遣法を厳格に適用するよう求めた。

NPO法人「ポルノ被害と性暴力を考える会」の金尻カズナさんは、撮影現場で嫌だというと「俺たちのこと差別してんの?」と言って断れないように追い込む手口や、個人がスマートフォンで撮影していて規制が効かない現状を説明。また民法改正で成人年齢が18歳になると「未成年者の契約取り消し」ができなくなるため被害の低年齢化が進むと懸念し、「日本の未来を考える時。女性の性が売買される社会でいいのか。答えを出す時期にきている」と話した。

(宮本有紀・編集部、2019年5月17日号)

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2008年度のAPPの調査研究の成果を、論文資料集第8号にまとめました。ぜひご購入ください。詳細はこちらより